JPS5842808B2 - 人工木質単板の製法 - Google Patents
人工木質単板の製法Info
- Publication number
- JPS5842808B2 JPS5842808B2 JP10435677A JP10435677A JPS5842808B2 JP S5842808 B2 JPS5842808 B2 JP S5842808B2 JP 10435677 A JP10435677 A JP 10435677A JP 10435677 A JP10435677 A JP 10435677A JP S5842808 B2 JPS5842808 B2 JP S5842808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- wood veneer
- dyed
- manufacturing
- artificial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人工木質単板の製法に関するものであり、その
目的とするところは天然木を切削して得られる木質単板
特有の微妙な色調の変化を現出し得る人工木質単板を得
ることにある。
目的とするところは天然木を切削して得られる木質単板
特有の微妙な色調の変化を現出し得る人工木質単板を得
ることにある。
従来、人工木質単板は木目模様の不明確な天然木をロー
タリー切削した木質単板該に染色を施し、次いで該染色
木質単板を多数枚それぞれ接着剤を介して積層一体化し
て凹凸形状のフリッチと成したのち、該フリッチをスラ
イス切削して第１図に示すような木目模様の明確な薄片
の人工木質単板イを得ていた。
タリー切削した木質単板該に染色を施し、次いで該染色
木質単板を多数枚それぞれ接着剤を介して積層一体化し
て凹凸形状のフリッチと成したのち、該フリッチをスラ
イス切削して第１図に示すような木目模様の明確な薄片
の人工木質単板イを得ていた。
しかしながら上記従来の製法によて得られた人工木質単
板イは木目部分を形成する接着剤層口の両側は略同−に
染色されており、天然木より得られる木質単板の微妙な
色調の変化とは極めて異なるものであるという欠点を有
してい九。
板イは木目部分を形成する接着剤層口の両側は略同−に
染色されており、天然木より得られる木質単板の微妙な
色調の変化とは極めて異なるものであるという欠点を有
してい九。
本発明は上記のような従来の製法によって得られた人工
木質単板イのかかる欠点を解消しようとするもので、以
下、本発明を第２図乃至第４図の実施例に基いて詳細に
説明する。
木質単板イのかかる欠点を解消しようとするもので、以
下、本発明を第２図乃至第４図の実施例に基いて詳細に
説明する。
本発明は木目模様の不明確なラワン材、サペリ材等をロ
ータリー切削して得られる厚み０．４ ％乃至２．０
％の木質単板１を染料水溶液中に浸漬して表面から内部
に行くに従って染色濃度が淡色に変化するように染色し
、次いで該染色木質単板１１の片面のみを、１００番手
乃至２４０番手のサンドペーパーで研摩して０．２％乃
至０．５％を切り落し片面研削した染色木質単板１“と
したのち５０枚乃至２００枚の染色木質単板１“を該片
面を同一方向にして、酢酸ビニール樹脂接着剤、フェノ
ール樹脂接着剤等の接着剤２をそれぞれ介し、表面に凹
凸を有する型板間に積層し、上下方向より該型板を押圧
締して多数枚の該木質単板を一体化し凹凸形状のフリッ
チ３と威し、次いで該フリッチ３をスライス切削して厚
み０．２Ｘ乃至０．４ ％の薄片の木目模様の明確な人
工木質単板４を得るものである。
ータリー切削して得られる厚み０．４ ％乃至２．０
％の木質単板１を染料水溶液中に浸漬して表面から内部
に行くに従って染色濃度が淡色に変化するように染色し
、次いで該染色木質単板１１の片面のみを、１００番手
乃至２４０番手のサンドペーパーで研摩して０．２％乃
至０．５％を切り落し片面研削した染色木質単板１“と
したのち５０枚乃至２００枚の染色木質単板１“を該片
面を同一方向にして、酢酸ビニール樹脂接着剤、フェノ
ール樹脂接着剤等の接着剤２をそれぞれ介し、表面に凹
凸を有する型板間に積層し、上下方向より該型板を押圧
締して多数枚の該木質単板を一体化し凹凸形状のフリッ
チ３と威し、次いで該フリッチ３をスライス切削して厚
み０．２Ｘ乃至０．４ ％の薄片の木目模様の明確な人
工木質単板４を得るものである。
ここで木質単板１を水溶性の染料を用いて染色した際に
は、染色木質単板１１に染着した染料５の染着分布は第
５図に示すように染色木質単板１１の両面に向けて濃色
となり、中心部に近ずくに従って淡色となっており、染
色木質単板１１の片面６のみを研削した際には第６図に
示すように該片面６側は削り落される結果、染料５の染
着分布は該片面６１側から他片面７に向けて徐々に濃色
となっていく染色木質単板１“となる。
は、染色木質単板１１に染着した染料５の染着分布は第
５図に示すように染色木質単板１１の両面に向けて濃色
となり、中心部に近ずくに従って淡色となっており、染
色木質単板１１の片面６のみを研削した際には第６図に
示すように該片面６側は削り落される結果、染料５の染
着分布は該片面６１側から他片面７に向けて徐々に濃色
となっていく染色木質単板１“となる。
尚、本発明に用いる染料としては油性タイプでも良く、
又顔料を用いて染色しても良い。
又顔料を用いて染色しても良い。
本発明の製法によって得られる人工木質単板は木目部分
を構成する接着剤層より隣接する次の接着剤層にかけて
順次染色度合が薄くなるのが繰り返えされる木目模様と
なり、木目模様の明確な天然木より得られた木質単板に
擬似した色調の変化を表現した人工木質単板を容易に得
られる効果を有している。
を構成する接着剤層より隣接する次の接着剤層にかけて
順次染色度合が薄くなるのが繰り返えされる木目模様と
なり、木目模様の明確な天然木より得られた木質単板に
擬似した色調の変化を表現した人工木質単板を容易に得
られる効果を有している。
第１図は従来の人工木質単板の正面図、第２図乃至第６
図は本発明に係る図面であり、第２図は木質単板の正面
図、第３図はフリッチの一部省略斜祝図、第４図は人工
木質単板の正面図、第５図及び第６図は木質単板中の染
料の染着分布の断面図である。 １・・・・・・木質単板、２・・・・・・接着剤、３・
・・・・・フリッチ、４・・・・・・人工木質単板、５
・・・・・・染料、６，６’・・・・・・片面。
図は本発明に係る図面であり、第２図は木質単板の正面
図、第３図はフリッチの一部省略斜祝図、第４図は人工
木質単板の正面図、第５図及び第６図は木質単板中の染
料の染着分布の断面図である。 １・・・・・・木質単板、２・・・・・・接着剤、３・
・・・・・フリッチ、４・・・・・・人工木質単板、５
・・・・・・染料、６，６’・・・・・・片面。
Claims (1)
- １ 表面から内部に行くに従って染色濃度が順次淡色に
変化するように染色した染色木質単板の片面のみ研削し
たのち、該木質単板を多数枚それぞれ接着剤を介して積
層一体化してフリッチと成し、次いで該フリッチを切削
して薄片と成すことを特徴とする人工木質単板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10435677A JPS5842808B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 人工木質単板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10435677A JPS5842808B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 人工木質単板の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5437809A JPS5437809A (en) | 1979-03-20 |
| JPS5842808B2 true JPS5842808B2 (ja) | 1983-09-22 |
Family
ID=14378576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10435677A Expired JPS5842808B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 人工木質単板の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842808B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5979814U (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 光フアイバ−接続用コネクタのフエル−ル |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5633904A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-04 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of dyed wood |
-
1977
- 1977-08-30 JP JP10435677A patent/JPS5842808B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5979814U (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 光フアイバ−接続用コネクタのフエル−ル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5437809A (en) | 1979-03-20 |
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