JPS5839059B2 - ポリトリメチレンテレフタレ−トノ セイケイホウ - Google Patents

ポリトリメチレンテレフタレ−トノ セイケイホウ

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JPS5839059B2
JPS5839059B2 JP13141075A JP13141075A JPS5839059B2 JP S5839059 B2 JPS5839059 B2 JP S5839059B2 JP 13141075 A JP13141075 A JP 13141075A JP 13141075 A JP13141075 A JP 13141075A JP S5839059 B2 JPS5839059 B2 JP S5839059B2
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JP
Japan
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molding
acid
molded
polytrimethylene terephthalate
mold temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP13141075A
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English (en)
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JPS5256154A (en
Inventor
武雄 河村
孝俊 倉辻
芳嗣 中村
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、成形生産性75優れ、しかも得られる成形品
の機械的性質も優れたポリトリメチレンテレフタレート
成形品を製造する成形法に関する。
飽和ポリエステルを成形材料として用いる研究は近年目
ざましい発展を遂げつつあり、そQ発展の過程をふり返
ると、−万でぽ成形性の改良(例えばポリエチレンテレ
フタレートへの核剤添加;成形機、成形条件の改良;構
造的改良−ポリテトラメチレンテレフタレートの利用等
)、他方物性の改良としてはガラス繊維の添加による熱
変形温度の改良等が挙げられる。
その結果ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記
すこともある)。
ポリテトラメチレンテレフタレート(以下PBTと記す
こともある)で代表される飽和ポリエステル樹脂は、他
のエンジニアリング樹脂に比べ、その物性面の特徴、例
えば耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性(ガラス繊維強化)が
優れていることから、今後更にその用途が拡大されるも
のと期待されている。
しかし、PETU、その成形時の結晶化速度が充分でな
いため、120℃以下の金型温度で成形すると得られた
成形品は結晶化度が充分でなく、そのため物性、特に機
械的剛性、寸法安定性等が不充分となる。
良好な物性を得るためには金型温度を約140℃まで上
げ、いわゆる高温金型で成形する必要がある。
しかしこの場合には成形サイクルが他の競合エンジニア
リング樹脂(例えばポリアセタール、ナイロン6等)v
c比べ約2倍まで長くすることが必要となる。
−万、PBTのは成形サイクルは良好であるがPETに
比べると機械的剛性がやや劣り、これ等の特性が要求さ
れる用途が制約されている。
本発明者は、飽和ポリエステルにおいて、特にPETの
すぐれた成形性(特に成形サイクル)を実質的に保持し
、その上PETに匹敵する機械的剛性を有する飽和ポリ
エステル成形品を得るべく鋭意研究した結果、特定の極
限粘度を有するポリトリメチレンテレフタレート(以下
PPTと記することもある。
)を特定の成形条件で成形することにより、これ等の要
求が満足されることを見出し本発明に到達したものであ
る。
すなわち、本発明はオルンクロルフェノール中35℃で
測定した極限粘度が0.8以上のポIJ ) IJメチ
レンテレフタレートを金型温度60℃〜120℃で射出
成形することを特徴とするポリトリメチレンテレフタレ
ートの成形法である。
本発明方法に用いられるポリ) IJメチレンテレフタ
レートとは、ポリトリメチレンテレフタレートのホモポ
リマーは勿論のこと、そのテレフタル酸成分および/又
ぽトリメチレングリコール成分の一部(例えば20モル
係以下、好ましくは10モル多以下)を他の二官能性カ
ルボン酸及び/又はグリコールで置き換えたコポリエス
テルをも包含する。
かかる他の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフ
タル酸、メチルテレフタル酸、ブロムテレフタル酸、ク
ロルテレフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジフェニ
ルジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキ
シエタンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ヘキサヒドロテ
レフタル酸、アジピン酸、セパチン酸等の如き芳香族、
指環族、脂肪族ジカルボン酸、オキシ安息香酸、ヒドロ
キシエトキシ安息香酸、ε−オキシカプロン酸等の如き
オキシ酸等を挙げることが出来る。
又、他のグリコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール
、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、デカメチレングリコール、ネオベンチレンゲリコー
ル、シクロヘキサンジメチロール、トリシクロデカンジ
メチロール、2.2−ビス(β−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシ
エトキシフェニル)フロパン、2,2−ビス(4−βヒ
ドロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル)プロパ
ン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール等をあげることが出来る
上記ポリトリメチレンテレフタレートには、ピロメリッ
ト酸、トリメリット酸、ペントーク等の如き三官能以上
の多官能性化合物及び/又は安息香酸の如き単官能性化
合物を得られるポリマーが実質的に線状である範囲内で
共重合せしめても良い。
本発明方法に用いられるポリトリメチレンテレフタレー
ト又はトリメチレンテレフタレートを主たる繰返し単位
とするポリエステルはそれぞれ単独で用いても、他種ポ
リマー(例えば他種ポリエステル、ボリア□ド、ポリカ
ーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメタクリル酸メチル、ABS、ポリアセター
ル等)、安定剤(例えば紫外線吸収剤、抗酸化剤等)、
螢光増白剤、核剤、顔料、染料、滑剤、難燃剤、難燃助
剤、充填剤(例えばガラス繊維、炭酸カルシウム、タル
ク、アスベスト、マイカ、ケイ藻上等)等の一種以上を
混合したものでも良い。
なお、他種ポリマーとのブレンドの際は、PTTe、分
が50重重量板上、好筐しくば75重重量板上含有する
ことが車重しい。
本発明方法に使用されるポリトリメチレンチレフタレ−
IJ、その樹脂成分の極限粘度(オルソクロルフェノー
ル中35℃で測定)が0.8以上でなければならない。
極限粘度が0.8に満たない場合には、本発明方法で規
定する金型温度で成形したとしても得られた成形品が脆
く、機械的特性(特に引張伸度、衝撃強度)が低く、筐
た、成形品Kfiヒケ或いはクラックが発生しゃすく好
渣しくない。
更に好ましい樹脂成分の極限粘度は0.85以上である
なお、ここで言う樹脂成分とはオルソクロルフェノール
に35℃で溶解する成分を意味する。
本発明方法による射出成形に際しては、金型温度を60
〜120℃で成形することが必要である。
金型温度が60℃より低い場合VCは得られた成形品の
結晶([が低く、そのため機械的強度(%に引張強度、
曲げ強度、曲げ弾性率等)、寸法安定性、外観特性等が
悪い。
−万全型温度を120 ’Cより高くして成形した場合
[i、冷却固化に要する時間が長くなり成形サイクルの
増大、従って成形生産性が低下したり樹脂のシリンダー
中での滞留時間増大による熱劣化も生じやすく好ましく
ない。
特に好ましい金型温度ば60’C〜100℃である。
成形時のシリンダ一温度f1240’c〜350℃であ
り、好ましいシリンダー温11U240’C〜280℃
である。
なか、撃燃剤を含む場合の如く成形時の熱劣化に注意を
要する場合にf1240〜260℃が好筐しい。
射出圧力はシリンダ一温度、樹脂の極限粘度等によって
影響されるが、通常600 Kg/crA〜1500
K9/crj、である。
成形サイクルはシリンダ一温度、金型温度、成形品の厚
さ、ワンショットの射出量、更に1ffl形機の可塑化
能力等により異なるが、例えば射出容量1〜5オンスの
インラインスクリュー形射出成形機を用い10〜100
グラム/シヨツトの連続射出成形を行なう場合で15〜
60秒である。
以下に実施例をあげて本発明の詳細な説明する。
なお例中「部」および組成比を示す「俤」はすべて重量
基準である。
極限粘度はオルソクロルフェノール100dに重合体1
.21を溶解し35℃で測定した値である。
引張特性ぼA S TMD−638、曲げ特性ばAST
MD−790熱変形温度ばASTMD−648(荷重1
86 Kg/cvf ) 、衝撃強度ばASTMD25
6(アイソットノツチ付、厚gl/4インチ)により、
また耐燃性は米国アンダーライターズラボラトリーのU
L−14vc規定された試験法により厚さl/32イン
チの試験片を用いて試験した。
実施例1〜4、比較例1〜7 第1表に示した如きPPT、PETおよびPBTのチッ
プを熱風乾燥機を用いて120℃、5時間乾燥した後、
場合によっては少量の核剤(結晶化促進剤)を添加し、
日録アンカーベルク焦製V−15型(射出容量25オン
ス)射出成形機にて第1表に示した成形条件で各種物性
測定用試験片を成形し、次いで各種物性測定を行った。
その結果を第1表に示した。
第1表より明らかな如く、PPTばPBTと同様広い金
型温度域でPBTと同じサイクルで良好な結晶化した成
形品が得られ、しかも得られた成形品の機械的剛性(曲
げ強度、弓げ弾性率、引張強度)ばPBTより10〜2
0係優れ、比較例5に示した高温金型(金型温度140
℃)で成形したPET[匹敵する値を示すことが分かる
これに対し、PETU比較例3〜5から成かるように高
温金型(金型温度140℃)で成形した場合には、機械
的剛性の良好な成形品が得られるが、成形サイクルが長
く、成形生産性が悪い。
そして成形サイクルを短かくするように金型温度を下げ
ると(例えば比較例3、金型温度60℃)、得られた成
形品の機械的剛性或いは寸法安定性が著しく壷壷低下す
る。
しかもその中間の金型温度では、成形品に透明な部分と
非透明な部分とが混在して良好な成形品の得られない領
域が存在する。
このように、PPTは適当な成形条件を選ぶことにより
成形性および機械的物性の優れた成形品が得られるので
ある。
なお、良好な成形品を得るためには、成形条件の他に樹
脂の極限粘度が0.8以上である必要があり、この点に
ついては次の実施例で詳しく述べる。
実施例5,6、比較例8,9 第2表に極限粘度の異なるPPTを実施例1の場合と同
様に乾燥、射出成形し次いで物性測定した結果を示す。
第2表において、実施例5,6に示したPPTの極限粘
度1.38Dよび1,04のチップを用いた成形片は外
観良好であり、かつ物性的にも本発明の目的を満足する
ものであることが明らかである。
これに対し、比較例8,9Vc示したPPTの極限粘度
が0.75および0,70のチップを用いた成形品は、
表面にヒケ或いぽクラックを生じ、筐た成形品の物性も
引張伸度4多以下、衝撃強度2に7゜ノ/閉以下と非常
に脆いものであることが明らかである。
実施例7〜9、比較例10〜12 PPTおよびPBTに難燃剤デカブロモビフェニルオキ
サイド、三酸化アンチモンおよび/又はガラス繊維(日
東紡績KX、C86E−231使用)および/又は核剤
としてモンタン酸ナトリウム塩**を第3表に示した組
成比でブレンドし、押出成形により造粒し、PPT及び
PBTの難燃グレード又はガラス繊維強化グレードを作
り、実施例1の場合と同様に乾燥、射出成形し次いで物
性測定した。
その結果を第3表に示した。第3表の結果より、PPT
ばそのをガラ4維強化、或いは難燃化した場合にかいて
も速い成形サイクルで良好な物性の成形品が得られるこ
とが明らかである。
普た、PPTば、PBT[比べ難燃化が容易であり、難
燃剤(三酸化アンチモンを含む)添加量をPBTと比較
して20係以上減少さぞてもUL−94耐燃性試験にお
いて同等の難燃度を保持することが判かる。
このことばコスト、安全性等の面での優位性にもなるこ
とであり、この点に釦いても良好なPPT成形品が良好
な成形サイクルで得られる本発明方法の効果は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オルノクロロフェノール中35°Cで測定した極限
    粘度が0.8以上のポリテトラメチレンテレフタレート
    を、金型温度60℃〜′120℃で射出成形することを
    特徴とするポリトリメチレンテレフタレートの成形法。
JP13141075A 1975-11-04 1975-11-04 ポリトリメチレンテレフタレ−トノ セイケイホウ Expired JPS5839059B2 (ja)

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JP13141075A JPS5839059B2 (ja) 1975-11-04 1975-11-04 ポリトリメチレンテレフタレ−トノ セイケイホウ

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JPS5256154A JPS5256154A (en) 1977-05-09
JPS5839059B2 true JPS5839059B2 (ja) 1983-08-27

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ID=15057309

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KR100269872B1 (ko) * 1998-04-13 2000-10-16 장용균 폴리트리메틸렌테레프탈레이트 필름의 제조방법
JP4846355B2 (ja) * 2005-11-30 2011-12-28 クーパーヴィジョン インターナショナル ホウルディング カンパニー リミテッド パートナーシップ 樹脂鋳型

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