JPS5841574B2 - フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ - Google Patents

フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ

Info

Publication number
JPS5841574B2
JPS5841574B2 JP13599275A JP13599275A JPS5841574B2 JP S5841574 B2 JPS5841574 B2 JP S5841574B2 JP 13599275 A JP13599275 A JP 13599275A JP 13599275 A JP13599275 A JP 13599275A JP S5841574 B2 JPS5841574 B2 JP S5841574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
lead
arm
pin
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13599275A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5270806A (en
Inventor
和幸 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13599275A priority Critical patent/JPS5841574B2/ja
Publication of JPS5270806A publication Critical patent/JPS5270806A/ja
Publication of JPS5841574B2 publication Critical patent/JPS5841574B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は欠歯部及びクラッチが設けられたドライブギヤ
を用い、上記クラッチをクラッチ作動部材にて所定状態
に作動させた時にそのクラッチをターンテーブル軸に係
合させて、このクラッチを介してターンテーブル軸の回
転力をドライブギヤに伝達して、このドライブギヤの回
転によりトーンアームをリードイン駆動及びリターン駆
動させるようにしたフルオートプレーヤに関するもので
ある。
従来のこの種フルオートプレーヤにおけるリピート装置
は総てレバー機構によって動作させるものであった。
即ちリピート操作つまみをリピート位置へ操作しておく
ことにより、このつまみ及びこれに関連するレバー機構
を機械的にトンクしておき、トーンアームがオートリタ
ーン完了後に再びリードインを行なわせるような構造で
あった。
しかしながらこのような機械的構造では、構造が非常に
複雑で、高価につくばかりか、レバーの動作時にレバー
の摺動音が発生し、再生音を乱す欠陥があった。
本発明は上述の如き欠陥を是正すべ〈発明されたもので
あって、 (a)、上記クラッチ作動部材を作動させる電磁マグネ
ット、 (b)、動作状態でロックされるリピートスイッチ、(
c)、トーンアームのリターン完了を検出する検出スイ
ッチ、 とを具備し、上記リピートスイッチを動作状態にロック
させておくことにより、ターン完了を上記検出スイッチ
にて検出して上記電磁マグネットを動作させて、トーン
アームのリターンとリードインを繰返し行なわせるよう
に構成したフルオートプレーヤにおけるリピート装置を
提供するものである。
以下本発明をフルオートプレーヤに適用した実施例を図
面に基づき説明する。
先ず第1図はプレーヤ全体を示したものであって、キャ
ビネット37の上部はカバー38によつて開閉自在に覆
われ、キャビネット37の上面パネル39上にはターン
テーブル40やトーンアーム41を始め、電源スィッチ
つまみ42、ストップ兼用のスタートスイッチ43、リ
ピートスイッチ44、トコードサイズ選択つまみ45、
速度切換えスイッチ46、アームリフタ47、アームレ
スト48等が夫々適宜配置で取付けられている。
第2図〜第4図はトーンアーム駆動機構を示したもので
ある。
従来公知の如くターンテーブル40はターンテーブル軸
51の上端に固着されている。
そしてこのプレーヤにおいてはターンテーブル40をダ
イレクトドライブする構造が採用されており、この為上
記ターンテーブル軸51はモータ52のモータ軸に直結
されている。
一方従来公知の如<トーンアーム41はアーム軸54の
上端にピボット軸受55を介して枢着されており、アー
ム軸54は上面パネル39上に固着されたアームブラケ
ット53を上下に貫通した状態で回転自在に軸支されて
いる。
またアームリフタ4Tはリフタ軸56と、その上端に回
着されたリフトアーム57とによって構成されており、
リフタ軸56はアームブラケット53の一部を上下に貫
通して昇降自在に構成されている。
なお本プレーヤにおいてはフルオートと、マニアルとに
切換え可能に構成されており、この為にマニアル時に上
記アームリフタ47を手動にて操作する為のマニアル操
作用のアームリフタ操作レバー63が取付けられている
なお図中58はへラドシェル、59はカートリッジ、6
0はレコード針、61はカウンタウェイト、69はレコ
ード盤である。
一方上面パネル39の下部にはシャーシ64が組込まれ
ており、前記モータ52はこのシャーシ64の一部に懸
架されている。
そして従来公知のドライブギヤ65はこのシャーシ64
上にギヤ軸66を介して回転自在に軸支されており、こ
のドライブギヤ65はターンテーブル軸51に固着され
たセンターギヤ67にて駆動される。
なお図中68はセンターギヤ67の上面に一体的に成形
された従来公知の回転爪である。
しかして本プレーヤにおいてはトーンアーム41のリー
ドイン、リターン、ダウン及びアップの駆動主体うなる
メインレバーT1、リードイン用のリードインレバー7
2、従来公知の爪レバー73や、リードイン及びリター
ン用の2つのクラッチ74.75、ブレーキ機構76、
レコードサイズ選択機構77、トーンアーム駆動リミッ
タ−機構79等が設けられている。
なおメインレバー71はシャーシ64の上部に配され、
リードインレバー72、爪レバー73、ブレーキ機構7
6、レコードサイズ選択機構77等はシャーシ64の下
部に配されている。
そして前記アームリフタ47のリフタ軸56は第4図に
明示されるようにメインレバー71上に載せられている
また図中78はりフタ軸56昇降用の斜面であり、」=
記メインレバー71の一部に一体的に成形されている。
次に各部の構造を順に説明する。
先ず前記ドライブギヤ65は従来公知の如くその外周に
歯が一体的に成形されているが、本プレーヤにおいては
このドライブギヤ65に第5A図及び第5B図に明示さ
れるように、上記歯の2箇所で互に180°ずれた位置
に一対の欠歯部81a。
81bが成形されている。
そしてこれら両人歯部81a、81bを境にして一方の
歯がリードイン用歯82aに、他方の歯がリターン用歯
82bに構成されている。
なおこれらの歯82a 、82bは後述するトーンアー
ムリードイン時及びリターン時に前記センターギヤ67
にて駆動される。
またこのドライブギヤ65の下面65aには第7A図〜
第7E図に明示されるようにカム溝83が成形されてい
る。
このカム溝83はハート形をなし、対称状をなす一対の
溝がリードイン用溝84aとリターン用溝84bとに構
成されていて、これら両溝84 a y 84 bの接
続部は互に同一方向に向いた一対の窪み部85a 、s
sbになっている。
更にこのドライブギヤ65の下面65aの180゜ずれ
た位置には一対の爪レバー戻しピン86a。
86bが一体的に成形されている。
一方このドライブギヤ65の上面65bは従来公知の如
く平坦に成形されており、第5A図及び第5B図に明示
されるようにこの上面65bに前記一対のクラッチ74
.75が取付けられている。
なおこれら両クラッチ74.75は互に1800ずれ、
かつ前記両人歯部81 a t 8 l bに夫々対応
して配置されている。
そしてリードインクラッチ74には一枚のクラッチ爪8
7が用いられ、このクラッチ爪87は支点ピン88によ
ってドライブギヤ65に回動自在に枢着されている。
なおこのクラッチ爪87ははゾくの字形に屈曲されてい
て、その先端87aが従来公知の如く前記回転爪68に
て駆動されるように構成されており、その先端87a側
の外側面にはカム89が一体的に成形されている。
またこのクラッチ爪87の他端87bには切欠き90が
成形されていて、ドライブギヤ65の上面65b上に突
設された揺動量制限用ピン91が上記切欠き90内に遊
嵌されている。
更にこのクラッチ爪87の先端87a側の偏倚位置には
その下面に突片92が一体的に成形されていて、この突
片92がドライブギヤ65の一部に成形された貫通孔9
3を挿通して下方に垂下されている(第21図参照)。
またリターンクラッチ75には2枚のクラッチ爪95.
96が用いられ、これら両クラッチ爪95.96は上下
に互に重ねられ共通の支点ピン97によってドライブギ
ヤ65に回動自在に枢着されている。
なお下部のクラッチ爪95は幅広板にて構成されていて
、その先端95aにはこれから下方に屈曲された突片9
8が一体的に成形されている。
なおこの突片98はドライブギヤ65の一部に成形され
た貫通孔99を挿通して下方に垂下されている。
またこのクラッチ爪95の先端95a側の外側面にはカ
ム100が一体的に成形され、他端95bにはこれから
上方に屈曲された突片101が一体的に成形されている
そして上部のクラッチ爪96はほぼくの字形に屈曲され
ていて、その先端96aが上方に屈曲されて従来公知の
如く前記回転爪68にて駆動されるように構成されてお
り、その他端96bにはこれから下方に屈曲された突片
102と、貫通孔103とが夫々底形されている。
なお突片102はドライブギヤ65の一部に成形された
貫通孔104内に挿入されて、その揺動量が制限され、
前記突片101が貫通孔103内に挿入されて、上部の
クラッチ爪96に対する下部のクラッチ爪95の揺動量
が制限されている。
なお、前記ドライブギヤ65の下面65aの外周には第
7A図〜第7E図に明示されるように環状カム106が
一体的に成形されている。
なおこの環状カム106は前記両人歯部81a、81b
を結ぶ仮想直線に対する直角な仮想直線を境にして一方
の欠歯部81a側が高所カム面106aに成形され、他
方の欠歯部81a側が低所カム面106bに成形されて
いる。
そしてこの環状カム106の上記高所カム面106aを
検出する為のマイクロスイッチからなるリードイン開始
検出スイッチSW1が前記シャーシ64上の所定位置に
取付けられている。
前記爪レバー73は従来公知の如くはゾ中央部に成形さ
れた屈曲部73aを境にして一方が上板部73bに、他
方が下板部73eに成形されている。
そしてこの爪レバー73は第21図に明示されるように
その屈曲部73a部分によって前記シャーシ64の一部
に成形された貫通孔110を挿通して上板部73bをシ
ャーシ64の上部でドライブギヤ65の下に挿入させ、
下板部73cをシャーシ64下に挿入させている。
なおこの爪レバー73はその下板部73cの一部に成形
された長孔111にシャーシ64の下面に軸支したガイ
ドローラ112を係合させ、またその上板部73bの一
部に成形された長孔113を前記ギヤ軸66に挿通させ
、更にシャーシ64上に固着されたボール受114にス
リット115を介して保持されたスチールボール116
をその上板部73bの先端側に形成されたスリット11
7に係合させて、シャーシ64に対してその長手方向に
摺動自在に構成されている。
なおこの爪レバー73の摺動抵抗は非常に小さい。
またこの爪レバー73の先端73dは従来公知の如く上
方に屈曲されていて、前記両クラッチ74.75の側突
片92,98を選択的に押圧動作するように構成されて
いる。
なおこの先端73dは■字形に成形されていて一対の斜
面118が形成されている。
なお第21図に明示されるようにシャーシ64の所定位
置には、上記爪レバー73の屈曲部73aを吸引して、
この爪レバー73を図中左方向に摺動させる為の電磁マ
グネット120が取付けられている。
前記トーンアーム41の回転中心軸である前記−ム軸5
4の下端にははゾ扇形状をなす従来公知の一対のアーム
レバー122,123が取付けられている。
即ち第9図及び第10図に明示されるヨウにアーム軸5
4の下端にはアームレバー取付は用のボス124がネジ
125によって固着されており、上下に重ねられた両ア
ームレバー122゜123のうち、上部のアームレバー
122が上記ボス124に回転自在に取付けられ、下部
のアームレバー123が上記ボス124に加締等の方法
で固着されている。
そして上部のアームレバー122上には所定の間隔を隔
て\一対のアームピン126 、127が植設されてい
る。
またこのアームレバー122の一部122aと下部のア
ームレバー123の一端123aとの間には引張バネ1
28が張設されていて、上部のアームレバー122が下
部のアームレバー123に対してアーム軸54を中心に
第9図時計方向に回動附勢されている。
なお下部のアームレバー123の他端にこれから下方に
屈曲された突片123bが一体的に成形されていて、こ
の突片123bにネジ止めされたストッパー兼調整ネジ
129に、上部のアームレバー122の他端にこれから
下方に屈曲されて一体的に成形された突片122bが当
接することで、上記アームレバー122の時計方向の回
動量が制限される。
この際調整ネジ129の調整により一方のアームピン1
27に対する他方のアームピン126の位置を微調整す
ることが出来る。
前記メインレバー71は第5A図〜第8C図に明示され
るように構成されている。
このメインレバー71は前述の如く前記シャーシ64上
に配されていて支点ピン133を介してこのシャーシ6
4の上面に沿って回動自在に構成されている。
そしてこのメインレバー71の一端71a上に支軸13
4を介してローラ135が回転自在に枢着されており、
このローラ135が前記ドライブギヤ65のカム溝83
内に遊嵌されている。
従って後述する如くドライブギヤ65が回転するとカム
溝83によってローラ135が案内されて、このメイン
レバー71が支点ピン133を中心に一定回転角度範囲
内で往復回動されることになる。
一方このメインレバー71の他端71bはは\゛LL字
状す突片に成形されていて、この他端71bに前記トー
ンアーム駆動リミッタ−機構79が設けられている。
このリミッタ−機構79はその他端71bの上部に設け
られたリードインフック136と、下部に設けられたリ
ターンカム137とによって構成されている。
上記リードインフック136は前記支点ピン133を中
心とする円弧に沿うように彎曲されたフック本体138
の先端138aに三角形状のカム139を一体的に成形
したものであり、そのカム139の両側面は一対の斜面
139a、139bに成形されている(第11図参照)
そしてこのリードインフック136はその他端138b
によって前記メインレバー他端7Ib上に支点ピン14
0を介して回転自在に枢着されている。
なおこのリードインフック136は支点ピン140部分
に嵌装された巻バネ141によってこの支点ピン140
を中心に第7A図〜第7E図反時計方向に回動附勢され
ており、上記他端7Ib上に植設されたストッパー14
2に当接して上記反時計方向の回動量が制限されている
また上記リターンカム137ははゾ扇形に成形されてい
て、一部に前記アームピン126を後述するように押し
戻す為のピン押圧部143が一体的に成形されている(
第11図参照)。
そしてこのリターンカム137は前記メインレバー他端
7Ib下に支点ピン144を介して回動自在に枢着され
ている。
なおこのリターンカム137の下面の一部に一体的に成
形されたピン145と、上記他端7Ib下に植設され、
このリターンカム137に成形された円弧孔146に挿
通されたピン147との間にはトグルバネ148が張設
されている。
従ってこのリターンカム137は上記トグルバネ148
の働きによって第8B図の如く支点ピン144を中心に
反時計方向に回動附勢された状態と、第8C図の如く支
点ピン144を中心に時計方向に回動附勢された状態と
に切換えられるように構成されている。
なお、上記メインレバー71の一部にはこれから下方に
ピン149が植設されており、このピン149は前記シ
ャーシ64に成形された前記支点ピン132を中心とす
る円弧孔150を挿通してシャーシ64の下方に突出さ
れている。
そしてこの円弧孔150の端部近傍部分でシャーシ64
下にマイクロスイッチからなるリードイン完了検出スイ
ッチSW2が取付けられていて、上記ピン149がこの
スイッチSW2を動作するように構成されている。
前記リードインレバー72は第5A図、第5B図、第7
A図〜第7E図に明示されるように前述の如く前記シャ
ーシ64下に配されていて、その一端72aを前記支点
ピン133の周りに回動自在に枢支されている。
そしてこのリードインレバー72の先端72bは下方に
屈曲されていて、この先端72bが前記アームピン12
6を前記リタ−ンカム137とは反対側から後述する如
く押すように構成されている。
またこのリードインレバー72の先端側に偏倚した位置
の上部にはピン153が植設されており、このピン15
3を前記リードインフック136のカム139が後述す
るように引っ掛けるように構成されている。
なおこのリードインレバー72の長手方向のはゾ中央部
位置の上部にはフランジ付のガイドローラ154が軸支
されていて、このガイドローラ154は前記シャーシ6
4に成形された前記支点ピン133を中心とする比較的
長い円弧孔155内に遊合され、これによりリードイン
レバー72がシャーシ64の下面に沿って円滑に回動す
るように構成されている。
また前記メインレバー71の一部にもその下面に座金付
ピン156が植設されており、このピン156が」−記
円弧孔155内に遊合されていることで、メインレバー
71もシャーシ64の上面に沿って円滑に回動する。
なお上記シャーシ64の一部には上記ピン153のスト
ッパ一部158と、前記リターンカム137のストッパ
一部159とが夫々一体的に成形されている。
前記ブレーキ機構76は前記トーンアーム41のリード
イン時にこれに適切なブレーキを掛ける為のものであっ
て、第5A図、第5B図、第7A図〜第7E図、第9図
に明示されるように構成されている。
即ちこのブレーキ機構76には一対のブレーキレバー1
61,162が用いられている。
一方のブレーキレバー161は支点ピン163を介して
前記シャーシ64下に回動自在に枢支されている。
また他方のブレーキレバー162はその一端162aに
よって上記支点ピン163の周りに回動自在に枢支され
ている。
そして一方のブレーキレバー161は互に一体的に接続
された3つのレバ一部161a、161b、161cに
よって全体としてはゾ丁字形に成形されていて、そのレ
バ一部161bの先端とシャーシ64下に植設されたピ
ン164との間に張設された引張バネ165によって図
中反時計方向に回動附勢されている。
なおこのブレーキレバー161のレバ一部161aの一
方の端縁166aの先端には斜面166bが成形されて
いる。
そしてこのブレーキレバー161が上記の如く反時計方
向に回動附勢される時、上記端縁166a又は斜面16
6bが前記メインレバー71の一部に軸支されたローラ
167の側面に当接されるように構成されている。
なおこのローラ167はメインレバー71の下面に植設
され、かつシャーシ64に成形された前記支点ピン13
3を中心とする円弧孔168を下方に挿通された支軸1
69の下端に枢着されている。
一方前記ブレーキレバー162と上記ブレーキレバー1
61のレバ一部161cとの間には引張バネ170が張
設されていて、この引張バネ170により他方のブレー
キレバー162が一方のブレーキレバー161に対して
前記支点ピン163を中心に図中時計方向に回動附勢さ
れている。
そしてこのブレーキレバー162の先端162bはこれ
から下方に屈曲されていて、その側面にはブレーキパッ
ト171が貼着されている。
なおこのブレーキパッド171は後述するように前記ア
ーム軸54下端のボス124の周面124aに対して圧
着、離間自在に構成されている。
但し上記ブレーキレバー162の一部にはこれから下方
に屈曲された突片172が一体的に成形されており、こ
の突片172にネジ止めされたストッパー兼調整ネジ1
73が上記レバ一部161cの一部にこれから下方に屈
曲された突片174に当接することで、上記両ブレーキ
レバー161と162との相対的角度が規制されるよう
に構成されている。
なおこの調整ネジ173の調整により前記ボス124に
対するブレーキパット171の圧着力、ひいてはアーム
軸54に与えるブレーキ力を調整することが出来るよう
になっている。
前記レコードサイズ選択機構TIは前記トーンアーム4
1のオートリードイン時に、前記レコード針60のドロ
ップ位置をレコード盤69のサイズ(30crIL12
5CrrL1エフcrrL)に合せて、選択させること
、並びにオートとマニアルとの切換えを行なう為のもの
であって、第12図〜第17図に明示されている。
このレコードサイズ選択機構77にはサイズセレクター
177が用いられている。
このサイズセレクター177は前記リードインレバー7
2の往動位置側において前記シャーシ64下に配されて
いて、支点ピン178を介してシャーシ64に回動自在
に枢支されている。
なお前記レコードサイズ選択つまみ(以下単にサイズ選
択つまみと記載する)45はシャーシ64に回転軸17
9を介して枢支され、この回転軸179の下端に固着さ
れたアーム180の先端と、上記サイズセレクター17
7の一部に一体的に成形されたボール受177aとの間
がリンク181によって互に連結されている。
一方サイズ選択つまみ45の周辺で前記上面パネル39
上には30crrt、 25crrL、 17のの3つ
のサイズポジションと、マニアルポジションとの合計4
つのポジションが夫々30°の角度θ1で表示されてお
り、このつまみ45を上記ポジションに合せて順次回転
することが出来るように構成されている。
そしてこのつまみ45を回転することにより、回転軸1
79、アーム180、リンク181を介してサイズセレ
クター177が支点ピン178の周りに同方向に回転操
作されることになる。
なおこの場合サイズセレクター177の前記ボール受1
77aに保持されたスチールボール182が圧縮バネ1
83によってシャーシ64の下面に押圧され、かつこの
スチールボール182の摺動軌跡上でシャーシ64には
30°の角度θ2で4つの位置決め穴184が成形され
ている為、サイズセレクター177の上記回転時に、ス
チールボール182が上記位置決め穴184に順次選択
的に嵌合される。
従ってこのサイズセレクター117は上記サイズ選択つ
まみ45の4つのポジションに対応する3 0crn、
、 25crn、 17CIfl。
マニアルの各ポジションでクリック的に順次位置決めさ
れることになる。
しかして上記サイズセレクター177には前記リードイ
ンレバー72を30cm、 25(177L、 17c
xのレコードサイズに合せて位置決めする3つのストッ
パーと、マニアル時の位置決めを行なうストッパーとの
合計4つのストッパー185 a、185b。
185c 、185aが一体的に成形されている。
即ちこのサイズセレクター177は全体としてはゾ扇形
をなしている、その円弧状縁部分177bには300の
角度θ3で上記4つのストッパー185a〜185dが
形成されている。
そしてこれらの各ストッパー185a〜185dは4つ
の同心円C1〜C4上に成形されていて、これらの各中
心角θ4は約100である。
なお第14図においてPlはレコードサイズ及びマニア
ルのセレクトポジションであり、上記サイズ選択つまみ
45の回転操作と、これに関連する上記スチールボール
182による位置決め作用とによって、サイズセレクタ
ー177の4つのストッパー185a〜185dのうち
の1つが、このセレクトポジションP1に選択的に位置
決めされることになる。
一方前記リードインレバー72の一部には、このリード
インレバー72が後述するように往動された際に、上記
サイズセレクター177のストッパー185a〜185
dの1つに当接するようになされたセレクトピン187
が取付けられている。
なおこのセレクトピン187によって前記レコード針6
0のドロップ位置微調整機構188が構成されている(
第16図及び第17図参照)。
即ちこのセレクトピン187は垂直な支軸189の上端
にフランジ190を介して一体的に成形されたものであ
り、その上面にはドライバー差込み溝191が成形され
ている。
しかしてこのセレクトピン187は支軸189に対する
偏心ピンに構成されていて、このセレクトピン187の
軸心P2は支軸189の軸心P3に対して所定の半径R
1分偏心されている。
一方このセレクトピン187は前記リードインレバー7
2の一部に一体的に成形された突片192部分に成形さ
れた貫通孔193に支軸189部分によって上から挿入
されて、この支軸189の軸心P3の周りに偏心回動自
在に構成されている。
なお支軸189の下端にはE IJソング94が嵌着さ
れ、このE IJソング94上に座金195が載置され
ていて、この座金195上とシャーシ64の下面との間
で支軸189の周囲に圧縮バネ196が嵌装されている
そしてこの場合圧縮バネ196は強いバネに構成されて
おり、この為セレクトピン187はフランジ190によ
ってリードインレバー72の上面に強い圧着力で圧着さ
れることになって、その圧着力によって、セレクトピン
187の円周上の位置が固定されるように構成されてい
る。
なお前記メインレバー71及びリードインレバー72が
共に復動位置に復動されている状態で、上記セレクトピ
ン187のドライバー差込み溝191内にドライバーを
上から差込んでこれを微調整出来るように、上記メイン
レバーT1の一部にはドライバー差込み用の穴198が
設けられている(第5A図及び第5B図参照)。
そして当然のことながらこの穴198に対応して上面パ
ネル39及びシャーシ64にも同様の穴が成形されてい
る。
またサイズセレクター177のマニアル用のストッパー
185dをセレクトポジションP1に位置決めした際に
、このサイズセレクター177の一側端177cで動作
されるようになされたマイクロスイッチからなるマニア
ル検出スイッチSW3がシャーシ64の下面の所定位置
に取付けられている。
次に以上述べたフルオートプレーヤの動作要領を順に説
明する。
〔ストップ状態〕
この時には電源スィッチがOFFされ、モータ52は停
止している。
一方トーンアーム41はアームレスト48上に復動され
ている。
なおこの時本プレーヤにおいては、メインレバー71が
第5A図の如く復動位置に復動して、リフタ軸56が第
4図実線の如くこのメインレバー71の斜面78からこ
のメインレバー71上に乗上げている為、このリフタ軸
56は上昇位置に往動されている。
従ってアームリフタ47のリフトアーム57はアームレ
スト48上に載置されたトーンアーム41の下面に接触
又は近接した状態を保持する。
またこの時ドライブギヤ65は第5A図の如く一方の欠
歯部81aをセンターギヤ6T部分に対向させた状態で
安定良く位置決めされている。
即ちこのストップ状態では第7A図の如く、ブレーキレ
バー161が引張バネ165によって支点ピン163を
中心に反時計方向に回動されており、その斜面166b
がカム作用でローラ167を矢印a方向に押圧している
この為メインレバー71は支点ピン133を中心に反時
計方向に回動附勢され、そのローラ135がカム溝83
の一方の窪み部85a内でこれを矢印す方向に押圧する
この結果このローラ135が窪み部85a内にクサビ作
用で喰込み、ドライブギヤ65が上記状態で安定良く位
置決めされている。
従って本プレーヤにおいては、このストップ状態でドラ
イブギヤ65が振動等にて不測にガタつくようなことが
全くないから、この後モータ52によってターンテーブ
ル40が駆動されてセンターギヤ67が回転を開始した
とたんに、上記ガタつきによりドライブギヤ65がセン
ターギヤ67と不測に接触して騒音を発生するような危
険は全くない。
次に本プレーヤにおけるフルオート動作を説明する。
〔リードイン状態〕
上記ストップ状態で最初に電源スィッチつまみ42をO
N位置に操作して電源スィッチをONする。
これにより本プレーヤの所定の回路に電源が供給される
が、スタートスイッチ43がOFFとなっている関係で
モータ52には電源が供給されず、従ってターンテーブ
ル40は停止している。
次にスタートスイッチ43にタッチしてこれをONする
とモータ52に電源が供給されてこのモータ52が所定
の速度で回転され、ターンテーブル軸51が所定の速度
で矢印C方向に回転開始される。
一方スタートスイッチ43のONにより、電磁マグネッ
ト120が瞬間的に励磁されて、この電磁マグネット1
20が第18図及び第21図実線の如く爪レバー73の
屈曲部73aを磁気吸引して、この爪レバー73を矢印
d方向に引っ張る。
この結果爪レバー73の先端73dがリードインクラッ
チ74のクラッチ爪87の突片92に当接してこれを押
す。
これによりこのクラッチ爪87が支点ピン88を中心に
第18図実線の如く反時計方向に回動されて、その先端
87aがセンターギヤ67の周面に接触される。
すると、前記矢印C方向に回転している回転爪68がこ
の先端87aに当接して、このクラッチ爪87を第18
図矢印e方向に一定距離押す。
これによりドライブギヤ65が矢印f方向に回転されて
、センターギヤ67がリードイン用歯82aに噛合する
そして以後はこのセンターギヤ67によってドライブギ
ヤ65が駆動され、これが矢印f方向に1800の回転
角度分だけ回転される。
なおドライブギヤ65が上記回転を開始した後に一方の
爪レバー戻しピン86bが爪レバー73の斜面118に
当接して通過し、この時のカム作用で爪レバー73は第
18図及び第21図鎖線の元の位置に復動される。
なおこの時電磁マグネット120の励磁は既に断たれて
いる。
このようにしてドライブギヤ65が回転すれば、そのカ
ム溝83でローラ135が案内される。
この際ローラ135は第7B図の如く一方の窪み部85
aを出て、リードイン用溝84aに入り、以後この溝8
4a内を通過し、ドライブギヤ65が180°の回転を
終了した時点で他方の窪み部85bに達する。
なおこの時リードイン開始検出スイッチSW1のアクチ
ュエータが環状カム106の低所カム面106bから高
所カム面106a上に乗上げて、このスイッチSW1が
ONとなりリードインの開始が電気的に検出される。
しかして本プレーヤにおいてはドライブギヤ65の上記
180°の回転動作中にトーンアーム41のリードイン
動作を完了するものであり、そのリードイン動作は極め
て軽快に行なわれる。
即ち上記リードイン用溝84aによるローラ135の案
内により、結果的にこのローラ135はギヤ軸66から
遠ざかる矢印g方向に移動されることになり、メインレ
バー71が支点ピン133を中心に第7B図矢印り方向
に回動されることになる。
すると、リードインフック136がそのカム139の一
方の斜面139a部分でピン153を引っ掛けて、これ
を矢印り方向に引っ張る為、リードインレバー72も支
点ピン133を中心に同方向に回動される。
この結果リードインレバー72の先端72bが一方のア
ームピン126を矢印り方向に押し、アームレバー12
2,123並びに引張バネ128を介してアーム軸54
が同方向に駆動される。
そしてこのようにアーム軸54が駆動されることで、第
4図実線の如くリフトアーム57上にあってアームアッ
プ状態にあるトーンアーム41が先ずこのリフトアーム
57上を滑って第2図矢印i方向に回動されて、そのレ
コード針69がレコード盤69上に移動される。
この際レコード盤69の大きさによってサイズ選択つま
み45が30CrrL、25CrIL、17crILの
伺れかの位置に予め設定されているから、リードインレ
バーT2が矢印り方向に所定の角度回動した時にセレク
トピン187がサイズセレクター177の3つのストッ
パー185a、185b、185cの何れかに当接する
そしてサイズセレクター177にセレクトピン187が
当接した瞬間に、リードインフック136が第7B図鎖
線の如く一方の斜面139a部分でピン153に対して
逃げるべく巻バネ147に抗して支点ピン140を中心
に時計方向に回動し、そのリードインフック136のカ
ム139がこのピン153から外れる。
従って、レコード針60が予め設定された位置に移動さ
れて、セレクトピン187がサイズセレクター177に
当接した瞬間に、リードインレバー72の矢印り方向へ
の回動が停止されることになる。
なおメインレバー71はこの後も引き続き矢印り方向に
回動する。
そしてリードインレバー72が停止した直後にメインレ
バー7F上のりフタ軸56が第4図鎖線の如く斜面78
−Lに落ち、このリフタ軸56が下降される。
この結果リフトアーム57の下降に伴ってトーンアーム
41がアームダウンされて、レコード針60がレコード
盤69上の音溝始端に第4図鎖線の如く乗せられる。
以上により一連のリードイン動作が完了し、演奏が開始
される。
そして1800回転したドライブギヤ65は第5B図の
状態とぼり、センターギヤ67がリードイン用歯82a
から他方の欠歯部81bに外れ、このドライブギヤ65
は停止する。
そしてこのドライブギヤ65の180°の回転によりリ
ードインクラッチT4とリターンクラッチ75との位相
が1800に反転されて、これらはストップ時とちょう
ど逆位置に設定される。
なおこのドライブギヤ65の停止時点でローラ135は
第8A図の如くカム溝83の他方の窪み部85b内に入
り込む。
一方メインレバー71はカム溝83によって常時一定角
度範囲内で往復動されるものであり、上記リードイン完
了によりこのメインレバー71も第5B図の位置に達す
る。
なおこの直後に第8A図鎖線の状態でメインレバー71
と共に移動して来たリターンカム137がシャーシ64
のストッパ一部159に当接され、この時トグルバネ1
48の働きでこのリターンカム137が支点ピン144
を中心に反時計方向に回転されて第8A図実線の状態に
切換えられる。
またメインレバー71が第5B図の位置に達した時に、
ピン149がリードイン完了検出スイッチSW2のアク
チュエータを押し、このスイッチSW2がONとなりリ
ードインの完了が電気的に検出される。
なおこれとは逆にリードイン開始検出スイッチSW1は
OFFとなる。
なお本プレーヤにおいては上記リードイン動作中ブレー
キ機構76の働きでアーム軸54に適切なブレーキ力を
与え、トーンアーム41をレコード盤69上の所定位置
へ安定良くリードインさせることか出来る。
即ちメインレバー71の矢印り方向への回動開始と同時
に、ローラ167が第7B図の如くブレーキレバー16
1の斜面166bから端縁166a上に乗上げる。
これによりこのブレーキレバー161が引張バネ165
に抗して支点ピン163を中心に時計方向に回動され、
引張バネ170が引っ張られる。
この結果この引張バネ170によりブレーキレバー16
2が支点ピン163を中心に時計方向に回動され、その
先端162bのブレーキパッド171がアーム軸54の
ボス124の周面124aに所定の強さで圧着され、こ
れによりアーム軸54にブレーキ力が与えられる。
なお上記リードイン完了後においては、ローラ167が
支点ピン163に近接することによって、ブレーキレバ
ー161aが引張バネ165によって反時計方向に復動
し、その突片174が調整ネジ173を押圧する為、ブ
レーキレバー162は支点ピン163を中心に反時計方
向に復動されるので、ブレーキパット171が第5B図
の如くボス124から離間し、以後アーム軸54にはブ
レーキ力は与えられない。
また本プレーヤにおいては上記リードイン完了後ドライ
ブギヤ65は前述したストップ時と同様に安定良く位置
決めされる。
即ちリードイン動作が完了した時点では第7C図の如く
ローラ135が他方の窪み部85b内に入り込んでおり
、しかもこの時引張バネ165によって支点ピン163
を中心に反時計方向に回動附勢されているブレーキレバ
ー161によりその端縁166aに乗上げているローラ
167が矢印j方向への押圧力を受けている。
この結果メインレバー71が支点ピン133を中心に時
計方向に回動附勢され、そのローラ135が矢印に方向
に押圧され、このローラ135が窪み部85b内にクサ
ビ作用で喰込み、ドライブギヤ65が上記状態で安定良
く位置決めされる。
従って前述したストップ時と同様にリードイン完了後に
ドライブギヤ65が振動等にて不測にガタつくようなこ
とが全くなく、演奏中常時回転しているセンターギヤ6
7がドライブギヤ65と不測に接触して騒音を発生する
ような危険は全くない。
更に本プレーヤにおいては上記リードインの動作途中で
例えば操作者の手段等がトーンアーム41に不測に触れ
て、矢印i方向に回動されるようとするトーンアーム4
1に負荷が加ったような場合には、トーンアーム駆動リ
ミッタ機構79の働きでトーンアーム41を安全に停止
させることが出来る。
即ちリードイン動作中は第7B図実線の如くリードイン
フック136のカム139がピン153を引っ掛けてリ
ードインレバー72を引っ張っているが、トーンアーム
41に上記の如き負荷が加ってア−ムピン126が停止
するようなことがあると、リードインレバー72を介し
てピン153が停止し、この瞬間にカム139の一方の
斜面139aとピン153とのカム作用で第7B図鎖線
の如くリードインフック136が巻バネ141に抗して
時計方向に容易に逃げ、このリードインフック136が
ピン153から外れる。
従ってトーンアーム41は上記負荷が加わった位置で安
全に停止し、一方メインレバー71はこれに拘束される
ことなく引き続き矢印り方向に回動される。
更にまた本プレーヤにおいては上記リードイン動作の完
了直前にリードインレバー72をアームピン126から
引き離して、レコード針60をこのリードインレバー7
2にて拘束させることなくレコード盤69上に安全に乗
せることが出来る。
即ち前述の如くセレクトピン187がサイズセレクター
177に当接した瞬間に、リードインフック136が巻
バネ141に抗して時計方向に逃げるのであるが、この
後のリードインフック136は巻バネ141により第7
B図点線の如く反時計方向に直ちに復動される。
しかしてこの瞬間にカム139がピン153を乗り越え
ながらその他方の斜面139bがピン153の側面を斜
めに押圧する。
この結果ピン153には矢印り方向とは逆の矢印h′方
向への押圧分力が作用し、このピン153が第7B図点
線の如く自動的に押戻され、これに連動してリードイン
レバーT2も同方向に押戻され、その先端72bがアー
ムピン126から第7B図点線の如く引き離される。
そしてこの後に前述の如くトーンアーム41が下降され
て、レコード針60がレコード盤69上に乗せられるの
であるが、この時には既にリードインレバー72がアー
ムピン126から離されているから、トーンアーム41
はリードインレバー72によつて伺等拘束されることが
ない。
従って音溝の偏心等によってレコード針60がレコード
盤69上に乗った瞬間に、レコード針60が矢印i方向
とは逆のi方向に押し戻されるようなことがあっても、
トーンアーム41はこれに確実に追随することになるか
ら、この時にレコード針60の動きが拘束されて、レコ
ード針60や音溝等が傷つけられるようなことはない。
なお上記リードイン動作中においては、リターンカム1
37が第8A図鎖線の如くアームピン126の回動軌跡
の内側に倒れた状態で移動されるから、このリードイン
動作中はリターンカム137によってアームピン126
が拘束されることがない。
従って上記リードイン動作の途中並びに完了後にトーン
アーム41をマニアル操作によって矢印i方向に自由に
動かすことが出来る。
−古本プレーヤによるレコードサイズ選択機構77によ
れば、前述の如くサイズセレクター177の4つのスト
ッパー185a〜185dを4つの同心円C1〜C4上
に一定の中心角度θ4で設けているから、サイズセレク
ター177に多少の角度ずれが生じたとしても、上記ス
トッパー185a〜185dによるセレクトピン187
の停止位置をレコード盤69の大きさに合せて常に極め
て正確に出すことが出来る。
またサイズ選択つまみ45によるサイズ選択角度、即ち
30cm 、 25Crrl。
17crrL1マニアル位置の選択角度を等分に振分け
ることが出来て、デザイン面で非常に有効である。
ちなみにこの実施例では上記サイズ選択角度が30°に
構成されていて、サイズ選択つまみ45を30crn、
25c7rL、 17m、マニアル位置に合せて30
°づつ回転して行くことによってサイズセレクター17
7が30°づつ同期して回転調整され、セレクトポジシ
ョンP1の中心ストッパー185a〜185dが選択的
に位置決めされる。
なおサイズセレクター177によるサイズ選択と、これ
に伴うリードインレバー72及びトーンアーム41のリ
ードイン停止位置との関係は第12図に示す通りであり
、図中1点鎖線が30crrL1実線が25cm、点線
が17CrrLの選択状況である。
なおマニアル時には2点鎖線の状態となり、この時には
サイズセレクター177がマニアル検出スイッチSW3
のアクチュエータを押圧し、このスイッチSW3が閉と
なって、そのマニアルが電気的に検出されることになる
この際オートをランプ表示するものであれは、上記マニ
アル時にそのランプを消燈する。
また本プレーヤにおいては、レコード針60のドロップ
位置をトーンアーム41とは無関係に簡単にかつ安全に
微調整することが出来る。
即ちレコード針60のドロップ位置はセレクトピン18
7がサイズセレクター177の3つのストッパー185
a〜185cの倒れか1つに当接して、リードインレバ
ー72の矢印り方向への回動が停止した位置で決定され
る。
そこで前記ドライバー差込み用の穴198からドライバ
ーを差込んでこれをセレクトピン187のドライバー差
込み溝191に嵌合させて、このセレクトピン187を
第16図及び第17図に示されるように回転調整する。
この結果このセレクトピン187が強い圧縮バネ196
の圧着力に抗して支軸189の軸心P3の周りに偏心回
転調整される。
そしてこれによりこのセレクトピン187が上記ストッ
パー185a〜185cの伺れかに当接した時のリード
インレバー72の実質的な停止位置が微調整されること
になり、レコード針60のドロップ位置を簡単に微調整
することが出来ることになる。
なおこの際メインレバー71が第5A図の停止位置に復
動していないと、上記穴198がセレクトピン187上
に重ならず、上記ドライバーの差込みが不可能である。
従って上記ドライバーを差込んでセレクトピン187を
回転調整出来ると言うことは、とりも直さずメインレバ
ー71が停止位置に復動している状態の時であり、この
時にはりフタ軸56が第4図実線の如くメインレバー7
1上に押上げられてリフトアーム57がアップ位置にあ
る。
この為上記調整時にトーンアーム41が不測に回動して
これがアームレスト48上から外れたとしても、このト
ーンアーム41はアップ位置にあるリフトアーム57上
を滑るだけで、このトーンアーム41がターンテーブル
40上に不測に落ちて、レコード針60を損傷させてし
まうような危険は全くない。
故に上記ドロップ位置の微調整を常に安全に行なえる。
〔機械的エンド検出〕
前述した演奏開始時においては他方のアームピン127
は第19図実線の位置にある。
そして所定時間の演奏が終了して、トーンアーム41の
レコード針60がレコード盤69における音溝の終端に
達した時には、上記アームピン127は第19図鎖線の
位置に達する。
するとこの時このアームピン127が爪レバーT3の終
端73eに当接してこの爪レバー73を矢印d方向に押
す。
この時の動作がエンド検出動作であり、これにより爪レ
バー73の先端73dがリターンクラッチ75の一方の
クラッチ爪95の突片98を押す。
この結果第19図鎖線の如くこのクラッチ爪95が支点
ピン97を中心に反時計方向に回動され、その上部の他
方のクラッチ爪96も摩擦力によって同方向に回動され
る。
そしてそのクラッチ爪96の先端96aがセンターギヤ
67の周面に接触され、矢印C方向に回転している回転
爪68がこの先端96aに当接して、このクラッチ爪9
6を第19図矢印e方向に一定距離押す。
これによりドライブギヤ65が矢印f方向に回動されて
、センターギヤ67がリターン用歯82bに噛合する。
そしてこれ以後はセンターギヤ67によってドライブギ
ヤ65が駆動されて、これが矢印f方向に180°の回
転角度分だけ回転し、この回転により後述するトーンア
ーム41のリターン動作が行なわれる。
なおドライブギヤ65が上記回転を開始した後に他方の
爪レバー戻しピン86aが爪レバー73の斜面118に
当接して通過し、この時のカム作用で爪レバー73は第
19図実線の元の位置に復動される。
〔リターン動作〕
本プレーヤにおいては上記ドライブギヤ65の1800
の回転動作中にトーンアーム41のリターン動作を完了
するものであり、リードイン時と同様そのリターン動作
は極めて軽快に行なわれる。
即ちドライブギヤ65が上記状態から回転を開始すれば
、そのカム溝83でローラ135が案内されることにな
り、ローラ135は第7D図の如く他方の窪み部85b
を出て、リターン用FJ 4 bに入り、以後この溝8
4b内を通過し、ドライブギヤ65が1800の回転を
終了した時点で再び一方の窪み部85aに達する。
そしてこの時のリターン用溝84bによるローラ135
の案内により、結果的にこのローラ135はギヤ軸66
に近ずく矢印〆方向に移動されることになり、メインレ
バー71が支点ピン133を中心に第7D図矢印h′方
向に回動されることになる。
なおこの際メインレバー71が矢印h′方向への回動を
開始すると同時にピン149がリードイン完了検出スイ
ッチSW2のアクチュエータから離れ、このスイッチS
W2がOFFとなる。
そして先ずメインレバー71が矢印h′方向に回動を開
始した直後にその斜面78によってリフタ軸56が第4
図実線の如くメインレバー71上に押上げられ、このリ
フタ軸56によってリフトアーム57が上昇される。
これによりトーンアーム41が第4図実線の状態にアー
ムアップされ、レコード針60がレコード盤69の上方
に持ち上げられる。
次にこれに引き続いてのメインレバー71の矢印h′方
向への回転時に、リターンカム137のピン押圧部14
3が第8B図の如く一方のアームピン126に当接して
これ、)矢印h′方向に押す。
この結果アームレバー122 、123を介してアーム
軸54が同方向に駆動される。
そしてこのようにアーム軸54が駆動されることでトー
ンアーム41がリフトアーム57上を滑って第2図矢印
i′方向に回動されて、このトーンアーム41がアーム
レスト48側に戻される。
なおこの際リードインフック136の他方の斜面139
b部分でピン153が第7D図の如く押される為、リー
ドインレバー72も支点ピン133を中心に矢印h′方
向に回動される。
以上の動作によりトーンアーム41のリターン動作が行
なわれ、ドライブギヤ65が180°の回転を完了して
、メインレバー71が第5A図の状態に復動した時、ト
ーンアーム41はアームレスト48上に完全に押し戻さ
れる。
なおこの直前にピン153がシャーシ64の一方のスト
ッパ一部158に第7E図の如く当接して停止する為、
リードインフック136が第7E図鎖線の如く他方の斜
面139b部分によるカム作用で巻バネ147に抗して
支点ピン140を中心に時計方向に回動し、そのカム1
39がピン153を乗す越えて、このリードインフック
136が再びピン153に係合する。
一方トーンアーム41がアームレスト48に押し付けら
れて停止したことで、一方のアームピン126も停止す
るが、この後もメインレバー71は矢印h′方向に若干
量引き続いて回動される為、この時トグルバネ148の
働キでリターンカム137が支点ピン144を中心に時
計方向に回転されて第8C図実線の如くアームピン12
6の回動軌跡の内側に逃げた位置に切換えられる。
また1800回転したドライブギヤ65は第5A図の状
態となり、センターギヤ67がリターン用歯82bから
一方の欠歯部81aに外れ、このドライブギア65は停
止する。
そしてこのドライブギヤ65の180°回転によりリタ
ーンクラッチ75とリードインクラッチ74との位相が
1800に反転されて、これらは再びストップ時の位置
に設定される。
なおこのドライブギヤ65の停止時点でローラ135は
第7A図の如くカム溝83の一方の窪み部85a内に再
び入り込む。
またドライブギヤ65の上記停止直前にリードインクラ
ッチ74のクラッチ爪87がそのカム面89によってセ
ンターギヤ67の局面をこすって移動される為、このク
ラッチ爪87は第5A図の位置に復動され、回転爪68
がクラッチ爪87の先端87aに当接することはない。
なおこの後モータ52は自動停止する。
また本プレーヤにおいては上記リターン動作中ブレーキ
機構76の働きで前述したリードイン時と同様に、アー
ム軸54に適切なブレーキ力を与えることが出来る。
即ちメインレバー71の矢印h′方向への回動開始直後
に、ローラ167が第7E図の如くブレーキレバー16
1を引張バネ156に抗して支点ピン163を中心に時
計方向に回動させる為、ブレーキレバー162が引張バ
ネ170によって支点ピン163を中心に時計方向に回
動され、ブレーキパット171がアーム軸54のボス1
24の周面124aに所定の強さで圧着されて、アーム
軸54にブレーキ力が与えられる。
更に本プレーヤにおいては上記リターンの動作途中で例
えば操作者の手等がトーンアーム41に不測に触れて、
矢印i′方向に回動されようとするトーンアーム41に
負荷が加ったような場合には、トーンアーム駆動リミッ
タ−機構79の働きで、トーンアーム41を安全に停止
させることが出来る。
即ち前述の如くリターン動作中は第8B図実線の如くリ
ターンカム137がアームピン126を押しているが、
トーンアーム41に上記の如き負荷が加ってアームピン
126が停止するようなことがあると、この瞬間にトグ
ルバネ148の働キで、リターンカム137が支点ピン
144を中心に時計方向に回転されて第8B図鎖線の如
くアームピン126の回動軌跡の内側に逃げた位置に切
換えられる。
この結果アームピン126に対してリターンカム137
は外れ、トーンアーム41は上記負荷が加わった位置で
安全に停止する。
一方アームピン126が停止してもメインレバー71は
これに拘束されることなく引き続き矢印h′方向に回動
される。
〔リジェクト動作〕
演奏途中でスタートスイッチ43にタッチしてこれをO
Nすると、電磁マグネット120が瞬間的に励磁されて
、爪レバー73が矢印d方向に引っ張られる。
これにより前述したようにリターンクラッチ75が動作
して、前述したリターン動作によりトーンアーム41が
アームレスト48上に直ちに戻され、演奏が中止される
〔マニアル動作〕
本プレーヤにおいては上述したフルオート動作とは別に
マニアル操作が可能であり、しかもこのマニアル操作時
においてトーンアーム41を、t−トダウンさせること
が出来る。
マニアル操作時には、先ずサイズ選択つまみ45をマニ
アル位置に切換える。
これによりサイズセレクター177が第14図反時計方
向に回動調整されて、ストッパー185dがセレクトポ
ジションP1上に移動される。
一方前述の如くストップ状態ではリフトアーム57がア
ップ位置に保持されているから、この状態でトーンアー
ム41をこのリフトアーム57上で滑らせて手動にて矢
印i方向に回動させてターンテーブル40上の希望位置
へ移動させる。
なおこの際リターンカム137は既にアームピン126
の回動軌跡の内側に逃げているから、トーンアーム41
の上記回動時にこのアームピン126がリターンカム1
37に衝突することはない。
次にスタートスイッチ43にタッチしてこれをONする
と、前述同様に電磁マグネット120が瞬間的に励磁さ
れて、爪レバー73が矢印d方向に引っ張られる。
これにより前述したようにリードインクラッチ74が動
作して、ドライブギヤ65が駆動されて、メインレバー
71が矢印り方向に回動される。
しカルながらこの時にはサイズセレクター177のスト
ッパー185dによりセレクトピン187が停止され、
リードインレバー72の矢印り方向への回動が阻止され
ている為、リードインフック136がピン153から外
れ、リードインレバー72を停止させたま\メインレバ
ーT1のみが矢印り方向に回動される。
そしてメインレバー71が上記回動を行なうと、前述同
様にリフタ軸56がメインレバー71上から斜面78上
に落ち、リフタ軸56が下降される。
この結果リフトアーム57が自動的に下降されて、トー
ンアーム41はオートダウンされることになる。
なおマニアル操作にてトーンアーム41をアームアップ
させる時には、マニアル操作レバー63を手動にてアッ
プ位置に回動させれば良い。
〔電気的エンド検出〕
第22図は電気的エンド検出装置201を示したもので
あって、この場合は前記アームレバー122の外周円弧
面202の一部にマグネット203を取付ける一方、こ
のマグネット203の回動軌跡脇で、トーンアーム41
による上記アームレバー122の矢印り方向の回動終端
位置近傍部分にマグネットセンサー204を配し、これ
を前記シャーシ64に固着させたものである。
なお第28図は上記マグネットセンサー204の出力に
基づく前記電磁マグネット120の、駆動回路、即ちエ
ンド検出回路を示しており、214は微分回路、215
は増幅回路、216は駆動回路を夫々示している。
なおSW3は前述したマニア検出スイッチであり、この
スイッチSW3は自閉スイッチに構成されていて、前記
サイズセレクター177が離れている時に閉状態を保持
する。
この装置によれば前述した演奏が終了して、トーンアー
ム41のレコード針60がレコード盤69における音溝
の終端に達した時、マグネット203がマグネットセン
サー204によって電気的に検出される。
そしてマグネットセンサー204からの出力は微分回路
214にて微分出力に変換され、増幅回路215にて増
幅されて1駆動回路216に供給され、電磁マグネット
120を励磁する。
これにより前述したリターン動作が開始されることにな
る。
なお」二記マグネ゛ント203とマグネ゛ントセンサー
204については、これらを例えば発光素子と受光素子
とに置換する等、各種の無接点スイッチに変更可能であ
るし、或いは有接点スイッチに変更することも可能であ
る。
一方前記サイズ選択つまみ45が前述の如くマニアルポ
ジションに操作されて、前記サイズセレクター177が
前記マニアル検出スイッチSW3に押圧されると、この
スイッチSW3は第28図のエンド検出回路を開放する
ことになる。
従って前述したマニアル時には上記電気的エンド検出動
作は行なわれず、トーンアーム41のオートリターンは
不能、となる。
〔リピート動作〕
第23図及び第24図はリピート動作を説明するもので
あり、SW4は前記メインレバー71がストップ位置に
復動した時に、そのメインレバー71の一部に植設され
たピン206によって動作されるリターン完了検出スイ
ッチであり、マイクロスイッチにて構成されている。
また第24図に示されたスイッチSW、は前記リピート
スイッチ44がタッチされた時にONとなり、次に前記
ストップ兼用スタートスイッチ43がタッチされるまで
の間電気的に上記ON状態がホールドされるスイッチで
ある。
またLはリピート表示ランプであり、SW3は前述した
自閉スイッチであるマニアル検出スイッチである。
なおリピート動作とは、トーンアーム41のリターン動
作終了後に再度リードインさせる動作であり、アームリ
ターン開始前では第5B図の如くリターンクラッチ75
がセンターギヤ67と対向している。
そしてリターン完了後(但しリードイン開始前)では両
クラッチ74.75の位相が反転されて、第5A図の如
くリードインクラッチ74がセンターギヤ67と対向す
る。
そこで演奏途中でリピートスイッチ44にタッチしてス
イッチSW5をONする(但しこの後このスイッチはO
N状態にホールドされる)と、前述したエンド検出動作
−リターン動作が行なわれて、トーンアーム41が一旦
前記アームレスト48上に戻される。
しかしながらこの時メインレバーT1が第5A図の状態
に復動され、第23図では実線の位置に達する為、この
時ピン206がリターン完了検出スイッチSW4のアク
チエータを押圧し、このスイッチSW4をONする。
この結果トーンアーム41がリターン完了されると同時
に電磁マグネット120が励磁されて、リードインクラ
ッチ74を前述したように働かせ、ドライブギヤ65が
180°回転されて、トーンアーム41が直ちにリード
インされる。
なおこの際リターン完了からリードイン開始するまでの
間の時間は極めて短い。
即ちこの間にドライブギヤ65が1回転して内部機構的
にリードイン動作−リターン動作を行なうような余分な
動作がなく、トーンアーム41はリターン完了後素早く
リードインされる。
そしてこの後はスイッチSW、がON状態にホールドさ
れている間中、リターン動作−リードイン動作を自動的
に繰返すことになる。
なお上記リピート動作を中止する時にはストップ兼用ス
タートスイッチ43にタッチして、スイッチSW、をO
FFすれば良い。
また本プレーヤによればストップ状態でリピートスイッ
チ44にタッチすれば、この瞬間に電磁マグネット12
0を励磁して、リードインクラッチT4を働かせ、トー
ンアーム41をオートリードインさせることが出来る。
なおこの後は上記リピート動作を行なう。なお前述した
マニアル時には、前記マニアル検出スイッチSW3に前
記サイズセレクター177が押圧されて、このスイッチ
SW3が開放される為、上記リピート回路が開放され、
リピートランプLは消燈される。
第25図は前記センターギヤ67部分の変形例を示した
ものであり、この場合にはセンターギヤ67の上側に複
数個(2つ以上)の回転爪208を一体的に成形してい
る。
従ってこの構造によれば前述したリードイン時及びリタ
ーン時における両クラッチ74.75の動作時に、上記
回転風教/360’なる極めて小さなセンターギヤ67
の回転角でこれら両クラッチ74.75のクラッチ爪8
7.96を素早く駆動(蹴る)ことが出来る為、これら
両クラッチ74.75の作動タイミングを著しく早くす
ることが出来て、エンド検出からリターン動作に移るま
での時間や、スタートスイッチ43がONされてからリ
ードインに移るまでの時間を大幅に短縮させることが出
来る。
第26図は両クラッチ爪87,96の変形例を示したも
のであり、この場合はこれら両クラッチ爪87,96の
先端87a 、96aの外側面に前記センターギヤ67
に噛合可能な部分歯車210を設けたものである。
しかしてこの構造によれば、前記爪レバーT3が電磁マ
グネット120やアームピン127によって矢印d方向
に移動されて、クラッチ爪87゜96がセンターギヤ6
7側に回転された時、上記部分歯車210がセンターギ
ヤ67に噛合されて、このセンターギヤ67の駆動力が
この部分歯車210を介してクラッチ爪87.96に伝
えられることになる為、両クラッチ74.75を極めて
早いタイミングで働かせることが出来る。
従って上記同様にエンド検出からリターン動作に移るま
での時間や、スタートスイッチ43がONされてからリ
ードインに移るまでの時間をやはり大幅に短終出来るこ
とになる。
なおこの構造によれば前記回転爪68は不要となる。
第27図はサイズセレクター177の変形例を示したも
のであり、この場合は前記ストッパー1853〜185
dを1つの円弧面で連続的に接続させるべくサイズセレ
クター177の外周面を前記支点ピン178に対して半
径R2が漸次連続的に変化する偏心円弧面212に成形
している。
但しこの場合には前記サイズセレクター177又は前記
サイズ選択つまみ45にこれらの回転位相を無段階に位
置決めするような手段を附設させるのが好ましい。
しかしてこの構造によれば、サイズ選択つまみ45の回
転操作によってサイズセレクター177を支点ピン17
8の周りに回転調整することにより、セレクトポジショ
ンP1上における前記ストッパー面185a〜185d
を無段階状に変化させることが出来る。
これにより前述したリードイン時におけるセレクトピン
187の停止位置を無段階状に調整することが出来る。
そしてこれによりリードインレバー72の往動停止位置
を無段階状に調整出来ることになり、この結果トーンア
ーム41のレコード盤69上へのリードイン位置を無段
階状に調整することが出来ることになる。
従ってこの構造によれば、例えばLPレコード盤を用い
る際に、希望する曲の位置へトーンアーム41を直接リ
ードインさせるような便利な使い方をすることが出来る
なお以上述べた実施例において、例えばストツプ兼用ス
タートスイッチ43やリピートスイッチ44はタッチス
イッチに限定されることなく、例えばブツシュスイッチ
やその他の各種のスイッチに変更することが可能であり
、またストップスイッチとスタートスイッチとを別個に
設けることも可能である。
更に以上述べた実施例における各部の機構や装置は各種
の有効な機構や装置に変更可能である。
本発明は上述の如く、動作状態でロックされるリピート
スイッチと、トーンアームのリターン完了を検出する検
出スイッチと、クラッチ作動レバーを動作する電磁マグ
ネットとを用い、上記リピートスイッチと、上記検出ス
イッチとで上記電磁マグネットの動作を制御させるよう
に構成して、トーンアームをリターン完了後に再びリー
ドインさせる動作を繰返し行なわせるように構成したも
のであるから、従来のレバー機構によるものに比べて、
構造的に非常に簡単なものが得られて、大幅なコストダ
ウンを計り得、しかもレバー摺動音等が発生せず、再生
音を乱すようなことがない。
またリターンからリードインへの切換えを極めて素早く
行なえて、リピート動作を機敏に行なえるものが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をフルオートプレーヤに適用した実施例を
示すものであって、第1図は全体の斜視図、第2図は上
面パネル部分の一部切欠平面図、第3図は同上の側面図
、第4図はアームリフタとメインレバーとの関係を示し
た断面図、第5A図及び第5B図はトーンアーム駆動機
構の全体を示した平面図、第6図は第5図6−6線断面
図、第7A図〜第7E図はメインレバー及びリードイン
レバーの駆動状況を説明する要部の一部切欠平面図、第
8A図〜第8C図はリターンカムの動作を説明する要部
の一部切欠平面図、第9図はアーム軸とブレーキ機構と
の関係を示した斜視図、第10図は第9図10−10線
での拡大断面図、第11図はトーンアーム駆動リミッタ
−機構部分の分解斜視図、第12図はレコードサイズ選
択機構部分を示した平面図、第13図は第12図13−
13線断面図、第14図は同上の要部の拡大平面図、第
15図は第14図15−15線断面図、第16図はレコ
ード針下降位置微調整機構部分を示した拡大平面図、第
17図は第16図17−17線断面図、第18図はリー
ドイン開始動作を説明する要部の平面図、第19図は機
械的エンド検出動作を説明する要部の平面図、第20図
はクラッチの戻し動作を説明する要部の平面図、第21
図は第18図21−21線断面図、第22図は電気的エ
ンド検出動作を説明する要部の平面図、第23図はリピ
ート動作を説明する要部の平面図、第24図はリピート
回路図、第25図はセンターギヤの変形例を示した要部
の平面図、第26図はクラッチの変形例を示した要部の
平面図、第27図はレコードサイズ選択機構の変形例を
示した要部の平面図、第28図はエンド検出回路のブロ
ック図である。 また図面に用いられた符号において、41はトーンアー
ム、44はリピートスイッチ、51はターンテーブル軸
、65はドライブギヤ、67はセンターギヤ、74はリ
ードインクラッチ、75はリターンクラッチ、81a、
81bは欠歯部、120は電磁マグネット、SW4はリ
ターン完了検出スイッチ、SW5はリピートロックスイ
ッチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 欠歯部及びクラッチが設けられたドライブギヤを用
    い、上記クラッチをクラッチ作動部材にて所定状態に作
    動させた時にそのクラッチをターンテーブル軸に係合さ
    せて、このクラッチを介してターンテーブル軸の回転力
    をドライブギヤに伝達して、このドライブギヤの回転に
    よりトーンアームをリードイン駆動及びリターン駆動さ
    せるようにしたフルオートプレーヤにおいて、 (へ上記クラッチ作動部材を作動させる電磁マグネット
    、 (b)、動作状態でロックされるリピートスイッチ、(
    c入トーンアームのリターン完了を検出する検出スイッ
    チ、 とを具備し、上記リピートスイッチを動作状態にロック
    させておくことにより、リターン完了を上記検出スイッ
    チにて検出して上記電磁マグネットを動作させて、トー
    ンアームのリターンとり一ドインを繰返し行なわせるよ
    うに構成したことを特徴とするフルオートプレーヤにお
    けるリピート装置。
JP13599275A 1975-11-10 1975-11-10 フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ Expired JPS5841574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13599275A JPS5841574B2 (ja) 1975-11-10 1975-11-10 フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13599275A JPS5841574B2 (ja) 1975-11-10 1975-11-10 フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5270806A JPS5270806A (en) 1977-06-13
JPS5841574B2 true JPS5841574B2 (ja) 1983-09-13

Family

ID=15164653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13599275A Expired JPS5841574B2 (ja) 1975-11-10 1975-11-10 フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5841574B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5270806A (en) 1977-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5847777B2 (ja) フルオ−トプレ−ヤニオケル ドライブギヤソウチ
JPS5841574B2 (ja) フルオ−トプレ−ヤニオケルリピ−トソウチ
JPS6117521Y2 (ja)
JPS59899B2 (ja) プレ−ヤニオケルト−ンア−ムブレ−キソウチ
JPH021730Y2 (ja)
JPS5851346B2 (ja) フルオ−トプレ−ヤノソウサキコウ
JPS5839584Y2 (ja) レコ−ドプレ−ヤ−
JPS5827362Y2 (ja) レコ−ド演奏装置
JPS5819735Y2 (ja) レコ−ドプレ−ヤのオ−トリタ−ン機構
JPS5819738Y2 (ja) レコ−ドプレ−ヤ−のレコ−ド盤サイズ選択機構
JPS6327281Y2 (ja)
JPS6122362B2 (ja)
JPS5834024B2 (ja) レコ−ドエンソウソウチ
JPS5833629B2 (ja) レコ−ドジドウエンソウソウチ
JPS6152526B2 (ja)
JPS5834022B2 (ja) レコ−ドエンソウソウチ
KR900005436B1 (ko) 레이저 디스크의 플레이어 구동장치
JPS5827402Y2 (ja) レコ−ドプレ−ヤのオ−トリタ−ン機構
KR920001122Y1 (ko) 레코드 플레이어용 테크 메카니즘
JPS6120645Y2 (ja)
JPS5819739Y2 (ja) レコ−ドプレ−ヤ−のプレイ態様切換機構
JPS582426B2 (ja) 連続自動演奏式レコ−ドプレ−ヤの制御装置
JPH0548284Y2 (ja)
JPS6020223Y2 (ja) テープレコーダ付レコードプレーヤ
JPS6134627Y2 (ja)