JPH0740568Y2 - 耐火被覆材の取付構造 - Google Patents

耐火被覆材の取付構造

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JPH0740568Y2
JPH0740568Y2 JP9957491U JP9957491U JPH0740568Y2 JP H0740568 Y2 JPH0740568 Y2 JP H0740568Y2 JP 9957491 U JP9957491 U JP 9957491U JP 9957491 U JP9957491 U JP 9957491U JP H0740568 Y2 JPH0740568 Y2 JP H0740568Y2
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hole
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pillar
mounting structure
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JPH0547113U (ja
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博志 山上
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板状の耐火被覆材を柱
の外面に沿わせて取り付ける耐火被覆材の取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の建築構造物の建設工法として、柱
や梁等の構造要素で構成される6面体のボックスを予め
工場で製作し、建築現場で複数のボックスを積み重ねて
相互に連結して、建築構造物を構築するものがある(平
成3年特許願115511号(特開平4−319141
号)参照)。
【0003】ここで、ボックスの耐火性能を向上させる
ために、ボックスの柱の外面を覆って耐火被覆材を取り
付けるようにしている。工場で耐火被覆材を取り付ける
と、ボックスの搬送途中で耐火被覆材を破損するおそれ
があるので、耐火被覆材は建築現場で取り付けるように
している。
【0004】従来の耐火被覆材の取付構造としては、図
6に示すようなものがある。すなわち、柱1に貫通孔1
aを予め形成するとともに、耐火被覆材2にも貫通孔1
aに対応した貫通孔2aを形成し、これらの貫通孔1
a,2a内にワンサイドボルト3を挿入して、柱1に耐
火被覆材2を固定するようにしている。ここで、ワンサ
イドボルト3とは、一端に放射状に延びる係合片4aが
形成され、かつ、他端に耐火被覆材2の外面に当接する
フランジ部4bが形成された外筒4と、この外筒4の中
空部に内挿され、一端に頭部5が形成されたロッド5と
からなり、ロッド5を、特殊な専用工具により、手前側
に引き出し、ロッド5の頭部5aで係合片4aを押し潰
して拡開し、この係合片4aとフランジ部4bとによっ
て、柱1と耐火被覆材2とを挟持するようにするもので
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
耐火被覆材の取付構造では、高価なワンサイドボルト3
を使用しているので、工費が多くかかるといった問題が
ある。
【0006】さらに、ワンサイドボルト3のロッド5引
き出すのに、専用工具を必要とし非常に不便であるとい
った問題がある。
【0007】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、専用の工具を必要とせず、かつ、工費を安価なもの
とすることができる耐火被覆材の取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の耐火被覆材の取
付構造は、板状の耐火被覆材を柱の外面に沿わせて取り
付ける耐火被覆材の取付構造において、前記柱の外面に
は、一端が拡径された頭部を有する突起が突設され、前
記耐火被覆材の裏面には、前記耐火被覆材を前記柱に沿
わせて配置したときに、前記突起が挿入される貫通孔を
有する保持部材が取り付けられ、この保持部材の貫通孔
の側方には、前記貫通孔の裏側に連通する開口部が形成
され、この開口部には、前記貫通孔内に挿入された前記
突起の頭部と前記保持部材との間に押し込まれ、前記耐
火被覆材の抜け止めをする割りピンが押し込まれている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の耐火被覆材の取付構造においては、耐
火被覆材を柱に沿わせて配置し、耐火被覆材の裏面の保
持部材に設けた貫通孔内に、柱から突設された突起を挿
入する。この後、貫通孔の側方に形成された開口部から
割りピンを挿入し、貫通孔内に挿入された突起の頭部と
保持部材との間に押し込む。これにより、耐火被覆材は
柱に抜け止めされた状態で取り付けられる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本考案の一実施例の耐
火被覆材の取付構造について説明する。図1は本実施例
の取付構造10を示す分解斜視図であり、図2は本実施
例の取付構造が適用される6面体のボックスを示す斜視
図であり、図3は図1中のイ−イ断面図であり、図4は
図3中のロ−ロ断面図であり、図5は4つのボックスの
集合部を示す平面図である。
【0011】取付構造10は、以下のように構成され
る。図1に示すように、柱11の外面には、一端が拡径
された頭部12aを有する突起12が突設されている。
この柱11に沿わせて配置される耐火被覆材13の裏面
には、断面がほぼコ字状の保持部材14が取り付けられ
ており、この保持部材14には両縁部を連結する連結部
14aが形成されている。この連結部14aには、耐火
被覆材13を柱11に沿わせて配置したときに、前記突
起12の頭部12aが挿入される貫通孔14bが形成さ
れている。また、保持部材14における保持部14aの
側方(貫通孔14bの側方)には、貫通孔14bの裏側
に連通する開口部14cが開口して形成され、この開口
部14cが対向する部位にも、同じく開口部14dが開
口して形成されている。図3及び図4に示すように、開
口部14cから割りピン15が押し込まれる。この割り
ピン15は、板状の部材を折り曲げた折曲部15aと、
板状の部材の端部に形成された反り部15bと、板状の
部材の中間部に形成された屈曲部15cとを備えてい
る。折曲部15aは割りピン15を開口部14cに挿入
するときの握り部として機能し、反り部15bは開口部
14dと係合して割りピン15の抜け止め防止の機能を
発揮し、屈曲部15cは突起12の頭部12aに係合し
て保持部材14と柱11との連結を図る機能を持つもの
である。
【0012】なお、図5に示すように、耐火被覆材13
は勝ち負け収まりとなっている。
【0013】次に本実施例の取付構造10の作用につい
て説明する。
【0014】耐火被覆材13が取り付けられた保持部材
14を柱11に沿わせて配置し、この保持部材14の連
結部14aに設けた貫通孔14b内に、柱11から突設
された突起12を挿入する。この後、貫通孔14bの側
方に形成された開口部14cから割りピン15を挿入
し、貫通孔14b内に挿入された突起12の頭部12a
と、保持部材14との間に押し込む。これにより、図4
に示すように、割りピン15は折曲部15aで弾性的に
たわんで先端が開きながら挿入され、屈曲部15cが突
起12の頭部12aと係合して弾性的に復元して、耐火
被覆材13が取り付けられた保持部材14が柱11に抜
け止めされた状態で取り付けられる。
【0015】本実施例によれば、突起12や保持部材1
4や割りピン15は比較的加工が易しい形状をしてお
り、材料費や加工費が安くすみ、従来のワンサイドボル
ト3による取付構造に比べて工費を少なくすることがで
きる。
【0016】また、本実施例によれば、保持部材14を
柱11に沿わせて配置し、開口部14cから割りピン1
5を指で挿入するといった簡単な操作で、耐火被覆材1
3が取り付けられた保持部材14と柱11とを連結する
ことができるので、従来のように専用工具を必要とせ
ず、短時間で取り付けることができ、非常に便利であ
る。
【0017】本実施例では、保持部材14の幅は、取り
付ける柱11の幅と同じとしてあるが、保持部材14の
幅は、柱11の幅よりも小さくすることもできる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
柱の外面には、一端が拡径された頭部を有する突起が突
設され、前記耐火被覆材の裏面には、前記耐火被覆材を
前記柱に沿わせて配置したときに、前記突起が挿入され
る貫通孔を有する保持部材が取り付けられ、この保持部
材の貫通孔の側方には、前記貫通孔の裏側に連通する開
口部が形成され、この開口部には、前記貫通孔内に挿入
された前記突起の頭部と前記保持部材との間に押し込ま
れ、前記耐火被覆材の抜け止めをする割りピンが押し込
まれているので、専用の工具を必要とせず、かつ、工費
を安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の取付構造を示す分解斜視図
である。
【図2】本考案の一実施例の取付構造が適用されるボッ
クスを示す斜視図である。
【図3】図1中のイ−イ断面図である。
【図4】図2中のロ−ロ断面図である。
【図5】4つのボックスの集合部を示す平面図である。
【図6】従来の耐火被覆材の取付構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 取付構造 11 柱 12 突起 12a 頭部 13 耐火被覆材 14 保持部材 14a 連結部 14b 貫通孔 14c 開口部 15 割りピン 15c 屈曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の耐火被覆材を柱の外面に沿わせて
    取り付ける耐火被覆材の取付構造において、前記柱の外
    面には、一端が拡径された頭部を有する突起が突設さ
    れ、前記耐火被覆材の裏面には、前記耐火被覆材を前記
    柱に沿わせて配置したときに、前記突起が挿入される貫
    通孔を有する保持部材が取り付けられ、この保持部材の
    貫通孔の側方には、前記貫通孔の裏側に連通する開口部
    が形成され、この開口部には、前記貫通孔内に挿入され
    た前記突起の頭部と前記保持部材との間に押し込まれ、
    前記耐火被覆材の抜け止めをする割りピンが押し込まれ
    ていることを特徴とする耐火被覆材の取付構造。
JP9957491U 1991-12-03 1991-12-03 耐火被覆材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0740568Y2 (ja)

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JP9957491U JPH0740568Y2 (ja) 1991-12-03 1991-12-03 耐火被覆材の取付構造

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JPH0547113U JPH0547113U (ja) 1993-06-22
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