JPS5846752Y2 - 圧力調理器のパッキング - Google Patents

圧力調理器のパッキング

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JPS5846752Y2
JPS5846752Y2 JP1170281U JP1170281U JPS5846752Y2 JP S5846752 Y2 JPS5846752 Y2 JP S5846752Y2 JP 1170281 U JP1170281 U JP 1170281U JP 1170281 U JP1170281 U JP 1170281U JP S5846752 Y2 JPS5846752 Y2 JP S5846752Y2
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JP
Japan
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backing
circumferential groove
lid
pressure
fitted
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Expired
Application number
JP1170281U
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English (en)
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JPS57124319U (ja
Inventor
勝訓 中山
Original Assignee
理研軽金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力調理器に於ける蓋体の周溝に圧嵌させるバ
ッキングの構造に関する。
従来の圧力調理器に使用されているバッキングは、バッ
キング主体を只単に中空状、若しくは充実状で例えば断
面略丸形に形成したものに過ぎなかった為、この種のバ
ッキングを蓋体の周縁嵌合部に設けた周溝へ嵌込む場合
、バッキング主体は上記周溝の内面形状に馴染まず、ね
じれ状態等が発生し、応々にして嵌込みが不確実となる
ことがあって、その取付けに極めて不便を来すと共に、
使用時周溝よりバッキング主体の一部が飛び出て、その
飛び出た部分に捩れを起して、バッキング主体は不規則
な嵌着状態となり、そのまま気づかずに使用して蒸気洩
れを起し、気密性を著しく低下させて不確実な調理とな
ることも応々にしてあり、又、最近ではバッキング主体
に無負荷状態では閉じている一条の切込み溝を設けたバ
ッキングもあったが、この種のものも周溝へ圧嵌するも
のではない為、バッキングが周溝より部分的に飛び出て
蒸気洩れを起し、気密低下を生じさせる虞もあった。
本考案は蓋体の周溝へ圧嵌するバッキング主体に、切込
み溝を設けて周溝へ圧嵌することで切込み溝が閉じ、周
溝に馴染む形状に変形し得る様にして、上記の諸欠点を
解決することを目的とした圧力調理器のバッキングに関
するもので、その一実施例を図面に付き説明すれば下記
の通りである。
図中1は金属製の容体で、高圧に耐え得る様に構成され
ている。
2は容体1の開口部へ嵌合させた金属製の蓋体で蓋主体
3の中央部に突設した螺杵4へ加圧摘み5を螺合させ、
該加圧摘み5へ弓形状の昇降杆6を遊嵌させである。
Aは上記容体1及び蓋体2からなる圧力調理器で、閉蓋
時、昇降杆6の両端を容体1の左右両縁に設けた承部7
,7へ遊合係止させて、上記加圧摘み5を回動締めする
ことにより、昇降杆6を上昇させ、該昇降杆6の両端を
承部7,7へ係止させて蓋主体3を容体1の開口縁へ緊
密的に嵌合させて容体1を密閉する。
8は蓋体2の周縁嵌合部に形成した周溝で、蓋主体3の
周縁を断面円弧状、若しくは門形に膨出させて溝目を下
向きとし、且必要に応し膨出部を稍肉薄として溝内を大
径化し溝口縁を狭めて、後記するバッキング主体の抜は
落ちを防止し、該バッキング主体の圧嵌を確実とする場
合もある。
9は蓋体2に於ける蓋主体3に附設した圧力調整弁で、
蓋主体3に取付けた通気孔10付の弁筺11内に弁12
とスプリング13とを内装し、且弁筺11の上端にスプ
リング13の弾力調整を行う螺子蓋14を螺着してあり
、2,3気圧までの内部圧力に耐え得る様にしである。
15は蓋体2に於ける螺主体3に附設した別の圧力調整
弁で、蓋主体3に突設したノズル16の先端に、所定重
さで通気孔17付の重錘18をピボット部19により係
止させてあり、■、8気圧までの内部圧力に耐え得る様
にしである。
20は上記蓋体2の周溝8へ圧嵌させる合成樹脂製、又
はゴム製のバッキング主体で、周溝8の内面形状に合致
する様、外観形状を断面略台形状として周側壁を傾斜さ
せ、且、下面に上向き、又は下向きの切込み溝21を複
数長手方向に添い一端から他端まで形成して、一方に周
溝8の溝内壁に圧接する長尺の圧嵌片22と、容体1の
開口縁23へ圧接してバッキングの作用をし、煮沸時、
内部圧力を調整する弁の作用をさせて、容体1の内部圧
力が3〜3.5気圧となったとき、変形して蓋体2を持
上げ開口縁23との圧接を解除して放気させる舌状の密
閉片24とを形成し、且上記周溝8へ圧嵌することで、
切込み溝21が閉じ、周溝8に馴染む形状に変形する。
尚、このバッキング主体20は、図面第5図に示す様に
、複数条の下向きの切込み溝21.21’と上向きの切
込み溝25.25を形成する場合もあり、又第9図に示
す様に切込み溝21と切込み溝21′との間の断面形状
を台形状、若しくは三角形状とすることが好ましく、確
実な圧嵌を可能とする。
26.26は容体1の左右に承部7,7と共に取付けた
把手で、下部外縁に耐火板27を外装しである。
尚、本考案のバッキング主体20は、複数条の切込み溝
21を設けて、そのうち周溝8への圧嵌によリー条か二
条のみその切込み溝21を閉じ、他は開口させた状態と
する場合もある。
尚、本考案は蓋体2に於ける蓋主体3の周溝8に、バッ
キング主体20の圧嵌時、周溝8内に溜るエアーを抜く
通気孔28を少なくとも一個以上穿設する場合もある。
本考案に関する圧力調理器のバッキングの一実施例は」
−記の様に構成されているから、実施例に基づいて、こ
のバッキングを蓋体2へ嵌めて、そのまま蓋体2を容体
1の開口部へ嵌合させる場合は、切込み溝21の開口と
周壁側の傾斜とによって平扁状態で左右に広がったバッ
キング主体20を指でつまみ切込み溝21が閉じるまで
、これをつぼめながら、バッキング主体20を蓋体2に
於ける蓋主体3の周溝21へ嵌めて、そのまま周溝8の
円周に添ってバッキング主体20を一巡させる。
このときバッキング主体20は複数の切込み溝21の形
成によって、外方へ広がろうとする弾性作用により周溝
8の内面へ圧嵌し、周溝8からの抜は落ちが防止された
状態で嵌込まれ、このバッキング20を周溝8内に収め
てから、容体1の開口部へ蓋体2を嵌めて、蓋体2の周
溝8に圧嵌させたバッキング主体20を容体1の開口縁
23へ圧接し、更に蓋体2に取付けた昇降杆6の両端を
容体1の承部7.7へ係止させた後、蓋体2の加圧摘み
5を回動させて昇降杆6を上昇させ、その両端を承部7
,7へ保合させて蓋体2を押圧し、蓋体2を容体1へ緊
密に嵌着させるものである。
上記の様に本考案に関する圧力調理器のバッキングは、
容体の開口部に嵌合させた蓋体の加圧摘みを回動締めす
ることにより、両端を容体の承部へ遊合係止させた昇降
杆を上昇させて、容体を密閉する圧力調理器の蓋体に於
ける周縁嵌合部に、溝目を下向きとした周溝を設け、該
周溝へ嵌着させる圧力調理器のバッキングに於いて、煮
沸時、蓋体に附設した圧力調整弁より内部圧力に耐える
材質のバッキング主体に複数の切込み溝を設け、且つ、
周側壁を傾斜させて、前記周溝へ圧嵌することで切込み
溝が閉じ、周溝に馴染む形状に変形する様に形成したも
のであるから、バッキング主体を蓋体の周溝へ嵌めた場
合、周溝の内面形状に良く合致し、その嵌合は確実とな
ると共に、その嵌込みに際しては、バッキング主体の左
右の指でつまみ之れをつぼめれば、周溝に馴染む形状と
なるので、バッキングの装着に際し、ねじれ状態などが
発生しなく極めて簡単であるし、又バッキング主体は複
数条の切込み溝と周側壁の傾斜形成によって外方へ作用
する弾性により周溝の内面へ圧嵌するので、上記周溝の
溝口縁を狭めてバッキングの抜は落ち用の係止部を形成
する必要もなく、更に又、窄めたバッキング主体の復元
しようとするその弾性により圧嵌は確実となり、然も連
続的に弾性が作用して周溝へ収まるので、部分的な飛び
出しも生じない為、その飛び出し部分の捩れに起因する
蒸気洩れ現象を確実に防止出来るし、又バッキング主体
は蓋体に附設した圧力調整弁より内部圧力に耐えるので
、容体の内部圧力が高くなって放気を行うときは、予め
圧力を所定に調整した圧力調整弁により自動的に放出さ
せるものであるが、その際、圧力調整弁に目詰まりを生
じ所定の内気圧に達したときは、蓋体に嵌めた本考案の
バッキングが容体の内気圧と相俟って蓋体を持ち上げ蒸
気を放出させるもので゛あるから、目詰まりに起因する
爆発事故を未然に防止することも出来るので、安全性を
大巾に昂揚させることの出来る圧力調理器のバッキング
として大きな実用的効果を発揮するものである。
加うるに本考案のバッキングを蓋体の周溝に少なくとも
一個以上の通気孔を穿設したものへ圧嵌させるときは、
周溝内に溜る空気を上記通気孔より抜くことが出来るの
で、空気溜まりに起因するバッキング主体の不規則な嵌
着を防止することが可能となって、バッキング主体の周
溝への圧嵌がより確実となり、又バッキング主体の嵌着
を迅速に行うことも出来て、圧力調理器の組立作業の能
率を向上させることも可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に関する圧力調理器のバッキングの一実施
例を示すもので、第1図は使用状態の一部縦断側面図、
第2図は同上一部横断平面図、第3図はバッキング主体
の一部切欠縦断正面図、第4図は同上使用状態の要部の
縦断正面図、第5図乃至第9図はバッキング主体の他実
施例を示す縦断正面図の使用状態の要部を示す縦断正面
図である。 尚、図中 1は容体、2は蓋体、5は加圧摘み、6は昇
降杆、7,7は承部、Aは圧力調理器、8は周溝、9及
び15は圧力調整弁、20はバッキング主体、21は切
込み溝、28は通気孔である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)容体1の開口部に嵌合した蓋体2の加圧摘み5を
    回動締めすることにより、両端を容体1の承部7,7へ
    遊合係止した昇降杆6を」−昇して、容体1を密閉する
    圧力調理器Aの蓋体2に於ける周縁嵌合部に、溝目を下
    向きとした周溝8を設け、該周溝8へ嵌着する圧力調理
    器Aのバッキングに於いて、煮沸時、蓋体2に附設した
    圧力調整弁9,15により内部圧力に耐える材質のバッ
    キング主体20に複数の切込み溝21を設け、且、周側
    壁を傾斜させて、前記周溝8へ圧嵌することで切込み溝
    21が閉じ、周溝8に馴染む形状に変形することを特徴
    とした圧力調理器のバッキング。
  2. (2)少なくとも一個以上の通気孔28を穿設した蓋体
    2の周溝8へ圧嵌する実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の圧力調理器のバッキング。
JP1170281U 1981-01-29 1981-01-29 圧力調理器のパッキング Expired JPS5846752Y2 (ja)

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JPS57124319U JPS57124319U (ja) 1982-08-03
JPS5846752Y2 true JPS5846752Y2 (ja) 1983-10-25

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