JPS5840147Y2 - 水道管直結式非常用貯水装置 - Google Patents

水道管直結式非常用貯水装置

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JPS5840147Y2
JPS5840147Y2 JP12287879U JP12287879U JPS5840147Y2 JP S5840147 Y2 JPS5840147 Y2 JP S5840147Y2 JP 12287879 U JP12287879 U JP 12287879U JP 12287879 U JP12287879 U JP 12287879U JP S5840147 Y2 JPS5840147 Y2 JP S5840147Y2
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JP
Japan
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water
water storage
pipe
storage tank
emergency
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JP12287879U
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JPS5641767U (ja
Inventor
豊 斉藤
Original Assignee
横須賀市
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、平常時には水道管の一部をなし、しかも地震
その他の災害時等において、水道施設が破壊され断水し
た場合には、水道施設が復旧するまでの間の一時的な水
源として使用できる水道管直結式非常用貯水装置に関す
る。
従来のこの種の特に大型の非常用貯水装置においては、
平常時に、タンク内に貯えられた非常用水の一部が全く
循環せずにタンク内に停滞し、それが長期間のうちに変
質したり腐敗して、非常時にいざ使用しようとしたとき
にはすでに飲用に適さなくなっているなどの恐れがあっ
た。
本考案は、上述のようなタンク内の非常用水の長期停滞
による水の変質等を防止し得るようにした新規な水道管
直結式非常用貯水装置を提供することを目的とするもの
で、以下添付図面に示す実施例に基いて説明する。
1は、地中Gに埋設された概ね横型円筒形をなす貯水タ
ンクで、その両端部は、円板状の端壁2,3により閉塞
されている。
貯水タンク1の上部適所には、非常用の取水口4が形成
され、ここには蓋板5が適宜のボルト・ナツト6をもっ
て着脱可能として止着されている。
蓋板5には、平常時にはキャップ7aにより閉塞されて
いる通気孔7が設けられるとともに、下端が貯水タンク
1内の底部近傍まで延びる上下方向の取水管8の上端部
が貫着されている。
平常時には、この取水管8の上端には、キャップ9が嵌
着されているが、非常時には、取水口4の上方における
地表GLと同一平面に設けられた蓋体10を外した後、
キャップ9を外して、取水管8の上端に手押ポンプ11
を接続し得るようにしである。
貯水タンク1内の下部には、基端が貯水タンク1の右方
の端壁2の下部に貫着され、かつ遊端が左方の端壁3の
近傍まで延びる流入管12が、適宜の固定リフ゛13を
もって固設されている。
この流入管12の外周面には、その全長にわたって、多
数の小孔14が放射状に穿設されている。
流入管12の基端には、端壁2の外面に適宜の固定金具
15をもって固設された上下方向をなす接続管16の下
端が接続されている。
接続管16の上端には、可撓管17、逆止弁18および
仕切弁19を介して、貯水タンク1の軸線と同一方向を
向く上流側水道管20が接続されている。
貯水タンク1内の上部には、基端が貯水タンク1の左方
の端壁3の上部に貫着され、かつ遊端が右方の端壁2の
近傍まで延びる流出管21が、適宜の固定リブ22をも
って貯水タンク1の上部壁より吊支されている。
流出管21には、流入管12における小孔14と同様な
小孔23が放射状に穿設されている。
流出管21の基端には、可撓管24および仕切弁25を
介して、貯水タンク1の軸線と同一方向を向く下流側水
道管26が接続されている。
上流側水道管20と下流側水道管26とには、中間に仕
切弁27を備えるバイパス管28の各端部がそれぞれ接
続されている。
次に、本考案の装置の作用および取扱いについて説明す
る。
平常時には、仕切弁27を閉じ、かつ仕切弁19゜25
を開いておくことにより、上流側水道管20より送られ
てきた圧力水は、仕切弁19、逆止弁18、可撓管17
、接続管16および流入管12を通って、貯水タンク1
内に流入する。
貯水タンク1内においては、流入管12の遊端より流出
管21の遊端に向けて主流が対角線状に流れるとともに
、流入管12の小孔14より噴出した副流が上記主流に
合流したり、それらの一部が流出管21の小孔23より
流出管21内に流入したりすることにより、貯水タンク
1内のいずれの部分においても圧力水が停滞することな
く順次流出管21より流出する。
しかして、流出管21よりの圧力水は、可撓管24、仕
切弁25および下流側水道管26を通って各家庭や工場
等に送給される。
もし地震等により、上流側水道管20又は下流側水道管
26が破損したり断水した場合には、貯水タンク1内は
、水が大部分充満したまま残る。
例えば、下流側水道管26が破損した場合、流出管21
より上方の水が流出管21を介して流出することはあっ
ても、それより下方の大部分の水は貯水タンク1内に残
るとともに、上流側水道管26が破損又は断水した場合
には、たとえサイフオンの原理で逆吸引されたとしても
、逆止弁18の作用により、水の逆流は防止され、貯水
タンク1内は水が充満したまま残る。
そして水を応急用に使用したい場合には、蓋体10を外
した後、キャップ9を外して、取水管8の上端に手押ポ
ンプ11を取り付け、この手押ポンプ11により貯水タ
ンク1内に貯えられた水を汲み出して使用することがで
きる。
この手押ポンプ11による貯水タンク1内の水の汲み出
し時に、キャップ7aを緩めて、通気孔17を開放して
おくことにより、水を吸上げた際における貯水タンク1
内の減圧に伴い、通気孔7を介して外気が貯水タンク1
内に吸引され、貯水タンク1内の圧力を正常に保たせる
ことができる。
また、蓋体5を取水口4から取り外し、この取水口4か
らその他の手段で貯水タンク1内の水を汲み出すことも
で゛きる。
さらに、必要に応じて、仕切弁19.25を閉じ、かつ
仕切弁27を開けておくことにより、上流側水道管20
より送られてきた圧力水を、貯水タンク1内を通さずに
、バイパス管28を介して下流側水道管26に送給させ
るようにすることもできる。
なお、可撓管17,24は、地盤の不等沈下による上流
側水道管20および下流側水道管26等の折損を防止す
るためのものである。
以上から明らかなように、本考案の装置においては、平
常時、貯水タンク1内の水は絶えず攪拌され、一部分に
停滞することなく漸次新しい水と交換されるので、長期
間の間に貯水タンク1内の水が変質したり腐敗したりす
る恐れがなく、特に大型の非常用貯水タンクとして最適
である。
また、本考案の装置においては、水道としての日常の使
用は、従前のものと全く異なるところはなく、シかもそ
の管理や点検もほとんど必要ないので、一定区域ごとに
震災時等に危険の少ない公園や広場等を選んで埋設して
おくことにより、非常時にその区域における住民のため
の数日間の非常用生活用水を簡単に確保することができ
、極めて有意義である。
さらに本考案の装置においては、構造が簡単で製造が容
易であるなどの多くの利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の中央縦断正面図、第2図
は、同じく平面図である。 1・・・・・・貯水タンク、2,3・・・・・・端壁、
4・・・・・・取水口、5・・・・・・蓋板、6・・・
・・・ボルト・ナツト、7・・・・・・通気孔、7a・
・・・・・キャップ、8・・・・・・取水管、9・・・
・・・キャップ、10・・・・・・蓋体、11・・・・
・・手押ポンプ、12・・・・・・流入管、13・・・
・・・固定リブ、14・・・・・・小孔、15・・・・
・・固定金具、16・・・・・・接続管、17・・・・
・・可撓管、18・・・・・・逆止弁、19・・・・・
・仕切弁、20・・・・・・上流側水道管、21・・・
・・・流出管、22・・・・・・固定リブ、23・・・
・・・小孔、24・・・・・・可撓管、25・・・・・
・仕切弁、26・・・・・・下流側水道管、27・・・
・・・仕切弁、28・・・・・・バイバス管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉型の貯水タンクの上部適所に、着脱可能な蓋板によ
    り閉塞された非常用の取水口を形成し、かつ前記貯水タ
    ンク内の下部には、基端が前記貯水タンクの適所を貫通
    して、上流側水道管に接続され、かつ遊端が貯水タンク
    の一方の端壁近傍まで延びる流入管を設けるとともに、
    前記貯水タンク内の上部には、基端が前記貯水タンクの
    適所を貫通して、下流側水道管に接続され、かつ遊端が
    貯水タンクの他方の端壁近傍まで延びる流出管を設け、
    さらに前記流入管および流出管の外周部に多数の小孔を
    放射状に穿設してなる水道管直結式非常用貯水装置。
JP12287879U 1979-09-05 1979-09-05 水道管直結式非常用貯水装置 Expired JPS5840147Y2 (ja)

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JP12287879U JPS5840147Y2 (ja) 1979-09-05 1979-09-05 水道管直結式非常用貯水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5641767U JPS5641767U (ja) 1981-04-17
JPS5840147Y2 true JPS5840147Y2 (ja) 1983-09-09

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JP12287879U Expired JPS5840147Y2 (ja) 1979-09-05 1979-09-05 水道管直結式非常用貯水装置

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