JPS5841419B2 - 太陽熱温水器用の自動切替弁装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明＆Ｌ太陽熱温水器の給湯、給水配管等を接続して
、排水、ボイラへの給水などの切替を、気温変化に即応
して自動的に行う弁装置に関する。

広（普及している太陽熱温水器の弱点は、寒気により、
配管内の水が凍結するため、配管が破損する点にあり、
そのため、冬期には、使用が著しく制限されている。

そこで本発明は、１この弁本体に、給湯、給水配管接続
口等の必要な接続口を設け、各接続口を通断する切替弁
を、温度スイッチに接続された駆動装置と切替スイッチ
とにより正逆回転させることにより、給湯、給水とその
停止、排水、ボイラへの給水なで必要な切替を、一時に
自動的に行わしめ、温水器の利用効率を向上させるもの
である。

以下、図示実施例に基づき、本発明を詳説する。

本発明＆Ｌ弁本体１、切替弁１１，１２，１３、駆動装
置１５、切替スイッチ装置２５とから、主として構成さ
れる。

まず、１は弁本体で、左端部には、温水器の給湯口へ、
給湯配管を介して接続される給湯配管接続口２、給湯栓
へ、給湯栓配管を介して接続される給湯栓配管接続口３
とが、水平逆向きに突設される。

又、両接続ロ２，３０間に＆丸干向きに、排水管に接続
される排湯管接続口４が突設される。

弁本体１の中央部には、減圧給水配管接続口５と、ボイ
ラ給水配管接続口６とが、水平逆向きに突設される。

減圧給水配管接続口５は、水道栓から、減圧弁を経由し
て給水される給水配管に接続されるものである。

１はバイパスで、給湯栓配管接続口３とボイラ給水配管
接続口６とを連絡する。

８は、温水器への給水配管接続口で、９は、水道栓から
の水道配管接続口であり、ともに、水平逆向きに、弁本
体１の右端部に突設される。

１０は、両接続ロ８，９０間に、下向きに突設された排
水管接続口である。

切替弁は３個あり、給排湯切替弁１１は、弁本体１左端
部に収容され、温水器から給湯栓への給湯と、給湯を停
止して給湯配管の排湯との切替えを行うものである。

したがって、逆Ｔ字状に穿設された、水平方向に給湯通
路１１ と、給湯通路１１′から直角上向きの排湯通路
１１“とを有する。

１２はボイラ給水切替弁で、弁本体１中央部に収容され
、上下方向に貫設されたボイラ給水通路１２′を有する
。

ボイラ給水切替弁１２を９０’回転することにより、閉
塞状態から、減圧水をボイラ給水通路となる。

給排水切替弁１３は、弁本体１の右端部に収容され、水
道栓から温水器への給水、及び給水を停止して給水配管
の排水切替えを行うものである。

給排製切替弁１１と同様に、逆Ｔ字状に穿設された水平
方向の給水通路１３′と、上向きの排水通路１３′′と
を有する。

１４ 、１４’は連結軸で、切替弁１１，１２゜１３を
連結固定する。

次に、各切替弁ｌＬ１２，１３を回転させる駆動装置に
ついて述べる。

駆動装置１５は、直流モータと、一連の減速手段からな
る。

まず、直流モータＭは、弁本体１中央上部に固定された
基枠１６に支持され、右方に突設した回転軸には、ウオ
ーム１７が固着される。

１８は、基枠１６に軸支された竪軸で、上端部にウオー
ム１７に噛合するウオームホイール１９を、下端部にウ
オーム２０を有する。

２１は駆動軸で、基枠１６下部に水平に軸支されて、弁
本体内に挿嵌された左端部には、ピニオン２２を、中央
部には、竪軸１８に固着されたウオーム２０と噛合する
ウオームホイール２３を有する。

又、この駆動軸２１右端は、基枠外側に突出し、後述の
切替スイッチ装置２５０円板３１を固着する。

２４は、前記左回転軸１４に固着された平ギヤで、駆動
軸２１のピニオン２２と噛合する。

ピニオン２２と平ギヤ２４とのギヤ比は、１：４である
。

切替スイッチ装置２５は、モータＭを正逆転するもので
、基枠１６外側に装着される。

Ｔ字状の切替杆２６は、基枠１６に固着されたピン２７
に下端部を枢着され、切替杆２６の両側には、切替スイ
ッチ２８，２８’が設げられる。

２９は付勢装置で、その下端に枢着された脚部３０の中
央は、ピン２７に枢着される。

３１は円板で、円板３１に突設したピン３２は、円板の
回転により脚部３０下端部を、左又は右に押圧する。

したがって、円板３１０回転により、脚部３０下端部が
左方に押されれば、瞬時に切替杆２６は右傾して、右切
替スイッチ２８′に当接し、円板が逆回転して、脚部が
右方に押されれば、切替杆は左傾して、左切替スイッチ
２８に当接する。

次に、本発明の作動について説明する。

まず、温水器から給湯、及び温水器への給水状態、即ち
、第２図、第４図、第５図に示す状態にあるときは、給
排製切替弁１１の給湯通路１１と、給排水切替弁１３の
給水通路１３′とは、ともに水平方向に位置し、両切棒
弁の排湯通路１１、排水通路１３“は、上向きに位置し
て閉塞されている。

又、ボイラ給水切替弁１２のボイラ給水通路１２′は、
上下方向に位置して閉塞されている。

なお、ボイラ等へ給湯が必要な場合は、市販マルチバル
ブ等の切替により、温水器からの給湯＆入バイパス７か
らボイラ給水配管接続口６に流れる。

上記状態から、温度スイッチＴの設定温度以下に気温が
低下すれば、第７図のように、温度スイッチＴ、モータ
Ｍ、切替スイッチ２８，２８ の回路が閉じるので、
モータが回転する。

モータの回転（入減速手段１７，１９，２０，２３，２
２゜２４を経て回転軸１４．１４ を回転する。

駆動軸２１が反時計方向に回転すれば、切替弁１１゜１
２．１３は時計方向に９０°回転して、給湯通路１１′
、給水路、１３′は閉塞さへ排湯通路１１ 、排水通路
１３ 、及びボイラ給水通路１２ は開かれる。

したがって、給湯配管、給水配管は排湯、排水さへボイ
ラへの減圧弁を介しての給水が可能となる。

上述回路が開じるとともに、駆動軸２１に固着した円板
３１も反時計方向に１制転し、脚部３０はピン３２によ
り左方に押されるので、切替杆２６は左傾して、左切替
スイッチ２８に当接することになり、回路が開かれ、モ
ータの回転は停止する。

次に、再び気温が上昇すれば、第８図のように、回路が
閉じ、モータは逆回転して、切替弁、及び切替スイッチ
装置は復帰し、給湯、給水可能となる。

なお、温度スイッチＴと連動して、温水器の給湯、給水
口を通断する自動弁装置と本装置とを併用すれば、排水
時、温水器内の温水は排出されないので、温水器の利用
効率は一層よくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は側面図、第３図は平面図であ
る。 第４図はＡ−Ａ線断面図、第５図はＢ−Ｂ線断面図、第
６図はＣ−Ｃ線断面図である。 また、第１図と第８図とは回路図である。 １・・・・・・弁本体、２・・・・・・給湯配管接続口
、３・・・・・給湯栓配管接続口、４・・・・・・排湯
管接続口、５・・・・・・減爪給水配管接続口、６・・
−・・ボイラ給水配管接続口、１・・・・・・バイパス
、８・・・・・・給水配管接続口、９・・・・・・水道
配管接続口、１０・・・・・・排水管接続口、１１・・
・・・・給排水切替弁、１１′・・・・・・給湯通路、
１１ ・・・・・・排湯通路、１２・・・・・・ボイラ
給水切替弁、１２ ・・・・・・ボイラ給水通路、１３
・・・・・・給排水切替弁、１３ ・・・・・・給水通
路、１３ ・・・・・・排水通路、１４．１４ ・・
・・・・連結軸、１５・・・・・・駆動装置。 １６・・・・・・基枠、２１・・・・・・駆動軸、２５
・・・・・・切替スイッチ装置、Ｍ・・・・・・モータ
、Ｔ・・・・・・温度スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 弁本体１に、給湯配管接続口２、給湯栓配管接続口
   ３、排湯管接続口４からなるゴ組の各接続口、及び温水
   器から給湯栓への給湯と給湯配管の排湯との給排湯切替
   弁１１を、給水配管接続口８、水道配管接続口９、排水
   管接続口１０からなる一組の各接続口、及び温水器への
   給水と給水配管の排水との給排水切替弁１３を、減圧給
   水配管接続口５、給湯栓配管接続口３にバイパス１で連
   結されるボイラ給水配管接続口６からなるゴ組の接続口
   、及び減圧給水配管接続口からの減圧水をボイラ給水配
   管接続ロヘ通断するボイラ給水切替弁１２を、それぞれ
   設けるとともに、給湯栓への給湯、温水器への給水、ボ
   イラへの減圧給水停止の給湯水操作と、給湯配管排湯、
   給水管排水、ボイラ減圧給水操作との切替可能に、各切
   替弁１１゜１２．１３を連結し、温度スイッチＴの作動
   により、各切替弁の切替を行う駆動装置１５と駆動装置
   と連動して、温度スイッチの再作動により、駆動装置を
   逆転させる切替スイッチ装置２５とを設けてなる太陽熱
   温水器用の自動切替弁装置。