JPS5840591B2 - 粉末状被覆組成物 - Google Patents

粉末状被覆組成物

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JPS5840591B2
JPS5840591B2 JP51030584A JP3058476A JPS5840591B2 JP S5840591 B2 JPS5840591 B2 JP S5840591B2 JP 51030584 A JP51030584 A JP 51030584A JP 3058476 A JP3058476 A JP 3058476A JP S5840591 B2 JPS5840591 B2 JP S5840591B2
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acid
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道夫 田中
厚二 奈須
一敬 望月
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉体塗装に適した粉末状被覆組成物に関する。
さらに詳しくは従来のポリウレタン系粉体塗料組成物に
比べて焼き付は温度が低く、塗膜性能がすぐれ、しかも
貯蔵安定性がすぐれたポリウレタン系粉末状被覆組成物
に関する。
近年粉体塗装が一般化されるようになり、粉体塗料用樹
脂として各種のものが使用されている。
しかしポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン。
ポリエステル、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂系塗料
は、耐熱性、耐薬品性、耐汚染性に欠ける。
そのため最近は熱硬化アクリル、熱硬化ポリエステルな
どの熱硬化性樹脂の粉体塗料への応用、実用化がすすめ
られている一方、架橋剤としてイソシアネート化合物な
どの利用についても研究がなされている。
ポリイソシアネートの遊離イソシアネート基をブロック
剤でマスクしたブロック体とポリオールとからなる粉体
塗料についても既に知られているが、数々の技術的問題
点が残されている。
なかでも組成物が不安定であって製造過程あるいは貯蔵
中に部分的にゲル化または塊状化すること、焼き付けに
高温、長時間を要すること、焼き付は時のヤテ、劣化2
発泡および塗膜の表面平滑性が悪いこと、耐候性が不十
分であることなどがあげられる。
かかる事情に鑑み、本発明者らは種々研究の結果、数多
くあるイソシアネート化合物の中で、特にω、ω′−ジ
イソシアネートジメチルシクロヘキサンとイソホロンジ
イソシアネートを選び、これらの割合が特定の比率で示
されるブロック化混合ポリイソシアネートをボ1ルfソ
シアネート成分として用いた粉末状被覆組成物が、上記
ジイソシアネートを単独に用いた場合にくらべて、焼き
付は温度が15〜25℃低下すること、粉体塗料の貯蔵
安定性が飛躍的に向上すること等を見出し本発明を完成
するに到った。
すなわち本発明は、ω、ω′−ジイソシアネートジメチ
ルシクロヘキサンとイソホロンジイソシアネートのモル
比が1/4〜4/1であるブロック化混合ポリイソシア
ネートと融点40℃以上のポリオール樹脂とを含有して
なる粉末状被覆組成物である。
本発明において用いられるブロック化混合ポリイソシア
ネートのイソシアネート成分としては、ω、ω′−ジイ
ソシアネートジメチルシクロヘキサンとイソホロンジイ
ソシアネートのモル比が1/4〜4/1である混合ジイ
ソシアネートあるいはこの混合ジイソシアネートの過剰
と、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル。
ジプロピレングリコール、ブチレングリコール。
トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール。
グリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ヒ
マシ油、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、水、アンモニア。
尿素などの低分子活性水素化合物、または各種ポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール。
アクリルポリオールなどの高分子活性水素化合物とを反
応させて得られるポリイソシアネートあるいはこれらの
アロファネート、ビウレット化物などのポリイソシアネ
ートがあげられる。
これらのインシアネート成分は2種以上混合して用いて
もよい。
上記イソシアネート成分をブロック剤でブロック化して
ブロック化混合ポリイソシアネートが得られる。
ブロック化混合ポリイソシアネートとは、たとえばω、
ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサンとイソ
ホロンジイソシアネートのモル比が1/4〜4/1であ
る混合ジイソシアネートの過剰と活性水素化合物との付
加物のブロック化ポリイソシアネート、前記混合ジイソ
シアネートの部分ブロック化物と活性水素化合物との付
加物、■ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘ
キサンの過剰と前記活性水素化合物との付加物のブロッ
ク化ポリイソシアネートと■イソホロンジイソシアネー
トの過剰と前記活性水素化合物との付加物のブロック化
ポリイソシアネートとを混合したものなどを表わす。
ブロック化混合ポリイソシアネートを製造する方法とし
て具体的には、たとえば次のような方法があげられる。
[F] ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘ
キサンとイソホロンジイソシアネートのモル比が1/4
〜4/1である混合ジイソシアネートにブロック剤を反
応させて部分ブロック化物を得、これに前述の活性水素
化合物を付加させる方法、 ■ ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサ
ンの過剰と前述の活性水素化合物とからポリイソシアネ
ートを得る。
一方、インホロンジイソシアネートの過剰と前記活性水
素化合物とのポリイソシアネートを合成し、これを先の
ポリイソシアネートと混合した後、ブロック化する方法
および ■ ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサ
ンとイソホロンジイソシアネートのモル比が1/4〜4
/1である混合ジイソシアネートの過剰と前述の活性水
素化合物とを付加させた後、これにブロック剤を反応さ
せる方法である。
上記の■の場合、ブロック剤と混合ジイソシアネートの
当量比は約1:4〜3:4が好ましく、また部分ブロッ
ク化物の遊離NCO基と活性水素化合物中の活性水素基
との比は約1.3:1〜1:1.3が好ましい。
■および■の場合、ジイソシアネート類または混合ジイ
ソシアネートの過剰とは、NCO基と活性水素化合物中
の活性水素基の比が約4=1〜4:3を意味する。
また、ブロック剤の量は、生成したポリイソシアネート
中の遊離NCO基をブロックするに充分な量である。
本発明において用いられるブロック剤としては、イソシ
アネートのブロック化に使用されうることか知られてい
る公知ブロック剤たとえばフェノール系、ラクタム系、
活性メチレン系、アルコール系、メルカプタン系、酸ア
ミド系、イミド系、アミン系、イミダゾール系、尿素系
、イミン系、オキシム系あるいは亜硫酸塩系などのブロ
ック剤がいずれも使用されうるが、フェノール系、オキ
シム系、ラクタム系、アルコール系などのブロック剤が
有利に使用される。
ブロック剤の具体例としては、次のものがあげられる。
特に、α−位にフェニル基、カルボアルコキシ基などで
置換されたアルコール類が用途によっては好適である。
フェノール系ブロック剤: フェノール、クレゾール、キシレノール、ニトロフェノ
ール、クロロフェノール、エチルフェノール、p−ヒド
ロキシジフェニル、t−ブチルフェノール、ヒドロキシ
安息香酸、ヒドロキシ安息香酸エステル、2,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシトルエンなど。
ラクタム系ブロック剤: ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、r−ブチロ
ラクタム、β−プロピオラクタムなと。
活性メチレン系ブロック剤: マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、アセト酢酸エチ
ル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトンなど。
アルコール系ブロック剤; メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソフ
チルアルコール、t−−jチルアルコール、n−アミル
アルコール、t−アミルアルコール、ラウリルアルコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレンクリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコール七ツメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル。
プロピレングリコールモノメチルエーテル、メトキシメ
タノール、ベンジルアルコール、α−メチルベンジルア
ルコール、α−エチルベンジルアルコール、4−エチル
−ベンジルアルコール、フルフリルアルコール、メチル
−α−フリル−カルビノール、テトラヒドロフルフリル
アルコール、エチル−テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、クリコール酸、グリコール酸メチル、グリコール酸
エチル、グリコール酸プロピルなどのグリコール酸エス
テル類、乳酸、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチルな
どの乳酸エステル類、タルトロン酸ジエステル、リンゴ
酸ジエステル、酒石酸ジエステル、マンデル酸エステル
、メチロール尿素、メチロールメラミン、ジアセトンア
ルコール、エチレンクロルヒドリン、エチレンブロムヒ
ドリン、■。
3−)’70ロー2−’7’ロバノール、ω−ハイドロ
パーフルオロアルコール、アセトシアンヒドリンなど。
メルカプタン系ブロック剤ニ ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプタン。
t−ブチルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、
2−メルカプトベンゾチアゾール、チオフェノール、メ
チルチオフェノール、エチルチオフェノールなど。
酸アミド系ブロック剤: アセトアニリド、アセドアニジシト、アセトトルイド、
アクリルアミド、メタアクリルアミド。
酢酸アミド、ステアリン酸アミド、ベンズアミドなど。
イミド系ブロック剤: コハク酸イミド、フタル酸イミド、マレイン酸イミドな
と。
アミン系ブロック剤ニ ジフェニルアミン、フェニルナフチルアミン。
キシリジン、N−フェニルキシリジン、カルバゾール、
アニリン、ナフチルアミン、ブチルアミン。
ジブチルアミン、ブチルフェニルアミンなど。
イミダゾール系ブロック剤: イミダゾール、2−エチルイミダゾールなど。
尿素系ブロック剤: 尿素、チオ尿素、エチレン尿素、エチレンチオ尿素、1
,3−ジフェニル尿素など。
カルバミン酸塩系ブロック剤: N−フェニルカルバミン酸フェニル、2−t4サシリド
ンなど。
イミン系ブロック剤: エチレンイミン オキシム系ブロック剤: ホルムアルドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシ
ム、メチルエチルケトオキシム、ジアセチルモノオキシ
ム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキサノンオキシ
ムなど。
亜硫酸塩系ブロック剤: 重亜硫酸ソーダ、重亜硫酸カリなど。
これらのブロック剤は、2種以上混合して用いてもよい
イソシアネート成分とブロック剤との反応は、活性水素
を持たない溶媒中もしくは無溶媒で公知の方法で行なわ
れる。
反応に際しては、3級アミン、有機金属などの公知の触
媒を使用してもよい、溶媒を使用し反応終了後それを除
去する必要がある場合は、スプレードライヤー、ドラム
ドライヤー等により留去することができる。
かくして固体状のブロック化混合ポリイソシアネートが
製造される。
このブロック化混合ポリイソシアネートの融点は約40
〜200℃、好ましくは約60〜150℃である。
本発明においては、このブロック化混合ポリイソシアネ
ートと融点40℃以上のポリオール樹脂を混合して粉末
状被覆組成物とするが、両者の混合比はそのブロック化
混合ポリイソシアネートの再生イソシアネート基と水酸
基とに当量比が約0.5〜2.O2好ましくは約0.6
〜1.5になるように調節する。
本発明において用いられる融点40℃以上のポリオール
樹脂としては、たとえばポリエステル樹脂、アクリルポ
リオール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリ
エーテルエステル樹脂あるいはこれらの混合物などがあ
げら札特にポリエステル樹脂、アクリルポリオール樹脂
が好ましい。
ポリエステル樹脂としてけ、たとえばフタル酸。
イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、
コハク酸、アジピン酸、セパチン酸、アゼライン酸、ト
リメット酸などの多塩基酸とたとえばエチレングリコー
ル、ジエ千レンゲリコール。
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール。
1.3ブタンジオール、1,4−ブタンジオール。
1.5−ペンクンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサメチレングリコール、デカメチレンクリコール、
ハイドロキノンビス(ヒドロキシエチルエーテル)、水
添ビスフェノールA、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレート、シクロヘキサンジメタツールなどのポリ
オールを常法により水酸基過剰の条件下に縮合させるこ
とにより得られる。
この場合、酸あるいはポリオールはそれぞれ2種又はそ
れ以上を併用することも可能である。
またヒマシ油、高級脂肪酸などを併用していわゆる油変
性ポリエステルポリオールとしてもよい。
上記原料の組み合わせで得られるポリエステル樹脂とし
ては、分子量500〜4000好ましくは1ooo〜3
000.水酸基価10〜300゜好ましくは20〜20
0 、酸価1〜30.融点60〜120℃のものが好ん
で用いられる。
融点40℃以下では組成物のブロッキングがおこり、ま
た120℃以上では熔融ブレンド時にゲル化しやすくな
る。
アクリルポリオール樹脂としては、たとえば(1)アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキ
シプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタ
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、ア1少ルアルコール
、ケイヒアルコール、クロトニルアルコール、あるいは
、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸
とエチレングリコール、エチレンオキサイド、プロピレ
ングリコール、プロピレンオキサイド、ブチレングリコ
ール、1,4−シクロヘキシルジメタツール、フェニル
グリシジルエーテル、グリシジルデカノエートなどとの
反応生成物である。
水酸基含有単量体と(2)たとえばアクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t
ert−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどの
アクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n −プロピル、メタクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸ter t−ブチル、メタノIJ )I/酸2−エチ
ルヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、スチレン、
ビニルトルエン、αメチルスチレンなどのスチレン系単
量体;その他酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリ
ロニドニル。
ステアリン酸ビニル、アクリルアセテート、アジピン酸
ジアリル、イタコン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、メタクリル酸
グリシジル、N−メチロールアクリルアミド、N−ブト
キシメチルアクリルアミド、アクリルアミド、ダイア七
トンアクリルアミドなどの共重合可能なα、β−エチレ
ン性不飽和単量体とを共重合させて得られるもので、そ
の水酸基価は約10〜300、好ましくは約20〜20
0である。
また、その融点は約40〜150℃、好ましくは約60
〜120℃である。
エポキシ樹脂としては、1分子内に少なくとも2ケの水
酸基を有するものであり、通常、ビスフェノールAとエ
ピクロルヒドリンとを反応させて得られる縮合系エポキ
シ樹脂である。
このエポキシ樹脂は次のような化学構造を有している。
上記のエポキシ樹脂のなかで、nが2〜12程度特に2
〜10のものが好ましく、一方エポキシ当量では425
〜10000特に425〜4000のものが好ましい。
また、その融点は約40〜200℃好ましくは約60〜
150℃である。
さらに上記のエポキシ樹脂の外に、たとえば大豆油脂肪
酸とエポキシ樹脂とを反応させて得られるエポキシエス
テル樹脂も使用することができる。
ポリエーテル樹脂としては、たとえばパラホルムアルデ
ヒド、α−ポリオキシメチレン、オイポリオキシメチレ
ン、トリオキサンなどの重合物あるいはポリテトラメチ
レンエーテルグリコール。
ポリへキサメチレンエーテルグリコールなどで、その分
子量は約500〜4000 、水酸基価約20〜200
.融点約60〜120℃のものが好んで用いられる。
ポリエーテルエステル樹脂としては、(1)たとえば水
酸基価約45〜200のポリエーテルポリオール、(2
)たとえば無水フタール酸、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、テトラヒドロ無水フタール酸。
3.6−ニンドメチレンテトラヒドロ無水フタール酸、
3,6−ニンドジクロロメチレンテトラクロロ無水フタ
ル酸、テトラクロロ無水フタール酸。
テトラブロモ無水フタール酸などの二塩基酸無水物、(
3)たとえば酸化エチレン、酸化プロピレン。
酸化フチレンツ酸化スチレン、フェニルグリシジルエー
テル、アリルグリシジルエーテルなどのオキシラン化合
物とを公知の方法で反応させて得られるものであり、そ
の分子量は約500〜4000゜水酸基価約20〜20
0.融点約60〜120℃のものが好んで用いられる。
これらのポリオール樹脂は2種以上混合して用いてもよ
い。
ブロック化混合ポリイソシアネートとポリオール樹脂と
から粉体塗装に適した組成物を製造するには従来公知の
いかなる方法を用いてもよい。
すなわち溶媒の存在下で周成分を溶解混合し、必要に応
じてこれに顔料、レベリング剤、解離触媒。
安定剤等を混合した後、スプレードライヤーを用いてこ
れを微粉末とする方法、または固型の周成分を80〜1
40℃に加熱融解状態で混合し、これに顔料その他の添
加剤を混練し、冷却固化後微粉砕する方法などが採られ
る。
粉末の粒径は約5〜500ミクロン、さらに望ましくは
約10〜300ミクロンである□。
本発明の実施に際して、焼き付は温度を低下させる目的
でブロックポリイソシアネートの解離触媒を使用するの
が望ましい。
触媒としてはアミン系、金属系その他いかなる公知のも
のも使用できる。
触媒の添加量は被覆組成物の0.01〜5重量饅重量適
である。
このようにして得られる本発明の組成物は、貯蔵中にケ
ーキングやゲル化をおこすことがなく、きわめて安定な
ものである。
しかも、ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘ
キサンまたはイソホロンシイ・ソシアネートを単独で用
いた場合に比べて、焼き付は温度が15〜25℃低下し
、得られる塗膜もヤケや発泡などを全くおこさず、物理
的性能、耐候性も良好で粉末塗料としてきわめて有用で
ある。
以下に実施例をあげ、本発明を具体的に説明する。
実施例中、部あるいは優はそれぞれ重量部もしくは重量
φを示す。
実施例 1 ジメチルテレフタレート388部、エチレングリコール
93部、1.3ブチレングリコ1ル135部、トリメチ
ロールプロパン36部を180℃〜220℃に加熱し、
生成するメタノールを連続的に系外に除去しながら4時
間反応させた後、無水フタール酸148部を加え副生ず
る水を分離除去しながら更に240℃で4時間反応させ
て酸価8.0.水酸基価77、融点72℃のポリエステ
ル樹脂を得た。
一方、ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキ
サン97部、イソホロンジイソシアネート111部、ト
リメチロールプロパン54部、フェノール80部、酢酸
エチル130部、ジブチル錫ジラウレート0.1部を7
0〜80℃で8時間反応させると遊離のNCO基が0.
1%以下になった。
ついで減圧下130℃以下の加熱により酢酸エチルを完
全に除去すると融点9’0−100℃のブロックイソシ
アネートを得た。
このブロックイソシアネート330部、前記のポリエス
テル樹脂728部(NCO10H比は1.0)、酸化チ
タン500部、モダフロー5部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン3部をヘンシェルミキサーで5分間プレ
ミックスした。
その混合物を120〜130℃にセットした押出機で熔
融ブレンドし、冷却したのちアトマイザ−で100μ以
下の粒子径に粉砕したものを軟鋼板に60KVで80〜
100μの膜厚になるように静電塗装し160℃で30
分焼き付けると堅牢で光沢のある白色塗膜を得た。
実施例 2 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン4
9部、インホロンジイソシアネート167部、トリメチ
ロールプロパン45部、ε−カプロラクタム120部、
酢酸エチル120部、ジブチル錫ジラウレート0.1部
を実施例1と同じ方法で反応させ、融点85−95℃の
ブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート3.70部、実施例1のポ
リエステル樹脂730部(NCO10H比は1.0)、
酸化チタン550部。
モダフロー5部、1,1,3,3−テトラブチル−1,
3−ジアセトキシジスタノキサン3.2部を熔融混合し
、実施例1と同じ方法で粉体化し、軟鋼板に60KVで
80−100μの膜厚になるように静電塗装し、160
℃で30分焼き付けると堅牢で、光沢のある白色塗膜を
得た。
実施例 3 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン1
55部、インホロンジイソシアネート44部、トリメチ
ロールプロパン31部、1,3ブチレングリコ一ル14
部、シクロへキサノンオキシム120部、ジブチル錫ジ
ラウレート0.1部。
酢酸エチル120部を実施例1と同じ方法で反応させ融
点80−90℃のブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート370部。エポキシ樹脂(
商品名エピコート1004.シェルケミカル社製、エポ
キシ当量約1000.融点95〜104℃)320部(
NCO10H比は1.0)、酸化チタン300部、モダ
フロー2部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン1部を熔融混合し、実施例1と同じ方法
で粉体化し、軟鋼板に60に■で80〜100μの膜厚
になるように静電塗装し、160℃で30分焼き付ける
と堅牢で、光沢のある白色塗膜を得た。
実施例 4 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン9
7部、イソホロンジイソシアホーロ11部、トリメチロ
ールプロパン45部、メチルエチルケトオキシム95部
、ジブチル錫ジラウレート0.1部、酢酸エチル120
部を実施例1と同じ方法で反応させ、融点75−85℃
のブロックイソシアネートを得た。
スチレン50部、n−ブチルアクリレート30部、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル20部を常法により共重
合して得られる融点77−84℃。
水酸基価85のアクリルポリオール660部と上記のブ
ロックイソシアネート350部(NCO10H比は1.
0)、酸化チタン400部、モダフロー4部、1,1,
3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシジスタノ
キサン2部を熔融混合し、実施例1と同じ方法で粉体化
し、軟鋼板に60KV′で80〜100μの膜厚になる
ように静電塗装し、160℃で30分焼き付けると堅牢
で光沢のある白色塗膜を得た。
実施例 5 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン3
モルとトリメチロールレフ0ロパフ1の付加物の75多
酢酸工チル溶液190部,インホロンジイソシアネート
3モルとトリメチロールプロパン1モルとの付加物の7
5φ酢酸工チル溶液195部,O−クレゾール115部
を実施例1と同じ方法で反応させ、融点85〜95℃の
ブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート380部,実施例1のポリ
エステル樹脂730部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン550部,モダフロー6部,1,1,3.3−
テトラブチル−1,3−ジアセトキシジスタノキサン3
.2部を熔融混合し、実施例1と同じ方法で粉体化し、
軟鋼板に60KVで80−100μの膜厚になるように
静電塗装し、160℃で30分焼き付けると堅牢で光沢
のある白色塗膜を得た。
実施例 6 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン3
9部、イソホロンジイソシアネート178部に乳酸エチ
ル120部を70〜80°Cで反応させた後、トリメチ
ロールプロパン31部、1,3ブチレングリコ一ル14
部を70〜80℃で反応させて、融点75−85℃のブ
ロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート380部、実施例1のポリ
エステル樹脂728部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン550部、モダフロー5部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン4部を熔融混合し、実施例1と同じ方法
で粉体化し、軟鋼板に60KVで80〜100μの膜厚
になるように静電塗装し、160℃で30分焼き付ける
と堅牢で光沢のある白色塗膜を得た。
実施例 7 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン7
8部、インホロンジイソシアネート133部にベンジル
アルコール110部を70〜80℃℃反応させた後、ト
リメチロールプロパン31部。
■、3ブチレングリコール14部を70〜80℃で反応
させて、融点80−90℃のブロックイソシアネートを
得た。
このブロックイソシアネート370部、実施例1のポリ
エステル樹脂730部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン540部、モダフロー5部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン4部を熔融混合し、実施例1と同じ方法
で粉体化し、軟鋼板に60KVで80−100μの膜厚
になるように静電塗装し、160℃で30分焼き付ける
と堅牢で光沢のある白色塗膜を得た。
比較例 1 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン3
モルとトリメチロールプロパン1モルとの付加物の75
多酢酸工チル溶液380部にフェノール100部を加え
、実施例1と同じ方法で反応させ、融点75−85℃の
ブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート360部、実施例1のポリ
エステル樹脂728部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン510部、モダフロー5部、1,1,3.3−
テトラブチル−1゜3−ジアセトキシジスタノキサン3
部を熔融混合し、実施例1と同じ方法で粉体化し、軟鋼
板に60KVで80〜100μの膜厚になるように静電
塗装し、160℃で30分焼き付けると白色塗膜を得た
比較例 2 イソホロンジイソシアネート3モルとトリメチロールプ
ロパン1モルとの付加物の75φ酢酸工チル溶液390
部に、フェノール100部を加え、実施例1と同じ方法
で反応させ、融点80−90℃のブロックイソシアネー
トを得た。
このブロックイソシアネート365部、実施例1のポリ
エステル樹脂728部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン510部、モダフロー5部、 1 、1.3゜
3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシジスタノキサ
ン3部を熔融混合し実施例1と同じ方法で粉体化し、軟
鋼板に60に■で80〜100μの膜厚になるように静
電塗装し、160℃で30分焼き付けると白色塗膜を得
た。
比較例 3 イソホロンジイソシアネート222部、トリメチロール
プロパン31部、1,3ブチレンクリコ一ル14部、シ
クロヘキサノンオキシム120部。
ジブチル錫ジラウレート0.1部、酢酸エチル120部
を実施例1と同じ方法で反応させ、融点80〜90℃の
ブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート380部、実施例3のエポ
キシ樹脂320部(NCO10H比は1.0)、酸化チ
タン300部、モダフロー2部、 1 、1.3゜3−
テトラブチル−1,3−ジアセトキシジスタノキサン1
部を熔融混合し、実施例1と同じ方法で粉体化し、軟鋼
板に60KVで80〜100μの膜厚になるように静電
塗装し、160℃で30分焼き付けると白色塗膜を得た
比較例 4 イソホロンジイソシアネート222部、トリメチロール
プロパン31部、 1 、3フチレンクリコ一ル14部
、乳酸エチル120部を70〜80℃で反応させて、融
点80〜90℃のブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート385部、実施例1のポリ
エステル樹脂728部(NCO10H比は1.0)、酸
化チタン550部、モダフロー5部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン4部を熔融混合し、実施例1と同じ方法
で粉体化し、軟鋼板に60KVで80100μの膜厚に
なるように静電塗装し、160℃で30分焼き付けると
白色塗膜を得た。
上ビ車交例 5 イソホロンジイソシアネート222部、トリメチルプロ
パン31部、1,3ブチレングリコ一ル14部、ベンジ
ルアルコール110部を70〜80℃で反応させて、融
点80−90℃のブロックイソシアネートを得た。
このブロックイソシアネート380部、実施例1のポリ
エステル樹脂728部(NCO10H比は1.0)9酸
化チタン550部、モダフロー5部。
1.1,3.3−テトラブチル−1,3−ジアセトキシ
ジスタノキサン4部を熔融混合し、実施例1と同じ方法
で粉体化し、軟鋼板に60KVで80−100μの膜厚
になるように静電塗装し、160℃で30分焼き付ける
と白色塗膜を得た。
以上の各側で得た粉体塗料の貯蔵安定性及び塗膜の性能
を次表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ω、ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサ
    ンとインホロンジイソシアネートのモル比が1/4〜4
    /1であるブロック化混合ポリイソシアネートと融点4
    0℃以上のポリオール樹脂とを含有してなる粉末状被覆
    組成物。 2 ブロック化混合ポリイソシアネートとしてω。 ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサンとイソ
    ホロンジイソシアネートのモル比が1/4〜4/1であ
    る混合ジイソシアネートの過剰と活性水素化合物との付
    加物のブロック化ポリイソシアネートを使用する特許請
    求の範囲第1項記載の粉末状被覆組成物。 3 ブロック化混合ポリイソシアネートとしてω。 ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサンとイン
    ホロンジイソシアネートのモル比が1/4〜4/1であ
    る混合ジイソシアネートの部分ブロック化物の活性水素
    化合物付加物を使用する特許請求の範囲第1項記載の粉
    末状被覆組成物。
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