JPS5843283Y2 - 集積回路用差動増幅回路 - Google Patents

集積回路用差動増幅回路

Info

Publication number
JPS5843283Y2
JPS5843283Y2 JP1977129571U JP12957177U JPS5843283Y2 JP S5843283 Y2 JPS5843283 Y2 JP S5843283Y2 JP 1977129571 U JP1977129571 U JP 1977129571U JP 12957177 U JP12957177 U JP 12957177U JP S5843283 Y2 JPS5843283 Y2 JP S5843283Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
transistor
circuit
amplifier circuit
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977129571U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5455250U (ja
Inventor
智洋 岩原
清 曽根
Original Assignee
日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気株式会社 filed Critical 日本電気株式会社
Priority to JP1977129571U priority Critical patent/JPS5843283Y2/ja
Publication of JPS5455250U publication Critical patent/JPS5455250U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5843283Y2 publication Critical patent/JPS5843283Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は半導体集積回路に適した差動増幅回路の改良に
関する。
特に増幅回路の特性を製造時に検査しやすいよう改善さ
れた差動増幅回路に関する。
集稿回路用の増幅器として、差動増幅回路は適した特徴
を備えているため広く用いられている。
増幅器の雑音特性および利得特性は初段のトランジスタ
の特性に大きく依存するため、この種の集積回路の製造
検査では、初段トランジスタの動作検査は重要である。
第1図は従来例の回路図である。
第1図の回路テ初段トランジスタの動作検査を行なうに
は、正規の電源電圧を与えてから、抵抗器R2の両端電
圧を測定することにより、トランジスタQ3のエミンタ
電流をチェックする方法が一般的である。
しかし、通常の集積回路では抵抗値偏差が15多程度あ
り、これにより電流値が正確に測定できないと同時に、
抵抗器R2の偏差はトランジスタQ3のバイアス電流に
大きな影響を与えるため、その両端電圧を測定しても初
段トランジスタの十分な動作検査を行なうことができな
い。
すなわち、第1図の回路で、バイアス用ダイオードD
1 s D 2の順方向電圧VF1.■F2に対し、ト
ランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧VBEとの間
にVFlf:vBE なる関係があるので、トランジスタQ3のエミンタ電流
工。
はとなって、R2の両端電圧はトランジスタQ3の動作
にかかわらず、常に等しい値が現われることになる。
本考案はこれを改良するもので、バイアス回路を僅かに
工夫し、端子電圧を測定するのみで初段トランジスタの
電流増幅率を測定することのできる回路を提供すること
を目的とする。
本考案は、差動増幅回路を構成するトランジスタのベー
スにバイアス電流を供給するための直列抵抗を2個の抵
抗器の直列回路により構成し、その2個の抵抗器の接続
点に測定端子を設け、その2個の抵抗器のうち一方の抵
抗器が、差動増幅回路を構成する2個のトランジスタの
エミッタ合成電流の値を制御する抵抗器と等しく構成さ
れたことを特徴とする。
第2図は本考案実施例の要部回路図である。
第2図は第1図に点線で示す部分に対応する部分のみを
示す図で7ある。
端子T1およびT2は増幅回路の差動入力端子で、それ
ぞれトランジスタQ1およびQ2のベースに接続されて
いる。
トランジスタQ1およびQ2のエミッタは共通に接続さ
れ、トランジスタQ3のコレクタに結合されている。
トランジスタQ3のベースにはバイアス用ダイオードD
1 y D 2が直列に接続され、そのエミッタは抵
抗器R2を介して共通電位点に接続されている。
このような差動増幅回路において、トランジスタQ1の
ベース・バイアス回路に、本考案の特徴がある。
すなわち、トランジスタQ1のベースと、バイアス用ブ
リーダ抵抗R3とR4との接続点には、2個の抵抗器R
11とR1゜が直列に接続されている。
その抵抗器R11とR12との接続点に端子T3が設け
られている。
これを第1図に示す従来例と比較すると、従来例回路の
抵抗器R1が、本考案では2個の直列抵抗R11および
R12に分割され、端子T3がこの接続点に設けられた
ものであることが理解できる。
端子T3には電源リンプル抑圧等のため、外部に大容量
のコンデンサC1が接続されて使用されることが多く、
抵抗器R1□は入力負荷抵抗となるので、高抵抗(例え
ば20KQ以上)に構成される。
抵抗器R12は、抵抗器R2と等しい値となるヨウ、同
一拡散パターンで構成される。
すなわち、集積回路上で近接して同一条件に設計された
2個の抵抗器は容易に等しく構造できるので、この性質
を利用するものである。
動作測定は、回路に電源電圧を与え、抵抗器R12の両
端電圧を測定する。
この測定は、抵抗器R12の両端電圧を直接測定しても
よいが、はじめに端子T2に高い電圧の入力を与えてお
ぎ、トランジスタQ3のコレクタ電流■oをトランジス
タQ2側に吸収すれば、トランジスタQ1のベース電流
がなくなるので、端子T3の電圧は抵抗器R3とR4の
接続点に等しくなる。
次に端子T2の電圧を低い値に設定すると、トランジス
タQ1のベース電流が流れて、このときの端子T3の電
圧を測定し、はじめの端子T3の電圧との差を求めれば
、抵抗器R12の両端電圧VR12を測定したことに等
しい。
次にこの求められた電圧VR12について説明すると、
第2図においてバイアスダイオードD1sD2の順方向
電圧VFI jVF2および差動入力トランジスタのベ
ースエミンク間電圧VBEには前述のように VBE中VFI なる関係が半導体の製造条件から決定されるため、トラ
ンジスタQ3のエミッタ電流は となる。
トランジスタQ1の電流増幅率をhFEとして、トラン
ジスタQ2のベースすなわち端子T2に端子T1の電圧
より低い電位を加えておけば、トランジスタQ2はカン
トオフするため電流■oはトランジスタQ1のエミッタ
電流となり、そのベース電流IBQIは となる。
このベース電流の抵抗器R12での電圧降下分は となる。
ここで本考案の特徴として、R12””R2 に設計されている条件を代入すれば、 となり、電流増幅率hFEを求めるには抵抗R12の両
端で生じる電圧降下分の測定を行なえばよいことになる
しかもこの式かられかるように、この測定結果には抵抗
値の影響が現われない。
第3図は本考案第2実施例の要部回路図である。
この例は第2図の例と比べると、トランジスタQ3が省
かれ、差動増幅器を構成する2個のトランジスタQ1お
よびQ2のエミッタ電流が、抵抗器R2に直接結合され
た回路である。
この場合にも、 R3””R12 となるよう抵抗器R2およびR12を構成すれば、抵抗
器R12の両端電圧は電流増幅率hFEに比例する値が
得られる。
第4図は本考案の第3実施例の要部回路図である。
この例は第2図の例と比べると、抵抗器R2は零であっ
て、バイアス用ダイオードD1は省かれた形のものであ
るが、トランジスタQ3のペースに電流を与える抵抗器
R5について R5””R12+R11 となるよう構成されている。
この場合、R12とR11の電圧降下分をV/、電源電
圧をVとすればなる関係があるので、抵抗器R12の両
端電圧を測定すれば、電流増幅率hFEに比例する値を
得ることができる。
以上述べたように、本考案によればバイアス用抵抗の端
子電圧を測定するのみで、集積回路増幅器初段の動作状
態を適切に検査することのできる回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の回路図、第2図ないし第4図は本考案
実施例要部回路図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動増幅回路を構成するトランジスタ対と、このトラン
    ジスタ対に流れる電流を決定するための第1の抵抗器を
    有し前記トランジスタ対の電流源となる回路と、前記ト
    ランジスタ対のうちの一方のトランジスタに供給される
    ベースバイアス電圧を発生するためのバイアス電圧発生
    回路とを備えた集積回路用差動増幅回路において、前記
    バイアス電圧発生回路の出力端に一端が接続された第2
    の抵抗器と、前記一方のトランジスタのベースに一端が
    接続され他端が前記第2の抵抗器の他端に接続された第
    3の抵抗器と、該第2および第3の抵抗器の接続点に接
    続された端子とをさらに有し、前記第1の抵抗器の抵抗
    値と前記第2の抵抗器の抵抗値との間には一定の比例関
    係が成立することを特徴とする集積回路用差動増幅回路
JP1977129571U 1977-09-27 1977-09-27 集積回路用差動増幅回路 Expired JPS5843283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977129571U JPS5843283Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 集積回路用差動増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977129571U JPS5843283Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 集積回路用差動増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5455250U JPS5455250U (ja) 1979-04-17
JPS5843283Y2 true JPS5843283Y2 (ja) 1983-09-30

Family

ID=29094358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977129571U Expired JPS5843283Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 集積回路用差動増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5843283Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498153A (ja) * 1972-05-10 1974-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498153A (ja) * 1972-05-10 1974-01-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5455250U (ja) 1979-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900008752B1 (ko) 전류미러회로
JPH0595255A (ja) 比較回路装置
JPH0115168B2 (ja)
US3100876A (en) Transistor amplifier having low output noise
JPS5843283Y2 (ja) 集積回路用差動増幅回路
JPH0770935B2 (ja) 差動電流増幅回路
JPS6340900Y2 (ja)
JPS6155284B2 (ja)
US3899743A (en) Biasing circuit for multistage transistor amplifiers
JPS6347065Y2 (ja)
US4137506A (en) Compound transistor circuitry
US4024471A (en) Meter and amplifier circuit for measuring AC and DC signals
JPH0133046B2 (ja)
US4859966A (en) Current amplifier circuit and a current amplifying type differential current converter circuit
JP3547895B2 (ja) 定電流発生回路
JPS643371B2 (ja)
JPS6333726B2 (ja)
JPH0332094Y2 (ja)
JP3058998B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPS6029229Y2 (ja) 差動増幅器
JPH0326670Y2 (ja)
JP3052819B2 (ja) 電圧電流変換回路
JPS60175131A (ja) 電圧安定化回路
JPH05343933A (ja) 電圧電流変換回路
JP3484922B2 (ja) アーリー効果補正回路