JPS5842998B2 - 受像管の取付方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビジョン受像機の受像管の取付方法に関す
るものであり、取付けの作業能率を改善した方法を提供
することを目的とする。

第１図にテレビジョン受像機の斜視図を示す。

１はキャビネット、２は受像管、３はチャンネルインジ
ケータ、４は選局ボタン、５は調整つまみ、６は通気兼
用把手、７はエスカッションである。

第２図に従来のテレビジョン受像機の断側面図の一例を
示す。

キャビネット１に根子１３によって前面板９が取り付け
られ、この前面板９にはビス１１を埋設した受像管固定
具１０が取り付けられている。

このため受像管２の取付バンド８の耳片を上記ビス１１
に通し、ナツト１２で固定すれば受像管２をキャビネシ
ト１に固定することができるものである。

しかしながらこのような構成では受像管２はキャビネッ
ト１の後方開口部から挿入し、キャビネット１の最も奥
で取り付は作業を行わなければならないため、狭いスペ
ースで困難な作業を行う必要があり、作業能率の悪いも
のであった。

本発明はこれらの欠点を解決し、品質の良いテレビジョ
ン受像機を提供することを目的としたものであり、以下
本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第３図、第４図に示すようにまず、基板１６に木片２３
を基板１６の前面からねじ入れたねじ２５によりその後
面に固定する。

次にビス２４を埋設した固定具１７を予め基板１６の後
面の下方に取り付け、上記ビス２４を、受像管１８の取
付バンド２６の耳片１９の透孔２７に挿入し、ナツト２
０で固定する。

次にキャビネット１４に取り付けておいた根子１５に接
着剤２２を塗付し、一方、木片２３側にも接着剤２２を
塗付し、上記木片２３を上記根子１５に接着固定させる
。

このため受像管１８はキャビネット１４に固定されるも
のである。

最後にエスカッション２１をキャビネット１４の前面に
取り付ければよい。

このため、受像管１８をキャビネット１４の前面側から
取り付けることができ、キャビネットの奥に手を入れて
困難な作業を行う必要がなくなるものである。

以上のように本発明によれば、あらかじめ受像管に固定
用部材を取り付けてむきその後キャビネットの前方から
取り付けることができるので、受像管を取り付ける際に
は全てキャビネットの前方からの作業のみによって取り
付けることができて作業性を良くすることができる。

さらに、一旦取り付けた後も、キャビネットの前面から
ねじを外して基板を木片から分離させることにより簡単
に受像管を基板とともに前方に引き出すことができ、キ
ャビネット内に手を入れなくても引き出すことができる
ので修理等を容易に行なうことができる。

また、キャビネットに取り付けている状態においては、
木片と根子は接着されており、木片と基板はねじ止めさ
れており、基板と受像管はビスとナツトで固定されてい
るから、いずれの固着部分も充分な強度を有し、振動等
によって簡単に前方に脱落してしまうおそれもないもの
である。

しかもこれらの作業は平面上で行なえる比較的単純な作
業であるので機械による作業の自動化が可能となる０ また作業者の熟練に頼る作業が少なく、品質が安定する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はテレビジョン受像機の斜視図、第２図は従来の
受像管の取付方法の一例の断側面図、第３図、第４図は
本発明の受像管の取付方法の一実施例にむける断側面図
釦よび分解側面図である。 １４・・・・・・キャビネット、１５・・・・・・根子
、１６・・・・・・基板、１７・・・・・・固定具、１
８・・・・・・受像管、１９・・・・・・取付ハンド、
２０・・・・・・ナツト、２１・・・・・・エスカッシ
ョン、２２・・・・・・接着剤、２３・・・・・・木片
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 受像管に耳片を有する取付バンドを取付け、キャビ
   ネットの前方部分の内側面に根子を取付け、上記受像管
   取付用の基板を設けてその前面からねじ入れたねじによ
   って上記基板の後面に予め木片を取り付け、上記基板の
   後面に予め取り付けたビスを上記受像管の耳片の透孔に
   挿入しナツトを嵌め合わせて上記受像管に上記基板を取
   り付け、しかる後に、上記受像管および基板を上記キャ
   ビネットに前方から嵌め合わせ上記木片を上記根子に接
   着剤で接着することにより上記受像管を上記キャビネッ
   トに取り付けるようにした受像管の取付方法。