JPS5847301Y2 - 天井板への施工用アンカ−ボルト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天井部の防火用層こう板に内装器具等を］Ｉ付
けるのに使用するアンカーボルトに対しての改良考案で
ある。

石こう板からなる天井張りつけ板はその質が脆いので支
受座板が小さければ負荷の重さに耐え得ずしてその部分
が破損する慮れがあり、座板の支受面を広く作れば小□
な透孔からは挿通し難くなって王台が幾い。

本考案では天井板の孔を太きくしないでも通し易ぐて、
支持座板は下部の基板と上部の回動板とを２重に設けて
天井裏への挿通後にその上部座板を天井裏で回動させて
開いてその両座板によっての支持面を広くさせるべく図
り、挿通するボルトは上下の座板への螺合によって丈夫
ならしめ、天井裏での上部座板の回動即ち開きは操作用
針金の弓張り操作によって遂行させ得るようにしたもの
である。

本考案の構成な更に詳しく添付の図面によって説明すれ
ば次の通りである。

天井板透孔への挿通な容易ならしめるべく細長い形に作
った下部座板（基板）１には左右側に上部座板４の離隔
兼用の補強側板２，３が設けられておって、これにはポ
ルト１３挿通用のネジ孔Ｔと、その両側部に針金１０の
通し孔９が設けられている。

４は座板１の両側板２，３土に引き揃えて組めるように
設けた回動可能な上部座板であって、その両側部には適
当に傾斜曲成させた腕状支持板部５，６を有し、この座
板面にはボルト通しネジ孔８と、座板１上の針金通し孔
９，９とはその穿孔位相を直交させた姿で針金通し孔９
，９が設けられている。

また座板４を座板１上に載せたときにその引き揃えの姿
を保持し且つ座板４の回動を決めさせる方向に切欠部１
４を設けて薄型にまとめ得るように座板１を形成してい
る。

捷た上部座板４にはその回動を容易ならしめる為に座板
部５，６の先端部近くを少し反らせて作り、その一方の
先には孔あけ用の切り歯を設けている。

１０は座板１，４の孔９を互に重ね合わせてそこに挿通
して使用する両脚形の折り曲げ針金であって、これを孔
９に通した後に両座板を引き揃えの姿に戻せば針金１０
は第２図で示すように離隔間隙部の間で捻られた姿にな
る。

そこで長く伸びたその両脚を座板１に沿わせて折り曲げ
れば座板１゜４は抱き合わせの形で保たれるので、これ
をその一方の先から天井板の透孔内に座板部分全体を挿
し込み、後にその針金の脚を引けば座板は天井裏の所定
位置に安定される。

そこでその針金脚に孔９′を通して座板１１を組合わせ
、針金脚１０を強く引張れば座板１，４間の間隙部での
針金の捻れは戻され、上部座板４は第３図で示すように
回動されるので座板１ 、４Ｉ／ｉその開きによって石
こう板面への支え面積を増させることが出来る。

針金１０の脚を左右に強く引張って左右に開き曲げれば
座板１，４を互に密に接着させて保てるので、そこでボ
ルト１３を捻じ込めばボルト１３は座板１．４の両方に
螺合するので支持力も太きい。

ボルト１３は取付は器具の種類により適宜型のものを使
用し得る二折り曲げ針金の頂部１４はボルト１３の挿通
の為に彎曲させて設けている。

本考案品は上述した様に設けたものであるから、上述し
た様な使用方法によりその２枚のアンカー座板を天井板
層に挿通した後に開かせてその支受部を広く持たせ得る
ので、脆い石こう板などに対して使用してもその支持力
を充分ならしめることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品構成の各部を分解して示した斜視図で
あり、第２図はそれを組立てた様子を示した側面図、第
３図は上部回動座板を開いた様を示した組立平面図であ
る。 １・・・・・・下部座板、２，３・・・・・・折曲げ側
板、４・・・・・・上部座板、５，６・・・・・・上部
座板腕部、７，８・・・・・・ネジ孔、９・・・・・・
針金通し孔、１０・・・・・・操作用針金、１１・・・
・・・座板、１３・・・・・・取付用ボルト、１４・・
・・・・頭部彎曲。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天井板に穿孔した透孔を通して挿通し得るように細長く
   て左右両側に離隔兼補強用の側板２，３を折り曲げて設
   けたアンカー座板１と、これに沿い重ね得るように細長
   く設けて両側方に支持座板部５，６を形出させた回動座
   板４とを、側板２゜３の高さだけの間隔を存して重ね合
   わせ、夫々の座板に設けたネジ孔７．８にボルト１３を
   通し、寸り夫々の座板１，４上に互に直交するような位
   相をとらせて設けた４個の針金通し孔９には操作用の折
   り曲げ針金１０を通してなる横取を特徴とする天井板へ
   の施工用アンカーボルト。