JPH044186Y2 - - Google Patents

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JPH044186Y2
JPH044186Y2 JP15606984U JP15606984U JPH044186Y2 JP H044186 Y2 JPH044186 Y2 JP H044186Y2 JP 15606984 U JP15606984 U JP 15606984U JP 15606984 U JP15606984 U JP 15606984U JP H044186 Y2 JPH044186 Y2 JP H044186Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パネル用角形計器の取付装置に関
するものである。
(従来技術) 一般のパネル用角形計器は、第7図に示すよう
に、計器ケース1をパネル2の開口部2aに挿入
し、前面板3のみがパネル2の前面に露出するよ
うにして取り付けられる。ここで、4は端子、5
は計器冷却用の通風口である。
第8図は、上記計器ケース1をパネル2に固定
するための従来の計器取付装置を示している。
図において、6はL字形金具で、計器ケース1
の後面に埋め込まれた埋込具7に、締め付けねじ
8を締め付けることにより、その先端部6aがパ
ネル2の後面を押圧する。したがつて、この押圧
により、パネル2が前面板3とL字形金具6の先
端部6aとの間に挟み込まれ、これによつて、計
器ケース1がパネル2に固定される。
ところで、上記のように、締付ねじ8を締め付
けて計器ケース1をパネル2に固定させる場合、
その締め付けトルクによつて、上記埋込具7に
は、100Kg以上の強大な引抜力がかかつてしまう。
ところが、上記計器ケース1は、通常、プラスチ
ツクで形成されているので、埋込具7を埋め込み
固着させる力があまり強大なものとはいえない。
したがつて、締付ねじ8を締めすぎると、上記引
抜力によつて、埋込具7がプラスチツクの計器ケ
ース1から引き抜けてしまう欠点がある。また、
上記締付時にL字形金具6が傾いていたりする
と、その先端部6aがパネル2後面とうまく当接
せず、上記L字形金具6が外れて計器ケース1が
脱落してしまう欠点もあつた。
(考案の目的) この考案は上記欠点を解消するためになされた
もので、コイルスプリングの弾力を利用して計器
ケースをパネルに弾力的に押圧して固定させると
ともに、上記計器ケースに、取付具の一部と嵌合
してこの取付具が傾くのを防ぐ溝を設けることに
より、埋込具にかかる引抜力を軽減して上記埋込
具が引き抜けるのが防止でき、しかも、取付具が
傾いたりして外れることがない計器取付装置を提
供することを目的としている。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、この考案は、角形
計器ケースの表面のコーナ部分に、このコーナの
稜線と並行に一対の溝を設けるとともに、上記計
器ケースに埋め込まれた埋込具に取付ねじを締結
することにより上記計器ケースに取り付けられ、
上記ケースをパネルに固定する取付具を備え、こ
の取付具は、上記溝に嵌合するエツジを有し、前
後両端の曲折部にボルトガイド孔が設けられたフ
レームと、上記ボルトガイド孔を貫通して先端部
がパネルの後面に当接するボルトと、このボルト
にフレーム内部で螺合するナツトと、上記ボルト
に外装され、両端が上記ナツトとフレームの後方
側の曲折部とに当接するコイルスプリングとを具
備してなる構成とし、コイルスプリングの弾力を
利用して計器ケースをパネルに弾力的に押圧して
固定させるとともに、上記計器ケースに、取付具
の一部と嵌合してこの取付具が傾くのを防ぐ溝を
設けている。
(考案の実施例) 第1図は、この考案の一実施例にかかる計器取
付装置によつて、計器をパネルの取り付けた状態
を示している。
図に示すように、計器ケース10の表面の各コ
ーナ部分には、これらのコーナの稜線と並行な溝
11がそれぞれ一対ずつ設けられている。この溝
11は、幅2mm、深さ1.5mm、長さ90〜100mm程度
のものでよい。この程度の溝11ならば、計器ケ
ース10を壁厚にする必要がないので、計器ケー
ス10の内容量に何ら影響を与えることがない。
また、成型も容易である。
さて、上記計器ケース10には埋込具7が埋め
込まれており、この埋込具7と取付ねじ12との
螺合により、取付具13が計器ケース10に固定
される。このとき、上記取付具13のフレーム1
4のエツジ14aは、第2図に示すように、上記
溝11に嵌合する。この嵌合は取付具13を溝1
1に沿つて挿入させるか、あるいは、破線で示す
ように、一方のエツジ14aを溝11に嵌合した
のち、矢印A方向に取付具13を回転させて他方
のエツジ14aを嵌合させてもよい。ここで、第
1図の計器ケース10の後面の取付具13の取り
付け部分には、計器ケース10後面より10mm程度
下がる段差15が形成されている。したがつて、
上記取付具13の固定後に、この取付具13が計
器ケース10後面よりも突出しないので、端子4
の配線をする際に邪魔にならない。また、上記段
差15は、取付ねじ12を締める際にフレーム1
4が右旋回するのを防ぐ役目もする。
つぎに、上記取付具13の構成を第3図に基づ
いて説明する。
図に示すように、取付具13はフレーム14、
ボルト16、ナツト17およびコイルスプリング
18によつて構成されている。上記フレーム14
の前後両端の曲折部14b,14cにはボルト1
6が貫通するボルトガイド孔19a,19bが設
けられている。また、上下には、フレーム14が
計器ケース10の冷却用通風口5(第1図参照)
を塞がないように、空気抜き穴20が設けられて
いる。21は取付ねじ12のねじ挿通孔である。
こうして、ボルト16を、その先端16aか
ら、ボルトガイド孔19a、コイルスプリング1
8に通したのち、ナツト17を螺合し、さらに、
他方のボルトガイド孔19bに通すことにより、
第4図に示すような取付具13が組立てられる。
ここで、この実施例では、ボルト16として
M4のねじでねじ部の長さが60mm、全長115mmのも
のを用い、取付ねじ12と間違わないように頭部
を丸頭にしている。また、コイルスプリング18
は、素線径1.6mm、平均巻径5.8mm、巻数37回、自
由長93mm、ばね係数約1Kg/mmのものを使用して
いる。さらに、フレーム14は、上記コイルスプ
リング18の自由長およびナツト17の厚み(こ
の実施例では4mm)を考え合わせた上で、上記ナ
ツト17を締めるのに余裕のある長さが必要であ
る。したがつて、この実施例では、上記フレーム
14の長さを100mmとしてある。
さて、上記のように組立てられた取付具13に
おいて、コイルスプリング18の両端は、それぞ
れフレーム14の後方の曲折部14bとナツト1
7に当接している。また、ボルト16は、ボルト
ガイド孔19a,19bのガイド方向に摺動自在
である。したがつて、上記ナツト17を回して移
動させて、コイルスプリング18を圧縮すると、
このコイルスプリング18の弾力によつて、上記
ボルト16の先端16aには初期荷重Fが働く。
この初期荷重Fは、ナツト17を移動させること
によつて自由に変えられることはいうまでもな
い。たとえば、この実施例では、ナツト17を第
4図の右方向へ15mm移動させて(すなわち、コイ
ルスプリング18を15mm縮める)、初期荷重F=
15Kgとしている。
第5図は、上記取付具13によつて、計器ケー
ス10をパネル2に取り付けた状態を示す。
図において、取付具13は、計器ケース10
に、取付ねじ12によつて固定されているので、
コイルスプリング18の弾力により、ボルト16
の先端16aが、パネル2の後面を強く押圧する
ことになる。したがつて、パネル2は、前面板3
とボルト16の先端とで挟み込まれる形となり、
これによつて、計器ケース10がパネル2に固定
される。ここでパネル2の厚さを6mmとすると、
コイルスプリング18は15+6=21mm圧縮された
ことになり、その押圧力F1は21Kgとなる。した
がつて、第1図に示したように、取付具13を対
角に2個取り付けた場合には、21Kg×2=42Kgと
なり、計器を固定するには充分な押圧力をかける
ことができる。
ここで、上記コイルスプリング18は上記圧縮
力に耐えられるよう、許容応力に充分な余裕を持
たせることが必要である。なお、上記計器ケース
10の取り付け時には、ボルト16の頭部が、パ
ネル2の厚み分だけ突出するが、第1図に示した
ように、計器ケース10には段差15を設けてあ
るので、上記頭部は、計器ケース10の後面より
も突出せず、端子配線の際に邪魔にならない。
ところで、複数の計器をパネル2に取り付ける
場合、上述のように、取付具13をケース10の
対角に設けると、互いに隣接する計器ケース10
同志の干渉がなくなるので、たとえば、第1図の
実施例の場合には、上下方向に密接して取り付け
ることができる。また、横方向に計器ケース10
を配列したいときには、第6図に示すように、取
付具13を上下に突出するような形式のものにす
ればよい。なお、大型の計器を取り付けたいとき
は、コーナ全てに取付具13を取り付ける必要が
あるが、150mm×150mm以下の小型計器では、上述
のように2個取り付けるだけで充分である。
このように、計器ケース10をパネル2に取り
付ける際に、取付ねじ12の締め付けによつて計
器ケース10を固定するのではなく、コイルスプ
リング18の弾力的な押圧力によつて計器ケース
10を固定したので、埋込具7にかかる引抜力が
大きく軽減される。したがつて、埋込具7が計器
ケース10から引き抜かれて、計器ケース10が
パネル2から脱落する危険がない。また、フレー
ム14のエツジ14aが溝11に嵌合しているの
で、取付具13が傾いて外れてしまうこともなく
なる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、コイ
ルスプリングの弾力を利用して計器ケースをパネ
ルに弾力的に押圧して固定させるとともに、上記
計器ケースに取付具の一部と嵌合してこの取付具
が傾くのを防ぐ溝を設けることにより、埋込具に
かかる引抜力を軽減して上記埋込具が引き抜ける
のが防止でき、しかも、取付具が傾いたりして外
れることがない計器取付装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる計器取付
装置でパネルに計器ケースを取り付けた状態を示
す斜視図、第2図は第1図の−断面図、第3
図は取付具の分解図、第4図は取付具を示す側面
図、第5図は上記計器取付装置を示す側面図、第
6図は他の実施例を示す斜視図、第7図は一般の
計器の取り付けを示す側面図、第8図は従来の計
器取付装置を示す側面図である。 2……パネル、2a……開口部、3……前面
板、7……埋込金具、10……計器ケース、11
……溝、12……取付ねじ、13……取付具、1
4……フレーム、14a……エツジ、14b,1
4c……曲折部、16……ボルト、17……ナツ
ト、18……コイルスプリング、19a,19b
……ボルトガイド孔。なお、図中同一符号は同一
もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角形計器ケースを、パネルの開口部に挿入し、
    ケースの前面板をパネルの前面に露出して取り付
    ける際に使用する計器取付装置において、上記計
    器ケースのコーナ部分に、このコーナの稜線と並
    行に一対の溝を設けるとともに、上記計器ケース
    に埋め込まれた埋込具に取付ねじを締結すること
    により上記計器ケースに取り付けられ、上記ケー
    スをパネルに固定する取付具を備え、この取付具
    は、上記溝に嵌合するエツジを有し、前後両端の
    曲折部にボルトガイド孔が設けられたフレーム
    と、上記ボルトガイド孔を貫通して先端部がパネ
    ルの後面に当接するボルトと、このボルトにフレ
    ーム内部で螺合するナツトと、上記ボルトに外装
    され、両端が上記ナツトとフレームの後方側の曲
    折部とに当接するコイルスプリングとを具備して
    いることを特徴とする計器取付装置。
JP15606984U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH044186Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15606984U JPH044186Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP15606984U JPH044186Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6170727U JPS6170727U (ja) 1986-05-14
JPH044186Y2 true JPH044186Y2 (ja) 1992-02-07

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