JPS5841825Y2 - 漁網 - Google Patents

漁網

Info

Publication number
JPS5841825Y2
JPS5841825Y2 JP11397177U JP11397177U JPS5841825Y2 JP S5841825 Y2 JPS5841825 Y2 JP S5841825Y2 JP 11397177 U JP11397177 U JP 11397177U JP 11397177 U JP11397177 U JP 11397177U JP S5841825 Y2 JPS5841825 Y2 JP S5841825Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
specific gravity
fishing net
synthetic resin
algae
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11397177U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5439381U (ja
Inventor
孝夫 岩崎
Original Assignee
芦森工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 芦森工業株式会社 filed Critical 芦森工業株式会社
Priority to JP11397177U priority Critical patent/JPS5841825Y2/ja
Publication of JPS5439381U publication Critical patent/JPS5439381U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5841825Y2 publication Critical patent/JPS5841825Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は漁網に関するものであって、多数の繊維を引き
揃えた繊維束に合成樹脂を含浸固化させた芯体の外表面
に防藻剤を含有する合成樹脂の被覆層を形成してなる糸
条を網目状に編組してなることをその特徴とするもので
ある。
従来の漁網として使用されるものは、ナイロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンなどの合
成繊維を撚合した糸条を網目状に編組してなるものであ
った。
しかしながらこの種の漁網においては藻が発成し易く、
その除去に多大の費用を要していた。
これに対して防藻剤を塗付して養藻を防止することもな
されたが、その効果は数ケ月程度の短期間しか発揮でき
ない。
しかも繊維を撚っただけの糸条を使用しているため、水
中に沈降させた時でも繊維の間に空気を含むことが多く
、見掛は比重が小さくなるために潮の流れの影響を受け
、いわゆる吹かれ現象を生ずるのである。
ポリ塩化ビニリデンなどのような比重の大きい繊維では
比較的この傾向が小さいが、これらの繊維では比較的強
力が小さいという欠点を有し好ましくない。
ポリエステル系の繊維は強力が大きくしかも比重も太き
いが、高価であるため不適当である。
また繊維束の周囲を防藻剤を含有する合成樹脂を被覆し
て養藻を防止することも考えられるが、繊維束の間に含
まれた空気により見掛は比重が小さくなるという欠点は
解消されておらず、むしろ一旦含まれた空気は逃げるこ
とができないため、繊維束のみによる糸条に比べても見
掛は比重の点で劣っている。
本考案は前記構成とすることによりこれらの従来の漁網
における欠点を解消し、養藻を有効に防止するとともに
糸条の見掛は比重を犬ならしめることにより吹かれ現象
を防止するものである。
以下図面について本考案を説明すると、1は本考案の漁
網であって、2はその漁網1を構成する糸条である。
3は芯体であって多数の繊維を引き揃えた繊維束に合成
樹脂を含浸固化させたものである。
ここで使用する繊維は、ナイロン、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンその他
の公知の繊維を適宜使用できる。
又本考案においては繊維が引き揃えられているために強
力の利用率が高く、繊維の量は従来の漁網におげろ糸条
よりも少なくてよい。
それ故ポリエステルの如く比較的高価な繊維を使用する
ことも可能である。
前記繊維束に含浸させる合成樹脂は、例えばポリ塩化ビ
ニル樹脂のプラスチゾルが適当である。
繊維束をプラスチゾル中を通し、ダイスで絞って芯体の
形状及び直径を規制し、然る後プラスチゾルを加熱(−
でゲル化させ、芯体を一体に固めればよい。
繊維束のみでは個々の繊維の伸びにわずかな差異がある
ため、その強力が有効に発揮されないが、本考案におい
ては繊維束に合成樹脂で一体に含浸固化されているので
、個々の繊維の強力が有効に発揮されるのである。
次に4は合成樹脂被覆層であって芯体の外表面を被覆し
ており、この被覆層は防藻剤を含有している。
合成樹脂被覆層は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の
軟質の合成樹脂が使用できるが、ポリ塩化ビニルを使用
すれば糸条の見掛は比重が大きくなり、より好ましい。
本考案の効果を確認するために各種の糸条を用意してそ
の見掛は比重を比較した。
従来使用されるナイロン6(比重1.14)の漁網用の
トワイン(直径2問)(比較例1)は、その見掛は比重
が約1.04であった。
またこのトワインに防藻剤を塗布したもの(比較例2)
も、見掛は比重は1.05であって、はとんど変らなか
った。
さらに、ナイロン6の繊維束(直径2fIrrn)に押
出加工により厚み0.3閣の防藻剤を混入した軟質ポリ
塩化ビニルのチューブを被覆した糸条(比較例3)を試
作してその見掛は比重を測定したところ、その見掛は比
重は、約i、ooであった。
これに対し、ナイロン6の繊維束(直径2mm)にポリ
塩化ビニルのプラスチゾルを含浸させて、ダイスで絞っ
て直径21rr!ILの棒状に成型し、その外周に防藻
剤を混入した軟質ポリ塩化ビニルを0.3間の厚みに押
出被覆して、本考案用の糸条(実施例)を得、その見掛
は比重を測定したところ、その見掛は比重は約1.17
であった。
而して比較例はいずれも海水に沈降せず、漁網として使
用したときに吹かれ現象を生じることが予想されたが、
本考案においては、糸条自体が海水に沈降し、漁網に仕
立てた場合においても、充分に使用に耐えた。
また防藻効果は、実施例も比較例2,3も同程度であっ
たが、比較例2は、早期に防藻効果が薄れた。
本考案の漁網にあっては、糸条が空気を含むことがなく
、見掛は比重が大きいので、吹かれ現象を起こすことが
ない。
又、第3図に示すように被覆層の厚みを変化させて糸条
の直径を周期的に変化させると、水中における流水抵抗
が小さくなり吹かれ現象を防止する効果はより太き(な
る。
又被覆層に防藻剤を含有せしめているので、この防藻剤
が水中に徐々に溶は出し、長期に亘って養藻を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の漁網の正面図、第2図はその漁網に使
用する糸条の被覆層を一部除去した正面図、第3図は糸
条の他の例の被覆層を一部除去した正面図である。 2・・・・・・糸条、3・・・・・・芯体、4・・・・
・・被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の繊維を引き揃えた繊維束に合成樹脂を含浸固化さ
    せた芯体の外表面に防藻剤を含有する合成樹脂の被覆層
    を形成してなる糸条を編組してなる漁網。
JP11397177U 1977-08-24 1977-08-24 漁網 Expired JPS5841825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11397177U JPS5841825Y2 (ja) 1977-08-24 1977-08-24 漁網

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11397177U JPS5841825Y2 (ja) 1977-08-24 1977-08-24 漁網

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5439381U JPS5439381U (ja) 1979-03-15
JPS5841825Y2 true JPS5841825Y2 (ja) 1983-09-21

Family

ID=29064279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11397177U Expired JPS5841825Y2 (ja) 1977-08-24 1977-08-24 漁網

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5841825Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649150Y2 (ja) * 1988-04-13 1994-12-14 株式会社クボタ 茎稈引起し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5439381U (ja) 1979-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4466331A (en) Method of forming twisted multiple strand synthetic twine, twines produced thereby, and fishnets formed thereof
US4947727A (en) Fishing net twine and a fishing net made thereof
JPS5841825Y2 (ja) 漁網
JPS5832569B2 (ja) 定置漁網用原糸
JPH0748744A (ja) 防汚性複合ヤーン及びこの防汚性複合ヤーンを用いた防汚材
KR200352988Y1 (ko) 코팅층이 형성된 그물
DE2713435A1 (de) Angelschnur
JPH0240784Y2 (ja)
JP3111050B2 (ja) 釣 糸
JPH0380036A (ja) 防汚性漁網及びロープ
JPS62128740A (ja) 人工漁礁、浮礁等への水中装着材
JPS6297933A (ja) 漁網編成用原糸
JPS5837253Y2 (ja) 垣網
JPH0417000Y2 (ja)
JPH0463533A (ja) 釣糸の製造方法
JPS6135014Y2 (ja)
JPH01168964A (ja) 撚糸被覆構造体
JPS6452Y2 (ja)
JP2560189B2 (ja) 防藻繊維材及びその製造方法
JP2786936B2 (ja) 海棲生物付着防止効果を有する樹脂被覆糸
JPS626949A (ja) 高比重無結節網
JPS5840859Y2 (ja) 漁業用刺し網
JP2578326B2 (ja) 延縄用幹縄および釣糸
JPH09154457A (ja) 延縄用幹縄および釣糸
JPH02175969A (ja) 高比重防汚性糸条