JPS5820173Y2 - 圧力鍋用パツキング - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧力鍋（両手型）における鍋本体と蓋の嵌合
面において蓋の下向き周縁内に装填されるバッキングの
改良に関するものである。

この種圧力鍋のバッキングとしては種々あるが、気密を
保つ必要から比較的強い締付けとなり、従って何れも使
用につれて反発弾性が減退しますます締付けを必要とし
、遂には反発弾性が消失してバッキングとしての機能を
発揮し得なくなるという欠点がある。

この考案は上記従来の欠点を解決したものである。

以下この考案の実施例を添付図面に基いて説明すれば、
１はバッキングであり、このバッキングは鍋本体２に載
置される蓋３周縁の断面下向きＵ字形周溝４内に密に装
填可能の径を有する断面はぼ円形を呈する無端環形で、
環体としての一面側に全長にわたり内外２条のリブ５ａ
、５ｂが形成しである。

これらのリブは断面はぼ山形を呈していると共に内側の
リブ５ａは外側のリブ５ｂよりも高さが僅かに大にしで
ある。

このバッキングは例えばシリコンゴムの如き耐熱性で且
つ充分な反発弾性を有する素材でできている。

この考案は上記したような構造であり、このバッキング
は蓋３の周溝４内にリブ５ａ、５ｂを下向きにし、装填
することにより、蓋の締付ハンドル６を締着方向に回動
することにより支持アーム７が引き上げられ、その両端
が鍋本体２に付設された支持金具８に係止された後蓋３
が下降した際鍋本体の上縁ａとで圧縮されて鍋本体上縁
と蓋筒縁間を気密に閉じると共に、このバッキングは断
面円形無垢のものであるが、環体としての一面側に内外
２条のリブがあり且つ内側のリブは外側のリブより高さ
が僅かに大にしであるので、バッキングが圧縮されるは
じめの段階で外側のリブが鍋本体上縁の最高位部に接触
し、次いで内側のリブが鍋本体上縁の傾斜下降側内面に
接触して２段階の気密となると共に、内圧が高まるにつ
れて内側のノブが鍋本体上縁の内面壁に圧接せしめられ
て完全な気密となるという優れた効果がある。

又前記したように、内圧が高まると内側のリブが鍋本体
上縁内壁面に圧接せしめられて気密性が大となるからバ
ッキングを従来のような強い締付けとする必要がないの
で、婦女子の手による締付は操作も容易であるという優
れた効果がある。

尚図中９は蓋の周溝４の底壁に形成した、バッキング装
填時の空気抜き小孔、１０は鍋の取手を示す。

又圧力調整弁や安全弁は図示を省略した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案バッキングの使用態様における圧力鍋の
一部切欠側面図、第２図はバッキングの拡大断面図であ
る。 １・・・・・・バッキング、５ ａ 、５ ｂ・・・・
・・リブ、４・・・・・・蓋３の周溝。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 蓋側縁の断面下向きＵ字形周溝内に密に装填可能の径を
   有する。 断面はぼ円形を呈する無端環形で、環体としての一面側
   に全長にわたり内外２条のリブを形威し且つこれらのリ
   ブは断面はぼ山形を呈すると共に内側のリブを外側のリ
   ブより稍高くしたことを特徴とする圧力鍋用バッキング
   。