JPS5840534B2 - 3,4,5−トリアルコキシベンゾシクロブテン−1−カルボン酸の製法 - Google Patents

3,4,5−トリアルコキシベンゾシクロブテン−1−カルボン酸の製法

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JPS5840534B2
JPS5840534B2 JP7699274A JP7699274A JPS5840534B2 JP S5840534 B2 JPS5840534 B2 JP S5840534B2 JP 7699274 A JP7699274 A JP 7699274A JP 7699274 A JP7699274 A JP 7699274A JP S5840534 B2 JPS5840534 B2 JP S5840534B2
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JP
Japan
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trialkoxybenzocyclobutene
formula
producing
carboxylic acid
compound
Prior art date
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JP7699274A
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JPS516954A (en
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哲治 亀谷
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Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(I)、 (式中、Rは低級アルキル基を示す) で表わされる新規な3・4・5−トリアルコキシ※※ベ
ンゾシクロブテン−1−カルボン酸の製造法に関する。
而して、本発明の目的とするところは、鎮痛、降圧作用
を有するヨヒンバン誘導体及びプロトベルベリン誘導体
の合成中間体として有用な(I)式の化合物を提供せん
とするにある。
本発明は次の反応式によって示される。
(式中、Xは)・ロゲン原子を示し、Rは前記と同じ) すなわち、本発明はβ−〔5または6−)・ロゲノー2
・3・4−トリアルコキシフェニル〕プロピオニトリル
(It)にナトリウムアミドを反応せしめて1−シアノ
−3・4・5−トリアルコキシベンゾシクロブテン(I
I[)となし、次いでこれを加水分解して3・4・5−
トリアルコキシベンゾシクロブテン−1−カルボン酸(
I)を製造する方法である。
以下更に詳細に本発明を説明する。
本発明の原料化合物である式(■)の化合物は、例えば
α−シアノ−β(2・3・4−トリアルコキシフェニル
)プロピオン酸をN−N−ジメチルアセトアミド中加熱
反応せしめてβ−(2・3・4− ) リアルコキシフ
ェニル)プロピオニトリルとなし、次いでこれをハロゲ
ン化することにより製せられる。
本発明方法により、式(n)の化合物から式(m)の化
合物を製するには、例えば液体アンモニアと金属ナトリ
ウムから製したナトリウムアミドの溶液に(n)の化合
物を加えて数時間反応させる。
次に、斯くして得られる(III)式の化合物を通常の
加水分解、例えばアルコール性水酸化アルカリと処理す
れば、化合物(III)は加水分解されて(I)式の化
合物を与える。
以上の如くして得られる(i)式の化合物は、例えばこ
れをトリプタミンと反応せしめてN(β−インドリルエ
チル)−3・4・5−) !Jアルコキシベンゾシクロ
プテンー1−カルボキサミドとなし、これをビシュラー
・ナピラルスキー反応に付して3・4−ジヒドロ−1−
(3・4・5トリアルコキシベンゾシクロブテニル)−
βカルボリンとなし、これを酸化して1′・2・/・3
・3′・4′−ヘキサヒドロ−1−ケト−4・5・6−
トリアルコキシスピロ〔インデン−2・1′β−カルボ
リン〕となし、次いでこれを光化学反応に付して3・4
・14・15・16・17・18・19・20・21−
デカデヒドロ−21ケト−16・17・18−) !J
アルコキショヒンバンとなし、更にこれを還元して15
・16・17・18・19・20−へキサヒドロ−16
・17・18−トリアルコキショヒンバンニ導くコとが
できる。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例 1 液体アンモニア21に室温で攪拌下、金属ナトリウム1
21を加え、更に三塩化鉄を加えてナトリウムアミドの
溶液を調製する。
次いでこれにβ〔5−フロモー2・3・4−トリメトキ
シフェニル〕プロピオニトリル4.01を少しずつ加え
、3時間攪拌する。
反応後アンモニアを留去し、塩化アンモニア441を加
え、混合物を水で処理し、分離した物質をエーテルで抽
出する。
抽出物を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去してエタノールから再結すると、融点65〜6
6℃を示すプリズム晶の1−シアノ−3・4・5−トリ
メトキシベンゾシクロブテン26.IPが得られる。
元素分析値(%):Cl2H13NO3 理論値(%) : C65,75、H6,0,N 6
.4実測値(%) : C65,6、H6,0、N 6
.3IRνCHCl3:2240α−1 aX 実施例 2 実施例1のβ−〔5−フロモー2・3・4−トリメトキ
シフェニル〕プロピオニトリルの代すニβ−〔6−ブロ
モ−2・3・4−トリメトキシフェニル〕プロピオニト
リルを使用して同様に処理し、全く同一の結果を得た。
実施例 3 1−シアノ−3・4・5−)リメトキシベンゾシクロブ
テン52を飽和エタノール性水酸化カリウム15m1に
溶解し、室温に20時間放置し、次いで水5mlを加え
て希釈する。
混合物を3時間還流し、水300rrLl中に注加し、
エーテルで洗浄する。
水層を10%塩酸で酸性にし、エーテルで抽出する。
抽出物を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去してベンゼンから再結晶すると、融点144〜
146℃を示すプリズム晶の3・4・5−トリメトキシ
ベンゾシクロブテン1−カルボン酸4.91を得る。
元素分析値:C12HI3 o5 理論値(%):C60,5、H5,9 実測値(%):C60,6、H5,95 HCI IRν 3:1700cfrL−1aX NMR(CDC13)δ: 3.59 (2H,d、
J 4.5Hz 、>CH−CH2−)、3.75 (
3H1s、OMe)、3.80 (3H,s、OMe)
、3.91 (3H,s、OMe)、4.20(LH,
t、J4.5Hz 、>CHCH2)、6.44(LH
ls、ArH)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 で般式 (式中、Rは低級アルキル基を示す) で表わされる1−シアノ−3・4・5−トリアルコキシ
    ベンゾシクロブテンを加水分解することを特徴とする一
    般式 (式中、Rは前記と同じ) で表わされる3・4・5−トリアルコキシベンゾシクロ
    ブテン−1−カルボン酸の製法。 (式中、Rは低級アルキル基を、Xはハロゲン原子を示
    す) で表わされるβ−〔5または6−バロゲノー2・3・4
    − ) !J フルコキシフェニル〕フロピオニトリル
    にナトリウムアミドを反応せしめて一般式(式中、Rは
    前記と同じ) で表わされる1−シアノ−3・4・5−トリアルコキシ
    ベンゾシクロブテンとなし、次いでこれを加水分解する
    ことを特徴とする一般式 (式中、Rは前記と同じ) で表わされる3・4・5−トリアルコキシベンゾシクロ
    ブテン−1−力ルボン酸の製法。
JP7699274A 1974-07-05 1974-07-05 3,4,5−トリアルコキシベンゾシクロブテン−1−カルボン酸の製法 Expired JPS5840534B2 (ja)

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JPS516954A JPS516954A (en) 1976-01-20
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