JPH05292584A - 体感スピーカー - Google Patents
体感スピーカーInfo
- Publication number
- JPH05292584A JPH05292584A JP8258792A JP8258792A JPH05292584A JP H05292584 A JPH05292584 A JP H05292584A JP 8258792 A JP8258792 A JP 8258792A JP 8258792 A JP8258792 A JP 8258792A JP H05292584 A JPH05292584 A JP H05292584A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensation
- speaker
- audio amplifier
- permanent magnet
- casing
- Prior art date
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】音楽鑑賞や映画鑑賞において、音楽や効果音に
応じた振動を人体に直接的に与えることにより、聴覚と
共に体感的に音楽等を鑑賞できるようになる体感スピー
カーの提供。 【構成】フレーム部材21及び蓋部材9、5よりなるケ
ーシングと、蓋部材9の開口10に挿入・固定され、ソ
レノイドコイル12が巻かれた管状部材11と、管状部
材11が挿入された開口10を塞ぐと共に補助永久磁石
20が装着された栓部材14と、永久磁石19を振動板
7、7′にて挟み、さらにその外側から支持部材16と
アーマチュア17により挟むようにして固定されてなる
振動体とから構成され、そして振動体が、振動板7、
7′の周縁部をフレーム部材21のフランジ凸条21′
に支持されてケーシング内に振動可能に配置されてな
る。
応じた振動を人体に直接的に与えることにより、聴覚と
共に体感的に音楽等を鑑賞できるようになる体感スピー
カーの提供。 【構成】フレーム部材21及び蓋部材9、5よりなるケ
ーシングと、蓋部材9の開口10に挿入・固定され、ソ
レノイドコイル12が巻かれた管状部材11と、管状部
材11が挿入された開口10を塞ぐと共に補助永久磁石
20が装着された栓部材14と、永久磁石19を振動板
7、7′にて挟み、さらにその外側から支持部材16と
アーマチュア17により挟むようにして固定されてなる
振動体とから構成され、そして振動体が、振動板7、
7′の周縁部をフレーム部材21のフランジ凸条21′
に支持されてケーシング内に振動可能に配置されてな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドコイルと磁
石により振動を発生させるスピーカーのような機構を用
い、この振動を人体に直接的に伝達することで、音楽の
拍子等を体感できるようになった体感スピーカーに関
し、特に本出願人による平成4年特許願第1937号、
及び1992年1月10日付台湾特許出願第81100
145号に記載された同様の発明を構造的に一層改良し
たものに関する。
石により振動を発生させるスピーカーのような機構を用
い、この振動を人体に直接的に伝達することで、音楽の
拍子等を体感できるようになった体感スピーカーに関
し、特に本出願人による平成4年特許願第1937号、
及び1992年1月10日付台湾特許出願第81100
145号に記載された同様の発明を構造的に一層改良し
たものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】音楽を
構成する要素は拍子、音程、旋律であり、効果的な音楽
鑑賞とはこの三つの要素を十分に感じられる時可能にな
る。従来の音楽鑑賞用オーディオシステムにおいては、
聴覚を通じてこの三つの要素をいかに効果的に感じられ
るかという点に焦点を置いてきた。しかし、この三つの
要素の内の拍子は、踊りのようなからだの動きと密接な
関係があるので、聴覚と同時に体感的な方法を用いて始
めて十分に感じ得る音楽の要素といえる。
構成する要素は拍子、音程、旋律であり、効果的な音楽
鑑賞とはこの三つの要素を十分に感じられる時可能にな
る。従来の音楽鑑賞用オーディオシステムにおいては、
聴覚を通じてこの三つの要素をいかに効果的に感じられ
るかという点に焦点を置いてきた。しかし、この三つの
要素の内の拍子は、踊りのようなからだの動きと密接な
関係があるので、聴覚と同時に体感的な方法を用いて始
めて十分に感じ得る音楽の要素といえる。
【0003】そこで、本願発明人は先の出願、平成4年
特許願第1937号に開示の「体感スピーカー及びこれ
を用いた体感システム」で、磁気振動機構によって拍子
を体感できる体感スピーカーを用いて、音楽をいきいき
と体感できる体感システムを提案した。本発明は、この
出願による体感スピーカーを改良し、より効果的なもの
とすることを目的とする。
特許願第1937号に開示の「体感スピーカー及びこれ
を用いた体感システム」で、磁気振動機構によって拍子
を体感できる体感スピーカーを用いて、音楽をいきいき
と体感できる体感システムを提案した。本発明は、この
出願による体感スピーカーを改良し、より効果的なもの
とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】このような目的
を達成するために、本発明による体感スピーカーは、内
部に収納空間を有するケーシングと、貫通状態で形成さ
れたシリンダ孔を有し、通電によりこのシリンダ孔内に
磁界を形成する電磁部材と、及び電磁部材への通電によ
り振動するようにされた振動体とを備え、そして、この
振動体は、開口を有する支持部材と、開口を有する振動
板と、通孔を囲繞形成する永久磁石と、及び中央部にプ
ランジャ柱が突設された平板状のアーマチュアとを含ん
でおり、振動板をその周囲でケーシングに固定・支持さ
せる一方で、この振動板の一面に永久磁石の一面を当接
させると共に振動板の他面に支持部材の一面を当接さ
せ、さらに、プランジャ柱が永久磁石の通孔と支持部材
及び振動板の開口とを貫通し且つプランジャ柱の先端部
がケーシングの収納空間内に突出状態で臨まされた電磁
部材のシリンダ孔に臨むようにして組み合わされてなっ
ている。
を達成するために、本発明による体感スピーカーは、内
部に収納空間を有するケーシングと、貫通状態で形成さ
れたシリンダ孔を有し、通電によりこのシリンダ孔内に
磁界を形成する電磁部材と、及び電磁部材への通電によ
り振動するようにされた振動体とを備え、そして、この
振動体は、開口を有する支持部材と、開口を有する振動
板と、通孔を囲繞形成する永久磁石と、及び中央部にプ
ランジャ柱が突設された平板状のアーマチュアとを含ん
でおり、振動板をその周囲でケーシングに固定・支持さ
せる一方で、この振動板の一面に永久磁石の一面を当接
させると共に振動板の他面に支持部材の一面を当接さ
せ、さらに、プランジャ柱が永久磁石の通孔と支持部材
及び振動板の開口とを貫通し且つプランジャ柱の先端部
がケーシングの収納空間内に突出状態で臨まされた電磁
部材のシリンダ孔に臨むようにして組み合わされてなっ
ている。
【0005】このようになった体感スピーカーは、通電
による電磁部材の磁界がプランジャ柱を介して永久磁石
による磁界に働くことにより振動体が振動すると共にケ
ーシング全体も振動するので、この振動が人体に直接的
に伝わるようになり、音楽の拍子等を体感できるように
なっている。
による電磁部材の磁界がプランジャ柱を介して永久磁石
による磁界に働くことにより振動体が振動すると共にケ
ーシング全体も振動するので、この振動が人体に直接的
に伝わるようになり、音楽の拍子等を体感できるように
なっている。
【0006】このとき、体感スピーカーの振動体は、ケ
ーシング内に“宙吊り”状態で設置され、そして、アー
マチュアのプランジャ柱の側面と永久磁石の通孔及び振
動板、支持リングの開口の壁面との間に、電磁部材を、
振動体と相対的な往復運動ができるように挿入する必要
がある。また、振動体をケーシングと十分な間隔をもっ
た宙吊り状態とし、電磁部材に電流が流れた時の磁界の
変化によって振動体が振動する場合にケーシング内で自
由に振動できる空間を確保する必要がある。
ーシング内に“宙吊り”状態で設置され、そして、アー
マチュアのプランジャ柱の側面と永久磁石の通孔及び振
動板、支持リングの開口の壁面との間に、電磁部材を、
振動体と相対的な往復運動ができるように挿入する必要
がある。また、振動体をケーシングと十分な間隔をもっ
た宙吊り状態とし、電磁部材に電流が流れた時の磁界の
変化によって振動体が振動する場合にケーシング内で自
由に振動できる空間を確保する必要がある。
【0007】このような体感スピーカーでは、永久磁石
の一面と支持部材とに当接して挟持される振動板の他
に、永久磁石の他面とアーマチュアとの間で挟持される
補助の振動板をもう一枚設けるようにすれば、振動体の
支持がより安定すると共に、より振動力が大きくなり振
動が伝わり易くなる。
の一面と支持部材とに当接して挟持される振動板の他
に、永久磁石の他面とアーマチュアとの間で挟持される
補助の振動板をもう一枚設けるようにすれば、振動体の
支持がより安定すると共に、より振動力が大きくなり振
動が伝わり易くなる。
【0008】また、ケーシングは、平たい環状体に形成
されたプラスチック製のフレーム部材の各側面にアルミ
ニウム等の軽金属製の蓋部材を組み付けるようにして形
成すると、組立て易く、また熱によるケーシングの歪み
が防止でき、具合がよい。
されたプラスチック製のフレーム部材の各側面にアルミ
ニウム等の軽金属製の蓋部材を組み付けるようにして形
成すると、組立て易く、また熱によるケーシングの歪み
が防止でき、具合がよい。
【0009】さらに、フレーム部材の内側壁に永久磁石
と同程度の厚さのフランジ凸条を段状に突設し、このフ
ランジ凸条にて振動板の周縁部を支持するようにする
と、振動体の位置決め・設置が容易に行えるので好まし
い。尚、このような作用をもっていさえすれば、フレー
ム部材の外形は特に制限を受けることはなく、意匠性等
を考慮して適宜設計すればよい。
と同程度の厚さのフランジ凸条を段状に突設し、このフ
ランジ凸条にて振動板の周縁部を支持するようにする
と、振動体の位置決め・設置が容易に行えるので好まし
い。尚、このような作用をもっていさえすれば、フレー
ム部材の外形は特に制限を受けることはなく、意匠性等
を考慮して適宜設計すればよい。
【0010】また、一方の蓋部材の中央部に、電磁部材
のシリンダ孔と連通する開口を形成し、この開口よりケ
ーシングの収納空間内に突出状態で臨むように電磁部材
を組み入れるようにすると、組立てがやり易い。さらに
このとき、蓋部材の開口に補助永久磁石付きの栓部材を
取り付けるようにすると、ケーシング内への埃等の侵入
を防止できると共に、栓部材に付けられた補助永久磁石
が振動体の振幅をより大きくするように作用する。この
栓部材に付着させる補助永久磁石は、円盤形或いは環形
のものを使ってもよいし、多数の孔を設けたものを用い
てもよい。
のシリンダ孔と連通する開口を形成し、この開口よりケ
ーシングの収納空間内に突出状態で臨むように電磁部材
を組み入れるようにすると、組立てがやり易い。さらに
このとき、蓋部材の開口に補助永久磁石付きの栓部材を
取り付けるようにすると、ケーシング内への埃等の侵入
を防止できると共に、栓部材に付けられた補助永久磁石
が振動体の振幅をより大きくするように作用する。この
栓部材に付着させる補助永久磁石は、円盤形或いは環形
のものを使ってもよいし、多数の孔を設けたものを用い
てもよい。
【0011】また、電磁部材は、管状部材にソレノイド
コイルを巻き付けたものを用いればよいが、このとき、
巻き付けられたソレノイドコイルが外れることのないよ
うに管状部材に短いフランジを設けるのが好ましい。
コイルを巻き付けたものを用いればよいが、このとき、
巻き付けられたソレノイドコイルが外れることのないよ
うに管状部材に短いフランジを設けるのが好ましい。
【0012】また、生ゴム等からなる弾性体を蓋部材の
内壁面に取り付けて、振動体の振動を伝達する補助とす
るとさらに体感作用が効果的になる。
内壁面に取り付けて、振動体の振動を伝達する補助とす
るとさらに体感作用が効果的になる。
【0013】
【実施例】それでは、本発明の実施例を添付の図面を参
照して詳細に説明する。図1に本発明による体感スピー
カーの第1実施例の分解斜視図、図2にそれを組み立て
た状態の断面図を示す。図示の第1実施例で、体感スピ
ーカーは、中央部に開口10が設けられた第1蓋部材
9、フレーム部材21、及び第2蓋部材5からなるケー
シングと、開口10に挿入・固定される管状部材11
と、管状部材11が挿入された開口10を塞ぐようにな
った栓部材14と、栓部材14に装着される補助永久磁
石20と、第1、第2蓋部材9、5の内壁面に取り付け
られる弾性体22、22′と、振動体とより構成されて
いる。
照して詳細に説明する。図1に本発明による体感スピー
カーの第1実施例の分解斜視図、図2にそれを組み立て
た状態の断面図を示す。図示の第1実施例で、体感スピ
ーカーは、中央部に開口10が設けられた第1蓋部材
9、フレーム部材21、及び第2蓋部材5からなるケー
シングと、開口10に挿入・固定される管状部材11
と、管状部材11が挿入された開口10を塞ぐようにな
った栓部材14と、栓部材14に装着される補助永久磁
石20と、第1、第2蓋部材9、5の内壁面に取り付け
られる弾性体22、22′と、振動体とより構成されて
いる。
【0014】この内の振動体は、管状部材11内部に挿
入される円柱形のプランジャ柱18が中央部に設けられ
た円板形のアーマチュア17と、アーマチュア17と略
同径で、管状部材11の挿入を受ける通孔を囲繞形成し
た環形の永久磁石19と、永久磁石19と略同形の支持
部材16と、管状部材11の挿入を受ける開口7a及び
多数の溝形孔7bが設けられ、アーマチュア17より径
の大きい環形となった振動板7、7′とより構成され、
図1に示すように、永久磁石19を挟むように振動板
7、7′を配置し、さらにその両外側からアーマチュア
17及び支持部材16により挟むようにして互いに組み
付けられている。このとき、アーマチュア17のプラン
ジャ柱18は振動板7、7′及び支持部材16の開口
と、永久磁石19の通孔とに挿入されるが、プランジャ
柱18の側面と各開口及び通孔の壁面との間の空間は、
ソレノイドコイル12の巻かれた管状部材11が挿入さ
れて往復運動できるだけの十分な間隔を有するようにさ
れている。
入される円柱形のプランジャ柱18が中央部に設けられ
た円板形のアーマチュア17と、アーマチュア17と略
同径で、管状部材11の挿入を受ける通孔を囲繞形成し
た環形の永久磁石19と、永久磁石19と略同形の支持
部材16と、管状部材11の挿入を受ける開口7a及び
多数の溝形孔7bが設けられ、アーマチュア17より径
の大きい環形となった振動板7、7′とより構成され、
図1に示すように、永久磁石19を挟むように振動板
7、7′を配置し、さらにその両外側からアーマチュア
17及び支持部材16により挟むようにして互いに組み
付けられている。このとき、アーマチュア17のプラン
ジャ柱18は振動板7、7′及び支持部材16の開口
と、永久磁石19の通孔とに挿入されるが、プランジャ
柱18の側面と各開口及び通孔の壁面との間の空間は、
ソレノイドコイル12の巻かれた管状部材11が挿入さ
れて往復運動できるだけの十分な間隔を有するようにさ
れている。
【0015】また、管状部材11は、開口10より挿入
されフランジ11′により第1蓋部材9に支持・固定さ
れる。そしてこの管状部材11にはソレノイドコイル1
2が巻き付けられる。このとき、図3に示すように、管
状部材11に短いフランジ11′′を形成すれば、ソレ
ノイドコイル12の脱落を防止することができ非常に具
合がよい。
されフランジ11′により第1蓋部材9に支持・固定さ
れる。そしてこの管状部材11にはソレノイドコイル1
2が巻き付けられる。このとき、図3に示すように、管
状部材11に短いフランジ11′′を形成すれば、ソレ
ノイドコイル12の脱落を防止することができ非常に具
合がよい。
【0016】第1実施例においては、ケーシングを構成
する第1、第2蓋部材9、5をアルミニウムで、また、
フレーム部材21はプラスチックで形成している。この
フレーム部材21は、蓋部材の直径より大きく平たい環
状体とし、その中央部には蓋部材と同径の貫通孔を設け
ており、この貫通孔の内側壁に全周にわたって永久磁石
19と同じ厚さのフランジ凸条21′が形成されてい
る。そして、このフランジ凸条21′を振動板7、7′
の間に介在させるようにして、振動板7、7′を支持・
固定している。尚、本実施例では、フレーム部材21と
振動板7、7′、また、支持部材16、永久磁石19及
びアーマチュア17と振動板7、7′とは、接着剤によ
り固定されている。
する第1、第2蓋部材9、5をアルミニウムで、また、
フレーム部材21はプラスチックで形成している。この
フレーム部材21は、蓋部材の直径より大きく平たい環
状体とし、その中央部には蓋部材と同径の貫通孔を設け
ており、この貫通孔の内側壁に全周にわたって永久磁石
19と同じ厚さのフランジ凸条21′が形成されてい
る。そして、このフランジ凸条21′を振動板7、7′
の間に介在させるようにして、振動板7、7′を支持・
固定している。尚、本実施例では、フレーム部材21と
振動板7、7′、また、支持部材16、永久磁石19及
びアーマチュア17と振動板7、7′とは、接着剤によ
り固定されている。
【0017】図6に振動板7、7′の詳細を示す。図示
のように、振動板7、7′は、ソレノイドコイル12が
巻かれた管状部材11が挿入される開口7aを備えると
共に、振動板自体の柔軟性を増加させるために多数の溝
形孔7b、7b、…を備えており、これにより振動体が
より大きく振動できるようになっている。この振動板
7、7′の材質は、金属、非鉄金属、合成樹脂、紙類等
で適切な弾性を保持することができればどんなものでも
可能である。
のように、振動板7、7′は、ソレノイドコイル12が
巻かれた管状部材11が挿入される開口7aを備えると
共に、振動板自体の柔軟性を増加させるために多数の溝
形孔7b、7b、…を備えており、これにより振動体が
より大きく振動できるようになっている。この振動板
7、7′の材質は、金属、非鉄金属、合成樹脂、紙類等
で適切な弾性を保持することができればどんなものでも
可能である。
【0018】図4及び図5に栓部材14の詳細を示す。
図示のように、栓部材14は管状部材11のシリンダ孔
の径と略同口径をもったカップ状とされ、その底には多
数の磁界通過孔14′′が設けられおり、そしてカップ
状となった栓部材14の口の部分にはフランジ14′が
設けられている。また、栓部材14の底には環形の補助
永久磁石20が装着されている。このようになった栓部
材14は、図5に示すように、管状部材11に挿入さ
れ、管状部材11のフランジ11′にフランジ14′を
被せるようにして固定されている。このような構造とす
ることで、栓部材14に装着した補助永久磁石20とア
ーマチュア17のプランジャ柱18とが、磁界によって
互いに引き合うように作用するため、ソレノイドコイル
12に電流が流れて振動体が振動する際、より振動し易
くなる。
図示のように、栓部材14は管状部材11のシリンダ孔
の径と略同口径をもったカップ状とされ、その底には多
数の磁界通過孔14′′が設けられおり、そしてカップ
状となった栓部材14の口の部分にはフランジ14′が
設けられている。また、栓部材14の底には環形の補助
永久磁石20が装着されている。このようになった栓部
材14は、図5に示すように、管状部材11に挿入さ
れ、管状部材11のフランジ11′にフランジ14′を
被せるようにして固定されている。このような構造とす
ることで、栓部材14に装着した補助永久磁石20とア
ーマチュア17のプランジャ柱18とが、磁界によって
互いに引き合うように作用するため、ソレノイドコイル
12に電流が流れて振動体が振動する際、より振動し易
くなる。
【0019】また、第1実施例においては、生ゴムで形
成された弾性体22、22′を第1、第2蓋部材9、5
の各内壁面に取り付けている。この弾性体22は、第1
蓋部材9の開口10を塞ぐことのないように十分大きな
開口をもった環形とされ、弾性体22′は円板形とされ
ている。このような弾性体を設けることで、振動体の振
動を伝達する手助けとなり、体感作用がより効果的にな
されるようになる。
成された弾性体22、22′を第1、第2蓋部材9、5
の各内壁面に取り付けている。この弾性体22は、第1
蓋部材9の開口10を塞ぐことのないように十分大きな
開口をもった環形とされ、弾性体22′は円板形とされ
ている。このような弾性体を設けることで、振動体の振
動を伝達する手助けとなり、体感作用がより効果的にな
されるようになる。
【0020】以上のようになった第1実施例の体感スピ
ーカーを組み立てた状態の断面を図2に示している。こ
のとき、ケーシング内には、振動体が十分に振動できる
だけの間隔が確保されている。また、第1蓋部材9の開
口10の周囲には、フランジ14′に見合うだけの段差
が設けられており、第1蓋部材9から栓部材14が突出
することなく、同一平面をなすようにされ、後述のよう
にしてチョッキ等へ内装された際に、身体に違和感を与
えないように、また、意匠的にも優れたものとなるよう
になっている。
ーカーを組み立てた状態の断面を図2に示している。こ
のとき、ケーシング内には、振動体が十分に振動できる
だけの間隔が確保されている。また、第1蓋部材9の開
口10の周囲には、フランジ14′に見合うだけの段差
が設けられており、第1蓋部材9から栓部材14が突出
することなく、同一平面をなすようにされ、後述のよう
にしてチョッキ等へ内装された際に、身体に違和感を与
えないように、また、意匠的にも優れたものとなるよう
になっている。
【0021】図7及び図8に本発明による体感スピーカ
ーの第2実施例を示す。尚、第1実施例と同様の作用を
なすものについてはその作用についての説明を省略す
る。両図を参照すれば分かるように、中央部に開口11
0が設けられた第1蓋部材9及び第2蓋部材105から
構成されるケーシングの内部に振動体が“宙吊り”状態
で設置される。
ーの第2実施例を示す。尚、第1実施例と同様の作用を
なすものについてはその作用についての説明を省略す
る。両図を参照すれば分かるように、中央部に開口11
0が設けられた第1蓋部材9及び第2蓋部材105から
構成されるケーシングの内部に振動体が“宙吊り”状態
で設置される。
【0022】第1蓋部材109に設けられた開口110
の壁面には、ソレノイドコイル112が巻かれた管状部
材111がケーシングの収納空間内に突出状態で臨むよ
うにして固定され、そして開口110を塞ぐようにして
栓部材114が取り付けられる。この栓部材114のケ
ーシング内側の側面には、平たい円盤形の補助永久磁石
20が装着されている。また、第1蓋部材109の開口
110の周囲部分には、図に示すように栓部材114に
見合うだけの段差が設けられており、栓部材114と第
1蓋部材119とが同一平面をなすようにされている。
の壁面には、ソレノイドコイル112が巻かれた管状部
材111がケーシングの収納空間内に突出状態で臨むよ
うにして固定され、そして開口110を塞ぐようにして
栓部材114が取り付けられる。この栓部材114のケ
ーシング内側の側面には、平たい円盤形の補助永久磁石
20が装着されている。また、第1蓋部材109の開口
110の周囲部分には、図に示すように栓部材114に
見合うだけの段差が設けられており、栓部材114と第
1蓋部材119とが同一平面をなすようにされている。
【0023】また、振動体は、プランジャ柱118が設
けられたアーマチュア117、永久磁石119、支持部
材116、及び振動板101からなっており、永久磁石
119を挟むようにアーマチュア117と振動板101
を配置し、さらに振動板101を永久磁石119と支持
部材116とで挟むようにして互いに組み付けられてい
る。これら振動板101、支持部材116、アーマチュ
ア117、永久磁石119は接着剤により固定されてい
る。
けられたアーマチュア117、永久磁石119、支持部
材116、及び振動板101からなっており、永久磁石
119を挟むようにアーマチュア117と振動板101
を配置し、さらに振動板101を永久磁石119と支持
部材116とで挟むようにして互いに組み付けられてい
る。これら振動板101、支持部材116、アーマチュ
ア117、永久磁石119は接着剤により固定されてい
る。
【0024】このとき、永久磁石119の通孔にプラン
ジャ柱118が挿入されるので、プランジャ柱118の
側面と永久磁石119の通孔の壁面の間には適切な間隔
115′(図8)が形成されるようにする。また、支持
部材116の開口の壁面とプランジャ柱118の側面と
の間にも、管状部材111が相対的な往復運動ができる
だけの適切な間隔が形成されるようにする。
ジャ柱118が挿入されるので、プランジャ柱118の
側面と永久磁石119の通孔の壁面の間には適切な間隔
115′(図8)が形成されるようにする。また、支持
部材116の開口の壁面とプランジャ柱118の側面と
の間にも、管状部材111が相対的な往復運動ができる
だけの適切な間隔が形成されるようにする。
【0025】図8を見れば分かるように、振動板101
は永久磁石119と支持部材116との間で固定され
る。即ち、振動板101は、環状部102の内縁部分及
び外縁部分に多数の内側突出片103、…、及び外側突
出片104、…を備えた平たい環形となっており、この
内側突出片3、…が支持部材116と永久磁石119と
の間で挟持されて振動板101が固定されるようになっ
ている。
は永久磁石119と支持部材116との間で固定され
る。即ち、振動板101は、環状部102の内縁部分及
び外縁部分に多数の内側突出片103、…、及び外側突
出片104、…を備えた平たい環形となっており、この
内側突出片3、…が支持部材116と永久磁石119と
の間で挟持されて振動板101が固定されるようになっ
ている。
【0026】このように構成された振動体は、図8に示
すように、振動板101の外側突出片104、…を第1
蓋部材109の縁部109′と第2蓋部材105の溝部
107とで挟持させることによってケーシングの内部空
間に“宙吊り”状態で配置される。
すように、振動板101の外側突出片104、…を第1
蓋部材109の縁部109′と第2蓋部材105の溝部
107とで挟持させることによってケーシングの内部空
間に“宙吊り”状態で配置される。
【0027】このように振動体をケーシングの収納空間
に完全に組立てるとき、ソレノイドコイル112の巻か
れた管状部材111が、支持部材116の開口及び永久
磁石119の通孔の各壁面とプランジャ柱118の側面
との空間を相対的な往復運動ができるように挿入され
る。また、ケーシングの内壁面と振動体との間には適切
な間隔115が形成されるようになっている。
に完全に組立てるとき、ソレノイドコイル112の巻か
れた管状部材111が、支持部材116の開口及び永久
磁石119の通孔の各壁面とプランジャ柱118の側面
との空間を相対的な往復運動ができるように挿入され
る。また、ケーシングの内壁面と振動体との間には適切
な間隔115が形成されるようになっている。
【0028】図9〜図12は、オーディオアンプに接続
された本発明による体感スピーカーをシート、チョッ
キ、ベルト、マットレスに内装して、オーディオシステ
ムを構成した場合の実施例を図示したものである。
された本発明による体感スピーカーをシート、チョッ
キ、ベルト、マットレスに内装して、オーディオシステ
ムを構成した場合の実施例を図示したものである。
【0029】本発明による体感スピーカーをシート等に
内装するには各種の方法が考えられる。一例を挙げれ
ば、鋳型の中に適切に体感スピーカーを配列してポリウ
レタン等を流し込み、一体成形する方法がある。但しこ
の時、栓部材を不織布で覆ってポリウレタン等の融けた
ものが体感スピーカー内に浸入しないようにする必要が
ある。
内装するには各種の方法が考えられる。一例を挙げれ
ば、鋳型の中に適切に体感スピーカーを配列してポリウ
レタン等を流し込み、一体成形する方法がある。但しこ
の時、栓部材を不織布で覆ってポリウレタン等の融けた
ものが体感スピーカー内に浸入しないようにする必要が
ある。
【0030】このような体感スピーカーを用いたオーデ
ィオシステムの作用は以下のようになる。すなわち、オ
ーディオアンプから出力される音響信号がソレノイドコ
イルに流れると、この信号の強弱によってソレノイドコ
イルの磁界の強さが変化する。すると、ソレノイドコイ
ルの磁界と永久磁石による磁界の相互作用により振動体
が振動する。その結果、振動体を包含したケーシング全
体が音響信号に従って振動し、この振動が体感スピーカ
ーを内装したシート等の使用者の身体に伝えられ、使用
者はその音楽の拍子等を生々と体感することが出来るの
である。尚、体感スピーカーをチョッキやベルトに内装
する時は、体感スピーカーが着用者の背の方に配置され
るようにするとより効果的である。
ィオシステムの作用は以下のようになる。すなわち、オ
ーディオアンプから出力される音響信号がソレノイドコ
イルに流れると、この信号の強弱によってソレノイドコ
イルの磁界の強さが変化する。すると、ソレノイドコイ
ルの磁界と永久磁石による磁界の相互作用により振動体
が振動する。その結果、振動体を包含したケーシング全
体が音響信号に従って振動し、この振動が体感スピーカ
ーを内装したシート等の使用者の身体に伝えられ、使用
者はその音楽の拍子等を生々と体感することが出来るの
である。尚、体感スピーカーをチョッキやベルトに内装
する時は、体感スピーカーが着用者の背の方に配置され
るようにするとより効果的である。
【0031】本発明による体感スピーカーは、特に中低
音がはっきりと含まれる音楽を鑑賞する時もっとも効果
的となる。これは、中低音の音響信号でもっとも大きく
振動体が振動できるためである。したがって、ステレオ
サウンドシステムを通した音楽鑑賞時等において、体感
スピーカーに中低音の音響信号だけを送るようにして体
感スピーカーをより効果的に作用させることもできる。
このためには、ステレオサウンドシステムの出力をロー
パスフィルタ(low pass filter) に通して、例えば、そ
の出力の中で120Hz以下の信号だけが増幅されるよ
うにして体感スピーカーに送られるようにするとよい。
このような中低音信号だけを分離する方法は、公知のク
ロスオーバコントロール(crossover control) がある。
音がはっきりと含まれる音楽を鑑賞する時もっとも効果
的となる。これは、中低音の音響信号でもっとも大きく
振動体が振動できるためである。したがって、ステレオ
サウンドシステムを通した音楽鑑賞時等において、体感
スピーカーに中低音の音響信号だけを送るようにして体
感スピーカーをより効果的に作用させることもできる。
このためには、ステレオサウンドシステムの出力をロー
パスフィルタ(low pass filter) に通して、例えば、そ
の出力の中で120Hz以下の信号だけが増幅されるよ
うにして体感スピーカーに送られるようにするとよい。
このような中低音信号だけを分離する方法は、公知のク
ロスオーバコントロール(crossover control) がある。
【0032】
【発明の効果】ジャズバンドやポップミュージックバン
ドのエレキギター、電子オルガン、ドラム等の演奏者ら
が図10、11に示したチョッキやベルトを着用して音
楽を演奏すれば、オーディオアンプから出力される音響
信号に応じて体感スピーカーが演奏者自身に振動を与え
るので、自分の演奏する音楽の拍子を生々と体感でき、
一層自分の演奏する音楽に没頭して効果的に音楽を演奏
することが出来る。
ドのエレキギター、電子オルガン、ドラム等の演奏者ら
が図10、11に示したチョッキやベルトを着用して音
楽を演奏すれば、オーディオアンプから出力される音響
信号に応じて体感スピーカーが演奏者自身に振動を与え
るので、自分の演奏する音楽の拍子を生々と体感でき、
一層自分の演奏する音楽に没頭して効果的に音楽を演奏
することが出来る。
【0033】また、特に体感スピーカーを車両のシート
の背もたれに適切な間隙で内装し、車両のオーディオア
ンプにこの体感スピーカーを接続すれば、非常に効果的
な車両の音楽鑑賞用オーディオシステムが構成できる。
の背もたれに適切な間隙で内装し、車両のオーディオア
ンプにこの体感スピーカーを接続すれば、非常に効果的
な車両の音楽鑑賞用オーディオシステムが構成できる。
【0034】さらに、体感スピーカーを、もたれたり、
下に敷いて座ったり、頭を支えたりするようなあらゆる
形態のクッション、あるいは、船舶、飛行機、映画館、
劇場、喫茶店、音楽鑑賞室、電子娯楽室等に設置された
シートやそのクッションに内装すれば、音楽や効果音を
聴くだけでなく、その音楽や効果音に応じた振動を人体
で直接的に感じとることができ、非常に臨場感あふれる
鑑賞が可能となり、また、ディスコ等のダンスホールの
床に適切な間隙で内装すれば、そこで踊る人の足を通し
てダンスミュージックのリズムを体感させることも可能
である。
下に敷いて座ったり、頭を支えたりするようなあらゆる
形態のクッション、あるいは、船舶、飛行機、映画館、
劇場、喫茶店、音楽鑑賞室、電子娯楽室等に設置された
シートやそのクッションに内装すれば、音楽や効果音を
聴くだけでなく、その音楽や効果音に応じた振動を人体
で直接的に感じとることができ、非常に臨場感あふれる
鑑賞が可能となり、また、ディスコ等のダンスホールの
床に適切な間隙で内装すれば、そこで踊る人の足を通し
てダンスミュージックのリズムを体感させることも可能
である。
【0035】あるいは、人の履き物や図10、11に示
したようにチョッキやベルトに体感スピーカーを内装
し、これをヘッドホンステレオ等に接続すれば、如何な
る場所においても上記と同様の効果を得ることが可能と
なる。
したようにチョッキやベルトに体感スピーカーを内装
し、これをヘッドホンステレオ等に接続すれば、如何な
る場所においても上記と同様の効果を得ることが可能と
なる。
【0036】本発明は以上説明してきた如き内容のもの
なので、今まで聴覚にたよってきた音楽鑑賞や映画鑑賞
等において、聴覚と共に体感的に音楽や効果音を感じと
ることができるようになり、より一層臨場感あふれる感
動的な体験が得られる効果がある。
なので、今まで聴覚にたよってきた音楽鑑賞や映画鑑賞
等において、聴覚と共に体感的に音楽や効果音を感じと
ることができるようになり、より一層臨場感あふれる感
動的な体験が得られる効果がある。
【図1】本発明による体感スピーカーの第1実施例の分
解斜視図。
解斜視図。
【図2】図1の体感スピーカーを組み付けた状態の断面
図。
図。
【図3】図1中の管状部材の斜視図。
【図4】図1中の栓部材及び補助永久磁石の分解斜視
図。
図。
【図5】図3及び図4の管状部材、栓部材、補助永久磁
石を組み付けた状態の断面図。
石を組み付けた状態の断面図。
【図6】図1中の振動板の斜視図。
【図7】本発明による体感スピーカーの第2実施例の分
解斜視図。
解斜視図。
【図8】図7の体感スピーカーを組み付けた状態の断面
図。
図。
【図9】本発明による体感スピーカーをシートに内装し
た場合の実施例を示す斜視図。
た場合の実施例を示す斜視図。
【図10】本発明による体感スピーカーをチョッキに内
装した場合の実施例を示す側面図。
装した場合の実施例を示す側面図。
【図11】本発明による体感スピーカーをベルトに内装
した場合の実施例を示す斜視図。
した場合の実施例を示す斜視図。
【図12】本発明による体感スピーカーをマットレスに
内装した場合の実施例を示す斜視図。
内装した場合の実施例を示す斜視図。
5、105 第2蓋部材 9、109 第1蓋部材 7、7′、101 振動板 11、111 管状部材 12、112 ソレノイドコイル 14、114 栓部材 16、116 支持部材 17、117 アーマチュア 19、119 永久磁石 20、120 補助永久磁石 21 フレーム部材 22 弾性体 22′弾性体
Claims (16)
- 【請求項1】 内部に収納空間を有するケーシングと、
貫通状態で形成されたシリンダ孔を有し、通電によりこ
のシリンダ孔内に磁界を形成する電磁部材と、及び電磁
部材への通電により振動するようにされた振動体とを備
えてなる体感スピーカーであって、 振動体は、開口を有する支持部材と、開口を有する振動
板と、通孔を囲繞形成する永久磁石と、及び中央部にプ
ランジャ柱が突設された平板状のアーマチュアとを含ん
でおり、振動板をその周囲でケーシングに固定・支持さ
せる一方で、この振動板の一面に永久磁石の一面を当接
させると共に、振動板の他面に支持部材の一面を当接さ
せ、さらに、プランジャ柱が永久磁石の通孔と支持部材
及び振動板の開口とを貫通し、且つプランジャ柱の先端
部がケーシングの収納空間内に突出状態で臨まされた電
磁部材のシリンダ孔に臨むようにして組み合わされ、そ
して、 通電による電磁部材の磁界がプランジャ柱を介して永久
磁石による磁界に働くことにより振動体が振動すると共
にケーシング全体も振動するようにしたことを特徴とす
る体感スピーカー。 - 【請求項2】 永久磁石の一面と支持部材とに当接して
挟持される振動板の他にもう一枚の補助の振動板が用い
られており、この補助の振動板が、永久磁石の他面とア
ーマチュアとの間に挟持されるようになっている請求項
1に記載の体感スピーカー。 - 【請求項3】 ケーシングは、平たい環状体に形成され
たフレーム部材の各側面に蓋部材を組み付けて形成され
ている請求項1又は請求項2の何れかに記載の体感スピ
ーカー。 - 【請求項4】 電磁部材は、管状部材にソレノイドコイ
ルを巻き付けて形成されている請求項1〜請求項3の何
れかに記載の体感スピーカー。 - 【請求項5】 一方の蓋部材の中央部に電磁部材のシリ
ンダ孔と連通する開口が形成されると共に、この開口に
補助永久磁石付きの栓部材を取り付けるようにした請求
項1〜請求項4の何れかに記載の体感スピーカー。 - 【請求項6】 フレーム部材の内側壁に永久磁石と同程
度の厚さのフランジ凸条を段状に突設し、このフランジ
凸条にて振動板の周縁部を支持するようにした請求項1
〜請求項5の何れかに記載の体感スピーカー。 - 【請求項7】 ケーシング内部の側壁に弾性体を設けた
請求項1〜請求項6の何れかに記載の体感スピーカー。 - 【請求項8】 オーディオアンプに接続された請求項1
〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装した
シートやクッションを用い、オーディオアンプからの信
号に従って体感スピーカーが振動することにより、聴覚
と共に体感的な鑑賞ができるようになった車両、船舶、
飛行機用のオーディオシステム。 - 【請求項9】 オーディオアンプに接続された請求項1
〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装した
シートやクッションを用い、オーディオアンプからの信
号に従って体感スピーカーが振動することにより、聴覚
と共に体感的な鑑賞ができるようになった劇場、映画
館、音楽鑑賞室、喫茶店、電子娯楽室で用いられるオー
ディオシステム。 - 【請求項10】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを床部分
に内装し、オーディオアンプからの信号に従って体感ス
ピーカーが振動することにより、聴覚と共に体感的にリ
ズムを感じとることができるようになったダンスホー
ル。 - 【請求項11】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装
し、オーディオアンプからの信号に従って体感スピーカ
ーが振動することにより音を体感できるようになったチ
ョッキ。 - 【請求項12】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装
し、オーディオアンプからの信号に従って体感スピーカ
ーが振動することにより音を体感できるようになったベ
ルト。 - 【請求項13】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装
し、オーディオアンプからの信号に従って体感スピーカ
ーが振動することにより音を体感できるようになったマ
ットレス。 - 【請求項14】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装
し、オーディオアンプからの信号に従って体感スピーカ
ーが振動することにより音を体感できるようになった
枕。 - 【請求項15】 オーディオアンプに接続された請求項
1〜請求項7の何れかに記載の体感スピーカーを内装
し、オーディオアンプからの信号に従って体感スピーカ
ーが振動することにより音を体感できるようになった履
物。 - 【請求項16】 請求項1〜請求項7の何れかに記載の
体感スピーカーをオーディオアンプに接続し、オーディ
オアンプからの信号に従って体感スピーカーが振動する
ようになったオーディオシステムにおいて、 体感スピーカーに送られる信号をローパスフィルタに通
して中低音部の信号を分離した後、この中低音部の信号
を増幅して体感スピーカーに送るようになっていること
を特徴とするオーディオシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082587A JPH0761185B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 体感スピーカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082587A JPH0761185B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 体感スピーカー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292584A true JPH05292584A (ja) | 1993-11-05 |
JPH0761185B2 JPH0761185B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=13778617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4082587A Expired - Fee Related JPH0761185B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 体感スピーカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761185B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010532181A (ja) * | 2007-06-18 | 2010-10-07 | サイラー・ブロック | 振動履物装置及び振動履物装置と共に使用するエンタテインメントシステム |
EP2679019A4 (en) * | 2011-02-23 | 2017-04-12 | Nokia Technologies Oy | A magnetic shielding apparatus |
CN107261497A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-10-20 | 浙江科信文化发展有限公司 | 家庭式vr—xd座椅 |
CN116985721A (zh) * | 2023-09-25 | 2023-11-03 | 江苏日盈电子股份有限公司 | 车辆音乐控制系统 |
Citations (10)
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JPH02883U (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-05 | ||
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JPH0241996U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-22 |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4082587A patent/JPH0761185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
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EP2679019A4 (en) * | 2011-02-23 | 2017-04-12 | Nokia Technologies Oy | A magnetic shielding apparatus |
CN107261497A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-10-20 | 浙江科信文化发展有限公司 | 家庭式vr—xd座椅 |
CN116985721A (zh) * | 2023-09-25 | 2023-11-03 | 江苏日盈电子股份有限公司 | 车辆音乐控制系统 |
CN116985721B (zh) * | 2023-09-25 | 2023-12-15 | 江苏日盈电子股份有限公司 | 车辆音乐控制系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761185B2 (ja) | 1995-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |