JPS5838454B2 - 硬質粒子を有する無数の微細な連続気孔を有する材料の製造方法及びその材料 - Google Patents

硬質粒子を有する無数の微細な連続気孔を有する材料の製造方法及びその材料

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JPS5838454B2
JPS5838454B2 JP10237881A JP10237881A JPS5838454B2 JP S5838454 B2 JPS5838454 B2 JP S5838454B2 JP 10237881 A JP10237881 A JP 10237881A JP 10237881 A JP10237881 A JP 10237881A JP S5838454 B2 JPS5838454 B2 JP S5838454B2
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JP
Japan
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fine
continuous pores
powder
rubber
fine continuous
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JP10237881A
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JPS585341A (ja
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高次 舟橋
晴久 富永
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Shachihata Industry Co Ltd
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Shachihata Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、硬質粒子を有する無数の微細な連続気孔を有
する材料の製造方法及びその材料に関する。
この発明の特徴は、硬度の高い印字体を作成することに
より、タイプライタ−用活字体、ナンバリングマシン用
活字体、チェックライター用活字体郵便局用消印、ロー
ラー、その他刻印としても用いることの出来る印字体の
提供を目的とする。
従来、印字体といわれるものの中には、■金属や硬質合
成樹脂よりなる活字体と、■天然ゴムや合成ゴムよりな
る活字体とに大別される。
ところが、前者即ち金属や硬質合成樹脂よりなる活字体
は、耐久性があり、刻印として用いるには最適であるが
、捺印の都度、印字体の印面にインキを付着させなけれ
ばならない欠点があった。
また、後者、即ち天然ゴムや合成ゴムよりなる活字体は
、柔軟であり紙などに捺印するには最適であるが、耐久
性に乏しい欠点がある。
最近は、この後者の印字体については無数の微細な連続
気孔を有する印字体が製造されており、捺印の都度印字
体の印面にインキを付着させる煩しさを除去した、改良
されたものも使用されているが、柔軟であって耐久性に
乏しく、かつ、刻印等の用途には全く向かないものであ
る欠点は相変らず有している。
そこで、本発明の目的とすることを再述すれば次の通り
である。
即ち、この発明の目的は柔軟性を有するゴム印字体の特
徴と硬度を有する金属性印字体の特徴とを合せ有するも
のであり、使用者の使用目的により硬度を自由に変更出
来るとともに、捺印の都度、印字体の印面にインキを付
着させる必要のない印字体の提供を目的とするものであ
る。
以下、本発明の実施例のいくつかを説明する。
まず、この発明で使用する原料は次の通りである。
■)合成ゴム 2)加硫剤 3)分散剤 4)粘着剤 5)可塑剤(軟化剤) 6)補強剤 7)老化防止剤 8)スコーチ防止剤 9)加硫促進剤 (10) 発泡剤 0υ ステンレス粉末 02)塩化ナトリウム 次に、上記原料の具体的配合例を以下に記す。
尚、以上説明した実施例の中に使用されているステンレ
ス微粉末及びガラス微粉末に代えて、たとえば、セラミ
ックの微粉末、陶磁器の微粒子、カーボン繊維粉末、そ
の細路ない性質を有する金属の微粉末を用いることが出
来る。
また、上記のステンレス微粉末、ガラス微粉末、陶磁器
粒子、その細路ない性質を有する金属の微粉末は単体で
用いるのではなく、次の様に加工して用いてもよい。
即ち、上記微粉末の表面を合成ゴムまたは天然ゴムでコ
ーティングして用いること。
または、上記微粉末の表面を熱可塑性合成樹脂によりコ
ーティングしたものを用いること。
次に、以上説明した各材料を用いて無数の微細な連続気
孔を有する印字体を製造する場合について説明する。
第1の製造方法例 原料ゴムに加硫剤、填料等と発泡剤とステンレスの微粉
末と加硫温度下に分解ガス化しない易水溶性塩粉末との
各適量を加え素線混和したのちシート状とし、これを所
要の金型を使用して逐次上昇する温度下に加硫した後、
水によって易水溶性塩粉末を洗除した。
この様にして製造されたものは、温水または冷水中に浸
漬して圧縮と膨張復元を反復させることにより、充分洗
浄を行ったので、加硫温度下に分解ガス化することなく
、連続気孔間及び単独気泡間に残存している易水溶性塩
の無数の粉末は板状体の外表面にあるものから溶出洗除
され、無数の連続気孔相互間が高度に錯綜連通した状態
となって相異なった気孔で連通一体化した印字体が形成
された。
この印字体の中には、ステンレス微粉末が原料ゴム10
0重量部に対し同じ100重量部均一に分散しているの
で、このステンレス微粉末により印字体の硬度は高めら
れ、JISA2W硬度計で計測した場合の硬度は67で
あった。
この印字体にインキを含浸させたのち、ホルダーにセッ
トして紙及び木材の捺印に供したら印字体の印字部の捺
印時のつぶれが少なく、かつ特に木材に対する印字部の
なじみがよくなり鮮明な捺印が出来た。
また、ステンレス微粉末により印字体の耐摩耗性が高め
られ、従来の印字体に比べて耐久力が約2倍となった。
第2の製造方法例 原料ゴムに加硫剤、填料等と高温独立気泡発泡剤と加硫
温度下に分解ガス化しない易水溶性塩粉末を加え、そこ
へ塩化ビニール樹脂により表面をコーティングされたス
テンレス微粉末を原料ゴム100重量部に対し200重
量部加え素線捏和したAシートと、別に原料ゴムに加硫
剤、填料と低温連続気泡発泡剤と中温独立気泡発泡剤と
高温独立気泡発泡剤と加硫温度下に分解ガス化しない易
水溶性塩粉末を加え、そこへ塩化ビニール樹脂により表
面をコーティングされたステンレス微粉末を原料ゴム1
00重量部に対し200重量部加え素線捏和したBシー
トとを両シートが均密に重ね合わされた状態として所要
の金型を使用して逐次上昇する温度下に加硫した後、水
によって前記両シートに加配されている易水溶性塩粉末
を洗除して、無数の微細な連続気孔を有する印字体を製
造した。
この様にして製造した印字体は、使用時いかなる強圧に
もコーティング粒子とゴムとは強力に密着しているので
粒子相互が離脱することは絶無であり、原料ゴムと塩化
ビニールによってコーティングされたステンレスの微粉
末との間に無数の微細な連続気孔が錯綜して形成された
印字体が形成された。
この印字体には微細なステンレスの特にこの印字体の場
合にはステンレス微粉末がゴムと相溶性のある塩化ビニ
ール樹脂でコーティングされているため、この塩化ビニ
ール樹脂がゴムとステンレス微粉末との間にあって、バ
インダーの作用をし、ゴムとステンレス微粉末との結合
を強固なものとしたため強度のある品質の高い印字体が
形成された。
塩粉末の効用は発泡剤と協動して連続気孔を形成し、金
属粒子相互の間に無数の微細な連続気孔を形成する点に
ある。
この印字体の特殊微細なる連続気孔はインキの含浸量も
多くまたインキの補給時の含浸も極めて容易でインキを
含浸してナンバリングの活字として紙の捺印に用いたら
鮮明な捺印がなされた。
尚、この活字体の硬度をJISA型硬度計で計測したら
、70の数値を示した。
尚、粒子表面のコーテイング材はNBRラバーと相溶性
密着性のある合成樹脂、例えば塩化ビニールをメチルエ
チルケトン溶剤に溶解した溶液にてコーティングすると
よい。
第3の製造方法例 前記第2の製造方法で用いた塩化ビニール樹脂でコーテ
ィングしたステンレスの微粉末の量を原料ゴム100重
量部に対し300重量部とした。
この場合の印字体の硬度をJISA型硬度計で計測した
ら72の数値を示した。
この印字体をタイプライタ−の活字体として用いたら、
2枚複写の印字が可能であり、連続して印字に用いたが
印字面の摩耗は極少であり、印字体の破損等の事故はな
かった。
第4の製造方法例 原料ゴムに加硫剤、填料等と高温単独気泡発泡剤と加硫
温度下に分解ガス化しない易水溶性塩粉末との各適量を
加えて素線捏和したシート体の表面に原料ゴムに加硫剤
、填料等の各適量を加え素線混合した後、これを揮発性
溶剤に溶解分散させてこれに加硫温度下に分解ガス化し
ない易水溶性塩粉末とステンレスの微粉末を分散したペ
ースト状物を塗布し、前記揮発性溶剤を揮発除去した後
、所要の金型を使用して塗布されたペースト状物とベー
ス素材を加圧加硫したのち塩粉末を洗除して無数の微細
な連続気孔を有する印字体を製造した。
この印字体に加配されたステンレスの微粉末の量は原料
ゴム100重量部に対し150重量部であった。
この印字体にインキを含浸させて回転間の印字ベルトと
して用いたら鮮明な捺印が連続して出来た。
連続して捺印しても、摩耗度は従来の印字ベルトの約半
分以下であった。
尚、以上説明した実施例及び製造方法例に記したステン
レス微粉末に代えて、他の不錆性の金属微粉末を用いる
のもよいし、セラミックの微粒子を用いるのもよいし、
また陶磁器の微粉末を用いるのもよい。
以上の様に本発明は、基本的には原料ゴムと塩粉末と不
錆性の金属等の微粒子または微粉末を用いることにより
、金属単体よりなる印字体では容易に形成し得ない無数
の微細な連続気孔を有する印字体及びローラー等の捺印
部材を極めて容易に形威し得る一方、ゴム単体よりなる
印字体よりは硬度のある耐摩耗性の硬質印字体であって
無数の微細な連続気孔を有する印字体を形成し得るもの
であり、両者の特徴を併せ有する実用上有益なものであ
る。
また、本発明に係わる無数の微細な連続気孔を有する材
料は、上記用途の他にも、工業部品、家庭用品、玩具等
の材料として用いることが出来る。
尚、本発明で使用するゴムは、合成ゴムでも、また天然
ゴムでもよく、耐老化性、耐摩耗性、ブレンド性、混練
性、耐候性等の強力なものであればよい。
この多孔質印字体は硬質粒子によって押圧力が極めて強
力になるので、インキの印面よりの押出される量が適正
となり美しい文字捺印が可能であって余分のインキが押
出されず経済的にも優れている。
これはインキ付着ローラーまたは印字ローラーとして利
用した場合でも同様である。
更に、硬質粒子が合成ゴムと完全一体化されているので
、耐摩耗性に強くまたゴム原料の特性である耐老化性、
耐候性等あらゆる特長を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料ゴムに加硫剤、填料等と加硫温度下に分解ガス
    化しない易水溶性塩粉末と不錆性の金属等からなる硬質
    素材とを素線混和したのち、所要の金型を使用して加圧
    加硫した後、水によって易水溶性塩粉末を洗除したこと
    を特徴とする硬質粒子を有する無数の微細な連続気孔を
    有する材料の製造方法。 2 原料ゴム中に不錆性の金属等からなる硬質素材が適
    量混在していることを特徴とする無数の微細な連続気孔
    を有する材料。
JP10237881A 1981-07-01 1981-07-01 硬質粒子を有する無数の微細な連続気孔を有する材料の製造方法及びその材料 Expired JPS5838454B2 (ja)

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JPS585341A JPS585341A (ja) 1983-01-12
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