JPS5842040B2 - 合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

合成樹脂成形品の成形方法

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JPS5842040B2
JPS5842040B2 JP51160411A JP16041176A JPS5842040B2 JP S5842040 B2 JPS5842040 B2 JP S5842040B2 JP 51160411 A JP51160411 A JP 51160411A JP 16041176 A JP16041176 A JP 16041176A JP S5842040 B2 JPS5842040 B2 JP S5842040B2
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JP
Japan
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relief
vinyl acetate
surface material
synthetic resin
molded products
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Expired
Application number
JP51160411A
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English (en)
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JPS5384059A (en
Inventor
昭 大泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はレリーフ複製画に関するものである。
従来より、各種の成形品の材料として合成樹脂が使用さ
れて来ており、そのような合成樹脂としては例えば、熱
可塑性樹脂としてポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチロール、ABS、アクリルまたは
ポリアミド等の合成樹脂、また、熱硬化性樹脂として不
飽和ポリエステル、メラミン、ジアリルフタレイト、ユ
リアまたはフェノール等の合成樹脂がある。
これらの合成樹脂は機械的強度、原料コスト等の面であ
る程度の利点を有するのであるが、成る種の成形品の材
料としては加工性や耐候性その他の点で問題を有してい
る。
例えば、冷凍庫における冷気遮断膜をポリ塩化ビニル樹
脂で構成した場合には、その遮断膜は低温環境において
柔軟性を保つことが難かしく、また、印刷面上に立体的
なレリーフ加工を施すのに用いるレリーフ素材にポリ塩
化ビニル樹脂を使用した場合には加工性及び再現性等に
問題がある。
さらに、ポリ塩化ビニル樹脂等はジオクチルフタレート
(DOP)、シフチルフタレート(DBP)等の可塑剤
が添加されており、製品成形後のそれらの可塑剤の移行
(m igra t ion )及び浸出やそれに伴う
毒性、経時的劣化及び製品製層時のブロッキングの問題
も存在した。
この発明はポリ塩化ビニル樹脂等を材料とする成形品に
おける上記の問題点を解決し、特定の合成樹脂を材料と
し、熱圧成形によって、加工性に秀れ、再現性が良く、
かつ低床であり、さらに他の利点を有するレリーフ表面
素材を持つレリーフ複製画を提供することを目的とする
ものである。
この発明の発明者の研究によれば、酢酸ビニル樹脂の含
有量を特定の範囲、すなわち5重量係乃至30重量係に
すればエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂は一定の成形条
件によって熱圧成形されるレリーフ表面素材等として特
徴的適性を有することを見出した。
以下、この発明の詳細をレリーフ複製画の一実施例を示
す図面について説明する。
原画のタッチの凹凸を忠実に再現したレリーフ複製画1
は第1図に示すように、印刷基材2と、その印刷基材2
上に立体的なレリーフ加工を施すレリーフ表面素材3と
を備えている。
このレリーフ複製画1を製作する場合は通常第2図に示
すように、クッション台4の上に印刷基材2とレリーフ
表面素材3とを重ねて載置し、押型5を用いて加熱状態
で抑圧(いわゆる熱圧成形)する。
レリーフ表面素材としては、加工性、再現性に秀れてい
ること、広い温度範囲にわたって柔軟性を保つこと、さ
らに可塑剤の毒性の問題がないこと等が要求されること
は前述の通りである。
レリーフ表面素材を熱圧成形する場合に酢酸ビニル樹脂
5重量饅乃至30重量係含有のエチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂はレリーフ表面素材としての特徴的適性を満し
ている。
すなわち、透明性、耐衝撃性、耐クラツク性、耐ストレ
スクラツキング性等の機械的強度、耐薬品性、耐候性等
の化学的強度についてはポリ塩化ビニル樹脂等を用いた
場合と同等の性質を示して適性を備える一方、柔軟性に
おいては常用の広い温度範囲において軟質を示し充分な
柔軟性を保持する。
また、熱圧成形性は非常に良好であって、加熱温度は9
5℃乃至120℃と低温であり、押圧圧力は5 Kp/
cr?L乃至30KSi’/ciと低く、かつ押圧時間
は30秒乃至3分と極めて短時間であり、これらの熱圧
成形条件によって充分に凹凸の形成等が可能であり、し
たがって押型5として高価な金型を必要とせず、安価な
樹脂型を使用することができる。
さらに、この発明におけるエチレン酢酸ビニル共重合体
樹脂は軟化点が適当に低く、熱圧流動性が良好であると
ころから、従来のポリ塩化ビニル樹脂製品に比し再現性
が格段に秀れ、かつ印刷基材との接着性も良好である。
したがって必要な加熱温度も低いから、高温によチネつ
で印刷基材の印刷部分が変色するという問題もない。
この発明におけるエチレン酢酸ビニル共重合体は上述の
通り接着性が良好であるところから、印刷基材との接着
は、接着剤を用いずとも可能であるが、必要に応じて、
エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂の溶液型接着剤、ウレ
タン系接着剤等の使用及び、レリーフ表面素材へのコロ
ナ放電処理を行なうことも差支えないことはもちろんで
ある。
さらにこの発明におけるエチレン酢酸ビニル共重合体樹
脂は可塑剤の含有を必要とせず、したがって可塑剤の移
行(migration )や浸出の心配もなく、可塑
剤による毒性、製品の経時的劣化、積層時のブロッキン
グの問題もない。
この発明におけるエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂中の
酢酸ビニル樹脂の含有量は実験に基づいて特定されたも
のであって、酢酸ビニルの含有量が5重量多より小さい
と好適な柔軟性や印刷基材との接着性を保持することが
できず、また、透明性を損う。
30重重量上り大きいと柔軟性、密着性及び粘着性が過
度になり、また、耐熱性が低下して押型との離型性が悪
化し、かつ熱安定性が悪くなって使用に適さない。
次に、レリーフ表面素材及びシート状成形品について成
形条件をこの発明の技術と従来の技術について対比する
以上の説明は主としてこの発明をレリーフ表面素材の成
形に適用した場合について説明したが、その他に、印刷
物表面を加工するための凹凸のある若しくは凹凸のない
フィルム状表面素材、及び複製洋画、複製日本画のよう
な高級美術的商品や玩具並びに冷凍庫の冷気遮断膜等の
大きな機械的な強度を必要としない合成樹脂製品の成形
にもそのまま適用することができる。
以上の説明から明らかな通り、この発明によれば、特定
の合成樹脂を材料とし、熱圧成形によって、加工性に秀
れ、再現性が良く、毒性の問題もなく、低床にレリーフ
表面素材を持つレリーフ複製画を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はレリーフ複製画を示す断面説明図、第2図はレ
リーフ複製画の製造方法を示す断面説明図である。 1・・・・・・レリーフ複製画、2・・・・・・印刷基
材、3・・・・・・レリーフ表面素材、4・・・・・・
クッション台、5・・・・・・押型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 印刷物の表面にレリーフ表面素材を備え、前記印刷
    物と前記レリーフ表面素材は一体としてレリーフ加工さ
    れており、前記レリーフ表面素材は酢酸ビニル5重量多
    乃至30重量係含有のエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂
    から成ることを特徴とするレリーフ複製画。
JP51160411A 1976-12-29 1976-12-29 合成樹脂成形品の成形方法 Expired JPS5842040B2 (ja)

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JPS5384059A JPS5384059A (en) 1978-07-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423632Y2 (ja) * 1985-10-25 1992-06-02

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031588A (ja) * 1973-07-25 1975-03-28

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031588A (ja) * 1973-07-25 1975-03-28

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JPH0423632Y2 (ja) * 1985-10-25 1992-06-02

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