JPS5846116Y2 - 連続焼鈍設備用急冷装置 - Google Patents

連続焼鈍設備用急冷装置

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Publication number
JPS5846116Y2
JPS5846116Y2 JP17668279U JP17668279U JPS5846116Y2 JP S5846116 Y2 JPS5846116 Y2 JP S5846116Y2 JP 17668279 U JP17668279 U JP 17668279U JP 17668279 U JP17668279 U JP 17668279U JP S5846116 Y2 JPS5846116 Y2 JP S5846116Y2
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JP
Japan
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strip
refrigerant
continuous annealing
annealing equipment
rapid cooling
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Expired
Application number
JP17668279U
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English (en)
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JPS5695573U (ja
Inventor
孝雄 池永
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Publication date
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はス) IJツブの連続焼鈍設備内に設けられて
ストリップを急速に冷却するための連続焼鈍設備用急冷
装置に関する。
ストリップのパスラインが垂直とされる連続焼鈍設備用
急冷装置においては、第1図に示される如く、ストリッ
プ10が一対のピンチロール12で挾持された後に急冷
帯14へ垂下されており、複数個の対向する噴射ヘッダ
16からの冷媒18により急冷された後にガイドロール
20へ巻掛けられて急冷帯14から送り出されるように
なっている。
この冷媒18としては液体、気体、液体と気体が混合さ
れたミストのいずれかが使用されている。
このような急冷装置においては、噴射ヘッダ16からそ
れぞれストリップ10の表面に向けて噴射された冷媒1
8がストリップ10に衝突した後にその一部が上昇流2
2となってスl−’Jツブ10の上流へ流れ出す。
この上昇流22の量は不均一であるためストリップ10
の冷却開始点が変化し、焼入歪及びストリップの材質を
不均一にする原因となっている。
この上昇流22による不具合は、第1図に示される如く
ストリップ10に沿って複数の噴射ヘッダ16を設けた
場合に特に著しく、下流側のヘッダからの上昇流が相乗
されて最上流ヘッダの上昇流が著しく大きなものとなる
ことに起因している。
また第1図に示される如くストリップ10のパス方向(
矢印A方向)に複数個の冷媒噴射ヘッダ16を設けた場
合には、上流側のヘッダから噴射された冷媒18が直接
にまたはストリップの表面に沿って落下流24となるた
め下流側の噴射ヘッダからの冷媒18はこの落下流24
にさえぎられてストリップを十分に冷却することができ
ず冷却効率が低下する原因となる。
また急冷帯入口のピンチロール12とガイドロール20
との垂直距離が大きい場合には、複数個の噴射ヘッダ1
6からストリップの両面へ噴射される冷媒18の圧力が
それぞれ微妙に異なるため、これらの圧力差によってス
トリップ10が振動し、ストリップ表裏面の冷却が互い
に不均一となって形状不良及び材質不均一の原因となる
本考案は上記事実を考慮し、パスラインが垂直とされる
急冷装置においても安定した材質で形状の優れたストリ
ップを製造することが可能な連続焼鈍設備用急冷装置を
提供することが目的である。
本考案に係る連続焼鈍設備用急冷装置は冷媒噴射ヘッダ
の間にローラ対を設けてストリップを挟持することによ
りストリップの振動を防止すると共に上昇流をさえぎり
、噴射ヘッダの下流側にガイド板を設けて落下流をスト
リップから離間させるようになっている。
以下、本考案の実施例を図面に従い説明する。
第2図に示される如く本考案に係る急冷装置においても
ストリップ10はピンチロール12を通過して急冷帯1
4へ送りこまれるようになっており、複数個の対向する
噴射ヘッダ16から冷媒18がストリップ10の表裏面
へ噴射されてストリップの急冷作業を行うようになって
いる。
ここに上流側から下流側へ複数個設けられた噴射ヘッダ
16の間にはそれぞれローラ26.28が配置されて通
過するストリップ10を挟持している。
またこのローラ26.28の上流側にはストリップ10
の表裏面にガイド板30.32が取りつけられている。
これらのガイド板は第2図に示される如く平板上であり
、一端がス) IJノツプ0の表裏面に接近して配置さ
れており、他端にかけて次第にその高さが低くなるよう
に傾斜されている。
このように構成された本実施例においてストリップ10
が急冷帯14を通過する間に従来と同様に噴射ヘッダ1
6から冷媒18がストリップの表裏面へ噴射されて急冷
がなされるが、ス) IJノツプ0の中間部はローラ2
6,28で挾持されているためストノツプのパスライン
は常に同一位置となってストノツプが振動することはな
い。
このためストリップの表裏面は同一の冷却条件となって
形状不良、材質不均一を招来することはない。
また噴射された冷媒18によって生ずる上昇流22はロ
ーラ26,28でさえぎられるため上流側へ流れ出るこ
とはない。
これによって噴射ヘッダ16をパスラインに沿って複数
個設けた場合にも下流側からの上昇流は確実に遮断され
て最上流側のヘッダにおける上昇流も極めて小さいため
冷却開始点がほぼ均一に保たれる。
更に冷媒18によって生ずる落下流24はガイド板30
.32によってストリップ10の表裏面から離間する方
向に(矢印B方向)流されるため、落下流24が下流側
のヘッダの冷却効率を低下させることもない。
上記実施例は液体、気体または液体と気体とが混合され
たミストのいずれの冷媒も使用可能であるが、特に液体
またはミストを用いた場合に顕著な効果を有する。
以上説明した如く本考案に係る連続焼鈍設備用急冷装置
は冷媒噴射ヘッダの間にローラ対を設けてストリップを
挾持すると共に噴射ヘッダの下流側にガイド板を設けて
噴射後の冷媒を排除するためストリップの材質が安定し
、且つ形状が良好に維持される優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来使用されている急冷装置を示す側面図、第
2図は本考案に係る連続焼鈍設備用急冷装置の実施例を
示す側面図である。 10・・・・・・ストリップ、16・・・・・・噴射ヘ
ッダ、18・・・・・・冷媒、22・・・・・・上昇流
、24・・・・・・落下流、26.28・・・・・・ロ
ーラ、30,32・・・・・・ガイド板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ストリップのパスラインが垂直とされこのストリップの
    両側に冷媒噴射ヘッダが複数個設けられる連続焼鈍設備
    用急冷装置において、前記冷媒噴射ヘッダの間にストリ
    ップを挟持するローラ対を設け、冷媒噴射ヘッダの下流
    側に噴射後の冷媒をストリップから離間させるガイド板
    を設けたことを特徴とする連続焼鈍設備用急冷装置。
JP17668279U 1979-12-20 1979-12-20 連続焼鈍設備用急冷装置 Expired JPS5846116Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17668279U JPS5846116Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 連続焼鈍設備用急冷装置

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JP17668279U JPS5846116Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 連続焼鈍設備用急冷装置

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Publication Number Publication Date
JPS5695573U JPS5695573U (ja) 1981-07-29
JPS5846116Y2 true JPS5846116Y2 (ja) 1983-10-20

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ID=29687301

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JP17668279U Expired JPS5846116Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 連続焼鈍設備用急冷装置

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WO2022163044A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 Jfeスチール株式会社 金属板の焼入れ装置及び焼入れ方法、並びに鋼板の製造方法

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JPS5695573U (ja) 1981-07-29

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