JPS5839833A - 3気筒エンジンのバランサ装置 - Google Patents

3気筒エンジンのバランサ装置

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JPS5839833A
JPS5839833A JP13689481A JP13689481A JPS5839833A JP S5839833 A JPS5839833 A JP S5839833A JP 13689481 A JP13689481 A JP 13689481A JP 13689481 A JP13689481 A JP 13689481A JP S5839833 A JPS5839833 A JP S5839833A
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JP
Japan
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balancer
cylinder
mass
crankshaft
counterweight
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Application number
JP13689481A
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English (en)
Inventor
Tsunehiko Suzuki
鈴木 恒彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK, Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP13689481A priority Critical patent/JPS5839833A/ja
Publication of JPS5839833A publication Critical patent/JPS5839833A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/22Compensation of inertia forces
    • F16F15/26Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
    • F16F15/264Rotating balancer shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1812Number of cylinders three
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動中用3気筒エンジンにおいて、クランク
軸自体にカウンタウェイトを設け、更にクランク軸に対
し同じ速度で逆方向に回転づるバランサ軸を設けて、各
気筒の往復及び回転質量による1次の慣性力とX軸回り
の1次の慣性偶力を釣合わせ、加えてクランク軸の長手
方向の1次の慣性偶力をも釣合わせたバランg装置に関
するものである。
各気筒においては往復質量と回転質量による慣性力があ
り、回転質量による慣性力はクランク腕と反対側にカウ
ンタウェイトを設けることにより全部釣合わせることが
でき、往復質鰻による慣性力は回転’II量による場合
と同じ位置でハーフバランスさせ、残りの部分をクラン
ク軸と同じ速度で逆方向に回転するバランサ軸で釣合わ
せることができる。ところで3気筒エンジンの場合は上
述のようにして各気筒毎の慣性力は釣合い、同時にX軸
回りの慣性偶力も釣合っていてb、長手方向の慣性偶力
が生じ、この慣性偶力を釣合い除去するため、従来例え
ば特開昭55−6035号公報の如くクランク軸のカウ
ンタウェイトを特定の分離構造にしたもの、または特公
昭54−2333号公報の如くクランク軸系の慣性偶力
とは大きさが同じで逆方向の慣性偶力をバランサ軸に発
生させて相殺するものがある。
以上は3気筒エンジンで一般に言われている慣性力及び
慣性偶力の釣合に関するものである。即ら3気筒の如き
奇数気筒のエンジンでは、中間の第2気筒を中心にして
その左右両側に第1及び第3の気筒の慣性力が点対称的
に作用しているので、これによるクランク軸長手方向の
慣性偶力を考慮しなければならず、これがエンジンの振
動に与える影響も大きい。一方、この慣性力による振れ
回りの長手偏力はバランサ軸のバランサで釣合わすこと
ができるが、この場合に偶力が一定でもバランサ相互の
距離に応じてその質量を変えることができるので、バラ
ンナの取付位置を特定することにより、バランサ軸自体
の構造、設計自由度、クランク軸に対する配置関係等に
おいて非常に有利になる。
本発明はこのような事情に鑑み、クランク軸のカウンタ
ウェイトとバランサ軸のバランサにより慣性力及び慣性
偶力に対する釣合いを達成し、且つバランサ軸をクラン
ク軸側に近づけると共にその軽量小型化を図り得るよう
にした3気筒エンジンのバランサ装置を提供することを
目的とする。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。まず第1図において1気筒当りのバランス系につ
いて説明づると、図において符号1はクランク軸、2は
順次12o°の等間隔に配置されるクランク腕、31.
1クランクビン、4はコンロッド、5はピストンであり
、クランク腕2のクランクピン3と反対側延長線上に回
転質量による慣性力の全部と往複質−による慣性力をハ
ーフバランスさせるカウンタウェイト6を段Gノる。ま
た、クランク軸1に対し同じ速度で逆方向に回転するバ
ランサ軸7を1本設kj、u1m質量による慣性力の残
りの部分をハーフバランスさせるバランサ8を設ける。
そして図のようにクランク腕2がZ軸を部からθ右回り
位置した場合に、バランサ軸1のバランサ8はZ軸下部
から同じθだ1ノ左回りに位置するように設【ノる。こ
こで、往復部分の慣性質量を園p、説明を判り易くする
ため回転部分のクランクピン3における等価の慣性質量
を−Cとすると、クランク軸側のカウンタウェイト6の
質量は往慣質−―pに対してはハーフバランスさせれば
良いので−p/2、回転質量−〇に対してはクランク軸
1と同方向に回転するのでその全部をバランスすること
ができて一〇になり、合計すると(sp/2)+mcと
なる。また、バランサ軸側のバランサ8の質量は上配往
喪質量の残りになってIf)/ 2となる。
こうすることで、往復部分及び回転部分のZ。
Y方向の慣性力はいずれも釣合うことになる。従って3
気筒エンジンにおいては各気筒相当位置にぞれぞれ上記
各質量のカウンタウェイト6、バランサ8を付けるとす
ると、この場合にクランク軸側のカウンタウェイト合計
質11G;13  ((sp/2 )+−C)に、バラ
ンサ軸側のバランサ合計質量は(3/2)spとなる。
次いで3気筒エンジンにおいて往復部分の質量による釣
合いについて第2図により説明づると、図において第1
ないし第3気筒をサフィクスaないしCで示してあり、
また第2気鏑が1死点にあって、第1気筒はそれから2
40°回転位置し、第3気筒は120゛回転位置した状
態になっている。
5− そこでこの状態からθだけ動いた場合の、第1気筒の起
振力Fp1、第2気筒の起振力Fp2、第3気筒の起振
力Fp3は次のようになる。
FFII =ipr oa2 cos  (θ+240
)Fl)2=apr ω2 CO3θ Fp3= aiprω2cos(θ+120)そこで全
体の慣性りは、 F 91+F p2+F p3= 0 で釣合っている。
またクランク軸長手方向の慣性偶力は、−膜性を持たせ
るため第1気筒から成る距離Sだけ離れた点Pからみる
ことにし、各気筒のピッチを[、とすると、 Fpl−8+Fp2(S+L)+Fp3(S+21>で
示される。
即ち、 Fpl−8+Fp2(S+L) +Fp3(S+21 
)=−J’j−pr  ω2 Lsin  θ−−−(
1)となって、Zh向荷重である往復質量によりY輪周
りの長手偏力が生じる。
6− 第3図において各気筒毎にハーフバランスさせるカウン
タウェイト6a、 6b、 6cの質−による釣合いに
ついて説明すると、第2図同様に第2気筒が1死点の場
合が示してあり、このとき各気筒のカウンタウェイト6
a、 6b、 6cはクランク腕2a、 2b。
2Cに灯し180′位相が進んだ位置にある。そこでこ
の状態からθだけ動いた場合の1方向では、各カウンタ
ウェイト*iiによる力Frecl、F rec2、F
 rec3が次のようになる。
F recl= (mp/2 ) r’ω2 cos 
 (θ+240 +180 )F rec2= (mp
/2 ) r (1)2 cos  (θ+180)F
rec3= (sp/2 ) r ω2 cos  (
θ+120 +180 >従って、Z方向の慣性力は、 F recl+ F rec2+F rec3−0とな
って釣合う。
一方、このような2方向の力による長手り向の慣性偶力
は上述と同様に求めると、 Frecl −3+F rec2 (S + 1 ) 
+ F rec3 (S +21) −(、[百/2  >  apr  (cl’  L 
stn  θ −−−(2a’)となって、同様にY軸
周りの長手偏力を生じる。
また、カウンタウェイト6a、 6b、 6cはZ方向
のみならずY方向の成分も有し、このY方向については
慣性力は釣合い、Y方向のツノによる長子方向の慣性偶
力は次のようになる。
−(Jj/2 ) mpr Q)2 L cosθ−−
−(2b)即ち、Y方向の力によるZ軸周りの長手偏力
を生じることになる。
以上、クランク軸側のカウンタウェイト6aないし6C
により生じる長子方向の慣性偶力は、Z方向による7輪
周りと、Y方向による2輪周りに生じ、両者合成したも
のは次のようになる。
(Jj/2 ) ipr ω21. sinθ−(月/
2)apr×ω2LCO3θ 一= (月/2 )  iprω21− (sinθ−
COSθ)・・・(3) ところで、上述のクランク軸側のカウンタウェイトは各
気筒毎に設ける外に、中央の第2気筒を除きその両備の
第1及び第3気筒に分離集合して設けることも可能であ
り、この場合について第4図により説明する。途中の経
過は省略して結果を述べると、第1及び第3気筒のカウ
ンタウェイト側、6ビは、(JM/2 )  (mp/
2 )の質量で、第1気筒のカウンタウェイトUは、ク
ランク腕2aより180°位相が進んだ位置より、更に
30°位相が進んだ位1であり、第3気筒のカウンタウ
ェイト6σはクランク腕2Cより 180m位相が進ん
だ位置より30°位相が遅れた位置に設けられる。即ち
両カウンタウェイトB1,6σはクランク軸1に対し 
180’反対方向で、且つ中央のクランク腕2bに対し
て1角となる位置である。
この場合についても図の状態からθだけ動いたときの7
方向の各カウンタウェイト質量による力F rec1’
 、 、F rec3’は、Frecl’  =  (
JT/2  >  (g+p/2  )  r  w2
、xcos(θ+240−+180  +30)Fre
c3’ = (j’N/2 )  (sp/2 ) t
 ω2xcos(θ+120 +180−30)となっ
て、Z方向慣性力は、 F recl’  十−F rec3’  = 09− となり、当然釣合う。
次いでこのZ方向の力による長手方向慣性偶力は、 F recl’   ・ S+Frec3’   (S
+2 1−)= (Ji/2 ) spr ω2 L 
sinθとなって、(2a)式−と一致する。
Y方向でも慣性力は釣合い、Y方向の力による長子方向
慣性偶力は(2b)式と一致する。
このことから、クランク軸側のカウンタウェイトは各気
m毎に1個ずつ設けるか、または第1゜第3気筒にのみ
1個ずつ設けても結果的に慣性力は釣合い、長手方向の
慣性偶力が同じになることが理解される。
以上、クランク軸における往復質量及びカウンタウェイ
トによる慣性力の釣合い、長子方向慣性偶力、即ち振れ
回りについて説明したが、ここで(1)弐及び(3)式
の長手偏力が残ることになり、これを合成jると、 −j’jmpr  ω2 1 sin  θ −v  
(Ji/2  )  mpr  w2xL(sinθ−
COSθ) 10− =  −(5/2  )apr  <02  L  (
sin  θ +cos  θ )・ ・ ・(4) となる。そこで、このような長手偏力をバランサ軸側で
釣合わせることについて第5図により説明する。まず、
バランサ軸lにおいても各気筒に対応したバランサ8a
、 8b、 8cでハーフバランスさせるとすると、各
バランサ8aないし8Cの質量はクランク軸側往模質量
に対してIf)/2である。また、図のように第2気筒
が上死点の場合にその第2気筒相当のバランサ8bは反
対の下死点側の位置にあり、第1気筒相当のバランサ8
aは、左回り240゜位相が進んだ位置から更に180
°ずれた位置に、第3気筒相当のバランサ8Cは左回り
 120°の位置から更に 180°位相が遊んだ位置
にある。
そこでこの状態からθだけ動いた場合の7方向の力F 
recl、 F rec2. F rec3は、Fre
cl= (sp/2 ) r ω2 cos  (θ+
240 +180 )F rec2=  (II)/2
  )  r  ω2  cos  (θ +180 
)Frec3= (mp/2 ) r ω2 cos 
 (θ+120 +−180)となって、z方角慣性力
は釣合い、このZ方向の力によるY軸周りの長手偶りは
、 (Jj/2 ) IDr ω2 t−5inθ−−−(
2a’)また、Y方向ではクランク軸と逆方向に回るた
め極性が負になるが、同様にして慣性力は釣合い、この
Y方向の力によるZ軸周りの長手偏力は、(Ji/2 
 )  apr  (ZJ2  L cos  θ−−
−(2b’)従ってバランサ軸側のバランサ8aないし
8cにより生じる長手方向の慣性偶力も、Z方1包によ
るY軸周りと、Y方向による2軸周りとに生C1その合
成したものは上記(2a’ )式と(2b’ )式によ
り次のようになる。
(Jj /2 ) ipr Q)2 L (sinθ+
cosθ)・・・(4′ ) ところでこのバランサ軸側のバランサもクランク軸側の
第4図同様に分離集合することが可能であり、この場合
について第6図により説明すると、第1気筒相当のバラ
ンサd及び第3気筒相当のバランサどの質量は−p/2
に5/2を東じたものであり、第1気筒相当のものは更
に30°位相を進めて位置し、第3気筒相当のものは逆
に30°位相が遅れて位置する。これにより第5図のも
のと同じ結果になって、それに置き食えることができる
のである。
以上、バランサ軸側のバランサによる慣性りの釣合い、
及び長手方向の慣性偶力についての説明であり、この結
果が式(4′)である。そこで、この式(4′)を先の
式(噂と合成すると零になり、このことからクランク軸
側に生じた往復質量及びそれをハーフバランスさせるカ
ウンタウェイトの質量による長手方向の慣性偶力がバラ
ンサ軸側のバランサで釣合うことになる。
続いて3気筒エンジンの回転部分の質量による釣合いに
ついて説明すると、その構成は12図と同じであり、θ
だけ動いた位置での11ないし第3気筒に働く力、FC
I、 Fe2. Fe2は次のようになる。
FC1=lOr  ω2cos(θ +240 )F 
c2= marω2 CO5θ Fc3=mcr ω> cos  (θ+120)これ
により回転部−によるY軸周りの長手偶力が、13− −Jiacr  ω 2   L  sin  θ  
  −−−(5a)7輪周りの長手偏力が、 5−C「 ω2 Lcos  θ   ・ ・ ・ (
5b)になって、同様に7方向によるY軸周りと、Y方
向によるZ軸周りに生じることになり、合成すると次の
ように、なる。
−JNscr (Z)2 L (sinθ−cosθ)
−−−(Ei)次いで、この回転質量を各気筒毎に1 
:1でバランスさせるカウンタウェイト6aないし6C
の質量による釣合いについて説明すると、第3図の構成
と同じであり、各カウンタウェイト質量による力、F 
rOtl、 F rot2. F rot3は次のよう
になる。
Frotl=acr ω2 cos  (θ+240 
+180 )F rot2==mar  ω2cos(
θ + 180 )Frot3= −cr  oo2 
 cos   (θ −+  120  + 180 
 )これに1より、Z方向によるY軸周りの長手偶力が
、j’jg+cr  ω2  L、sin  θ   
  −−−(7a)Y方向による2軸周りの長手偶力が
、 −5mar  oo2  Laos−θ     −−
−(7b)になり、両者を合成した振れ回りが次のよう
にな14− る。
Hmcr ea21 (sinθ−cosθ) −−(
8)ところでかかる回転質量による場合も第4図に示す
如く、質量を−Gに<572 )を乗じ、30°位相を
進ませまたは遅らせることにより第1気筒と第3気筒に
カウンタウェイトを分離集中することが可能である。
かくして回転質量に関しては(6)式のY軸及びZ軸回
りの合成振れ回り長手偶力が、カウンタウェイトによる
(8)式の同様の長手偶力と合成することにより零にな
って、2者が釣合うことになる。
本発明はこのような技術思想に立脚するもので、第7図
によりその具体的な実施例について説明すると、上記の
説明から明かなようにエンジンについては各気筒毎に往
復部分と回転部分の質量による慣性力及び偶力が生じる
ものであって、これらの質量を一緒にまとめて釣合いを
図ることは勿論である。しかし、特に回転部分の質量に
対してはクランク軸側のカウンタウェイトのみで慣性力
及び偶りの釣合いを図ることができる点を考慮すると、
このような特性の回転部分の質量によるものと、バラン
サ軸との併用でしか釣合いを図ることのできない往復部
分の質量によるものとを分【ノて扱うことが好ましい。
そこで、クランク軸1−においてはまず各気筒毎に回転
部分の質−に対するカウンタウニ(t−6a−tど6a
−2,6b−1と6L2.6cm1と60−2がそれぞ
れのクランク腕のクランクピンと反対側で第3図の如く
設置)られる。次いで往復部分の質量に対づるものとし
て、第4図の如く第2気筒を除く第1及び第33気筒の
2個所にカランタウ1.イI−6a−1とea−2、=
−b′−1と6b″−2が同様に設けである。また、バ
ランリ′軸7では上述のようにクランク軸1で回転部分
の賀iに関しては分離して釣合いが図られているの(、
不釣合いなit iu部分の質iによるしののみを釣合
わすため軸受兼用のバランサa、r、ac’が、特に第
6図の如く第2気筒相当部を第1及び第3気筒相当部の
両件側軸受9a、 96に相当する個所に設けである。
かかる構成において、クランク軸側の釣合いを考えるに
、往復部分の質量に対するカウンタウェイトE−f−1
とジー2.6σ−tトロd−ak−ツイTハ、21所に
分離集中するものであるから各気筒側の質量を(■p/
2)に(j’i/2)!!:乗じ、30°位相調整すれ
ば良く、各気筒のピッチを第2図同様にLとすると、長
手偶力に対しては、 (sp/2  )  (J’i/2  )  x2  
L=  (IT/2  )  mpLを発生させれば良
い。
従って、カウンタウェイト5l−1,el、Hの合成質
―をMCa′、カウンタウェイト6(’−1,6ご−2
の合成質層をM CO’ とすると、クランク軸上の慣
性力の釣合いを考慮して、M ca’ = M CC’
を保持し、カウンタウェイトm−1とば−2のY軸に対
16合成Φ心位置をL+X’、カウンタウェイト6ご−
1と6ご−aのY軸に対する合成重心位置をL+V’ 
とすると、Mca’  (L+ x’ +L+ y’ 
) = (j’j/21pLを満たせば良いので、次の
一般式になる。
Mca’  =MCC’  −(j’N/2  )mp
L/  (2L+x’ + y’ )        
・・・(9a)次いで回転部分の質量に対するカウンタ
ウェイ17− ト6a−1と68−2.6b−1と6b−2,6cm1
と60−2については、それぞれの合成質−をMca、
 Mcb、 MCCとすると、クランク軸上の慣性力の
釣合いを考慮して、lyl ca= Vj cb= M
 ccを保持する。また、第2気筒のカウンタウェイト
6b−1と6b−2の合成重心位置に対する第1気筒の
カウンタウェイト6a−1と6a−2の合成重心位置を
L+x、第3気筒のカランタウ1イト6C−1と60−
2の合成重心位置をL+yとするとMca(L+x )
 =Mcc(L+y )により、x=yを保持する。
そして、長手偏力に対してはYh向酸成分取出して、 (Mca(L十x ) +Mcc(L十y ) )CO
33゜=5−〇し を満たせば良く、次の一般式になる。
Mca=Mcb=Mcc=mcL/ (L +X )・
・・(9b) そのため、各カウンタウェイト質量は合成重心位置の関
係で任意に定めることができ、いずれも合成重心位置x
 l 、  l 、x 、 yの値を大きくし■ 18− て遠ざける程質−は小さくて済む。ここで解り易くする
ため、第1及び第3気筒での重心位置を一致させ、第2
気筒での重心位置をその中心に一致させて、X’ = 
V’ =X =V =Oとすると、ロー復部分の質−に
対する第1及び第3気筒の2個所のカウンタウェイト質
量は(J’j/4 )−〇となり、回転部分の質量に対
する第1ないし第3気筒の3個所のカウンタウェイト質
量は−Cとなる。
また、第1及び第3気筒では往復部分と回転部分の両質
働が30°の角度で別々に設定しであるが、実際にはこ
れらをベクトル合成した単一のものが1iQ番ノられる
次いでバランサ軸7では上述の説明から明がなようにエ
ンジンの往復部分の質量に関するものだけであり、第1
及び第3気筒側、に分離集中する場合は上記クランク軸
1における往復部分の質量の場合と同様で、各気筒相当
部の質量を(−p/2)(Δ/2)とし、30”位相調
整すれば良く、(III)/2  >  (BI3  
)  82  L=  <m/2  )  IE)Lの
長手偶力を生じさせれば良いことになる。
ソ<−テ、バラン+jM、F3t:の質−Mba’ 、
 Mbc’は、同様にバランサ軸上の慣性力の釣合いを
考慮してM ba’ = M bc’を保持させ、且つ
バランサ蒔。
8C’(7)重心位置をL+x ″、 L十y ”とす
ると、Mba’   (L+x  ″ +  L+y 
 ”  )  =  (f3/2  )spLの関係を
満たせば良く、次の一般式になる。
Mba’  =Mbc’  −< FJ /2  ) 
 mpL/  (2L  +x II + v II 
)       ・・・ ■)従ってかかるバランサ軸
1でもバランサ位置との関係でその質量を任意に定める
ことができ、nつ互に遠ざけることでバランサ質量゛は
小さくて済む。この点でバランサM、sσが第1及び第
3気筒の中心から外側にずれた軸受9a、 Qd相当部
に配置されているので、ム接バランサ質量の低減化が図
られる。
こうして、クランク軸1では第1及び第3気筒に〈9a
)式の合成質量のカウンタウェイトea −1。
6;i−2,6σ−1と6ご−2を第2気筒のクランク
腕2bに対し直角となる位置に設け、且つ第1ないし第
3気筒に(9b)式の合成v4鋤のカランタウ1イト6
a−1と6a−2,6b−1と6b−2,6C−1と6
G−2を各クランク腕のクランクピンと反対側の位置に
設ける。また、バランサ軸1では第1及び第3気筒側の
両件側の軸受9a、 9d相当部に(10)式の質量の
バランサd。
紀を、第2気筒が上死点の場合に上述のカウンタウェイ
ト6ご−1と6σ−2、d−1とば−2と一致するよう
な位置にして設けるのであり、これにより3気筒エン、
ジンにおける往復部分と回転部分の質量による慣性力と
不釣合な偶力が釣合う。
そして、バランサu、Kがいずれもクランク軸1の各気
筒におけるカウンタウェイト位置からずれた軸受9a、
 9d相当部に配置されてそのカウンタウェイトと干渉
しない構造になっているので、バランサ軸7をバランサ
U、&′の存在を考慮することなくカウンタウェイトの
みとの関係でクランク軸1側に近づけた配置が可能にな
る。
また更にバランサ蒔、ヒはいずれも軸受兼用に構成して
あり、これを第8図により詳に!すると、まずバランサ
uはバランサ軸1を中心とする全円周形状の軸lF2O
に内蔵され、この軸管20がメタル21− 21を介し軸受9aと共通の軸支部22に嵌合して組付
番ノられる。バランサ8σも全く同様に構成して軸受9
dと共通の軸支部24に組付けられるのであり、これに
よりバランサ軸7がバランサ蒔、8σにおける上述の構
成の軸受23により自持ちで回転自在に支持されること
になり、外に軸受を付設しなくとも済む。
以上の説明から明かなように本発明によると、3気筒エ
ンジンにおい1力及la′hの釣合い1次力 がなされることで振動等が非常に少なくなる。往復部分
と回転部分の質量によるものを分けて扱い、特に回転質
量によるものはクランク軸台気筒のカウンタウェイトで
釣合うようにしているので、バフンス系全体として単純
明確化する。往復質量によるカウンタウェイトをクラン
ク軸1において第1及び第3気筒にのみ相互に離して段
重ノでいるので、各気筒毎に設けた場合に比べてカウン
タウェイト全体の質量が小さくて済む。カランタウ1イ
ト及びバランサの取付けに関して一般性が加味されるこ
とで、設計の自由度が増づ。バランサ軸722− においてバランサM、&l’が第1及び第3気筒相当部
で特にクランク軸軸受9a、 9dの個所に相互に達ざ
けて配置されているので、その軸受9a、 9dの部分
のスペースの有効利用によりバランサ軸7をクランク軸
1に近づけることが可能になって小型化に寄与し、且つ
バランサ質量自体も小さくて済む。
また、バランサ軸径関を軸受内蔵構造にしてバランサ軸
7の軸受を兼ねているので、バランサ軸7に生じる曲げ
モーメントが著しく低減することになって、バランサ軸
径を細くすることが強度上司能で信頼性も^い。バラン
サ軸1の軸受をクランク軸軸受9a、 96等の軸受相
当部に設けることは、エンジンとして剛性の高い個所で
あり、繰り返しmsを受けることによるエンジンの弾性
振動による不都合を未然に防止できる。更にエンジンの
搭載姿勢の関係でバランサ軸1がオイル中に一部つかる
ものにおいても、バランサ81.&l’が全円周形状の
軸管20内に収容されているへで、オイル攪拌による抵
抗の増大、オイル噴き等を未然に防止できる。
尚、第9図によりバランサ軸取付けの具体例について説
明すると、図のようなR−R方式で−Lンジンが荷台の
下に相付けられる場合は、エンジン本体が荷台16によ
り制限されて垂直の状態からかなり傾けて搭載され、こ
のような姿勢のエンジン本体の上に1アクリーナ11、
気化器12及び吸入管13の吸気系、ターラコンブレッ
リ14、ACG15等が配設される。従ってエンジン本
体10上部は−F述の各種補機により制限される関係で
、図のようにバランサ軸1を下方に取付けると、イのバ
ランサ軸1はクランク軸1より下方の部位になって一部
オイル中につかるのであり、かかる場合に上述の本発明
による効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の詳細な説明する説明図、
第7図は本発明による3気筒」゛ン2ンのバランサ装置
の一実施例を示す模式図、第8図は要部の具体例を示す
断面図、第9図は本発明を自動小用に適用した場合の具
体例を示す側面図である。 1・・・クランク軸、2a、 2b、 2c・・・クラ
ンク腕、6a−1、6a−2,ab−、、6b−2,6
cm1 、6cm2. u−1,61−2+6ご−1,
6c’−2・・・カウンタウェイト、1・・・バランサ
軸、8a、 8c・・・バランサ、20・・・軸管、2
1・・・メタル、22゜24・・・軸支部、23・・・
軸受。 特許出願人   富士重工業株式会社 代理人弁理士  小 橋 信 淳 同 弁理士  村 井   進 25− 19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クランク腕が順次120°の等開隔に配設されるクラン
    ク軸の、第1及び第3気筒にはエンジンの往復及び回転
    質量に対するカウンタウェイトを、第2気筒にはエンジ
    ンの回鴨質量に対するカランタウ1イトのみを設け、上
    記クランク軸に対し同じ速度で反対方向に回転する1本
    のバランサ軸をflJLjて該バランサ軸での上記クラ
    ンク軸の第1及び13気嶋両外側の軸受相当部の2個所
    にバランサを設置j、該該受ランサいずれも軸受兼用に
    したことを特徴とする3気筒工・ンジンのバランサ装置
JP13689481A 1981-08-31 1981-08-31 3気筒エンジンのバランサ装置 Pending JPS5839833A (ja)

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