JPS5843039B2 - 転写印刷方法 - Google Patents

転写印刷方法

Info

Publication number
JPS5843039B2
JPS5843039B2 JP10102078A JP10102078A JPS5843039B2 JP S5843039 B2 JPS5843039 B2 JP S5843039B2 JP 10102078 A JP10102078 A JP 10102078A JP 10102078 A JP10102078 A JP 10102078A JP S5843039 B2 JPS5843039 B2 JP S5843039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
film
thin film
polyvinyl alcohol
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10102078A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5527271A (en
Inventor
寿雄 丸井
益男 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10102078A priority Critical patent/JPS5843039B2/ja
Publication of JPS5527271A publication Critical patent/JPS5527271A/ja
Publication of JPS5843039B2 publication Critical patent/JPS5843039B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルアルコール系樹脂薄質膜を水面に浮
かべて物体に転写印刷を施すとき、薄質膜の周辺端部の
カールの発生を有効に防止することにより美麗な転写印
刷を達成する方法に関するものである。
薄質膜にパターンを印刷し、この膜を印刷面を上にして
液面に浮かべ、ついで転写を行なわんとする物体をこの
膜に接しつつ液中に沈め、その際の液圧により上記パタ
ーンを物体表面に転写し、その後膜を物体表面より溶解
除去するいわゆる転写印刷法は、特開昭51−2191
1号、特開昭51−21914号公報により公知である
しかしてこれら公報には薄質膜の材料としてポリアクリ
ル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、メチルセルローズ
、カルボキシルメチルセルローズ、ホリエチレンオキサ
イド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸アミド等
の合成高分子、ニカワ、ゼラチン、カゼイン、ポリペブ
タイド等の動物性高分子、澱粉、セルローズ、デキスト
リン、アルブミン、大豆タンハク、アラビアゴム、トラ
ガントゴム等の植物性高分子、フノリ、寒天、アルギン
酸ソーダ等の海藻類高分子、或いはアクリル酸皮膜、メ
チルエステル皮膜、塩化ビニル樹脂、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂、ナイロン等が例示され、特にオブラート(澱
粉膜)について詳しく述べられている。
しかしながら薄質膜として上記の物質を用い、これを水
面に浮べて転写印刷を行なわんとするとき、多色印刷を
可能にする膜強度と伸度を持ち、なおかつ下記に詳記す
る如き水面での膨潤性即ち展開性が良く、柔軟性、軟化
性が犬で物体表面の凹凸に薄質膜が伸長展開しつつ凹凸
面に密着させることは非常に困難であり、上記多数列挙
した材料の中でも実用の可能性を有すると言えるものは
事実上ポリビニルアルコール系樹脂を主体とした薄質膜
に限られると言える。
しかして本発明者らはかかるポリビニルアルコール系樹
脂膜について種々研究を重ねたが、ポリビニルアルコー
ル系樹脂薄質膜を水に浮かべて転写印刷を行なう際、水
面上で水の滲透が薄質膜の下面からのみ行なわれること
、薄質膜上面は印刷インキ層が存在して上下面で基本的
に伸縮性が異なることなどの原因により、薄質膜の周辺
端部が上側にカールすることが避けがたかった。
そしてカールが起きると応力歪みの自由な逃げが困難に
なって第1図の如き周辺端部のカール1のほかにシワ2
が図の如く発生し、はなはだしい場合は中央部にもシワ
2′を生ずるに至り、均一な転写印刷が困難になる恐れ
があった。
この現象は特に膜厚が比較的大きい場合膜表裏の差が激
しくなるため発生しやすい。
そこで膜製造工程中において表裏面の表層構造のバラン
スを変えるとか、熱履歴を変えるとかして、予め膜に逆
方向のカールのくせを与えておくことも若干の解決策に
はなるが、上記難点を解消するまでには至らない。
上記のような理由で、カール発生のため製品率の向上、
転写面の有効利用が充分に果されず、複雑な曲面を有す
る物体、縦長の物体、凹部を有する物体への転写が円滑
に進まず、転写印刷の適用分野が制限されていた。
本発明は上記の如き従来の問題点を完全に解消したもの
であって、ポリビニルアルコール系薄質膜を水面に浮か
べるに先立ち、護膜の周辺端部にポリビニルアルコール
系樹脂を溶解又は膨潤せしめうる液体を添着することを
特徴とするものである。
これにより ■ ポリビニルアルコール系樹脂薄質膜を水面に浮かべ
たとき、周辺端部にカールが生じない。
■ 第1図の如きシワも発生しない ■ 従って膜の全面積が有効に利用ができ、シワの部分
を避げて物体を押しつげるとか、膜面積を過大に見積っ
ておくとかいうような作業上の繁雑さ、不能率さかない
■ 物体が複雑な凹凸を有していても美麗な印刷を施す
ことができる。
という顕著な効果が奏されろ。
薄質膜を構成するポリビニルアルコール系樹脂としては
種々の平均重合度、平均ケン化度を有するものが用いら
れ、特に平均重合度300〜3000、平均ケン化度6
5〜97モル%のものが好適である。
平均重合度が余りに小さいと膜強度、特に水中膜強度が
著しく低く、物体に水圧で転写する際に膜が破裂して印
刷パターンが乱れてしまい、一方平均重合度が余りに高
い場合は強度が強すぎて物体への沿いが劣り、つきまわ
り性が不足する。
又平均ケン化度が低すぎるときは薄質膜の伸び、柔軟性
、つきまわり性がそれぞれ不良であり、一方平均ケン化
度が高すぎるときは、印刷時及び(特に)水面に浮かべ
た時のカール性が大きく、また水面での伸び、柔軟性が
不足し、転写操作におけるつきまわり性が不良であり、
かつ転写後の薄質膜の水洗除去も困難になることが研究
の結果判明した。
なお2種以上のポリビニルアルコール系樹脂を併用する
ときは、そのうちの1種の平均重合度又は平均ケン化度
が上記範囲をはずれていても、混合物全体の平均重合度
又は平均ケン化度が上記範囲内にあればよい。
なお上記平均重合度、平均ケン化度を有するものであれ
ば、不飽和カルボン酸又はそのエステル又は塩、不飽和
スルホン酸又はその塩、炭素数2〜20のα−オレフィ
ン、不飽和アミド、不飽和ニトリル、ビニルエーテル、
塩化ビニル等で共重合変性されていてもよく、アセター
ル化、ウレタン化、エステル化、シアノエチル化、グラ
フト化等の手段により後変性されていてもよい。
ところで薄質膜の基体成分は上記ポリビニルアルコール
系樹脂単独であってもよいが、他の水溶性高分子を全体
の50重量%以下含んでいてもよい。
かかる他の水溶性高分子としては澱粉、化工澱粉、デキ
ストリンなどの澱粉類のほか、ポリアクリル酸アミド、
ポリエチレンオキシド、メチルセルロースをはじめ各種
のものがあげられる。
ブレンド系の場合、ポリビニルアルコール系樹脂の含量
は全体の50重量%以上であることが要求され、50重
量%未満では膜強度が低すぎて印刷性に障害を起すと共
に、印刷された膜を水面に浮かべたときの伸展性が劣る
ようになる。
膜を形成する高分子成分にはポリビニルアルコール系樹
脂に対し約0.02重量%以上のホウ酸又はその塩を含
んでいろことが望ましL−oホウ酸塩とはホウ砂、無水
ホウ砂、ナトリウム塩以外のホウ酸塩などを言う。
ホウ酸又はその塩を添加して製膜することにより、転写
時の膜の伸展率が適度に抑制されて印刷パターンの再現
性が良く、さらに物体に対するつきまわり性が一段と向
上する。
ただし添加量は多くとも10重量%までにとどめるべき
であり、添加量が10重量%を越えるときは粘性が強く
なって流延製膜が困難となるばかりでなく、得られる膜
は固くかつ脆くなり多色印刷に適さない。
又水面に膜を浮べたときに適当な柔軟性が得られず、つ
きまわり性が低下しその結果転写印刷において膜のシワ
に基づく印刷パターンの重合を生じるようになる。
上記0.02〜10重量%の範囲の中でも0.1〜2重
量%が特に好ましい。
なお薄質膜の片面又は両面にホウ酸又はその塩の水溶液
又は溶剤溶液や分散液を塗布、乾燥しておくことによっ
てもホウ酸又はその塩を製膜時に原液中に添加したのと
同様に伸展率の抑制及びつきまわり性の向上を図ること
ができる。
薄質膜の製造は上記各成分を含む水溶液を流延製膜法に
より行なうのが通常であるが、含水押出法での製膜も可
能である。
薄質膜は印刷加工を行なう為に平滑な膜面であることが
好ましいが、場合により梨地処理、各種エンボス処理な
どの表面加工をその片面又は両面に施すことも出来る。
薄質膜の厚みは0.01〜0.1%の範囲から選択する
ことが望ましい。
膜厚が0.01%未満になると膜の強度が低下し印刷性
を損ねるのみならず、転写工程において溶解までの時間
が短くなりすぎて転写可能範囲が狭められると共に、膜
の破断が起り易い。
一方0.1%を越えると、転写時水面での表裏の含水率
差が大きくなりすぎ、水面でのカール性が大きくなるの
で実用に供し得なくなる。
特に好ましい範囲は0.020−0.070%である。
薄質膜に対するパターン印刷は公知の任意の印刷方法が
適用し得ろことは言うまでもない。
さて薄質膜には、これを水面に浮かべるに先立ち、その
周辺端部にポリビニルアルコール系樹脂を溶解又は膨潤
せしめつる液体を添着する。
添着方法としては予め所定のサイズの平板による必要部
分へのプリント又はロール塗工法、必要部分へのスプレ
ー塗工法、必要部分への水蒸気吹付は法などの任意の方
法が採用される。
塗布中は薄質膜周辺端から約10%以内とすることが望
ましい。
ただし薄質膜の大きさがo、5.7’を越えるような大
きな膜のときは周辺端から約15%のあたりまで塗布す
ることもできろ。
塗布中を余りに多くすることは作用効果面での意味がな
いが、塗布中を余りに小さくすると充分なカール防止が
期待できなくなるので、少なくとも約3%は必要となる
添着は端部全体に施す場合のほか、膜の長辺方向の端部
のみに施したり、膜端部にスポット状に添着してもよい
ポリビニルアルコール系樹脂を溶解又は膨潤せしめうる
液体としては <a)水 /b) 水と水混和性溶剤との混合液 (c) 有機溶剤 (d) 上記(a)、(b)又は(C)の液体に酸又
は塩を溶解したもの、又はアルコールやケトンなとポリ
ビニルアルコール系樹脂を溶解又は膨潤せしめえない溶
剤に酸又は塩を溶解したもの があげられろ。
上瞼b)における溶剤としては水と混和性を有するもの
であれば特に限定はなく、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツールなどのアルコール、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、セロソルブなどのエーテル、
酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステルをはじめ種々の
溶剤が用いられる。
水−溶剤混合液中の溶剤の割合は溶剤が混合液の90重
量%以下、特に80〜5重量%を占めろようにすること
が望ましく、極端に溶剤の割合が多くなるとカール防止
効果がなくなってしまう。
ただし溶剤として次の(c)に述べる有機溶剤を用いる
ときは水との割合は任意である。
(c)の有機溶剤としてはジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどがあげら
れる。
(d)における酸又は塩としては、塩酸、リン酸、ピロ
リン酸、硫酸、硝酸、酢酸などの酸、塩化リチウム、臭
化リチウム、塩化べIJ IJウム、臭化べIJ IJ
ウム、硝酸べIJ IJウム、塩化亜鉛、硝酸マグネシ
ウム、塩化第一鉄、臭化カルシウムなどの塩があげられ
る。
(d)における酸の濃度は特に制限はなく広い範囲から
選択でき、塩の濃度は飽和に達するまでの任意の濃度で
あってよい。
(a)、(b) 、(c) 、(a)の中”6ql))
、(c)、(d)が特に良好な効果を奏する。
(a)の水のみを用いる方法は膨潤の程度の安定性が若
干得がたいきらいがある。
添着は原則として薄質膜の上面(即ち印刷面)から行な
う。
上下両面から異なる作用効果の塗工液を使用して行なっ
てもよいが、多くの場合はそこまでするには及ばない。
添着後は必要に応じ乾燥を行なってもよい。
なお印刷した膜を水面に浮かべる場合、インク膜の性質
によってはそのまま転写操作を行なうこともできるが、
インク膜が硬い場合は転写に必要な柔軟性を与えるため
に、溶剤等を表面に塗布してから転写操作を行なうこと
もできる。
これを通常活性化処理と呼ぶが、本発明の端部添着処理
はこの活性化処理の前に行なっても、活性化処理の直後
に行なってもよい。
端部添着処理を行なった薄質膜を印刷面を上にして水面
に浮かべると、膜は縦、横方向に均一に伸展し、膨潤、
軟化する。
伸展率が適当な段階で物体を押しつけて水中に沈めてい
くと膜は液圧により物体の凹凸面に沿ってつきまわって
いく。
この性能を評価する簡易測定法として次の如き試験を行
なう。
今、円錐台形状の有底の溝付きカップ(底部直径65%
φ、頭部直径90%φ、高さ250%で底部より50鬼
の所に巾2%、深さ1%のスリットを有するもの)を標
準物体として採用し、水面上の薄質膜が約30%伸展す
るに至った時点より上記カップを底の方から20Crf
L/mの速度で膜におし当て水中に沈降させて行く試験
をつきまわり性試験と称することとする。
つきまわり性の悪い膜は、カップを水中に沈降させて行
くとき膜が途中で切断したり、あるいはシワ、折れ込み
となって重合したりするが、その様な欠陥が生じないよ
うなカップ底面からの垂直距離でもって薄質膜の転写性
能を評価し得ることが判った。
又凹凸の激しい、或いは曲率の小さい曲面や、狭い溝部
に対する転写適性をも併せ、上記のスリットに対する沿
い方で評価しうるのである。
膜を浮かべる水は単なる水を用いるのが通常であるが、
もし膜の伸展率が大きくて印刷パターンが拡大し、印刷
が不鮮明になるときは、水にホウ酸又はその塩或いはフ
ェノール類を適宜溶解すれば膜の伸展が適度に抑えられ
る。
ホウ酸又はその塩を溶解させろときの濃度はホウ酸の場
ゲで0.02〜0.5重量%、ホウ砂の場合で0.00
2〜0.1重量%とするのが望ましい。
フェノール類を溶解させるときの濃度は0.2〜35重
量%とするのが望ましい。
フェノール類とはフェノール、クレゾール、カテコール
、ピロガロール、レゾルシン、キシレノール、没食子酸
、サリチル酸、pオキシ安息香酸、ナフトール、サリチ
ルアニリド、2・4−ジヒドロキシ安息香酸などがあげ
られろ。
もし水に溶解しがたいときは系をアルカリ性にすればよ
い。
物体に印刷薄質膜を転写した後に薄質膜を除去するには
、物体を水又は流水中に浸漬する方法、噴射水を吹きつ
げる方法などを採用して水洗除去すればよい。
必要なら洗浄水に酵素を入れたり、酸や塩基を添加した
り、水洗時又は水洗後に軽くブラッシングすることもで
きる。
このような水洗操作により膜は容易に溶解除去され、印
刷パターンのみが物体表面に残り、所期の転写四箇]が
完了する。
印刷・々ターンの上からは印刷層保護のためにトップコ
ートを施すのが通常である。
次に実施例をあげて本発明の方法をさらに説明する。
以下「部」、「%」とあるのは特にことわりのない限り
重量基準で表わしたものである。
実施例1〜4、対照例1 平均重合度1400、平均ケン 化度88.5モル%のポリビニル 100 部アルコー
ル(A) 澱粉(B1) 10 部ホウ砂
0.7部の3成分混合物を
水に溶解して20%水溶液とし、ドラム流延製膜法によ
りドラム温度95℃の条件で厚み0.035%の薄質膜
を製造した。
この薄質膜に公知の印刷装置により木目模様を印刷した
次にこの膜を250%X350%の大きさに切りとり、
その四周端部に5%巾に次の液を約51/m相当量宛塗
布し、室温で膜に浸透させると共に乾燥した。
実施例1 水 実施例2 水−メタノール混合液(重量比40:60) 実施例3 塩化リチウムの30%水溶液 実施例4 臭化カルシウムを水−メタノール混合液に溶
解した臭化カルシウム:水:メ タノールの重量比が20:30:50 の溶液 対照例1 塗布せず このような塗布処理を行なった薄質膜を印刷面を上にし
て温度30℃の水面上に浮かべ、55秒経過し伸展率が
30%になった時点の膜端部のカール発生の有無及び膜
面のシワ発生の有無を観察すると共に、その時点よりカ
ップ(底部直径65%、頭部直径90X、高さ250%
のスリット付**有底の円錐台状カップ)を底の方から
20CrrL/#の速度で膜に押しあて水中に沈降させ
ていくつきまわり性試験を行なった。
つきまわり性試験後のカップには常温の噴射水をシャワ
リングすることにより膜部分を溶解除去し、木目模様の
みをカップの側面と底面に付した。
結果を第1表に示す。
実施例5〜8、対照例2 平均重合度1700、平均ケン 化度88.2モル%のポリビニル アルコーノ賦へ 00 部 フィルム柔軟剤(グリセリン) 10 部ホウ酸
0.5部の各成分を水に溶解
して20%水溶液とし、例1の場合と同様にして厚み0
.035%の薄質膜を製造した。
この薄質膜に公知の印刷装置により木目模様を印刷した
次にこの膜を250%×350%の大きさに切りとり、
その四周端部に5朋巾に次の液を約5ff/m″相当量
宛塗布し、室温で膜に浸透させると共に乾燥した。
実施例5 水−メタノール混合液(重量比50:50) 実施例6 ジメチルスルホキシド 実施例7 臭化カルシウムの50%水溶液実施例8 硝
酸マグネシウムを水−メタノール混合液に溶解した硝酸
マグネシウム:水: メタノールの重量比が30:40: 30の溶液 対照例2 塗布せず このような塗布を行なった薄質膜を印刷面を上にして温
度30℃の水面上に浮かべ、40秒経過し伸展率が30
%になった時点の膜端部のカール発生の有無及び膜面へ
のシワ発生の有無を観察すると共に、その時点よりカッ
プを押しつげていくつきまわり性試験を行なった。
結果を第2表に示す。
実施例9〜12、 対照例3 平均重合度1700、平均ケン化 度88.2モル%のポリビニルアル コール 0 部 平均重合度1200、平均ケン化 度96.5モル%のポリビニルアル 20 部コール ホウ砂 0.5部の各成分を水
に溶かして17%水溶液とし、例1の場合と同様にして
厚み0.035%のフィルムを製造した。
このフィルムに公知の印刷装置により木目模様を印刷し
た。
次にこの膜を250%×350%の大きさに切りとり、
その四周端部に5部巾に次の液を約5’11/m’宛塗
布し、自然乾燥した。
実施例9 水−酢酸エチル混合液(重量比85:15
) 実施例10 N−メチルピロリドン 実施例1110%塩酸 実施例12 塩化亜鉛の40%水溶液 対照例3 塗布せず このような塗布処理を行なった薄質膜を印刷面を上にし
て温度30℃の水面上に浮かべ、35秒経過し伸展率が
30%になった時点の膜端部のカールの発生の有無及び
膜面のシワ発生の有無を観察すると共に、その時点より
カップを押しつげていくつきまわり性試験を行なった。
結果を第3表に示す。
実施例13〜19、対照例4〜6 次の組成の混合水溶液(なお常用の柔軟剤及び改質剤と
してジグロピレングリコール6%(対樹脂)、ノニオン
系界面活性剤0.4%(対樹脂)を添加した。
)から厚み0.035%の薄質膜を製造した。
薄質膜の片面に大埋石模様を印刷し、これを250%x
35o%の大きさに切りとった。
次にこの印刷面にインクと親和性のある溶剤の一定量を
薄く塗布してインクを活性化し、続いてその上から膜の
四周端部に8%巾に下記の液を約59 / rn:宛塗
布し、この膜を直ちに温度30℃の水面に浮かべてカッ
プへの転写印刷を行なった。
結果を第4表に示す。
実施例13〜15、対照例4 平均重合度1700、平均ケン化 度77.8モル%のポリビニルアル 95 部コール(
A) 分子量400万のポリエチレンオ 、音シキサイド(
B2) ホウ砂 0.5部塗布液 正リン酸の40%水溶液(実施例13) 水−メタノール混合液(重量比50:50)(実施例1
4) 塩化リチウムの30%水溶液(実施例15)塗布せず(
対照例4) 実施例16〜17、対照例5 平均重合度1700、平均ケン化度 88.2モル%のポリビニルアルコー ル(A) 75部 白色デキストリン(B1) メチルセルロース(B2) 20部 5部 塗布液 水−アセトン混合液(重量比35:65)(実施例16
) 酢酸の15%水溶液(実施例17) 塗布せず(対照例5) 実施例18〜19、対照例6 ホウ砂 平均重合度1700、平均ケン化 度88,2モル%のポリビニルアル コール(A) 平均分子量200万のポリアクリ ル酸アミド(B2) 0 0 0.3部 塗布液 水(実施例18) 塩化第一鉄の25%水溶液(実施例19)塗布せず(対
照例6) 実施例20〜23、対照例7 平均重合度1400、平均ケン化度86.5モル%、厚
み0.045%のポリビニルアルコール薄質膜に木目模
様を印刷した。
この膜を250%×350%の大きさに切りとり、その
四周端部に8%巾に下記の液を約5 f / m”宛塗
布し、室温にて浸透、乾燥させた後、印刷面全体にイン
クと親和性のある溶剤の一定量を薄く塗布してインクを
活性化し、続いてこの膜を印刷面を上にして温度25℃
の0.02%ホウ砂水溶液上に浮かべ、130秒経過し
伸展率が45%になった時点からカツフヘの転写印刷を
行なった。
結果を第5表に示す。
塗布液 ジメチルホルムアミド(実施例20) 塩化リチウムの30%水溶液(実施例21)臭化カルシ
ウムの50%メタノール溶液(実施例22) 塩化ベリリウムを水−メタノール混合液に溶解した塩化
ベリリウム:水:メタノールの重量比が15:60:2
5の溶液(実施例23) 塗布せず(対照例7)
【図面の簡単な説明】
図は水面に浮かべた薄質膜のカール及びシワ発生の状況
を示した説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とする薄質膜
    をその印刷面を上にして水面に浮かべ、ついで物体をそ
    の上から押圧、沈降させていくことにより物体表面に印
    刷パターンを転写させろ転写印刷方法において、上記薄
    質膜を水面に浮かべるに先立ち護膜の周辺端部にポリビ
    ニルアルコール系樹脂を溶解又は膨潤せしめうる液体を
    添着することを特徴とする転写印刷方法。 2 液体が水である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 液体が水と水混和性溶剤との混合液である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4 液体がポリビニルアルコール系樹脂を溶解又は膨潤
    しうる有機溶剤である特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 5 液体として酸又は塩を溶解した液体を用いろことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP10102078A 1978-08-18 1978-08-18 転写印刷方法 Expired JPS5843039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10102078A JPS5843039B2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 転写印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10102078A JPS5843039B2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 転写印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5527271A JPS5527271A (en) 1980-02-27
JPS5843039B2 true JPS5843039B2 (ja) 1983-09-24

Family

ID=14289511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10102078A Expired JPS5843039B2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 転写印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5843039B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629069U (ja) * 1986-03-22 1987-01-20
CN103862905A (zh) * 2012-12-14 2014-06-18 梁炎添 腰线水转印处理工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5527271A (en) 1980-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101054678B1 (ko) 수압 전사방법 및 수압 전사용 베이스 필름
JPS62797B2 (ja)
US8795789B2 (en) Coating agent for a water pressure transfer film, a water pressure transfer method and a water pressure transfer article
JPS5959995A (ja) キヤスト塗被紙の製造方法
JP5442878B2 (ja) 水圧転写フィルム
JPH0317958B2 (ja)
JP5561894B2 (ja) 樹脂組成物およびその用途
JPS5843039B2 (ja) 転写印刷方法
CA1052637A (en) Transfer elements and process
JPS5841752B2 (ja) 転写印刷方法
JPS5841754B2 (ja) 転写印刷方法
JPS5857093B2 (ja) 凸版用フオトポリマ−版の製造法
JPS5841753B2 (ja) 転写印刷方法
JPS6054338B2 (ja) 薄質膜
JP3040713B2 (ja) 積層体
JP3313484B2 (ja) 転写印刷用薄膜
JPH0911623A (ja) 感熱記録紙
DE2918639C2 (ja)
WO1983001228A1 (en) Non-carbon copying paper
JPS625046B2 (ja)
JPH07224262A (ja) アプリケーションテープの製造方法
JPH0323098B2 (ja)
JPS6262995A (ja) キヤスト塗被紙の製造方法
CA2263229A1 (en) Support with super-absorbent material, method for the preparation thereof and use
JP2990881B2 (ja) キャスト塗被紙の製造方法