JPS5845232A - 絹フイブロイン粉末の製造法 - Google Patents
絹フイブロイン粉末の製造法Info
- Publication number
- JPS5845232A JPS5845232A JP14381281A JP14381281A JPS5845232A JP S5845232 A JPS5845232 A JP S5845232A JP 14381281 A JP14381281 A JP 14381281A JP 14381281 A JP14381281 A JP 14381281A JP S5845232 A JPS5845232 A JP S5845232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silk
- pressure
- yarn
- powder
- steam under
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は絹フィブロイン粉末の製造法に係る。
絹フィブロイン粉末はその適度な吸湿性、保水性、皮膚
に対する優れた親和性や平滑性、良好な親水性と親油性
のバランス、紫外線吸収性等の特性を有しているため、
化粧料基材あるいは軟膏などの医療薬への添加剤等に利
用されはじめている。
に対する優れた親和性や平滑性、良好な親水性と親油性
のバランス、紫外線吸収性等の特性を有しているため、
化粧料基材あるいは軟膏などの医療薬への添加剤等に利
用されはじめている。
しかしながら絹フィブロインは、単に蚕糸等をそのまま
粉砕機にかけても微粉化することは棒めて困難である。
粉砕機にかけても微粉化することは棒めて困難である。
従って蚕糸等に種々の処理を施して粉末化する方法が考
案されておシ、例えば特公昭、26−≠917号、特公
昭≠0−2≠9コθ号、特開昭jよ−ご6929号、あ
るいは特開昭jよ一/391A27号等が公知であるが
、これ等は何れも薬剤処理等によって溶解透析とか、蛋
白質の巨大分子間結合の解離、緩和などと、極めて複雑
な工程を経て製造されている。その結果、量的にも価格
的にも絹フィブロイン粉末の広い応用普及を阻んでいる
傾向がある。
案されておシ、例えば特公昭、26−≠917号、特公
昭≠0−2≠9コθ号、特開昭jよ−ご6929号、あ
るいは特開昭jよ一/391A27号等が公知であるが
、これ等は何れも薬剤処理等によって溶解透析とか、蛋
白質の巨大分子間結合の解離、緩和などと、極めて複雑
な工程を経て製造されている。その結果、量的にも価格
的にも絹フィブロイン粉末の広い応用普及を阻んでいる
傾向がある。
敢えて、蚕糸等をそのまま粉砕機にかけても、得られる
粉末は非常に凝集し易く、小さな団子状となって平滑性
を欠き、絹フィブロイン粉末の優れた特性が生かされな
いと云える。
粉末は非常に凝集し易く、小さな団子状となって平滑性
を欠き、絹フィブロイン粉末の優れた特性が生かされな
いと云える。
また薬剤に溶解し、透析、乾燥、更に粉砕して得られる
粉末は、数ミクロンの極く微細な球形に近い形状を呈し
、Cut長の短い単糸繊維状物にはなシ難い性質を有し
ている。この様な微細々粉末を、例えば化粧料基剤に添
加して利用した場合、従来の無機質顔料の如く、発汗生
理などで塗布された肌から剥離され易く、化粧もち等に
ついては更に性能向上の必要性がある。
粉末は、数ミクロンの極く微細な球形に近い形状を呈し
、Cut長の短い単糸繊維状物にはなシ難い性質を有し
ている。この様な微細々粉末を、例えば化粧料基剤に添
加して利用した場合、従来の無機質顔料の如く、発汗生
理などで塗布された肌から剥離され易く、化粧もち等に
ついては更に性能向上の必要性がある。
本発明者等は、この様な現状に鑑み鋭意検討した結果、
蚕糸等を蒸気で加圧加熱後膨化したのち粉砕することに
より、Cut長の短い単糸繊維状の絹フィブロイン粉末
を得ることができるという知見を得て本発明を完成した
。
蚕糸等を蒸気で加圧加熱後膨化したのち粉砕することに
より、Cut長の短い単糸繊維状の絹フィブロイン粉末
を得ることができるという知見を得て本発明を完成した
。
以下本発明を具体的に説明する。
尚本発明に於ける蚕糸等とは、繭、繭層、生糸、生糸屑
、絹糸、絹布等を含むものとする。
、絹糸、絹布等を含むものとする。
蚕糸等をその壕まあるいは必要により前処理即ち熱湯、
あるいは石けん、炭酸ソーダ、苛性ンーダ、アンモニア
水等を含む熱液、又は界面活性剤や酵素等を含有する温
水等に浸漬してセリシン成分を除去したのち、これを耐
圧容器中に投入し、飽和水蒸気又は過熱水蒸気で加圧加
熱する。
あるいは石けん、炭酸ソーダ、苛性ンーダ、アンモニア
水等を含む熱液、又は界面活性剤や酵素等を含有する温
水等に浸漬してセリシン成分を除去したのち、これを耐
圧容器中に投入し、飽和水蒸気又は過熱水蒸気で加圧加
熱する。
加圧加熱処理の条件は、飽和水蒸気で処理する場合で圧
力≠Kg / cr11G以上、好ましくはg〜/3に
9 / ca G 、過熱水蒸気で処理する場合で圧力
l/LKg/ cnf 0以上、蒸気温度/j3’c以
上、好ましくは圧力3〜/ 3 Kg / ca G
、蒸気温度/1O−2110℃で70分以上の処理を行
なう。
力≠Kg / cr11G以上、好ましくはg〜/3に
9 / ca G 、過熱水蒸気で処理する場合で圧力
l/LKg/ cnf 0以上、蒸気温度/j3’c以
上、好ましくは圧力3〜/ 3 Kg / ca G
、蒸気温度/1O−2110℃で70分以上の処理を行
なう。
温度、圧力が低すぎると満足できる粉末を得ることがで
きず、またあまり高すぎると着色が著しく、用途によっ
ては好ましくないものとなる。
きず、またあまり高すぎると着色が著しく、用途によっ
ては好ましくないものとなる。
−h記の様な条件で加圧加熱した蚕糸等を、急激に、よ
り低圧下に放出して膨化させ、これを乾燥、粉砕する。
り低圧下に放出して膨化させ、これを乾燥、粉砕する。
本発明で用いる膨化装置は通常食品の分野で用いられて
いる公知の膨化装置と何ら異なるところはない。
いる公知の膨化装置と何ら異なるところはない。
こうして膨化された蚕糸等は、その組織の緻密な構造が
緩和され、組織中に於ける空気の流通、水蒸気移動等を
容易々らしめ、乾燥性が向上し、またフィブロイン分子
構成単位を損なわない範囲に、組織に対して適度の膿壊
性をもたらして易砕性となっており、通常の粉砕機、例
えばハンマーミル、ジェットミル、ピンミル等で容易に
微粉末化することができる。
緩和され、組織中に於ける空気の流通、水蒸気移動等を
容易々らしめ、乾燥性が向上し、またフィブロイン分子
構成単位を損なわない範囲に、組織に対して適度の膿壊
性をもたらして易砕性となっており、通常の粉砕機、例
えばハンマーミル、ジェットミル、ピンミル等で容易に
微粉末化することができる。
尚加圧加熱処理によって着色した場合には、必要によシ
過酸化水素等で脱色処理を施してもよい。
過酸化水素等で脱色処理を施してもよい。
本発明方法によって得られた絹フィブロイン粉末は単糸
繊維状粉末であって、その粉末は単糸径の5−+倍程反
(3θ〜jθμ)の繊維長を有し、構成粉末の粒度分布
は極めて狭い範囲に集中し、凝集性のない、さらさらし
た微粉末で、化粧料基材、軟膏薬の基制等に有効に用い
ることができる。
繊維状粉末であって、その粉末は単糸径の5−+倍程反
(3θ〜jθμ)の繊維長を有し、構成粉末の粒度分布
は極めて狭い範囲に集中し、凝集性のない、さらさらし
た微粉末で、化粧料基材、軟膏薬の基制等に有効に用い
ることができる。
以下に実施例を示す。
実施例/
面を、乙に9/ c厨Gの飽和水蒸気で3θ分間加圧加
熱し、次いで急激に大気中に放出して膨化させた。これ
を熱風乾燥し、ピンミルで粉砕して絹フィブロイン粉末
を得た。得られた粉末はさらさらした微粉末で、光沢の
あるものであった。
熱し、次いで急激に大気中に放出して膨化させた。これ
を熱風乾燥し、ピンミルで粉砕して絹フィブロイン粉末
を得た。得られた粉末はさらさらした微粉末で、光沢の
あるものであった。
実施例2
屑生糸(セリシンを除去したもの)を、/にり/cri
f Gの飽和水蒸気で3θ分間加圧加熱し、以下実施例
/と同様にして絹フィブロイン粉末を得た。
f Gの飽和水蒸気で3θ分間加圧加熱し、以下実施例
/と同様にして絹フィブロイン粉末を得た。
実施例3
面を、圧力(5’ K9 / crA G %温度/と
0℃の過熱水蒸気を用いて≠θ分間加圧加熱したのち、
急激に大気中に放出して膨化させ、これを0.6係の過
酸化水素液中に浸漬して脱色し、乾燥後、ピンミルで粉
砕したところ、白色のサラザラした絹フィブロイン粉末
を得た。
0℃の過熱水蒸気を用いて≠θ分間加圧加熱したのち、
急激に大気中に放出して膨化させ、これを0.6係の過
酸化水素液中に浸漬して脱色し、乾燥後、ピンミルで粉
砕したところ、白色のサラザラした絹フィブロイン粉末
を得た。
特許出願人 キッコーマン株式会社
Claims (1)
- 蚕糸等をそのままあるいは水浸漬等の前処理を行なった
のち、耐圧容器中で飽和水蒸気又は過熱水蒸気により加
圧加熱し、次いで急激により低圧下に放出して膨化させ
、これを乾燥、粉砕することを特徴とする絹フィブロイ
ン粉末の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14381281A JPS5845232A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 絹フイブロイン粉末の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14381281A JPS5845232A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 絹フイブロイン粉末の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5845232A true JPS5845232A (ja) | 1983-03-16 |
JPS6136840B2 JPS6136840B2 (ja) | 1986-08-20 |
Family
ID=15347537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14381281A Granted JPS5845232A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 絹フイブロイン粉末の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845232A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05292584A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-05 | Gi Lee Jeong | 体感スピーカー |
US5853764A (en) * | 1995-01-27 | 1998-12-29 | National Institute Of Sericultural And Entomological Science, Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries, Director General | Process for preparing fine powder of silk fibroin |
WO2000075219A1 (fr) * | 1999-06-03 | 2000-12-14 | Japan As Represented By Director General Of National Institute Of Sericultural And Entomological Science Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | Procede de production d'une poudre de soie cristalline et ultrafine |
KR20010105931A (ko) * | 2000-05-19 | 2001-11-29 | 권혁윤 | 실크 펩타이드를 제조하는 방법 |
JP2005281332A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nagasuna Boira Kogyo Kk | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
WO2008056797A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition de caoutchouc et pneumatique utilisant cette composition |
JP2015101571A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 一丸ファルコス株式会社 | 絹の亜臨界水処理物の製造法及び化粧料組成物 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660850U (ja) * | 1991-07-04 | 1994-08-23 | 克 中根 | ガラス窓を底面につけた複写機 |
JP4624710B2 (ja) * | 2004-04-22 | 2011-02-02 | 株式会社オードレマン | 着色絹粒子、油性物質含有絹粒子の製造方法 |
-
1981
- 1981-09-14 JP JP14381281A patent/JPS5845232A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05292584A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-05 | Gi Lee Jeong | 体感スピーカー |
US5853764A (en) * | 1995-01-27 | 1998-12-29 | National Institute Of Sericultural And Entomological Science, Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries, Director General | Process for preparing fine powder of silk fibroin |
WO2000075219A1 (fr) * | 1999-06-03 | 2000-12-14 | Japan As Represented By Director General Of National Institute Of Sericultural And Entomological Science Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | Procede de production d'une poudre de soie cristalline et ultrafine |
KR20010105931A (ko) * | 2000-05-19 | 2001-11-29 | 권혁윤 | 실크 펩타이드를 제조하는 방법 |
JP2005281332A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nagasuna Boira Kogyo Kk | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
JP4594637B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2010-12-08 | ながすな繭株式会社 | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
WO2008056797A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition de caoutchouc et pneumatique utilisant cette composition |
JP2015101571A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 一丸ファルコス株式会社 | 絹の亜臨界水処理物の製造法及び化粧料組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6136840B2 (ja) | 1986-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3393080A (en) | Microcrystalline colloidal collagen dispersions in dispersing media containing dimethyl sulfoxide and water-miscible organic solvents | |
ITTO20000456A1 (it) | Prodotto di collagene contenente collagene di origine marina con debole odore e con proprieta' meccaniche migliorate e suo impiego in compos | |
CN108385382A (zh) | 一种抗菌防臭抗皱整理剂及其应用 | |
JPS5845232A (ja) | 絹フイブロイン粉末の製造法 | |
KR101947284B1 (ko) | 나노 섬유, 나노 섬유의 제조 방법 및 페이스 마스크 | |
US3819825A (en) | Skin conditioning composition | |
DE69923853T2 (de) | Verfahren zur herstellung eines kristallinen seidenpulvers | |
Patil et al. | Degumming of Eri silk by Sapindus (soapnut) extract and optimisation by response surface methodology | |
WO2019030661A1 (en) | FIBER AND SILK PROTEIN ELECTROFILIATING MATRIX, PROCESS FOR PREPARING THE SAME, MANUFACTURED PRODUCTS COMPRISING THE SAME, AND THEIR USE IN THERAPY AND COSMETICS | |
US1808061A (en) | Treatment of threads, fabrics, or other materials composed of or containing artificial filaments | |
CN113981557A (zh) | 一种奶茶短纤维及其制备方法 | |
JPS6351160B2 (ja) | ||
JP2660981B2 (ja) | 改質シルクパウダー固着布帛及びその製造方法 | |
KR100625039B1 (ko) | 결정성 견의 초미분말을 함유하는 화장 재료 | |
CN106988124A (zh) | 一种离子液体改性的苎麻纤维的耐碱精炼工艺 | |
JPS60173001A (ja) | セルロ−ス微粒子体の製造方法 | |
Xu et al. | Characterization of superfine down powder | |
US2169947A (en) | Absorbent wabbing | |
JP2968434B2 (ja) | 繊維処理剤の製造方法、および繊維、繊維素材生地又は繊維素材綿の処理方法 | |
JPH0488027A (ja) | 染色絹フィブロイン粉末の製造法 | |
US2179505A (en) | Process of finishing textile material | |
EP1655409A1 (de) | Verfahren zur Behandlung von mit Silber beladenen Textilsubstraten | |
JP6497740B2 (ja) | β−キチンナノファイバーおよびその製造方法 | |
KR20180105957A (ko) | 우유단백질을 이용한 흑채 제조방법 | |
CN109453042B (zh) | 一种含植物精油的抗菌蚕丝纤维干态面膜 |