JPS5846477B2 - 凝灰岩類似の化粧ブロツクの製造方法 - Google Patents
凝灰岩類似の化粧ブロツクの製造方法Info
- Publication number
- JPS5846477B2 JPS5846477B2 JP53118628A JP11862878A JPS5846477B2 JP S5846477 B2 JPS5846477 B2 JP S5846477B2 JP 53118628 A JP53118628 A JP 53118628A JP 11862878 A JP11862878 A JP 11862878A JP S5846477 B2 JPS5846477 B2 JP S5846477B2
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- JP
- Japan
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- tuff
- concrete
- block
- mortar
- pallet board
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はブロックの表層部に凝灰岩類似の化粧層を固着
した化粧ブロックの製造方法に関するものである。
した化粧ブロックの製造方法に関するものである。
通常凝灰岩は大谷石と呼ばれ、塀、門柱などの建築資材
のほかに宅造の土木工事に擁壁として使用されているが
、原石のま\施工する場合は鉄筋やコンクリートの補強
をしないことが多く、このため土庄や地震に対する支持
力が小さい欠点がある。
のほかに宅造の土木工事に擁壁として使用されているが
、原石のま\施工する場合は鉄筋やコンクリートの補強
をしないことが多く、このため土庄や地震に対する支持
力が小さい欠点がある。
本発明の目的は従来広く使用されている擁壁用積ブロッ
クの表層部に天然の凝灰岩と類似の肌面を有する化粧層
を固着し、土圧や地震に耐える凝灰岩類似の建築資材を
造らんとすることにある。
クの表層部に天然の凝灰岩と類似の肌面を有する化粧層
を固着し、土圧や地震に耐える凝灰岩類似の建築資材を
造らんとすることにある。
元来天然の凝灰岩は吸水率が約20%程度あり、また乾
燥収縮が10XIO−’もあるため、凝灰岩の砕石層に
ポルトランドセメントを混じ、水と混練して後成形し、
蒸気養生すれば一般のモルタルと同様に比較的強度の犬
なる凝灰岩類似の人造石が得られるが、この人造石につ
いて吸水、乾燥試験を繰り返えして行なうと、凝灰岩の
膨張、収縮が非常に犬なるため人造石に亀裂が発生し強
度が低下する欠点がある。
燥収縮が10XIO−’もあるため、凝灰岩の砕石層に
ポルトランドセメントを混じ、水と混練して後成形し、
蒸気養生すれば一般のモルタルと同様に比較的強度の犬
なる凝灰岩類似の人造石が得られるが、この人造石につ
いて吸水、乾燥試験を繰り返えして行なうと、凝灰岩の
膨張、収縮が非常に犬なるため人造石に亀裂が発生し強
度が低下する欠点がある。
従って凝灰岩の砕石層単味にポルトランドセメントを混
合し、水を添加混練したモルタルをブロックの表層部に
塗布硬化せしめて化粧ブロックを造ったとしても、収縮
率の差により剥離現象が起るばかりでなく化粧層に亀裂
が生じるので、ブロック面に強固に付着した化粧ブロッ
クを造ることはできない。
合し、水を添加混練したモルタルをブロックの表層部に
塗布硬化せしめて化粧ブロックを造ったとしても、収縮
率の差により剥離現象が起るばかりでなく化粧層に亀裂
が生じるので、ブロック面に強固に付着した化粧ブロッ
クを造ることはできない。
本発明者はさきに凝灰岩砕石層を使用したコンクリート
より亀裂の発生しない人造石を造る方法として凝灰岩を
主骨材とし、これに5u以下の石灰石、砕砂または川砂
を全骨材容積の10〜50多含有せしめたコンクリート
配合で成形することを特徴とする凝灰岩類似の人造石の
製造方法(特願昭52−109998号)を開発したが
、さらにこの配合割合を利用して、コンクリートブロッ
クの表層部に凝灰岩類似の化粧層を強固に付着せしめる
方法について研究を続行した。
より亀裂の発生しない人造石を造る方法として凝灰岩を
主骨材とし、これに5u以下の石灰石、砕砂または川砂
を全骨材容積の10〜50多含有せしめたコンクリート
配合で成形することを特徴とする凝灰岩類似の人造石の
製造方法(特願昭52−109998号)を開発したが
、さらにこの配合割合を利用して、コンクリートブロッ
クの表層部に凝灰岩類似の化粧層を強固に付着せしめる
方法について研究を続行した。
その結果によると、本発明の場合は、凝灰岩砕石層とし
て粒径3〜20vtsのものを使用しこの凝灰岩砕石と
粒径51rIit以下の石灰石、砕砂またはJ砂とを容
積比で(80〜30):(20〜70)の割合に混合す
ることが好ましく、この混合物2〜8重量部に対しポル
トランド1重量部の割合に混合し、水と混練してスラン
プ10〜20cWlにしたモルタルを、後述のブロック
表面とはゾ同じ大きさのパレット板上に投入して表層部
を造り、別にコンクリートブロック型枠内に周知の調合
割合のコンクリートを投入し、振動をかけて緻密にし、
表面をならしたコンクリートブロックを造り、この上層
部のモルタルとブロックのコンクリートが硬化しないう
ちに、表層部をパレット板に入れたま5コンクリートブ
ロツクの表面にかぶせ、しかる後脱型した。
て粒径3〜20vtsのものを使用しこの凝灰岩砕石と
粒径51rIit以下の石灰石、砕砂またはJ砂とを容
積比で(80〜30):(20〜70)の割合に混合す
ることが好ましく、この混合物2〜8重量部に対しポル
トランド1重量部の割合に混合し、水と混練してスラン
プ10〜20cWlにしたモルタルを、後述のブロック
表面とはゾ同じ大きさのパレット板上に投入して表層部
を造り、別にコンクリートブロック型枠内に周知の調合
割合のコンクリートを投入し、振動をかけて緻密にし、
表面をならしたコンクリートブロックを造り、この上層
部のモルタルとブロックのコンクリートが硬化しないう
ちに、表層部をパレット板に入れたま5コンクリートブ
ロツクの表面にかぶせ、しかる後脱型した。
次に脱型した表層部付コンクリートブロックは直ちに3
0〜65°Cで短時間蒸気養生した後パレット板を取り
除く。
0〜65°Cで短時間蒸気養生した後パレット板を取り
除く。
このようにすれば、表層部のモルタル中の水分が凝灰岩
に吸いとられて容積変化することがないから、凝灰岩類
似の化粧層はブロックに強固に付着し、しかも亀裂のな
い化粧層が得られることを知見した。
に吸いとられて容積変化することがないから、凝灰岩類
似の化粧層はブロックに強固に付着し、しかも亀裂のな
い化粧層が得られることを知見した。
本発明はこれらの知見に基く方法であって、粒径3〜2
0藺の凝灰岩砕石と粒径5闘以下の石灰石、砕砂または
川砂とを容積比で(80〜30):(20〜70)の割
合に混合し、この混合物2〜8重量部に対しポルトラン
ドセメント1重量部の割合に添加し、水と混練してスラ
ンプlO〜20mにしたモルタルを、後述のブロック表
面とはゾ同じ大きさのパレット板に投入して造った表層
部と別に周知の調合割合のコンクリートをブロック型枠
内に投入し、締め固めて造ったコンクリートブロックと
を造り、該モルタルおよびコンクリートが硬化せぬうち
に、コンクリート表面にパレット板中表層部をパレット
板に入れたまSかぶせて脱型し、脱型後30〜65°C
で短時間養生した後パレット板を除くことを特徴とする
凝灰岩類似の化粧ブロックの製造方法である。
0藺の凝灰岩砕石と粒径5闘以下の石灰石、砕砂または
川砂とを容積比で(80〜30):(20〜70)の割
合に混合し、この混合物2〜8重量部に対しポルトラン
ドセメント1重量部の割合に添加し、水と混練してスラ
ンプlO〜20mにしたモルタルを、後述のブロック表
面とはゾ同じ大きさのパレット板に投入して造った表層
部と別に周知の調合割合のコンクリートをブロック型枠
内に投入し、締め固めて造ったコンクリートブロックと
を造り、該モルタルおよびコンクリートが硬化せぬうち
に、コンクリート表面にパレット板中表層部をパレット
板に入れたまSかぶせて脱型し、脱型後30〜65°C
で短時間養生した後パレット板を除くことを特徴とする
凝灰岩類似の化粧ブロックの製造方法である。
本発明において、凝灰岩の粒径が37111n以下にな
ると、これを使用したモルタルの収縮率が犬になり、化
粧層に亀裂が発生するのを防止することができないので
、粒径は31njn以上にすることが好ましく、また粒
径が201rIa以上のモルタルを使用すると、モルタ
ル面が絣模様になるので好ましくない。
ると、これを使用したモルタルの収縮率が犬になり、化
粧層に亀裂が発生するのを防止することができないので
、粒径は31njn以上にすることが好ましく、また粒
径が201rIa以上のモルタルを使用すると、モルタ
ル面が絣模様になるので好ましくない。
また凝灰岩は水の吸水性が犬なるため、モルタルの凝結
速度が遅いとモルタル中の水分が凝灰岩中に吸水され、
硬化した化粧層に亀裂が入り、かつ化粧層がブロック表
層より剥離するおそれがある。
速度が遅いとモルタル中の水分が凝灰岩中に吸水され、
硬化した化粧層に亀裂が入り、かつ化粧層がブロック表
層より剥離するおそれがある。
それ故型枠より脱型した凝灰岩類似の化粧ブロックは直
ちに高温で蒸気養生して短時間に硬化せしめ、モルタル
の強度を早期に発現せしめることが望ましい。
ちに高温で蒸気養生して短時間に硬化せしめ、モルタル
の強度を早期に発現せしめることが望ましい。
この為必要に応じ減水剤、硬化促進剤などをモルタルに
添加することを効果的である。
添加することを効果的である。
養生温度は30〜65℃の範囲で行なわれ、養生時間は
夏期2時間、冬期5時間程度である。
夏期2時間、冬期5時間程度である。
次に石灰石、砕石または川砂は粒径5關以下のものを使
用するが、このうち石灰石は硬度が他の2者に比して小
さいので、石灰石の使用は特に望ましい。
用するが、このうち石灰石は硬度が他の2者に比して小
さいので、石灰石の使用は特に望ましい。
凝灰岩類似層と石灰石、砕石または川砂との添加割合は
容積比で(80〜30):(20〜70)であるが、特
に(80〜60):(20〜40)が好ましい。
容積比で(80〜30):(20〜70)であるが、特
に(80〜60):(20〜40)が好ましい。
石灰石などの添加割合が70容量多以上になると凝灰石
類似の硬化体の加工性が低下するので好ましくない。
類似の硬化体の加工性が低下するので好ましくない。
またポルトランドセメントとしては普通ポルトランドセ
メントが使用されるが凝灰岩の色肌に似せるため白色ポ
ルトランドセメント単味を使用するか、または普通ポル
トランドセメントと白色ポルトランドセメントを(0:
10)〜(8:2)の重量割合で混合して使用し、必要
に応じ緑色顔料を添加する。
メントが使用されるが凝灰岩の色肌に似せるため白色ポ
ルトランドセメント単味を使用するか、または普通ポル
トランドセメントと白色ポルトランドセメントを(0:
10)〜(8:2)の重量割合で混合して使用し、必要
に応じ緑色顔料を添加する。
本発明によれば凝灰岩類似層が強固にコンクリートブロ
ックの表面層に付着した化粧ブロックを容易に製造する
ことができる。
ックの表面層に付着した化粧ブロックを容易に製造する
ことができる。
上記2種のモルタルおよびコンクリート原料を使用した
。
。
先づ表層部モルタル(4)を大きさ450mmX 30
0mmX3O,、の鉄製パレット板に投入し、テーブル
バイブレーク−で振動して締め固めた。
0mmX3O,、の鉄製パレット板に投入し、テーブル
バイブレーク−で振動して締め固めた。
次にブロックのコンクリート(B)を大きさ450闘X
300rulX200間の鉄製型枠に投入し、振動をか
けて締め固め、上面をならす程度に押え、その後直ちに
型枠内のコンクリート面に、上記鉄製パレット板中に投
入したモルタルをパレット板に入れたま5かぶせ、その
上を冶具で押え、型枠を反転して脱型した。
300rulX200間の鉄製型枠に投入し、振動をか
けて締め固め、上面をならす程度に押え、その後直ちに
型枠内のコンクリート面に、上記鉄製パレット板中に投
入したモルタルをパレット板に入れたま5かぶせ、その
上を冶具で押え、型枠を反転して脱型した。
脱型した化粧層付コンクリートのブロックは乾燥を防ぎ
ながら1時間放置され、その後65°Cで3時間蒸気養
生された後鉄製パレット板が除かれ屋外で自然養生後、
大谷石類似層の表面を加工して製品とした。
ながら1時間放置され、その後65°Cで3時間蒸気養
生された後鉄製パレット板が除かれ屋外で自然養生後、
大谷石類似層の表面を加工して製品とした。
このようにして製造した凝灰岩類似の化粧ブロックの化
粧面は亀裂の発生が無く、コンクリートブロックと完全
に一体化し、その付着力の強さは9− OKf/crr
fであった。
粧面は亀裂の発生が無く、コンクリートブロックと完全
に一体化し、その付着力の強さは9− OKf/crr
fであった。
Claims (1)
- 1 粒径3〜20gの凝灰岩砕石と粒径5關以下の石灰
石、砕石または川砂とを容積比で(80〜30):(2
0〜70)の割合に混合し、この混合物2〜8重量部に
対しポルトランドセメント1重量部の割合に混合し、水
と混練してスランプ10へ20crrIにしたモルタル
を、後述のブロック表面とはゾ同じ大きさのパレット板
に投入して造った表層部と別に周知の調合割合のコンク
リートをブロック型枠内に投入し、締め固めて造ったコ
ンクリートブロックとを造り、該モルタルおよびコンク
リートが硬化せぬうちに、コンクリート表面にパレット
板中の表層部をパレット板に入れたま\かぶせて脱型し
、脱型後、直ちに30〜65℃で短時間養生した後パレ
ット板を除くことを特徴とする凝灰岩類似の化粧ブロッ
クの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53118628A JPS5846477B2 (ja) | 1978-09-28 | 1978-09-28 | 凝灰岩類似の化粧ブロツクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53118628A JPS5846477B2 (ja) | 1978-09-28 | 1978-09-28 | 凝灰岩類似の化粧ブロツクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5547281A JPS5547281A (en) | 1980-04-03 |
JPS5846477B2 true JPS5846477B2 (ja) | 1983-10-17 |
Family
ID=14741230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53118628A Expired JPS5846477B2 (ja) | 1978-09-28 | 1978-09-28 | 凝灰岩類似の化粧ブロツクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846477B2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-28 JP JP53118628A patent/JPS5846477B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5547281A (en) | 1980-04-03 |
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