JPS624252Y2 - - Google Patents

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JPS624252Y2
JPS624252Y2 JP1983090164U JP9016483U JPS624252Y2 JP S624252 Y2 JPS624252 Y2 JP S624252Y2 JP 1983090164 U JP1983090164 U JP 1983090164U JP 9016483 U JP9016483 U JP 9016483U JP S624252 Y2 JPS624252 Y2 JP S624252Y2
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pressure
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JP1983090164U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧力調理器における圧力調整弁の改
良に関する。
従来、圧力調理器などに使用される弁装置とし
て、実公昭49−44981号に見られる様に、容体に
冠着する蓋体の適所に、容体内へ連らなる孔の上
端部を傾斜させ、且、外周に膨出径部を設けた通
気筒を突設し、この通気筒に、外通気筒の孔端傾
斜面に当接する傾斜状のタベツトを設けた重錘体
を設け、更にこの重錘体の下部に重錘体の移動時
に通気筒の膨出径部と当接する中央孔と、蒸気の
噴出孔をなす欠除部とを有する可撓体を設けたも
の。或いは実公昭49−44982号に見られる様に、
容体へ冠着する蓋体の適所に、容体内へ連らなる
孔と、上部に略長方形の係止段部を段違いに直交
配置した通気筒を設け、且、この通気筒に重錘体
が冠せられ、この重錘体の開口部に長径部の長さ
を前記係止段部の長辺部の長さよりも大きく、
又、短径部の長さを係止段部の長辺部の長さより
も小さく、短辺部の長さよりも大なる関係をもつ
ダルマ状透孔を有する重錘止板を設けた圧力調整
弁が考案された。
しかし、前者のものは、重錘体へ取付ける可撓
体が止具により開口へ固定する為、重錘体を繰返
し着脱した場合、可撓体は短期間で変形し、その
バネ作用が低下して、通気筒の膨出径部への可撓
体の引掛りが弱くなり、使用時、蓋体を逆にした
とき重錘体は容易に外れることがあり、然も重錘
体の嵌入時、可撓体は直接通気筒の上縁へ当接し
て、該可撓体の破損並びに変形が起り易いもので
あつた。
又、後者のものは、弁の製作時、通気筒の上縁
に略長方形の係止段部を段違い状に直交配置する
煩しい加工を施す必要があつて、その製作上に不
便を来すとともに、重錘体の嵌合時、重錘止板の
ダルマ状透孔と、通気筒の係止段部とを所定に合
致させて嵌めるから、操作上にも煩しいものであ
つた。
本考案は、蓋体に所定蒸気圧に達すると蒸気に
より重錘体を上げ、通気筒を開いて放気する重錘
体付きの圧力調整弁において、重錘体の開口部
に、通気筒の膨出径部より稍小径の差し通し部を
設けた遊動板と、膨出径部より稍大径の透孔をあ
けた遊動板の保護板とを設けて、遊動板の変形防
止を計り、前記した従来考案の欠点を解消するこ
とを目的とした圧力調理器における圧力調整弁に
係るもので、これを図面に付き説明すれば下記の
通りである。
図中1は金属製の容体で、高圧調理に耐え得る
様構成してある。2は容体1の開口部へ冠着する
金属製の蓋体で、蓋主体3の中央部に突設した螺
杆4へ加圧摘み5を螺合し、該加圧摘み5へ弓形
状の昇降杆6を遊嵌させる。7は蓋体2に設けた
内部蒸気圧の圧力調整弁で、蓋主体3の上面適所
に突設し、上部に後記する遊動板付の重錘体の嵌
脱時、遊動板における孔端を案内する傾斜案内壁
a,bを上下、又は何れか一方に設けた膨出径部
8を、その下部に凹み径部9を形成し、且、煮沸
時、圧力蒸気を外部へ放出する通気筒10の上端
開口縁に、内側に下向きの排気用凹部11を設け
た規定重量の重錘体12の尖頭支軸13を係合し
て所定蒸気圧に達すると、蒸気圧により重錘体1
2が持ち上げられて、通気筒10を開き放気す
る。尚、調理時、蒸気逃がしを行うとき、尖頭支
軸13を通気筒10の上端に係合し得る様、尖頭
支軸13の支持部Cを設け、必要に応じ重錘体1
2を取らず蒸気逃がしを可能とする。Aは容体1
及び蓋体2からなる圧力調理器で、例えば使用
時、蓋体2の昇降杆6の両端を容体1の左右両縁
に設けた鉤形の承部14へ対応させて、前記蓋体
2の加圧摘み5を回動締めすることにより、昇降
杆6を上昇させ、該昇降杆6の両端を承部14へ
係止して、蓋体2を容体1の開口部へ密嵌する。
尚、この圧力調理器Aはその外、スライド式のも
の、或いは合わせ蓋式のものを採用する場合もあ
る。15は重錘体12開口部イに嵌めた遊動板
で、例えばCの字形に形成され、前記通気筒10
の膨出径部8より稍小径をなす差し通し部16を
設け、且、厚さtは重錘体12の開口部イに刻設
した係止段部17の深さsよりも薄く、大きさも
段部径よりも稍小さく形成して、係止段部17内
において自在に遊動可能としてある。尚、この遊
動板15は、第9図乃至第11図に示す様にOの
字形、又は角形等その形状は限定されず、又、内
縁に膨出径部8の外壁に引掛る突片18,18を
対設したものを用いる場合もある。19は重錘体
12の開口部イにおける係止段部17の開口端寄
りに刻設した段部20へ嵌める遊動板15の保護
板で、前記遊動板15の様に変形するものではな
く不変形体で、遊動板15より厚く、通気筒12
の膨出径部8より稍大径の透孔21をあけてあ
る。22は前記段部20へ保護板19を嵌めた
後、重錘体12の開口部イ下端に打込んだポンチ
の打込み部で、保護板19の固着を計る。尚、保
護板19の固着は、熔着・ねじ止め等の外の固着
手段も採用する場合もある。又、前記保護板19
は、第9図及び第12図・第13図に示す様に、
透孔21の孔縁に、更に凹部23を間隔を隔てて
設けたものを用いる場合もあつて、この凹部23
により通気筒10より放出される蒸気を外部へ排
出させる。24,24は重錘体12の側壁に開口
した蒸気排出孔で、重錘体12の排気用凹部11
へ連通して所定蒸気圧以上に達し、重錘体12の
浮揚に伴つて通気筒10より放出する蒸気を排気
用凹部11を介して、重錘体12の外壁より外部
へ放出する。25は蓋体2に設けた別の圧力調整
弁で、蓋主体3に取付けた通気孔26付きの筐体
27内に弁28とスプリング29とを内装し、
且、筐体27の開口部に、スプリング29の弾力
調整を行う螺子蓋30を螺着し、圧力調理器Aの
内部蒸気圧を調整できる様にしてある。31は蓋
体2における蓋主体3の周溝へ圧嵌させた圧力調
整弁を兼用する舌片32付きのパツキング、3
3,33は通気筒10及び筐体27の下端に取付
けた濾過体である。
尚、本考案は、重錘体12の側壁に設けた蒸気
排出孔24,24を通気筒10の中心より偏心さ
せて穿設する場合もあり、これによるときは重錘
体12が回転したり、蒸気音を発する。
本考案に関する圧力調理器における圧力調整弁
は前記の様に構成されているから、この圧力調整
弁を蓋体2へセツトし、圧力調理する場合は、先
ず重錘体12の開口部イに形成した係止段部17
へ遊動板15を遊動状態に嵌め、更にこの開口縁
側に形成した段部20へ遊動板15の保護板19
を嵌めてから、この保護板19を熔着又はねじ止
め、或いは前記開口部イ近傍にポンチを打つて保
護板19を重錘体12へ固定した後、重錘体12
を蓋体2の上面適所に突設し、上部に遊動板15
の傾斜案内壁a,bを設けた膨出径部8と凹み径
部9とを設けた通気筒12へ取付ける。このと
き、重錘体12に嵌めた遊動板15の差し通し部
16が、傾斜案内壁a,b付きの膨出径部8より
稍小径となつているので、差し通し部16におけ
る孔端を変形案内しながらバネ力を抗して挿入
し、重錘体12の排気用凹部11底に設けた尖頭
支軸13を係合して圧力調整弁7をセツトした
後、蓋体2を容体1の開口部へ嵌めてから、蓋体
2に付設した昇降杆6の両端を容体1の承部1
4,14へ対応させ、更に蓋体2の加圧摘み5を
回わして昇降杆6を上昇させ、これの両端を承部
14,14へ係止して、蓋体2を圧押し、容体1
へ密嵌させてから加熱器にかけて調理する。この
加熱調理時、密閉した容体1内の蒸気圧が高くな
つて、所定内部圧に達したときは、通気筒10に
取付けた重錘体12を浮揚させ、通気筒10を開
口して放気する。このとき通気筒10より出た蒸
気は、通気筒10の排気用凹部11を通つて、遊
動板15の差し通し部16及び保護板19の透孔
21を通して外部に排出されるものである。
次に調理時、或いは調理後、通気筒10より重
錘体12を取外す場合は、そのまま重錘体12を
引張つて、遊動板15の差し通し部16を孔端の
バネ力を抗して、通気筒10の膨出径部8におけ
る傾斜案内壁により案内して外縁を通過させ、同
時に保護板19の透孔21も通過させて、通気筒
10より重錘体12を取外すものである。
又、図面第9図乃至第13図に示す遊動板15
と保護板19とを用いた圧力調整弁7の場合も前
記と同様、予め重錘体12の開口部イに遊動板1
5を嵌め、更に保護板19を対応して、重錘体1
2の開口部イへのポンチの打込み、或いは熔着・
ねじ止め等により保護板19を重錘体12へ固定
した後、蓋体2に突設した通気筒10へ、前記重
錘体12を嵌め、遊動板15の差し通し部16を
その孔縁のバネ力を抗して、通気筒10の膨出径
部8の傾斜案内壁a,bにより案内して之れを通
し、更に保護板19の透孔21も同時に差し通し
て重錘体12を通気筒10へ取付けるものであ
る。
前記の様に本考案に関する圧力調理器における
圧力調整弁は容体の開口部へ冠着する蓋体の上面
適所に圧力蒸気を外部へ放出する傾斜案内壁付き
の膨出径部と凹み径部とを有する通気筒を突設
し、該通気筒の上端に、所定蒸気圧に達すると、
蒸気により持ち上げられて通気筒を開き放気させ
る規定重量の重錘体を冠着した調整弁付きの圧力
調理器において、前記重錘体の開口部に、通気筒
の膨出径部より稍小径の差し通し部を設けた遊動
板と、膨出径部より稍大径の透孔をあけた遊動板
の保護板とを設け、且つ前記遊動板は重錘体の開
口部に形成した遊動板の板厚より深くて遊動板径
より稍大径の係止段部へ遊嵌し、保護板は遊動板
より肉厚で係止段部の開口部側に設けた段部へ嵌
合固着した構成のものであるから、前記重錘体に
嵌め込まれた遊動板は、自在に遊動する為、差し
通し部が通気筒の膨出径部より稍小径であつて
も、バネ力を抗して膨出径部を通過した後は、直
に原形に戻るので、重錘体を通気筒へ繰返し着脱
しても遊動板の差し通し部は変形してバネ作用が
低下することはなく、常にバネ力の利いた状態で
あるから、使用時、蓋体を逆にしても重錘体は容
易に外れることはなく、又、この遊動板下には保
護板が設けられているので、重錘体12の通気筒
への嵌入時、遊動板を直接通気筒の上縁へ当接し
て、遊動板の破損と変形を起させることはない特
有の効果を発揮する。
加うるに本考案は遊動板の差し通し部を通気筒
の傾斜案内壁付きの膨出径部より稍小径とし、
又、保護板の透孔を仝膨出径部より稍大径とした
簡単な構成であるから、極めて容易に製作するこ
とができて、然も重錘体の嵌着には、位置合わせ
等を行うことなく、そのまま脱着ができる操作上
にも極めて便利となる特有の効果も発揮するもの
である。
尚、本考案における通気筒の膨出径部に傾斜案
内壁を設けたときは、重錘体における遊動板の抜
き差しが無理なく円滑に行なわれて、これの破
損・変形の故障はより少なくなる実施上の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る圧力調理器における圧力調
整弁を示すもので、第1図は使用状態の一部縦断
正面図。第2図は仝上拡大縦断正面図。第3図は
要部の拡大縦断面図。第4図は遊動板の平面図。
第5図は仝上縦断面図。第6図は保護板の片面
図。第7図は仝上縦断面図。第8図は重錘体の一
部縦断正面図。第9図は他実施例の底面図。第1
0図は他実施例の遊動板を示す平面図。第11図
は仝上縦断面図。第12図は他実施例の保護板を
示す正面図。第13図は仝上縦断面図である。 尚、図中1は容体、2は蓋体、7は圧力調整
弁、8は膨出径部、a,bは傾斜案内壁、9は凹
み径部、10は通気筒、12は重錘体、Aは圧力
調理器、15は遊動板、16は差し通し部、19
は保護板、21は透孔、24,24は蒸気排出孔
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容体の開口部へ冠着する蓋体の上面適所に圧
    力蒸気を外部へ放出する膨出径部と凹み径部と
    を有する通気筒を突設し、該通気筒の上端に所
    定蒸気圧に達すると、蒸気により持ち上げられ
    て通気筒を開き放気させる規定重量の重錘体を
    冠着した調整弁付きの圧力調理器に於て、前記
    重錘体の開口部に、通気筒の膨出径部より稍小
    径の差し通し部を設けた遊動板と、膨出径部よ
    り稍大径の透孔をあけた遊動板の保護板を設
    け、且つ前記遊動板は重錘体の開口部に形成し
    た遊動板の板厚より深くて遊動板径より稍大径
    の係止段部へ遊嵌し、保護板は遊動板より肉厚
    で係止段部の開口部側に設けた段部へ嵌合固着
    したことを特徴とする圧力調理器に於ける圧力
    調整弁。 (2) 通気筒における膨出径部の外壁に遊動板の傾
    斜案内壁を設けた実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の圧力調理器に於ける圧力調整弁。
JP9016483U 1983-06-13 1983-06-13 圧力調理器における圧力調整弁 Granted JPS59193321U (ja)

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JPS59193321U JPS59193321U (ja) 1984-12-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944981U (ja) * 1972-07-28 1974-04-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944981U (ja) * 1972-07-28 1974-04-19

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JPS59193321U (ja) 1984-12-22

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