JPS5839610A

JPS5839610A - 頭髪化粧料

Info

Publication number: JPS5839610A
Application number: JP13706181A
Authority: JP
Inventors: Shinji Tobe; 信治戸辺; Tetsuo Sakamoto; 哲夫坂本; Makoto Uzuka; 宇塚　誠
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1981-09-02
Filing date: 1981-09-02
Publication date: 1983-03-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はビタミンＥ酢酸エステルを含有した、ふけ防止
頭髪化粧料に関する。

一般に、ふけは皮脂腺の分泌物、汗腺の分泌物、表皮質
層の剥離脱離物郷からなり、通常皮脂腺等の分泌先進に
より発生するが、皮膚に細菌や酵母か感染すると、ふけ
の発生が病的に助長されるといわれる。このため、従来
抗菌剤を添加した頭髪化粧料がふけ防止に使用されてき
た。しかし、抗菌剤のなかには安全性に問題のあるもの
があり、また、抗菌剤を含む化粧料は連日使用により皮
膚常在菌の微妙なバランスンくずして、いわゆるエコ四
ジーの点から時に好ましくない事ｍｙ起丁ことが指摘さ
れている。そこで抗菌剤ン使用しない、ふけ防止が要望
されるが、これまで抗菌性によらないで、ふけ抑制効果
のある物質としてａ−トコフェルール・ビタミンム酸エ
ステル（Ｉ＃開昭５１−７３１３７号公報）やビタミン
Σ・ニコチン酸エステル（ドイツ特許第２３０１５８５
号及び第２３０１６６０号公報）が報告されている。し
かし、これらビタミンＥ（α−トコフェロールにｔｉｔ
ｌシ）のエステル類は皮膚上での安定性に若干問題があ
り、加えて価格も高いという難点がある。

本発明者らは広くビタミンＥ誘導体について、ふけ防止
効果がある物質を検索した結果、比較的構造の簡単なビ
タミンＥ酢酸エステルが極めて有用であることＹ見出し
、本発明に至った。

すなわち、本発明はビタミンＥ詐酸エステルを含有して
なる、ふけ防止頭髪化粧料である。本発明によると、頭
皮組織内の代謝反応が適度に調整されふけり発生Ｙ有効
に防止することかできる。また、本発明で使用されるビ
ルミツｗ酢酸エステルは、公知のビタミンＥのビタミン
Ａ酸エステル等に比し安価であるという利点も有する。

もちろん、本発明のものは、抗菌剤と異なり皮膚忙安全
である。

本発明におけるビタミンＡ酸エステルは、公知物質であ
って、粘稠な非晶質の油性物質であり、一般に油脂類、
パラフィン、有機溶媒等に可潜であるが、水又は水性有
機溶媒には不溶又は難溶である。このものｔ化粧料に配
合するには一般の油性物質を配合する方法に準じて行え
ばよい。

ビタミンＥ酢酸エステルは化粧料全体に対しＯ，Ｓ〜１
０．０重量％、好ましくは１．０〜１０．０重量％配合
される。０．５重量−未満では目的の効果を得ることが
できず、１０．０重量％Ｙ越えてもそれだけ増加した効
果が得られない。（後記「試験例ｊ参照）本発明の頭髪化粧料とは頭髪ないし頭皮に施用されるも
のン広く指し、例えば、ヘアトニック、ヘアリキッド、
頭皮用乳液、ヘアクリーム、ヘアシャンプー等が含まれ
る。

本発明の頭髪化粧料には通常の成分、例えば油性成分、
界面活性剤、保湿剤、アルコール、増粘剤、防腐剤、紫
外線吸収剤、色剤、香料等が含まれてもよい。

試験例ビタミンＥ酢酸エステルの配合量を変化させて、ふけ防
止効果を検討した。試料として第１表に示す処方のヘア
トニックを調整した。

第　　１　　表対象者として２２〜３６オの男性３５名Ｙ無作為に選び
、各試料につき５名ずつ計５３名についてテストヲ行っ
た。試験期、間は２力月間とした。洗髪は３日毎に行い
各試料のヘア）＝ツクは原則として洗髪後のみに用い、
洗髪後３日月のふけ量を基準とした。ふけの採集は電気
掃除機で頭部全体を吸収することにより行い、採集した
ふけの重量を測定、した。

試験開始前のふけの量と比較して有意に減少した場合を
ふけ抑制効果、ありとし、試験開始前のふけの量と、変
イヒしない場合及び、増加した場合ｔＪ、け抑制効果な
しと判定した。各試料に・つき５・基中効果なりとした
人数、効果なしとした人数を示すど第２表のとお゛りで
あった。

第　　　２　　　表これによれば、ビタミンＥ６酸エステル０．５−以上含
有するヘア）＝ツク（試料３〜７）Ｗ使用した対象者に
は抑制効果が認められた。

この結果ビタミンＥ酢酸エステルｔ０．５重量−以上含
有するヘア）＝ツクがふけ抑制効果を有することがわか
る。ビタミンＥ酢酸エステルの配合量の上限は実用上１
０．０重量％である。

次に本発明の実施例を示す。

実施例１エチルアルコール５５ｔＫビタミンＥ酢駿エステル１．
５ｆ、ポリオキシエチレン（８モル）オレイルアルコー
ルエーテル２ｆ及び香料適量ン加え、室温下に溶解させ
てアルコール相を得た。別に精製水３９．５ＰＫグリセ
リン５を及び色素適量を室温下に溶解させて水相を得た
。アルコール相を水相に加えて可溶化してヘア）ニック
を得た。

実施例２エチルアルコール５２．５ＰＫビタミンＥ酢酸エステル
２．５Ｆ、ポリオキシブ四ピレンブチルエーテル２０９
及び香料適量′％：ｌＩ温下に溶解したアルコール相に
、色素適量な含む精製水２５ｆＹ加えて混合しヘアリキ
ッドを得た。

実施例３ステアリン酸２１．セチルアルコール１５Ｆ、ワ４　）Ｊン３Ｆ、流動パラフィン１２ｔ、ポ
リオキシエチレン（１０モル）モノオレイン駿エステル
２ｆ、ビタミンＥ酢酸エステル２．５を及び香料適量を
混合し８０℃に加熱して油相ン得た。別にプロビレ／グ
リコール５ｆ、トリエタノールアミ／ＩＦ及び精製水７
１ＦＶ８０Ｃ［加熱した水相に前記油相を攪拌しなから
徐々に加え乳化させ、冷却して頭皮用乳液を得た。

実施例４ステアリン酸２ｆ、ステアリルアルコ−Ａ／７ｆ、還元
ラノリン２Ｆ、スフワラ１５ｆ、オクチルドデカノール
６ｆ、ポリオキシエチレン（１０モル）セチルエーテル
３ｔ、グリセリルモツプテアレート２ｆ、ビタミンＥ酢
酸エステル５．Ｏｆ及び香料を適当量加え８０℃に加熱
して油相を得た。別にプロピレングリコール５を及び精
製水６３．０ｆＹ８０℃に加熱した水相に前記油相を攪
拌しつつ徐々に加え乳化し冷却してヘアクリームを得た
。

実施例５精製水７７．５ＰＫ、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン１５Ｆ、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド５ｆ、
ビタミンＥ酢酸エステル２．５を及び色素、香料を各適
当量添加し加熱混合後、冷却してヘアシャンプーを得た
。

特許出願人　株式会社資生堂代理人弁理士　　土　　居　三　部手続補正書昭和５７年　６月−３゛日１、事件の表示特願昭５６−１３７０６１、発明の名称頭髪化粧料３、補正をする者事件との関係　　特許出願人住　所　　東京都中央区銀座七丁目５番５号氏　名（名
称）　　（１９５）株式会社資生堂代表者　　山　本　
吉兵衛４、代　　理　　人〒１０５　（電話５０１−３６７７
）氏　名　　（８４６７）弁理士　　土・居　三　部５
、補正命令の日付　　（自発）６、　補正により増加する発明の数　０８、補正の内容（１）　　明細書第２頁５行「ふけ防止」を「ふけ防止
化粧料」と訂正する。

（２）同第３頁１行「ふけ防止頭髪化粧料」を「頭髪化
粧料」と訂正する。

（３）同第４頁１３行「調整」を「調製」と訂正する。

（４）同第６頁２行「５３」を「３５」と訂正する。

（５）同第６頁１３行「効果なり」を「効果あり」と訂
正する。

（６）同第８頁１２行「３９．５Ｊをｒ３６．５Ｊと訂
正する。

以　　　上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　ビタミンＥ酢酸エステルを含有してなる頭髪
化粧料。
（２）　　ビタミンＥ酢酸エステルｔｏ、５〜１０．０
重量−含有してなる特許請求の範囲（１）記載の頭髪化
粧料。