JPS5842851B2 - 2−(4′−アルキルフエニル)プロピオン酸の製造方法 - Google Patents
2−(4′−アルキルフエニル)プロピオン酸の製造方法Info
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- JPS5842851B2 JPS5842851B2 JP2308076A JP2308076A JPS5842851B2 JP S5842851 B2 JPS5842851 B2 JP S5842851B2 JP 2308076 A JP2308076 A JP 2308076A JP 2308076 A JP2308076 A JP 2308076A JP S5842851 B2 JPS5842851 B2 JP S5842851B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(In)
〔式(III)中、Rは直鎖または分枝状低級アルキル
基を表わす〕で示される2−(4’−アルキルフェニル
)プロピオン酸の新規な製造方法に関するものである。
基を表わす〕で示される2−(4’−アルキルフェニル
)プロピオン酸の新規な製造方法に関するものである。
本発明の方法によって得られる一般式(III)で示さ
れる化合物中には医薬品特に消炎鎮痛剤とじ※※て有用
なものがある。
れる化合物中には医薬品特に消炎鎮痛剤とじ※※て有用
なものがある。
例えば2−(47−インブチルフェニル)プロピオン酸
はその代表的な化合物である。
はその代表的な化合物である。
2− (4’−アルキルフェニル)プロピオン酸の製造
法については既に多くの合成方法が提示されている。
法については既に多くの合成方法が提示されている。
例えば特公昭43−22297、特公昭47−1810
5、特公昭47−24550、特開昭49−10804
0、特開昭49−13351、特開昭50−4040、
および特開昭50−135049等がある。
5、特公昭47−24550、特開昭49−10804
0、特開昭49−13351、特開昭50−4040、
および特開昭50−135049等がある。
しかしながらこれら既知の製造方法は必ずしも十分満足
される工業的製法とはいい難い面がある。
される工業的製法とはいい難い面がある。
すなわち合成経路が長くて煩雑であるもの、副原料薬品
として金属カリウム、金属ナトリウム、金属マグネシウ
ム、よう化メチル、よう素、赤りん、過マンガン酸カリ
ウム、クロム酸ナトリウムおよび酸化銀など取扱上発火
などの危険性のあるものや、高価な原料薬品を必要とす
るもの、あるいは200℃以上もの高温で反応させるな
どの難点を有し、しかも必ずしも好結果が得がたい。
として金属カリウム、金属ナトリウム、金属マグネシウ
ム、よう化メチル、よう素、赤りん、過マンガン酸カリ
ウム、クロム酸ナトリウムおよび酸化銀など取扱上発火
などの危険性のあるものや、高価な原料薬品を必要とす
るもの、あるいは200℃以上もの高温で反応させるな
どの難点を有し、しかも必ずしも好結果が得がたい。
本発明者は工業的に有利な製造方法を開発することを目
的に研究した結果、下記反応式(A)に示す新規な合成
経路による2−(4′−アルキルフェニル)プロピオン
酸の製造方法を見出し本発明を完成した。
的に研究した結果、下記反応式(A)に示す新規な合成
経路による2−(4′−アルキルフェニル)プロピオン
酸の製造方法を見出し本発明を完成した。
〔式(A)中、Rは直鎖状または分枝状低級アルキル基
を表わす〕。
を表わす〕。
すなわち本発明はアルキルベンゼンとジアセチルを縮合
させて3− (4’−アルキルフェニル)−3−ヒドロ
キシ−2−ブタノンとする工程■と、次にこれを加水素
分解して3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブタノ
ンとする工程■と、さらにこれを酸化的分解して2−
(4’−アルキルフェニル)プロピオン酸とする工程■
とから成るものである。
させて3− (4’−アルキルフェニル)−3−ヒドロ
キシ−2−ブタノンとする工程■と、次にこれを加水素
分解して3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブタノ
ンとする工程■と、さらにこれを酸化的分解して2−
(4’−アルキルフェニル)プロピオン酸とする工程■
とから成るものである。
本発明の方法は煩雑な既知の製造方法に比べると合成経
路が短かく、しかも各工程とも反応条件および操作が簡
易であり工業的に容易に実施できるのみならず、副原料
薬品も前記した既知製法のような危険性のあるものや、
高価なものを用いないことなど工業的に有用な製造方法
を提供するものである。
路が短かく、しかも各工程とも反応条件および操作が簡
易であり工業的に容易に実施できるのみならず、副原料
薬品も前記した既知製法のような危険性のあるものや、
高価なものを用いないことなど工業的に有用な製造方法
を提供するものである。
■工程(7) 3− (4’−アルキルフェニル) −
3ヒドロキシ−2−ブタノンの製造はアルキルベンゼン
とジアセチルを縮合剤の存在下に反応させることによっ
て行なわれる。
3ヒドロキシ−2−ブタノンの製造はアルキルベンゼン
とジアセチルを縮合剤の存在下に反応させることによっ
て行なわれる。
縮合剤としては無水塩化アルミニウムや硫酸などのよう
ないわゆるフリーデルクラフト型の縮合剤が用いられる
。
ないわゆるフリーデルクラフト型の縮合剤が用いられる
。
この反応はアルキルベンゼンと縮合剤との混合物中にジ
アセチルを滴下し、かきまぜることによって円滑に進行
する。
アセチルを滴下し、かきまぜることによって円滑に進行
する。
反応温度は一り℃〜室温特に−5℃〜+15℃が好まし
い。
い。
アルキルベンゼンとジアセチルとジアセチルとの使用モ
ル比は当モル比であればよいがアルキルベンゼンは溶媒
を兼ねて過剰に使用する方が好しい結果を与える。
ル比は当モル比であればよいがアルキルベンゼンは溶媒
を兼ねて過剰に使用する方が好しい結果を与える。
縮合剤は例えば無水塩化アルミニウムをジアセチル1モ
ルに対して0.5〜2.0モル使用するのが好適である
。
ルに対して0.5〜2.0モル使用するのが好適である
。
反応はジアセチルの滴下を1〜3時間要して徐々に行な
い、滴下後、1〜3時間かきまぜことによって終了する
。
い、滴下後、1〜3時間かきまぜことによって終了する
。
この反応は反応系に不活性な溶媒、例えば二硫化炭素お
よびニトロベンゼンなどを使用することもできるがむし
ろアルキルベンゼンの過剰を用いた方が反応後の処理が
簡単で好ましい。
よびニトロベンゼンなどを使用することもできるがむし
ろアルキルベンゼンの過剰を用いた方が反応後の処理が
簡単で好ましい。
反応混合物から3− (4’−アルキルフェニル)−3
−ヒドロキシ−2−ブタノンを単離するには、反応混合
物を水中に排出し、かきまぜて分解し、分離する油層を
分取し、さらに水洗し、蒸留によりまず過剰のアルキル
ベンゼンおよび溶媒を回収し、残分を減圧蒸留すること
によって容易に単離できる。
−ヒドロキシ−2−ブタノンを単離するには、反応混合
物を水中に排出し、かきまぜて分解し、分離する油層を
分取し、さらに水洗し、蒸留によりまず過剰のアルキル
ベンゼンおよび溶媒を回収し、残分を減圧蒸留すること
によって容易に単離できる。
■工程の3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブタノ
ンの製造は前記■工程で製造した3 −(4’アルキル
フエニル)−3−ヒドロキシ−2−ブタノンの加水素分
解反応によって行なわれる。
ンの製造は前記■工程で製造した3 −(4’アルキル
フエニル)−3−ヒドロキシ−2−ブタノンの加水素分
解反応によって行なわれる。
加水素分解反応は還元剤として塩酸と亜鉛アマルガムに
よるクレメンゼン還元法によって50〜70℃で容易に
実施できるが、触媒の存在下に水素と反応させることに
よって一層好適に実施できる。
よるクレメンゼン還元法によって50〜70℃で容易に
実施できるが、触媒の存在下に水素と反応させることに
よって一層好適に実施できる。
触媒としてはラネーニッケルが良い結果を与えるが他の
還元触媒例えばパラジウム−炭素なども用いることがで
きる。
還元触媒例えばパラジウム−炭素なども用いることがで
きる。
反応温度は100℃以上好ましくは130〜170℃で
反応圧は20〜35kg/c4(ゲージ圧)で行なわれ
る。
反応圧は20〜35kg/c4(ゲージ圧)で行なわれ
る。
また触媒量を多く用いることによって常温〜100℃で
常圧でも行なうこともできる。
常圧でも行なうこともできる。
この反応は反応系に不活性な溶媒例えば低級アルコール
、ジオキサンおよびテトラヒドロフランなど使用して行
なうのが好まLい。
、ジオキサンおよびテトラヒドロフランなど使用して行
なうのが好まLい。
反応物から3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブタ
ノンを単離するには、触媒をろ過して除いたのち、溶媒
を回収し残分を減圧蒸留することによって容易に行なわ
れる。
ノンを単離するには、触媒をろ過して除いたのち、溶媒
を回収し残分を減圧蒸留することによって容易に行なわ
れる。
収率(理論)は80%以上に達する。
■IJノ2−(4’−アルキルフェニル)プロピオン酸
の製造は前記■工程で製造した3−(4’−アルキルフ
ェニル)−2−ブタノンの酸化的分解反応によって行な
われる。
の製造は前記■工程で製造した3−(4’−アルキルフ
ェニル)−2−ブタノンの酸化的分解反応によって行な
われる。
酸化的分解剤としては次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜
臭素酸ナトリウム水溶液が適する。
臭素酸ナトリウム水溶液が適する。
この反応は反応系に不活性で要すれば水に可溶な溶媒中
で行なうことにより一層円滑に進行される。
で行なうことにより一層円滑に進行される。
溶媒としては例えば低級アルコール、ジオキサンおよび
テトラヒドロフランなどを使用し得る。
テトラヒドロフランなどを使用し得る。
酸化分解剤は3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブ
タノンに対して3〜4モル比使用することが好ましい。
タノンに対して3〜4モル比使用することが好ましい。
反応温度は−5゜〜50℃で実施される。
反応時間は3時間で終了する。
この反応の実施に当っては3−(4’−アルキルフェニ
ル)−2−ブタノンを水または要すれば溶媒例えばジオ
キサンと水との混合液に溶解しておき、この中に酸化分
解剤の水溶液を徐々に滴下しながら十分かきまぜること
によって行なわれる。
ル)−2−ブタノンを水または要すれば溶媒例えばジオ
キサンと水との混合液に溶解しておき、この中に酸化分
解剤の水溶液を徐々に滴下しながら十分かきまぜること
によって行なわれる。
反応混合物から目的とする2−(4’−アルキルフェニ
ル)プロピオン酸を単離するには、反応終了後、反応液
に要すれば酸性亜硫酸ナトリウム水溶液を加えて、残余
の次亜塩素酸(または次亜臭素酸)ナトリウムを分解し
、ついで要すればアルカリ性の反応水層部に不溶の油分
をベンゼン等の溶媒で抽出して除き、ついで水層部を希
塩酸で酸性(PH5〜3)としたのち、例えばベンゼン
またはトルエンのような溶媒で抽出し、抽出液を少量の
水で水洗し、まずベンゼン(またはトルエン)を回収し
残分を冷却することによって目的とスル2−(4′−ア
ルキルフェニル)プロピオン酸の粗結晶が得られる。
ル)プロピオン酸を単離するには、反応終了後、反応液
に要すれば酸性亜硫酸ナトリウム水溶液を加えて、残余
の次亜塩素酸(または次亜臭素酸)ナトリウムを分解し
、ついで要すればアルカリ性の反応水層部に不溶の油分
をベンゼン等の溶媒で抽出して除き、ついで水層部を希
塩酸で酸性(PH5〜3)としたのち、例えばベンゼン
またはトルエンのような溶媒で抽出し、抽出液を少量の
水で水洗し、まずベンゼン(またはトルエン)を回収し
残分を冷却することによって目的とスル2−(4′−ア
ルキルフェニル)プロピオン酸の粗結晶が得られる。
これを溶媒から再結晶する・ことによって高純度品を容
易に単離できる。
易に単離できる。
収率(理論)は80%以上に達する。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 1
2−(4’−イソブチルフェニル)プロピオン酸の製造
イソブチルベンゼン50P(0,375モル)ト無水塩
化アルミニウム10r(0,075モル)の混合物をか
きまぜながら、この中にイソブチルベンゼン501(0
,375モル)とジアセチル5r(0,058モル)と
の混合溶液を2〜5℃で2時間を要して徐々に滴下し、
さらに同温度で2時間かきまぜた。
化アルミニウム10r(0,075モル)の混合物をか
きまぜながら、この中にイソブチルベンゼン501(0
,375モル)とジアセチル5r(0,058モル)と
の混合溶液を2〜5℃で2時間を要して徐々に滴下し、
さらに同温度で2時間かきまぜた。
反応混合物を氷水100rrLlの中に排出し、分離し
た油層を分液し、水洗したのち無水ぼう硝を加えて乾燥
した。
た油層を分液し、水洗したのち無水ぼう硝を加えて乾燥
した。
まず減圧蒸留して過剰のイソブチルベンゼンを回収し、
ついで沸点142〜145℃/ 5 mmHg abs
、 の留分として3−(4’−イソブチルフェニル
)−3−ヒドロキシ−2−ブタノン4゜3tを得た。
ついで沸点142〜145℃/ 5 mmHg abs
、 の留分として3−(4’−イソブチルフェニル
)−3−ヒドロキシ−2−ブタノン4゜3tを得た。
理論収率33.6%(対ジアセチル)。
赤外線吸収スペクトル分析および元素分析の結果は次の
とおりであった。
とおりであった。
IRvCm、−1: 1150 (−;C−OH)、
1700〜1720(/;C=0)、2850〜29
60(iso−C4Hg )、 3400 (=C−
OH)。
1700〜1720(/;C=0)、2850〜29
60(iso−C4Hg )、 3400 (=C−
OH)。
元素分析結果
C(%) H(%)
実測値 76.70 9.14
計算値 76.36 9.09
(C14H2O02として)
上記で合成して得た3−(4′−インブチルフェニル)
−3−ヒドロキシ−2−ブタノン2.4y(0,011
モル)、35%濃塩酸50rILlおよびトルエン3r
fLlの混合物をかきまぜて加熱し、50〜60℃で亜
鉛アマルガム(亜鉛末i、oy、水30就および昇汞0
.03Pから調製して得られたもの)1.01を分割し
て20分間を要して加えた。
−3−ヒドロキシ−2−ブタノン2.4y(0,011
モル)、35%濃塩酸50rILlおよびトルエン3r
fLlの混合物をかきまぜて加熱し、50〜60℃で亜
鉛アマルガム(亜鉛末i、oy、水30就および昇汞0
.03Pから調製して得られたもの)1.01を分割し
て20分間を要して加えた。
さらに65〜70℃で1時間かきまぜて加水素分解を終
了した。
了した。
トルエン101ni!を加えて油分を抽出しろ過してか
ら分液しトルエン層を水洗したのち、まずトルエンを留
去し、残分をさらに減圧蒸留して3−(4’−イソブチ
ルフェニル)−2−ブタノンを得た。
ら分液しトルエン層を水洗したのち、まずトルエンを留
去し、残分をさらに減圧蒸留して3−(4’−イソブチ
ルフェニル)−2−ブタノンを得た。
沸点100〜107℃/2〜3mmHg abs、 。
収量1.91゜収率86.4%〔対3(4/−イソブチ
ルフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ブタノン〕 赤外線吸収スペクトル分析および元素分析の結果は次の
とおりであった。
ルフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ブタノン〕 赤外線吸収スペクトル分析および元素分析の結果は次の
とおりであった。
IRvcrrt ’ : 1160(−CH2CO
−CH3)、1360 (−CO−CH3)、1460
(iso−C4H9)、1720(CH2−CO−CH
3)、2850〜2960 (iso−C4Hg −)
。
−CH3)、1360 (−CO−CH3)、1460
(iso−C4H9)、1720(CH2−CO−CH
3)、2850〜2960 (iso−C4Hg −)
。
元素分析結果
C(%)H(%)
実測値 82.50 9.79
計算値 82.35 9.80
(C14H2O0として)
上記で合成して得た3−(4’−イソブチルフェニル)
−2−ブタノン1.2P(0,0059モル)、ジオキ
サン50m1および水301′/Leの混合物をかきま
ぜて外部から氷水で2〜5℃に冷却した。
−2−ブタノン1.2P(0,0059モル)、ジオキ
サン50m1および水301′/Leの混合物をかきま
ぜて外部から氷水で2〜5℃に冷却した。
この中に水40m1!、カセイソーダ3.52および臭
素3.52から調製した次亜臭素酸ナトリウム水溶液を
1時間を要して徐々に滴下した。
素3.52から調製した次亜臭素酸ナトリウム水溶液を
1時間を要して徐々に滴下した。
さらに2〜5℃で2時間かきまぜて酸化的分解反応を終
了した。
了した。
この反応混合物にベンゼン1O7nlを加えて油分を抽
出除去したのち水層に酸性亜硫酸ナトリウム38%水溶
液3iを加えて次亜臭素酸ナトリウムの残余を分解し、
ついで濃塩酸10rfLlを加えて酸性(PH4,0)
とした。
出除去したのち水層に酸性亜硫酸ナトリウム38%水溶
液3iを加えて次亜臭素酸ナトリウムの残余を分解し、
ついで濃塩酸10rfLlを加えて酸性(PH4,0)
とした。
ベンゼン5011Llで2回抽出しベンゼン抽出液を水
洗し、無水ぼう硝で乾燥したのち、ベンゼンを留去し、
残分として2(4′−イソブチルフェニル)プロピオン
酸の粗結晶を得た。
洗し、無水ぼう硝で乾燥したのち、ベンゼンを留去し、
残分として2(4′−イソブチルフェニル)プロピオン
酸の粗結晶を得た。
収量1.IP0収率91.7%〔対3(4′−イソブチ
ルフェニル)−2−ブタノン〕。
ルフェニル)−2−ブタノン〕。
これを酢酸エチルから再結晶して精製品0.83fを得
た。
た。
融点74.0〜75.5℃であった。赤外線吸収スペク
トル分析および元素分析の結果は次のとおりであった。
トル分析および元素分析の結果は次のとおりであった。
IRνに馬1□; 1239 (−COOH)、142
5(−COOH)、1730 (−C=0 )、240
0H 〜3200(−C=0)、2850〜2960(iso
−C4Hg ) 元素分析結果 C(%)H(%) 実測値 75.638.65 計算値 75.69 8.79 (C13HI302として) 実施例 2 2−(4’−エチルフェニル)プロピオン酸の製造 エチルベンゼン12C1(1,13モル)ト無水塩化ア
ルミニウムl0P(0,075モル)の混合物をかきま
ぜながら、この中にエチルベンゼン20グ(0,188
モル)とジアセチル5グ(0,058モル)との溶液を
2〜5℃で2時間を要して徐々に滴下し、さらに同温度
で2時間かきまぜた。
5(−COOH)、1730 (−C=0 )、240
0H 〜3200(−C=0)、2850〜2960(iso
−C4Hg ) 元素分析結果 C(%)H(%) 実測値 75.638.65 計算値 75.69 8.79 (C13HI302として) 実施例 2 2−(4’−エチルフェニル)プロピオン酸の製造 エチルベンゼン12C1(1,13モル)ト無水塩化ア
ルミニウムl0P(0,075モル)の混合物をかきま
ぜながら、この中にエチルベンゼン20グ(0,188
モル)とジアセチル5グ(0,058モル)との溶液を
2〜5℃で2時間を要して徐々に滴下し、さらに同温度
で2時間かきまぜた。
反応混合物を氷水100m1中に排出し、分離した油層
を分液し、水洗したのち無水ぼう硝(3r)を加えて乾
燥した。
を分液し、水洗したのち無水ぼう硝(3r)を加えて乾
燥した。
これを減圧蒸留して過剰のエチルベンゼンを回収し、つ
いで沸点130〜135℃/ 5 miHg abs
、の留分として3−(4’−エチルフェニル)−3−ヒ
ドロキシ2−ブタノン2.71を得た。
いで沸点130〜135℃/ 5 miHg abs
、の留分として3−(4’−エチルフェニル)−3−ヒ
ドロキシ2−ブタノン2.71を得た。
収率41.9%(対ジアセチル)。
赤外線吸収スペクトル分析および元素分析の結果は次の
とおりであった。
とおりであった。
IRνCrIL ’ :1150(,3C−OH)、
1350(−C−OH)、1710(、>C=0)、2
850〜2960 (C2H5)、3440(ンC−0
H)。
1350(−C−OH)、1710(、>C=0)、2
850〜2960 (C2H5)、3440(ンC−0
H)。
元素分析結果
C(%)H(%)
実測値 74.74 8.27
計算値 74.97 8.39
(CI2 Ht602として)
上記で合成して得た3−(4′−エチルフェニル)3−
ヒドロキシ−2−ブタノン2.5 f (0,013モ
ル)、エチルアルコール70rrLlオヨヒラネーニツ
ケル0.25Pをステンレス製オートクレーブに入れ、
水素初圧12kg/cntGとして150〜160℃で
10時間かきまぜた。
ヒドロキシ−2−ブタノン2.5 f (0,013モ
ル)、エチルアルコール70rrLlオヨヒラネーニツ
ケル0.25Pをステンレス製オートクレーブに入れ、
水素初圧12kg/cntGとして150〜160℃で
10時間かきまぜた。
反応時の最高圧は31に9/c4−Gに達した。
冷却して内容物なろ過して触媒を除き、ろ液を減圧蒸留
してまづエチルアルコールを回収し、ついで沸点90〜
95℃/2〜4 mmHg abs 、の留分として3
− (4’−エチルフェニル)−2−ブタノン1.92
を得た。
してまづエチルアルコールを回収し、ついで沸点90〜
95℃/2〜4 mmHg abs 、の留分として3
− (4’−エチルフェニル)−2−ブタノン1.92
を得た。
収率82.9%〔対3−〔47−ニチルフエニル〕−3
ヒドロキシ−2−ブタノン〕。
ヒドロキシ−2−ブタノン〕。
赤外線吸収スペクトル分析および元素分析の結果は次の
とおりであった。
とおりであった。
I RvCrIL’ ;1160 (−CH2COC
H3)、1355 (−CO−CH3)、1720(C
H2COCH3)、2850〜2960 (C2H3−
)。
H3)、1355 (−CO−CH3)、1720(C
H2COCH3)、2850〜2960 (C2H3−
)。
元素分析結果
C(%)H(%)
実測値 81.68 9.27
計算値 8L77 9.15
(C1゜Hl、0として)
上記で合成して得た3−(4′−エチルフェニル)−2
−ブタノン3.(1(0,017モル)、ジオキサン1
0m1および水20rnl!どの混合物を強くかきまぜ
ながら次亜塩素酸ナトリウム水溶液(水酸化ナトリウム
10グ、水901111および塩素7.4zから調製し
た新鮮なもの)50mlを45〜50℃で1時間を要し
て滴下し、さらに50〜55℃で30分間かきまぜたの
ち室温に冷却し、ベンゼン20rulを加えて副生成し
たクロロホルムなどを抽出し分液して除いた。
−ブタノン3.(1(0,017モル)、ジオキサン1
0m1および水20rnl!どの混合物を強くかきまぜ
ながら次亜塩素酸ナトリウム水溶液(水酸化ナトリウム
10グ、水901111および塩素7.4zから調製し
た新鮮なもの)50mlを45〜50℃で1時間を要し
て滴下し、さらに50〜55℃で30分間かきまぜたの
ち室温に冷却し、ベンゼン20rulを加えて副生成し
たクロロホルムなどを抽出し分液して除いた。
水層部に希塩酸を加えて酸性(PH3,0)にし析出し
た油分をベンゼン30m7で2回抽出した。
た油分をベンゼン30m7で2回抽出した。
ベンゼン抽出液を無水ぼう硝で乾燥したのち、ベンゼン
を留去し、残分として2(4′−エチルフェニル)プロ
ピオン酸の粗結晶を得た。
を留去し、残分として2(4′−エチルフェニル)プロ
ピオン酸の粗結晶を得た。
収量2.5グ。収率82.5%〔対3−(4’エチルフ
エニル)−2−ブタノン〕。
エニル)−2−ブタノン〕。
n−へキサンと酢酸エチルの混合溶媒から再結晶したも
のの融点34.5〜37.0℃であった。
のの融点34.5〜37.0℃であった。
このものの赤外吸収スペクトル分析および元素分析の結
果は次のとおりであった。
果は次のとおりであった。
I RvK財1: 1235 (−COOH)、142
0(−COOH)、1710 (−COOH) 、24
00〜3200 、(−C00H)、2850〜296
0(C2H3)。
0(−COOH)、1710 (−COOH) 、24
00〜3200 、(−C00H)、2850〜296
0(C2H3)。
元素分析結果
C(%)H(%)
実測値 74.10 7.84
計算値 74,13 7.92
(C1゜H1402として)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一般式(I) 〔式(I)中、Rは直鎖状または分枝状低級アルキル基
を表わす〕で示される3−(4’−アルキルフェニル)
−3−ヒドロキシ−2−ブタノンを加水素分解して得ら
れる一般式(II) 〔式(n)中、Rは前記したものと同じ意味を表わす〕
で示される3−(4’−アルキルフェニル)−2−ブタ
ノンを酸化的分解することを特徴とする一般式(II[
) 〔式(III)中、Rは前記したものと同じ意味を表わ
す〕で示される2−(4’−アルキルフェニル)プロピ
オン酸の製造方法。 2一般式 〔式(IV)中、Rは直鎖状または分枝状低級アルキル
基を表わす〕で示されるアルキルベンゼンとジアセチル
(CH3CoCoCH3)とを縮合剤の存在下に反応せ
しめて得られる一般式(I)〔式(I)中、Rは前記の
ものと同じ意味を表わス〕で示される3−(4’−アル
キルフェニル〕−3−ヒドロキシ〜2−ブタノンを加水
素分解して一般式(■) 〔式(I[)中、Rは前記のものと同じ意味を表わス〕
で示される3 −(4’−アルキルフェニル)2−ブタ
ノン化合物を得、これを酸化的分解することを特徴とす
る一般式(m) 〔式(III)中、Rは前記のものと同じ意味を表わす
〕で示される2−(4’〜アルキルフエニル)プロピオ
ン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2308076A JPS5842851B2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | 2−(4′−アルキルフエニル)プロピオン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2308076A JPS5842851B2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | 2−(4′−アルキルフエニル)プロピオン酸の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5958576A Division JPS52108944A (en) | 1976-05-25 | 1976-05-25 | 3-(4,-isobutylphenyl)-3-hydroxy-2-butanone and its production |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52108949A JPS52108949A (en) | 1977-09-12 |
JPS5842851B2 true JPS5842851B2 (ja) | 1983-09-22 |
Family
ID=12100427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2308076A Expired JPS5842851B2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | 2−(4′−アルキルフエニル)プロピオン酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842851B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PT1581474E (pt) | 2002-12-10 | 2008-12-09 | Dompe Spa | Arilcetonas quirais no tratamento de doenças inflamatórias dependentes de neutrófilos |
-
1976
- 1976-03-05 JP JP2308076A patent/JPS5842851B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52108949A (en) | 1977-09-12 |
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