JPS5846974Y2 - 紙器の差込片保持機構 - Google Patents
紙器の差込片保持機構Info
- Publication number
- JPS5846974Y2 JPS5846974Y2 JP10385480U JP10385480U JPS5846974Y2 JP S5846974 Y2 JPS5846974 Y2 JP S5846974Y2 JP 10385480 U JP10385480 U JP 10385480U JP 10385480 U JP10385480 U JP 10385480U JP S5846974 Y2 JPS5846974 Y2 JP S5846974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- notch step
- insert
- insertion groove
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は側面部の上縁に形成した差込溝に上面部から
延設した差込片を挿着したら、簡単に外れることのない
ようにした紙器の差込片保持機構に関するものである。
延設した差込片を挿着したら、簡単に外れることのない
ようにした紙器の差込片保持機構に関するものである。
周知のように紙器の開放上面部の左右端一部を覆う上面
部に差込片を延設し、該差込片を側面部の上縁に形成し
た差込溝に挿着して保持する構造が有る。
部に差込片を延設し、該差込片を側面部の上縁に形成し
た差込溝に挿着して保持する構造が有る。
従来の差込片は外側上端に係合段部を設け、差込片を差
込溝に挿着した後係合段部を差込溝の一端縁下面に係止
している。
込溝に挿着した後係合段部を差込溝の一端縁下面に係止
している。
しかしこの構造では差込片を差込溝に挿着するとき差込
片と差込溝との幅がほぼ等しいので無理を生じ、差込片
の外縁が破損したり差込溝の一端縁が切断することがあ
る。
片と差込溝との幅がほぼ等しいので無理を生じ、差込片
の外縁が破損したり差込溝の一端縁が切断することがあ
る。
差込片の外縁が破損したり差込溝の一端縁が切断すると
係止機能がなくなるので、上面部に手を掛けたり手釣で
引掛けて紙器を運ぼうとすると、上面部は跳ね上るので
内容物が損傷したり上下多段に積層できなくなる。
係止機能がなくなるので、上面部に手を掛けたり手釣で
引掛けて紙器を運ぼうとすると、上面部は跳ね上るので
内容物が損傷したり上下多段に積層できなくなる。
本考案は上記に鑑み考案されたもので、上面部から延出
する差込片を差込溝に挿着するとほとんど外れないよう
にしたものである。
する差込片を差込溝に挿着するとほとんど外れないよう
にしたものである。
以下に本考案を図示の実施例について説明すると、上面
部1の端縁先端側には首部2を介して差込片3を外向き
に延設する。
部1の端縁先端側には首部2を介して差込片3を外向き
に延設する。
差込片3の基端両側には外側切欠段部4と内側切欠部5
とを形成し、差込片3の外側辺6は外側切欠段部4の先
端から差込片3の先端に向い次第に幅狭となる弧状であ
る。
とを形成し、差込片3の外側辺6は外側切欠段部4の先
端から差込片3の先端に向い次第に幅狭となる弧状であ
る。
一方、差込片3の内側辺7は内側切欠段部5の先端から
次第に幅狭となる弧状の第1辺8と、該第1辺8から差
込片3の先端に向う傾斜状の第2辺9とからなる。
次第に幅狭となる弧状の第1辺8と、該第1辺8から差
込片3の先端に向う傾斜状の第2辺9とからなる。
一方、紙器aの側面部10上縁には差込溝11を形成し
、該差込溝11に差込片3の挿着して上面部1を支持す
る。
、該差込溝11に差込片3の挿着して上面部1を支持す
る。
差込溝11の横幅りは第1辺8と第2辺9とが交わる支
点7′から外側切欠段部4の先端までの長さlとほぼ等
しいか僅かに長く、また外側切欠段部4の屈曲基点4′
から内側切欠段部5の先端までの長さl′とほぼ等しい
か僅かに長い。
点7′から外側切欠段部4の先端までの長さlとほぼ等
しいか僅かに長く、また外側切欠段部4の屈曲基点4′
から内側切欠段部5の先端までの長さl′とほぼ等しい
か僅かに長い。
上記のようにしてなる差込片3を差込溝11に挿着する
には支点7′を差込溝11の一端部11′にあてがい、
差込片3を、支点7′を中心に回動して先端から差込溝
11の内部に挿入する(第2図)。
には支点7′を差込溝11の一端部11′にあてがい、
差込片3を、支点7′を中心に回動して先端から差込溝
11の内部に挿入する(第2図)。
この場合、差込溝11の横幅りは長さlとほぼ等しいか
又は僅かに長いので、差込片3を回動することにより外
側辺6をすべて差込溝11に通すことができる。
又は僅かに長いので、差込片3を回動することにより外
側辺6をすべて差込溝11に通すことができる。
差込溝11に外側辺6がすべて通って外側切欠段部4が
差込溝11の他端部11″に陽光だら差込片3を横方向
に移動し、外側切欠段部4を差込溝11の他端部11″
に係入して基点4′で止める(第3図)。
差込溝11の他端部11″に陽光だら差込片3を横方向
に移動し、外側切欠段部4を差込溝11の他端部11″
に係入して基点4′で止める(第3図)。
次に差込片3を、基点4′を中心にして下方へ回動し、
第1辺8を差込溝11に通す。
第1辺8を差込溝11に通す。
この場合にも差込溝11の横幅りは長さl′とほぼ等し
いか又は僅かに長いので、差込片3を下方へ回動すると
第1辺8をすべて差込溝11内に通すことができ、内側
切欠段部5が差込溝11の端部11″に位置する。
いか又は僅かに長いので、差込片3を下方へ回動すると
第1辺8をすべて差込溝11内に通すことができ、内側
切欠段部5が差込溝11の端部11″に位置する。
この状態では差込片3がすべて差込溝11内に挿着する
ので、差込片3を横方向に僅かだけ移動して外側切欠段
部4を端部11″に、内側切欠段部5を端部11′に各
々係止すれば、差込片3は差込溝11内に強く保持され
て上に外れることがないし、各側辺が切断したり破損す
ることがない。
ので、差込片3を横方向に僅かだけ移動して外側切欠段
部4を端部11″に、内側切欠段部5を端部11′に各
々係止すれば、差込片3は差込溝11内に強く保持され
て上に外れることがないし、各側辺が切断したり破損す
ることがない。
なお上面部11の端縁に横向きの支持片12を延設する
と、差込片3を差込溝11に挿着した状態で該支持片1
2が側面部10の上縁に載置するので、上面部1が側面
部10の上縁から外れ難くなる。
と、差込片3を差込溝11に挿着した状態で該支持片1
2が側面部10の上縁に載置するので、上面部1が側面
部10の上縁から外れ難くなる。
上記のような差込片3、差込溝11を有する紙器の実施
例を第5図以下に説明する。
例を第5図以下に説明する。
第5図の展開図において、底面部21の左右側辺に前記
した側面部10となる外側面部22、内側面部23をそ
の順に連設し、外側面部22の各端縁に内折込片24を
、内側面部23の各端縁に係止折込片25を各々延設す
る。
した側面部10となる外側面部22、内側面部23をそ
の順に連設し、外側面部22の各端縁に内折込片24を
、内側面部23の各端縁に係止折込片25を各々延設す
る。
そして外側面部22と内側面部23との間の左右には前
記した差込溝11を開設するが、左右の差込溝11.1
1の間に蓋の舌片を受は入れる溝26を開設してもよい
。
記した差込溝11を開設するが、左右の差込溝11.1
1の間に蓋の舌片を受は入れる溝26を開設してもよい
。
差込溝11は細いスリット状でもよいが、図面で示すよ
うに変5角形であれば差込片を挿着しやすい。
うに変5角形であれば差込片を挿着しやすい。
上記した底面部21の左右端辺には端面部27と前記し
た上面部1をその順に連設し、各上面部1の左右の端縁
に差込片3を延設する。
た上面部1をその順に連設し、各上面部1の左右の端縁
に差込片3を延設する。
上記差込片3は前記説明の差込片と同−構成であって、
組立て状態で差込溝11に挿着する。
組立て状態で差込溝11に挿着する。
第5図の展開状態を組立てるには、各内側面部23を外
側面部22に重合するように折り、外側面部22を底面
部21から直立するように直角に折って側面部10を構
成する。
側面部22に重合するように折り、外側面部22を底面
部21から直立するように直角に折って側面部10を構
成する。
このようにして側面部10を構成すると、各側面部10
の上縁左右には差込溝11が形成される。
の上縁左右には差込溝11が形成される。
また各側面部10の各端縁には中折込片24と係止折込
片25とが重合状に延出するので、両折込片24゜25
を内側に直角に折って底面部21と端面部27との間に
直立状に位置させる。
片25とが重合状に延出するので、両折込片24゜25
を内側に直角に折って底面部21と端面部27との間に
直立状に位置させる。
このようにして各折込片を折ると、各側面部の一端側の
各折込片、他端側の各折込片は各々先端で連絡すること
になる。
各折込片、他端側の各折込片は各々先端で連絡すること
になる。
そこで各折込片の先端相互を接着剤で止着したり、又は
図面で示すように係止折込片25の先端に縦溝25′を
形成して係合させ、端面部分を組立てる。
図面で示すように係止折込片25の先端に縦溝25′を
形成して係合させ、端面部分を組立てる。
次に各端面部27を直立状に折り曲げて上記折込片の外
側に重合し、上面部1を内側に水平に折り曲げるととも
に各差込片3を下向きに折り、前記した操作と同様にし
て各差込片3と差込溝11に挿着保持する。
側に重合し、上面部1を内側に水平に折り曲げるととも
に各差込片3を下向きに折り、前記した操作と同様にし
て各差込片3と差込溝11に挿着保持する。
したがって各上面部1は組立てられた紙器aの開放上面
の一端を覆い、差込片3が差込溝11に外れないように
挿着されているので、手や手釣を引掛けても跳ね上った
り破損することがない。
の一端を覆い、差込片3が差込溝11に外れないように
挿着されているので、手や手釣を引掛けても跳ね上った
り破損することがない。
このため紙器の強度が高まり、特に捩れに対して補強さ
れるばかりでなく、上下多段に積層しても上方の紙器を
確実に支える。
れるばかりでなく、上下多段に積層しても上方の紙器を
確実に支える。
また本案によれば構造が簡単なばかりでなく組立ても著
めて簡単であって、しかも1枚の厚紙から打抜いて成形
することができ、実用的価値の高いものとなる。
めて簡単であって、しかも1枚の厚紙から打抜いて成形
することができ、実用的価値の高いものとなる。
なお本考案の差込片を有する紙器は第4図以降の実施例
のものに限らず、上面部及び側面部が有る紙器であれば
どのような構造のものでもよい。
のものに限らず、上面部及び側面部が有る紙器であれば
どのような構造のものでもよい。
図面は本案の実施例を示すもので第1図は差込片の平面
図、第2図及び第3図は差込片を差込溝に差し込んでい
る状態の正面図、第4図は差込片を差込溝に挿着した状
態の正面図、第5図は紙器の展開図、第6図は紙器の組
立途中の斜視図、第7図は組立てた紙器の斜視図である
。 1・・・・・・上面部、3・・・・・・差込片、4・・
・・・・外側切欠段部、4′・・・・・・屈曲基点、5
・・・・・・内側切欠段部、6・・・・・・外側辺、7
・・・・・・内側辺、7′・・・・・・支点、8・・・
・・・第1辺、9・・・・・・第2辺、10・・・・・
−1111面部、11・・・・・・差込溝。
図、第2図及び第3図は差込片を差込溝に差し込んでい
る状態の正面図、第4図は差込片を差込溝に挿着した状
態の正面図、第5図は紙器の展開図、第6図は紙器の組
立途中の斜視図、第7図は組立てた紙器の斜視図である
。 1・・・・・・上面部、3・・・・・・差込片、4・・
・・・・外側切欠段部、4′・・・・・・屈曲基点、5
・・・・・・内側切欠段部、6・・・・・・外側辺、7
・・・・・・内側辺、7′・・・・・・支点、8・・・
・・・第1辺、9・・・・・・第2辺、10・・・・・
−1111面部、11・・・・・・差込溝。
Claims (1)
- 側面部に設けた差込溝に挿着する差込片を上面部から延
設し、上記差込片には基端両側に外側切欠段部と内側切
欠段部とを形成し、差込片の外側辺は外側切欠段部の先
端から差込片の先端に向い幅狭くシ、差込片の内側辺は
内側切欠段部の先端から幅狭となる第1辺と、該第1辺
から延長する第2辺とからなり、前記差込溝の横幅を、
上記第1辺と第2辺とが交わる支点から外側切欠段部の
先端までの長さ、及び外側切欠段部の屈曲基点から内側
切欠段部の先端までの長さとほぼ等しいか僅かに長くシ
、差込片を差込溝に挿着した状態で外側切欠段部及び内
側切欠段部を差込溝の各端部に係止してなる紙器の差込
片保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10385480U JPS5846974Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | 紙器の差込片保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10385480U JPS5846974Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | 紙器の差込片保持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5729514U JPS5729514U (ja) | 1982-02-16 |
JPS5846974Y2 true JPS5846974Y2 (ja) | 1983-10-26 |
Family
ID=29465240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10385480U Expired JPS5846974Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | 紙器の差込片保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846974Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3725855B2 (ja) * | 2002-10-22 | 2005-12-14 | 株式会社ユーパック | 板状体の梱包装置およびその製造方法 |
-
1980
- 1980-07-24 JP JP10385480U patent/JPS5846974Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5729514U (ja) | 1982-02-16 |
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