JPS5846525B2 - タコウセイブツピンノカイゼンサレタガンシンホウホウ - Google Patents

タコウセイブツピンノカイゼンサレタガンシンホウホウ

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JPS5846525B2
JPS5846525B2 JP50055290A JP5529075A JPS5846525B2 JP S5846525 B2 JPS5846525 B2 JP S5846525B2 JP 50055290 A JP50055290 A JP 50055290A JP 5529075 A JP5529075 A JP 5529075A JP S5846525 B2 JPS5846525 B2 JP S5846525B2
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sealant
anaerobic
carbon atoms
formula
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フラウエングラス エリオツト
エー フオーラー ハロルド
エム マロフスキー バーナード
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Henkel Loctite Corp
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Publication of JPS5846525B2 publication Critical patent/JPS5846525B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/24After-treatment of workpieces or articles
    • B22F3/26Impregnating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 多孔性物品、とくに鋳物(キャスチング)や焼結金属物
の如き多孔性金属物品は、使用に先だって、シールした
り含浸(以下、通常−諸にして“シール″と略称する)
しなければならない場合が多い。
これは該物品を使用中に液体又はガスの圧力に耐え得る
ようにすることが必要であり、また次の塗装やブレーテ
ィング操作のためにその密度を増大させ、強度を改善し
、腐食を軽減すること及びしばしば該物品の表面を調整
することにも必要である。
多孔性金属物品は、現今広範な多くの産業に用いられて
おり、広く多種の金属で製造されている。
通常の金属の中でシールする必要のあるものは亜鉛、銅
、しんちゅう、鉄、アルミニウム及び色々な合金である
シールすることがしばしば必要な他の重要な物質は木材
及び陶器類である。
従来、多年にわたってこれらの物品をシールすることの
必要性が認識されてきた。
最も初期のシール方法は、一般にケイ酸ソーダの如き無
機シール剤又はワニスの如き天然有機物質が使用された
更に近年では不飽和アルキンド類、エポキシ類及び種々
の他の不飽和上ツマ−1例えばジアリルフタレートの如
き物質が用いられた。
これらは米国特許第3,345,205号(Raech
、 1967年10月3日発布)、第2,932,58
3号(Grana。
1960年4月12日発布)及び第2,554,254
号(Kroft、 1951年5月22日発布)を参照
されたい。
多孔性物品を含浸させる実質的に改善された方法は19
72年6月27日に発布されたNeumann及びBo
rowskiの米国特許第3,672,942号(その
説明はこの中で具体的に言及される)に示されている。
それは重合性の嫌気性七ツマー類の含浸、次いで含浸さ
せた物品を促進剤の有機溶剤溶液で表面処理することに
関する。
先行技術の大きな欠点は物品の表面に附いている過剰の
含浸剤を硬化Oこ、即ち含浸剤の重合に先だって除去す
る溶剤処理が必要なことである。
もちろん溶剤を使用することは経済的、毒物学的にまた
生態学的に不利益である。
この理由から水媒体に変える研究がさかんに追求された
最近の工業的方式は水性表面活性剤溶液によって物品の
表面を洗い落すことのできるスチレンベースのポリエス
テルモノマー含浸剤を採用した。
しかし、これらの七ツマ−は嫌気性ではないし、従って
嫌気性含浸剤で得られる実質的利益は提供されない。
また表面活性剤溶液は高められた温度、例えば約150
OF或はそれ以上で、しかも比較的長い処理時間用いら
れねばならない。
ここにおいて、特定の比較的狭いクラスの表面活性剤が
室温である種の嫌気性七ツマー類を溶解するのに水溶液
で用い得ることが見出された ぞれ故事発明は望まれな
い液状嫌気性物質を除去するのに溶剤を必要としないよ
うにしたものであり、このことは含浸工程に用いて特に
有利である。
本発明の方法による処理に指向されたシール剤又は含浸
剤は嫌気性シール剤組成物である。
嫌気性組成物においては、酸素はモノマー類の重合を抑
制する役をなし、従って、意図した使用の時間の進行に
あわせてそれをうまく触媒性に利用できる。
モノマーと触媒の混合物は適当に酸素にさらされる限り
は、重合は長期間、通常は数ケ月、多くの場合には一生
以上の間起らないであろう。
しかし、嫌気性(実質的に酸素のない)条件下では、重
合の開始と抑制との間の微妙なバランスがこわれ、組成
物は硬化しはじめるであろう。
嫌気性条件は多孔性金属物の内部で到達するが、その表
面では得られない。
このように表面では未硬化上ツマ−のフィルムが残るの
である。
本発明の洗条方法は該未硬化上ツマ−を除去し、それに
よって余分のモノマーのない表面状態にして次の工程を
やり易くするのである。
嫌気性組成物系に用いるのに最も望ましいモノマー類は
重合性アクリレ−1〜エステルである。
好ましくはアクリレートモノマーの少くとも一部はジー
又は他のポリ−アクリレートエステルである。
これらの多官能性七ツマー類は一層効果的で且つ一層強
固なシール剤を提供する架橋ポリマーをつくる。
種々の嫌気性硬化アクリレートモノマー類が用いられる
が、ここに記載された溶解性の要求から制限を受け、最
も高度に好ましいものは次の一般式を有するポリアクリ
レートエステル類である。
式中、R4はH,C数1〜約4の低級アルキル、C数1
〜約4のヒドロキシアルキル及び よりなるグループから選択される基を表わし、R3はH
、ハロゲン及びC数1〜約4の低級アルキルよりなるグ
ループから選択される基であり、R5はH、ヒドロキシ
ル及び よりなるグループから選択される基である。
またmは0〜約12、好ましくはO〜約6であり、nは
少くとも1、例えばI〜約20或はそれ以上、好ましく
は約2〜6に等しく、またpは0又は1である。
上記一般式に相当する重合性ポリアクリレートエステル
類は例えば次の物質が例示されるが限定されるものでは
ない。
即ちジー、トリー及びテトラ−エチレングリコールジメ
タクリレート;ジプロピレングリコールジメタクリレー
ト;ポリエチレングリコールジメタクリレート:ジ(ペ
ンタメチレングリコール)ジメタクリレート;テトラエ
チレングリコールジアクリレート;テトラエチレングリ
コールジ(クロロアクリレート)ニジグリセロールジア
クリレート;ジグリセロールテトラメタクリレート;テ
トラメチレンジメタクリレート;エチレンジメタクリレ
ート;及びネオペンチルグリコールジアクリレート。
ポリアクリレートエステル類、特に前項に記載したポリ
アクリレートエステル類はとりわけ望ましいことが判っ
たが、単官能性アクリレートエステル類(1個のアクリ
レート基を含有するエステル)もまた使用し得る。
これらの単官能エステル類の最も通常のものはメチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート及びインブチルメタクリレートの如きアルキル
エステル類である。
低分子量アルキルエステル類の多くは完全に揮発性であ
り、しばしば例えばデシルメタクリレート又はドデシル
メタクリレートの如き高分子量の同族体を併用すること
が一層望ましい。
単官能性アクリレートエステル類を扱うときは、比較的
極性アルコール部分を有するエステルを用いることが好
ましい。
かかる物質は低分子量のアルキルエステル類よりも揮発
性でないし、更に極性基は硬化したポリマーでは分子内
引力を与える傾向があり、かくて一層強固なシールをつ
くる。
最も好ましい極性基は不安定な水素、異部環状リング、
ヒドロキシ、アミン、シアノ、及びハロゲン極性基より
なるグループから選択される。
この部類に属する化合物の代表的例はシクロへキシルメ
ククリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレ−1
・、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレ
ート、シアノエチルアクリレート及びクロロエチルメタ
クリレ−1〜である。
他のアクリレート類もまた使用できる。
しかし他のアクリレート類が用いられるときは、それら
は上記アクリレートモノマー類のクラスの片方又は両方
からの−又はそれ以上のものと組合せて用いることが好
ましい。
更σこ好ましくは上に与えた化学式を有するポリアクリ
レート類は少くとも一部、好ましくは少くとも用いられ
るアクリレート類の約50重量%を含有する。
それはこれらの七ツマー類が明らかに優れた嫌気性シー
ル剤を構成するからである。
シール剤の粘度は約1〜1000センチポイズであるべ
きであり、好ましくは約5〜500センチポイズである
とくに最も好ましい範囲は約5〜15センチポイズであ
る。
これらの記載より高い粘度はシール剤を多孔部へ滲透さ
せることが困難又は不可能であって溶解しやすさを減少
する。
また極端に低い粘度のシール剤は最終的に滲透すべき部
分から漏れ出てしまう。
しかしあるシール状態においては比較的大きなギャップ
がつまっていて、また比較的遅い溶解速度ががまんでき
るときは非常に高い粘度のシール剤(例えばi o、o
o 。
〜100,000センチポイズ)が許容できる。
シール剤の表面張力もまたこれらの特徴に影響するが、
粘度のコントロールが一層重要な要素のようである。
シール剤にとっての理想的な粘度はシール剤の溶解性、
用いられる特定の表面活性剤及び含浸すべき多孔性部分
の孔の大きさに影響されるが、最小のおきまりのテスト
で容易に決定できる。
上記の七ツマー類は適当な重合開始剤系を作用させて嫌
気性特性が与えられる。
開始剤は実質的に酸素の不存在下にモノマー又はモノマ
ー類を重合することができるが、酸素が存在する限りは
重合を誘導しない。
それは本発明で含浸剤として用いられる不飽和上ツマ−
類は通常フリーラジカル機構によって硬化するからであ
る。
最も普通の開始剤系はレドックス重合開始剤、すなわち
酸化還元反応を生起し、その結果フリーラジカルを励起
する成分又は組合せ成分である。
この種の最も通常の開始剤系は適当な条件下に分解して
パーオキシフリーラジカルを形成するパーオキシ物質を
含有するものである。
嫌気性の概念に容易に適合し得ることが見出された、ま
た上記のアクリレートモノマー類と組合せて用いるとき
特に有効なバ言オキシ開始剤の種類はハイドロパーオキ
シ開始剤である。
このクラスの中では、加水分解又は分解して有機ハイド
ロパーオキサイドを形成する有機ハイドロパーオキサイ
ド及びパーアシ゛ノドやパーエステルの如き化合物が最
も好ましい。
クメンハイドロパーオキサイドは特に好結果が得られる
色々な目的には含浸剤中に例えば各種の/\イドロバー
オキサイド分解促進剤を組合せることが望ましい場合が
多い。
その代表的例はトリブチルアミンの如きt−アミン、ベ
ンゾイック−スルフィミド、ホルムアミドの如きスルフ
ィミド及び銅オクタノエートの如き遷移金属含有化合物
である。
・含浸剤中のレドックス重合開始剤の量は広い範囲にわ
たって変えられるが、含浸剤の約10重量%以上を含む
ことは、かかる開始剤にとっては実用的でなく、好まし
くは含浸剤の約5重量%を超えて含有せしめないことで
ある。
最も好ましくはレドックス重合開始剤は含浸剤の約0.
2〜3重量%を含むことである。
含浸剤中のレドックス重合開始剤の重量%は約0.1以
下に減少させるべきでなく、そのレベル以下では含浸剤
の硬化が不当におそくなるからであろう。
アクリレート系に、例えば粘度、溶剤抵抗性又は硬化し
或は硬化しない含浸剤の他の性質を変性するための一種
又はそれ以上のコモノマー類を加えることが望ましい場
合が多い。
アクリレート類の混合物がうまくゆくことがよくあるが
、他の不飽和コモノマー類も同様に使用できる。
一般にこれらのコモノマー類は少くとも制限された範囲
までは反応性のアクリレートモノマー類と共重合し得る
比較的急速にビニル系重合できる七ツマー類である。
例えば(ジメチルジフェニルメタン)−フマレート、ジ
エチレングリコールマレエートフタレートの如きアルキ
ッド樹脂及びジ−アリルフタレートやジメチルイタコネ
ートの如き他の不飽和上ツマ−類は好都合に使用できる
同様に分子量約3000までの上述のコモノマーの初期
重合物は使用できる。
非アクリレートコモノマー類を用いるときは、糸・中の
アクリレートモノマーの全重量の約50%を超えた量で
用いることは好ましくない。
他の成分は、もしそれらが組成物のシール機能に逆の影
響を与えず、または本発明の洗滌におけるシール剤の溶
解性を実質的に妨げないならば含浸剤中に同様に加える
ことができる。
上記含浸剤は物品の内部の嫌気性条件下に硬化して硬い
強度のある樹脂を形成する。
しかし、物品の表面では充分酸素と接触して、硬化しな
い或は恐らく部分的に硬化した状態においても、該含浸
剤の薄いフィルムを残す。
このフィルムはその未硬化含浸剤が通常の接触により又
は色々な液状物によって除かれて周囲を汚すので好まし
くない。
更に重要なことは、このフィルムはその金属物品にその
後しばしばなされるペインティングやブレーティング操
作を妨げる傾向があり、更に一般にペインティング又は
ブレーティング操作中にとれて使用されるペインティン
グ又はブレーティング浴を汚すことである。
従来技術の方法はこの余分の未硬化シール剤を除去する
のに有機溶剤を用いるのであるが、本発明の方法は前に
述べたように特定の表面活性剤の水溶液を有利に利用す
るものである。
有用な表面活性剤はノニオン性であり、下記一般式と一
致するものとある。
式X1−0 (C2H,0)X X” (式中Xは少くとも約5であって好ましくは約100以
下、更に好ましくは約30以下、特に好ましくはX2が
Hのときは約8〜11であるが、rがXlのときはその
下限は少くとも約7である。
またXlはA、 R’ −A、 R2及びカルボニルよ
りなるグループから選択され、その中のAはアリール基
(aryl group)かハロゲン置換及び/又は低
級アルキル置換アリール基(aryl group )
、R’は炭素原予約3〜12、好ましくは約8〜10
を有する有枝アルキル基又は炭素原予約1〜20を含有
する線状もしくは環状アルキル基、またR2は炭素原予
約4〜20、好ましくは約10〜14を含有する線状又
は環状アルキル基である。
更にX2はXl又はHである。
)XlとX2は本発明における表面活性剤の機能を妨害
しない置換基を含有していてもよいことは理解されよう
分子の必須の部分はエチレンオキサイド部分であるよう
に思われる。
そしてこの部分はまたエチレンオキサイド単位について
の数字的制限があるならば側鎖にエチレンオキサイド含
有していてもよい。
エチレンオキサイド単位が約5以下(例えばX二4)で
は、表面活性剤溶液は重合性嫌気性シール剤を溶解する
能力を失うように思われる(しかし、それでもそれを乳
化し得るかも知れない)。
それはポリエチレンオキサイドの水溶解性は分子量と共
に増大する傾向があるからである。
ポリエチレンオキサイド単位の数については特定の上限
はないが、実用的成分としては100単位が合理的上限
である。
有用な表面活性剤の種類の例証は限定されないが、エチ
レンのアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
グリコール類並びにそれらのエーテル類及び(ポリ)オ
キシエチレン化アルキルフェノール類並びにそれらのエ
ーテル類である。
代表的例は ” Triton” X−114ポリオキシエチレン化
t−オクチルフェノー ル (エチレンオキサイド 7〜8モル) ” Triton ” X−100ポリオキシエチレン
化t−オクチルフェノ ル (エチレンオキサイド9〜10モル) ” Igepal ”eO−850ポリオキシエチレン
化/ニルフェノール (エチレンオキサイド 20モル) ” Igepal ” Co−990ポリオキシエチレ
ン化ノニルフェノール (エチレンオキサイド100モル) (” Tri ton ” はローム&ハース社の商
品で、” Igepal ”はGAF社の商品である。
)更に有用な表面活性剤の例はエチレンのアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレングリコール類並びにそのエ
ーテル類及び(ポリ)オキシエチレン化アルコール類及
びそれらのエーテル類である。
代表的例は、 “Alfonic”1012−60 ポリオキシ1チ
レン化CIO及びC12アルコ− ル (60% エチレンオキサイド) “Ltp□l ” 9 LA ポリオキシエチ
レン化ラウリルアルコール (エチレンオキサイド 9モル) ” S 1ponic ” L −25ポリオキシエチ
レン化ラウリルアルコール (エチレンオキサイド 25モル) ” Renex ” 30 ポリオキシエチ
レン化トリデシルアルコール (エチレンオキサイド 12モル) (“’ Alfonic ”はコンチネンタルオイル社
の商品名、“’ Lipal ”はドリューケミカル社
の商品名、′“5iponic ’”はアルコラックケ
ミカル社の商品名及び“Renex ”はアトラスケミ
カル社の商品名である。
)水溶液中の表面活性剤の濃度は約1から約30重量%
、好ましくは約5〜15重量%を変化し得る。
表面活性剤のこの特定のクラスの効果の要点は、前に記
載した嫌気性シール剤を溶解するその能力である。
もちろんシール剤/表面活性剤系の溶解の範囲は溶解の
最適条件がおきまりの実験の小量を必要とするように選
択された特定物質の機能による。
かかる溶解機能の例として、“Triton”100/
ポリエチレングリコールジメククリレート(分子量=3
30)系の溶解割合は約2:1である。
即ち’Triton” 100の10%水溶液は約5%
のポリエチレングリコールジメタクリレートを溶解する
パ溶解″という言葉は溶解する能力を意味する。
即ち少くとも約0.1%の範囲まで嫌気性上ツマ−の実
質的透明溶液を形成することである。
例えば表面活性剤/水の溶液の100gは重合性嫌気性
シール剤の少くとも0.1gを溶解し得るにちがいない
好ましくは溶解は少くとも約0.5%であろう。
更に通常は溶解は約2〜5%又はそれ以上であろう。
これらの表面活性剤の特に有利なことは、それらの水溶
液が室温で利用できることである。
しかし望むならば暖かい又は熱い温度でさえ使用できる
含浸する物品を表面活性剤水溶液で処理することは通常
の方法で行うことができる。
例えば物品は格子棚に置いて表面活性剤溶液でスプレー
してもよい。
処理の最も望ましい方法は物品を表面活性剤溶液を容れ
たタンクに浸漬することである。
好ましくはタンクは、極端な攪拌を必要としないことが
本発明の利点であるが、ゆっくりかきまぜられる。
処理の長さは嫌気性シール剤を適切に除去するようにす
ることが必要であり、シール剤、表面活性、濃度及び攪
拌について簡単な実験により容易に決定できる。
大部分の場合は、処理時間は1分以下で典型的には20
秒又は30秒以下である。
重合性の嫌気性シール剤は多孔性金属物品を含浸する代
表的従来方法は物品を清浄にし脱脂し、パーオキシ開始
剤含有嫌気性シール剤でそれを含浸する連続する工程よ
りなり、次いで有機溶剤で洗って表面にある過剰のシー
ル剤を除去し、及び/又はシール剤のない表面を残すも
のである。
さて、この最後の工程は本発明の水のすすぎに好都合に
おきかえられる。
他の工程は前に引用した米国特許第3,672,942
号によって教示された空気に接触させる工程及び重合促
進剤溶液のすすぎの如き含浸工程を同様に包含する。
とくに本発明は次の工程よりなる多孔性固体物品をシー
ルする方法に有用なものである。
(aJ 重合性のアクリレートモノマーとハイドロパ
ーオキサイド重合開始剤よりなる嫌気性シール剤を調整
し、 (bJ 嫌気性シール剤の重合を妨げるのに充分な割
合に真空容器中にシール剤を空気に触れさせ、(c)
シールきるべき多孔性固体物品を嫌気性シール剤中に
沈め、 (dJ 通気を停止して容器の中の真空度を約5イン
チ以下の水銀絶縁対圧に引下げ、 (e) 物品の空隙がなくなったのち、その空隙に嫌
気性シール剤を押込むために真空をゆるめ、(f)
含浸した物品を嫌気性シール剤から取出し、本発明の表
面活性剤の水溶液で該物品の表面を処理する。
米国特許第3,672,942号は促進剤のすすぎに有
機溶剤溶液の使用を強調しているが、溶剤は物品の表面
にある余分の嫌気性シール剤の除去剤として作用するの
で、この技術の熟練者には水溶性促進剤の選択はこの工
程で本発明の水性の表面活性剤溶液を使用することに着
目されるであろう。
従って本発明の範囲は表面活性剤で洗滌した物品の表面
を促進剤の有機溶液で処理する付加工程を含む含浸工程
及び促進剤を水溶液で用いる工程を包含することが判る
であろう。
また本発明の表面活性剤は促進剤溶液中に含まれる。
同様に本発明は本発明の表面活性剤を含んだ熱水を利用
する重合促進工程を包含することが理解されよう。
熱水のすすぎが多くのビニルタイプのシール剤の硬化を
促進することはこの技術分野で知られていることである
次の実施例は本発明を説明するものであるが、それに限
定するものではない。
すべての部数は重量による。
実施例 1 トリエチレングリコールジメタクリレートとラウリルメ
ククリレートを2/3 : 1/3の重量割合で混合し
てアクリレートモノマーブレンドを調整した。
この混合物に対し、クメンハイドロパーオキサイドを約
1重量%、ベンゾイックスルフィミド約0.3重量%及
び銅(銅オクタノエートとして)を約3ppmを加えた
この混合物約20ガロンをフレキシブルな連結管で真空
ポンプにつながっている真空タンクに移した。
タンクの底部から1/4インチのポリエチレン通気管が
エアーコンプレッサーに連結された。
含浸剤をタンクに注入するとすぐ空気を6 p、s、i
、gの圧力で供給し、通気を開始した。
含浸剤の安定性をテストするために、嫌気性混合物が液
状を保つ時間中の約2日間通気を続けた。
粘度の重大な変化は認められず、有意量の重合もなかっ
たことを示した。
次いで混合物をダイカストアルミニウムパーツ〔約3q
×2″×1−3/4″の長方形のソリッドメーターハウ
ジング(Solid meter housing )
)を浸漬するのに用いた。
パーツは10個の通気性の11見えない11孔を含有し
ていた。
アルミニウムパーツは浸漬する前に水洗し気相脱脂して
清浄を確保した。
きれいになったパーツをステンレススチールのランク中
に置き、浸漬タンク中に吊り下げて、そのパーツを浸漬
剤中に完全に沈めた。
タンクを閉じ、シールして真空ポンプによって空気を抜
き取った。
2分以内に水銀柱約1インチの絶対圧となり、この真空
を約10分間保った。
その後真空ポンプを止めてタンク中の圧力をブリードバ
ルブによって徐々に増大させた。
圧力が大気圧に達したのちタンクを開き、浸漬したパー
ツの格子棚を液体から取出して約5分間自然落下させた
それからその格子棚を” Tri ton ” X−1
00を10%含む水溶液中に沈めた。
約10〜30秒後ゆっくりと攪拌して格子棚を表面活性
剤溶液から取出し、2%のチオウレア(フリーラジカル
重合の促進剤である)を含む水溶液中に沈めた。
約10分間保箱を取出し、そしてパー゛ノをシール剤の
充分な硬化を起させるように約6時間室温に放置した。
シールされた多孔性の金属片はかくれた孔の内表面には
シール剤が含まれているが、外表面には目に見えるシー
ル剤の形跡すら全くない滑らかできれいな表面を有する
ことが見出された。
シール剤はキャスチングの外表面のところまで実質的に
硬化していることが判った。
実施例 2 用いた表面活性剤が”Alfonic” 1012−6
0で促進剤がN、 N’−ジメチルチオウレアである外
は実施例1の手順をくり返した。
同様な結果が得られた。
実施例 3 アクリレートモノマーが1.3−ブチレンクリコールジ
メタクリレートである以外は実施例1の来米手順をくり
返した。
同様な結果が得られた。実施例 4 次の表面活性剤の10重量%を水に溶解して溶液を調整
した。
即ちポリエチレングリコール(分子量=400)モノラ
ウレート、ポリエチレングリコール(分子量=600)
モノラウレート、Triton” N−101ポリエチ
レン化ノニルフェノール(9−10工チレンオキサイド
単位)及び”Triton” CF −21アルキルア
リルポリエーテルン である。
これらの溶液の夫々に対し、一般的嫌気性モノマーであ
るポリエチレングリコールジメタクリレート(分子量=
330)を2%ゆっくりかきまぜ乍ら加えた。
どの場合にも短時間で透明な溶液が形成された。
本発明の態様は次の通りである。
(1)式X” 0 (C2H40) X X”を有す
る表面活性剤の水溶液で物品の表面を処理することから
なる物品の表面から重合性の嫌気性シール剤を除去する
方法。
上記式中X1はA、 R1−A、 R2及びカルボニル
よりなるグループから選択される。
更に上記Aはアリール基又はハロゲン化−及び/又は低
級アルキル置換アリール基であり、R1はC原子数約3
〜12を有する有枝アルキル基又はC原子数約1〜20
を有する線状或は環状アルキル基であって、R2はC原
子数約4〜20を有する線状又は環状アルキル基である
またX2はXl又はHで、XはX2がHのとき5〜約i
o。
つ%が、X2がXlのときは約7〜100である。
(2)上記表面が嫌気性シール剤を含浸した金属キャス
チングの表面である第(1)項の方法。
(3)処理を室温で行う第(1)項の方法。
(4)重合性嫌気性シール剤の少くとも一部分は次式を
有し、嫌気性シール剤の硬化用パーオキシ開始剤と混合
されている第(1)項の方法。
(式中、R4はH,C数1〜約4の低級アルキル、C数
1〜約4のヒドロキシアルキル及びCH2−0 C−C−CH2 よりなるグループ から選択された基を表わし、R3はHl)10ゲン及び
C数1〜約4の低級アルキルよりなるグループから選択
された基である。
R5はH,OH及び よりなるグループから選択された基で、mはO〜約12
、nは少くとも1、pは0又は1である0) (5)表面活性剤溶液の濃度が約1〜30重量%である
第(1)項の方法。
(6)表面活性剤溶液の濃度が約5〜15重量%である
第(5)項の方法。
(7)重合促進剤が下記クラスよりなるグループから選
択された特許請求の範囲第12項記載の方法。
アルデヒド−アミン縮合生成物;硫黄含有フリーラジカ
ル促進剤;及び酸fヒ性遷移金属含有有機化合物。
(8)促進剤が水溶液状態である特許請求の範囲第2項
記載の方法。
(9)水溶液が本発明の表向活性剤をも含有している前
記第(8)項記載の方法。
00)処理を室温で行う特許請求の範囲第11項記載の
方法。
aυ 表面活性剤溶液の濃度が約1〜30重量%である
特許請求の範囲第1項記載の方法。
(12)表面活性剤溶液の濃度が約5〜15重量%であ
る上前第(Ll)項記載の方法。
03)高められた温度の水が本発明の表面活性剤を含有
している特許請求の範囲第5項記載の方法。
(14) (aJ重合性の嫌気性シール剤で物品に含
浸させ、(bJ式X1−0(C2H4)XX2を有する
表面活性剤溶液の水溶液で物品の表面を処理することに
より、該表面上に附いている嫌気性シール剤の少くとも
いくらかを除去しく但し、式中X1はA、 R”−A、
R2及びカルボニルよりなるグループから選択され、そ
の中のAはアリール基又はハロゲン化−並びに/もしく
は低級アルキル−置換アリール基で、R1はC数的3〜
12を有する有枝アルキル基又はC数的1〜20を有す
る線状或は環状アルキル基、R2はC数的4〜20を有
する線状又は環状アルキル基である。
またX2はXl又はHでXはX2がHのとき5〜約10
0であるが、X2がXlのときは約7〜100である)
、(c)嫌気性シール剤を硬化させる工程からなる多孔
性物品のシール方法。
R9多孔性物品が金属キャスチングである上記第(14
)項記載の方法。
(16)嫌気性シール剤の重合促進剤の溶液で更に前記
表面を処理する前記第04)項記載の方法。
同 重合促進剤が次のクラス、即ちアルデヒドアミン縮
合生成物、硫黄含有フリーラジカル促進剤及び酸化性遷
移金属含有有機化合物よりなるグループから選択される
前記第(16)項記載の方法。
08)促進剤が水溶液状態にある前記第06)項記載の
方法。
住9)該水溶液が本発明の表明活性剤をも含有してなる
前記第08)項記載の方法。
(4)重合性の嫌気性シール剤の少なくとも一部が、を
有し、嫌気性シール剤の硬化のパーオキシ開始剤と混合
状態にある前記第(14)項記載の方法。
(但し、式中R4はH,C数1〜約4の低級アルキル基
、C数1〜約4のヒドロキシアルキル及よりなるグルー
プから選択される基を表わし、R3はH、ハロゲン及び
C数1〜約4の低級アルキル基よりなるグループから選
択される基で。
R5はH、ヒドロキシ及び よりなるグループから選択される基である。
またmは1〜約12、nは少なくとも1及びpはO又は
1である。
)(21)処理を室温で行う第(14)項記載の方法。
(22)表面活性剤溶液の濃度が約1〜30重量%であ
る第04)項記載の方法。
(23)表面活性剤溶液の濃度が約5〜15重量%であ
る第(221項記載の方法。
(24)工程(bJの処理を含浸する金属物品を表面活
性剤の水溶液中に浸漬することにより行う第04)項記
載の方法。
(25)更に水での表面処理を高められた温度で行う第
(14)項記載の方法。
(26)高められた温度で水が本発明の表面活性剤を含
有する前記第(25)項記載の方法。
(27) xが8〜11.XlがR’−A及びX2が
Hである第(1)項記載の方法。
(28) R’がC数8〜IOを有する前記第(27
)項記載の方法。
(29) xが8〜■1、XlがR’−A及びX2が
Hである特許請求の範囲第11項記載の方法。
(30) RがC数8〜10を有する前記第(29)
項記載の方法。
(3・υ Xが8〜11.X’がR’ −A及びX2が
Hである第(14)項記載の方法。
(3’2) R1がC数8〜10を有する前記第(3
υ項記載の方法。
(3・3)(aJ 重合性アクリレートエステルモノ
マーと未来 そのハイドロパーオキサイド重合開始剤と
よりなる嫌気性シール剤を調製し、 (bJ 嫌気性シール剤の重合を妨げるのに充分な割
合で真空容器中でシール剤を空気に当て、(c) 嫌
気性シール剤中にシールされるべき多孔性の硬い物品を
沈め、 (dJ 空気との接触を停止し、容器の真空を約5イ
ンチ以下の水銀絶対圧に引き下げ (eJ 物品の空間がなくな“つたのち、その空間に
嫌気性シール剤を押込むために真空をゆるめ、(f)
含浸した物品を嫌気性シール剤から取出し、本発明の
表面活性剤の水溶液で該物品の表面を処理することより
なる多孔性の硬い物品をシールする方法。
(34)・ 該物品の表面を、更にフリーラジカル重合
促進剤の水溶液で処理する付加工程を含む前記第(33
)項記載の方法。
(35) 重合性アクリレートエステルの少なくとも
一部が化学式 を有する上記第(33)項記載の方法。
但し、式中R4はH,C数1〜約4の低級アルキル C
数1〜約4のヒドロキシアルキル及びよりなるグループ
から選択される基を表わし、R3はH、ハロゲン、C数
1〜約4の低級アルキルよりなるグループから選択され
る基、R5はHlよりなるグループから選択される基で
ある。
またmはO〜約12、nは少なくとも1でpは0又は1
である。
(36)真空が1インチ以下の水銀絶対圧である上記第
(3つ項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)重合性の嫌気性シール剤で多孔性金属物品を含
    浸させ、(bJ式 X10 (C2H40) XX”を
    有する表面活性剤の水溶液で金属物品の表面を処理する
    ことにより、該表面に附いている重合性の嫌気性シール
    剤の少くともいくらかを除去しく但し、式中X1はA、
    R1−A、R2及びカルボニルよりなるグループから選
    択され、その中のAはアリール基(aryl grou
    p )又はハロゲン化−並びに/もしくは低級アルキル
    置換−アリール基(aryl group)で、R1は
    C数的3〜12を有する有枝アルキル基又はC数的1〜
    20を有する線状或は環状アルキル基、R2はC数的4
    〜20を有する線状又は環状アルキル基である。 またX2はXl又はHでXはX2がHのとき5〜約10
    0であるが、X2がXlのときは約7〜100である)
    、(c)上記嫌気性シール剤を硬化させる工程からなる
    多孔性物品の改善された含浸方法。 2、特許請求の範囲第1項記載の方法において、更に嫌
    気性シール剤の重合促進剤溶液で該表面を処理する上記
    方法。 3fi−許請求の範囲第1項記載の方法において、重合
    性の嫌気性シール剤の一部が少くとも下記式を有し、嫌
    気性シール剤の硬化用パーオキシ開始剤と混和してなる
    上記方法。 (式中、R4はH,C数1〜約4の低級アルキル、C数
    1〜約4のヒドロキシアルキル及び−CH2−た基を表
    わし、R3はH,ハロゲン及びC数1〜約4の低級アル
    キルよりなるグループから選択されよりなるグループか
    ら選択された基で、mはO〜約12、nは少くとも1、
    pは、0又は1である。 )4 特許請求の範囲第1項記載の方法において、工程
    (bJの処理を表面活性剤の水溶液中に含浸される金属
    物品を浸漬することによって行う上記方法。 5 特許請求の範囲第1項記載の方法において、更に該
    表面を高められた温度条件下に水で処理する上記方法。
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