JPS5839540Y2 - 自動レコ−ドクリ−ナ−におけるレコ−ド径別切替装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、レコード両面を、一度に、自動的に清掃す
る自動レコードクリーナーにおいて、どのような直径の
レコードをも清掃可能にするための切替装置に関するも
のである。

この自動レコードクリーナーは、両側に張設した支持板
を有する吸気筒を、内側開口部を対向させて箱状の本体
上に突設し、支持板間に挿入したレコードを、吸気筒内
に収容した回転刷毛で、レコード両面を清掃するもので
ある。

レコードを回転させるには、支持板間に、対向して設け
たローラを、レコード外縁に当接させ、同方向同速で回
転させることによって行う。

回転刷毛とローラとの回転は、モータにより、又は、本
体内に設けたプロペラを、家庭用電気掃除機の吸気力に
より回転させて行う。

上記自動レコードクリーナーに挿入するレコードの径は
、いわゆるＬＰ盤、Ｅｐ盤など、レコードによって異な
ることがあり、レコードを回転させるローラの位置を調
節できなければ、不便である。

そこで、この考案は、自動レコードクリーナーのローラ
の位置を調節可能にすることにより、どのような径のレ
コードでも清掃できるようにすることを目的とするもの
である。

以下、図示実施例について、この考案を詳説する。

捷ず、モータ駆動式の自動レコードクリーナーについて
説明する。

Ｉは、箱状の本体であり、２．３．４は本体内に設けら
れた隔壁で、これら隔壁により、隔室５が本体内に形成
される。

この隔室５ば、その左端部に、フィルタ３９を着脱可能
に有して、本体外に通じ、又、本体中央部にち゛いて、
屈曲して立上る中央部は、吸気筒６，６′に通路する。

吸気筒６，６′は、横断面がＵ字状の筒体で、内側開口
部を対向させて、本体１上に直立する。

７゜８及び７’、８’は支持板で、支持板間と７と７′
間、８と８′間に挿入されるレコードを支持するもので
あり、吸気筒６，６′の内側開口部端から両側に対向張
設され、かつ、挿入レコードを包む形の扇状を呈する。

９、ｇは、柱状の同径の回転刷毛で、それぞれ吸気筒６
，６′内に収容され、挿入レコードを、両側から正帰可
能である。

１０．１０’はプロペラで、回転刷毛軸１ ｆ 、 Ｉ
ｆ’に固着される。

このプロペラ１０．１０’は、モータ］２により回転さ
せられ、隔室５内に設けた仕切板１３」ご内に収容され
る。

日４．１４’はベルト車で、刷毛軸１１ 、 Ｉ ｆ’
下端に固着されて、モータ１２軸に固着したベルト車１
５と、ベルト１６により連結される。

ベルト車１４．１４’、１５は同径で、モータにより、
回転刷毛９，９′は、同方向同速に回転する。

１７．１７’は遮閉板で、吸気筒上面に設けられ、同様
に、遮閉板１８．１８’が、吸気筒下面にも設けられて
、遮閉板１７．１７’外周の開口部１９゜］９′から流
入する気流を、回転刷毛外側に通過させて、刷毛先が倒
伏するのを防止する。

又、２０，２σ、 ２１ 、２１’は、それぞれ吸気筒
６，６′の対向面に固着した刷毛で、両支持板７゜８．
７’、８’の対向面に固着した刷毛２２．２２’ともに
、挿入レコードを保護し、かつ、レコードを支持板間中
央に保持させる。

次に、挿入レコードを回転させる駆動手段について述べ
る。

２３はウオームで、モータ１２軸上部に固着され、ウオ
ームホイール２４と噛合する。

ウオームホイール軸２５池端のベルト車２６と同径のベ
ルト車２７とば、隔室２８内にあって、ベルト２９で連
結される。

ベルト車２７の軸３０の外側端のベルｈ車３１は、レコ
ード送り用のゴムローラ３２と一体のベルト車３３に、
ベルト３４によって連結される。

又、軸２５のベルト車３５ば、レコード送り用ゴムロー
ラ３６と一体のベルト車３γに、ベルト３８によって連
結される。

なむ、軸２５と軸３０とは、ともに本体口壁に軸支され
る。

これらベルト車３１，３３，３５．３７は、いずれも同
径であり、又、両ゴムローラ３２゜３６も同径である。

したがって、モータ１２により、ゴムローラは、減速さ
れて、同方向同速に回転させられる。

上述の構成から、支持板間にレコードを挿入して、モー
タを始動すれば、回転刷毛９，９′が回転し、レコード
を両面から正帰する。

同時に、ゴムローラ３２．３６も同方向同速に低速回転
するので、ゴムローラに当接するレコードも低速回転す
る。

回転刷毛で掃出された塵埃は、プロペラ１０゜］０′の
回転により、吸気筒上面から吸気筒内、隔室を経て、フ
ィルタ３９に除去される。

なち−１上述の構成にかえて、家庭用電気掃除機の吸込
みホースに嵌着可能な接続筒を、隔室５に開口するよう
本体Ｉ外に突設し、又、モータにかえて、掃除機の吸気
によりプロペラ１０．１０’を回転させ、このプロペラ
の回転を、回転刷毛と、減速手段を介してゴムローラと
に伝達する手段を設けてもよい。

次に、上述の自動レコードクリーナーに設ける、レコー
ド径別切替装置について述べる。

４０．４１は、それぞれゴムローラ３２，３６０軸端に
螺着したつ咬みである。

４２．４３はレバーで、レバー４２ば、ゴムローラ３２
軸とベルト車２７の軸３０とに、両端部のボスを遊嵌さ
れ、又レバー４３ば、同様に、ゴムローラ３６軸と軸２
５とに、両端部のボスを遊嵌される。

４４ 、４５は円弧溝で、前記軸３０．２５を中心とし
て、支持板７，８上部両側に貫設される。

この円弧溝４４．４５に遊嵌したゴムローラ３２゜３６
の軸の軸端を、それぞれ外力に突出させ、つ筐み４０．
４１を螺着する。

そこで、レコード清掃にあたって、つ１み４０゜４］を
ゆるめてレバー４２．４３を、内側又は外側に移動させ
て、挿入レコード外縁に、両ゴムローラ３２．３６を当
接させ、つ１みをしめて、ゴムローラの位置を固定すれ
ばよい。

地上述べたように、本考案のレコード径別切替装置によ
り、任意の径のレコードの清掃が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図ばＡ−Ａ線断面図、第３図ばＢ
−Ｂ線断面図、第４図は回転刷毛とゴムローラとの駆動
手段、及びレコード径別切替装置を示す略図である。 ト・・本体、５・・・隔室、６，６′・・・吸気筒、７
，７′、 ８ 、８’・・・支持板、９１ｇ・・・回転
刷毛、１０゜ＩＯ２・・・プロペラ、１２・−・モータ
、２３・・・ウオーム、２４・・・ウオームホイール、 ２５゜ ３０・・・軸、 ３２゜ ３６・・・ゴムローラ、 ４２゜ ４３・・・レバー ４４゜ ４５・・・円弧溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内側開口部を対向させて、箱状の本体Ｉ上に突設した吸
   気筒６，６′から両側に支持板７と８．Ｔ′とぎを、支
   持板間に挿入したレコードを支持可能に張設し、吸気筒
   内には、挿入レコードを両面から正帰可能な同径の回転
   刷毛９９ｇを収容して、支持板間に、挿入レコード外線
   に対向して当接する同径のローラ３２，３６を設け、か
   つ本体内にはプロペラ１０．１０’を設けるとともに、
   吸入気流を吸気筒上面から吸気筒を経て本体外に排出可
   能に、本体に、プロペラを回転させるセータ１２又は電
   気掃除機吸込ホースの接続部を設けて、モータ又は電気
   掃除機の吸気によるプロペラの回転を、同方向同速に両
   回転刷毛へ伝達する手段、及び減速手段を介して、同方
   向速に回転可能に両ローラへ伝達する手段を有する自動
   レコードクリーナーにあ・いて、本体に対向軸支した、
   ローラへの回転伝達手段の軸３０．２５を中心とする円
   弧溝４４．４５−に支持板７，８に貫設して、ローラの
   挿入レコード当接位置を調節可能に、両ローラの軸を円
   弧溝外に突出したことを特徴とする自動レコードクリー
   ナーにおけるレコード径別切替装置。