JPS5838308Y2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
- Publication number
- JPS5838308Y2 JPS5838308Y2 JP10401282U JP10401282U JPS5838308Y2 JP S5838308 Y2 JPS5838308 Y2 JP S5838308Y2 JP 10401282 U JP10401282 U JP 10401282U JP 10401282 U JP10401282 U JP 10401282U JP S5838308 Y2 JPS5838308 Y2 JP S5838308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vaporization
- ignition
- section
- liquid fuel
- ignition heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は燃料吸上げ気化式の液体燃料燃焼装置、特にそ
の点火機構に関するもので、吸上げ補助芯を持たない点
火ヒータに近傍の空気流を利用して燃料ガスを接触させ
て点火させ、これにより点火性能を向上させるとともに
、着火ミスや異常燃焼を防止し、寿命的にも安定性を保
つことを目的とするものである。
の点火機構に関するもので、吸上げ補助芯を持たない点
火ヒータに近傍の空気流を利用して燃料ガスを接触させ
て点火させ、これにより点火性能を向上させるとともに
、着火ミスや異常燃焼を防止し、寿命的にも安定性を保
つことを目的とするものである。
従来の液体燃料燃焼装置の点火方法には打芯式の如く点
火ヒータを動かして気化部に近接させて点火させるもの
、あるいはポット式の如く点火ヒータに燃料吸い上げ用
の補助芯を備え、この補助芯によって液体燃料をヒータ
近傍まで吸い上げさせて点火するもの等がある。
火ヒータを動かして気化部に近接させて点火させるもの
、あるいはポット式の如く点火ヒータに燃料吸い上げ用
の補助芯を備え、この補助芯によって液体燃料をヒータ
近傍まで吸い上げさせて点火するもの等がある。
ところが、点火ヒータを摺動させるものにおいては定常
燃焼時における点火ヒータ用の穴からの空気や燃料ガス
の漏洩を防止することが難しく悪臭や引火、爆発の因と
なる他、点火ヒータを適切な位置に設定する機構が複雑
となり寿命性能が保障しにくり、また点火ヒータや気化
部のわずかな位置のずれによって点火しない状態が容易
に生ずるなど、不備な点が多かった。
燃焼時における点火ヒータ用の穴からの空気や燃料ガス
の漏洩を防止することが難しく悪臭や引火、爆発の因と
なる他、点火ヒータを適切な位置に設定する機構が複雑
となり寿命性能が保障しにくり、また点火ヒータや気化
部のわずかな位置のずれによって点火しない状態が容易
に生ずるなど、不備な点が多かった。
また、ポット式の如く補助芯を用いる場合には、その補
助芯自体の劣化や定常燃焼時におけるタール、スス等の
蓄積によって燃料吸上げ能力を失い、点火し得なくなる
等問題点を含んでいた。
助芯自体の劣化や定常燃焼時におけるタール、スス等の
蓄積によって燃料吸上げ能力を失い、点火し得なくなる
等問題点を含んでいた。
そこで、本考案は補助芯のない点火ヒータを気化室内に
固定し、その近傍の空気流によって燃料ガスをヒータ近
傍に運び点火させることにより、確実かつ迅速に着火さ
せ、また点火時の異臭や爆発あるいは点火の遅延や着火
不能を解消すると同時に寿命的にも安定した性能を確保
するものである。
固定し、その近傍の空気流によって燃料ガスをヒータ近
傍に運び点火させることにより、確実かつ迅速に着火さ
せ、また点火時の異臭や爆発あるいは点火の遅延や着火
不能を解消すると同時に寿命的にも安定した性能を確保
するものである。
以下、その一実施例を添付図面により説明する。
第１図、第２図において、液体燃料は給油管１より供給
されて、毛細管作用により吸上部２を通して気化室内の
気化部３へ至る。
されて、毛細管作用により吸上部２を通して気化室内の
気化部３へ至る。
ここで気化した燃料ガスは気化部３近傍に設けられた一
次空気孔４から供給された空気によって予混合されなが
ら搬出され、その下流域の燃焼部にある二次空気孔５よ
り入る空気を得て燃焼する。
次空気孔４から供給された空気によって予混合されなが
ら搬出され、その下流域の燃焼部にある二次空気孔５よ
り入る空気を得て燃焼する。
また、点火時において一次空気孔４から入った空気流は
燃料ガスを巻き込みながら直進し、その延長線上に位置
する点火ヒータ６に至りここで着火される。
燃料ガスを巻き込みながら直進し、その延長線上に位置
する点火ヒータ６に至りここで着火される。
そして、若人後その燃焼熱によって燃料気化を１足進し
、燃焼位置を徐々に下流域へと移して定常燃焼状態に至
る。
、燃焼位置を徐々に下流域へと移して定常燃焼状態に至
る。
上記構成において、点火時に給気管７を通して一次空気
孔４より入った空気は点火し−タ６の熱により気化部３
の近傍に発生した燃料ガスを対面へと運び、この空気流
ａの延長線上にある点火し−タ６周囲へ至る。
孔４より入った空気は点火し−タ６の熱により気化部３
の近傍に発生した燃料ガスを対面へと運び、この空気流
ａの延長線上にある点火し−タ６周囲へ至る。
ここで、点火し−タ６の熱を受けて瞬時に着火し、その
燃焼熱によって連鎖的に火炎は広がり火まわりが進行す
る。
燃焼熱によって連鎖的に火炎は広がり火まわりが進行す
る。
すなわち、本実施例における点火ヒータ６は固定されて
おり、その周囲は気化室として密閉されているから、点
火ヒータ６自体を機械的に動かす場合のような燃料ガス
等の漏洩の心配はない。
おり、その周囲は気化室として密閉されているから、点
火ヒータ６自体を機械的に動かす場合のような燃料ガス
等の漏洩の心配はない。
また、点火ヒータ６の位置を第２図に示す如く空気流線
上よりわずか上方にしているから点火ヒータ６や気化部
３が少々の変形を受けても一次空気孔４から発する流れ
は常に点火ヒータ６の下方へと矢印すの如く壁面に添っ
て至るから着火が妨げられることはない。
上よりわずか上方にしているから点火ヒータ６や気化部
３が少々の変形を受けても一次空気孔４から発する流れ
は常に点火ヒータ６の下方へと矢印すの如く壁面に添っ
て至るから着火が妨げられることはない。
また、補助芯を用いていないためにタールやススによる
性能劣化もなく、従来に比べ極めて確実性の大きい点火
特性を得ることができる。
性能劣化もなく、従来に比べ極めて確実性の大きい点火
特性を得ることができる。
さらに、点火ヒータ６は定常燃焼時は一次空気孔４より
入る空気および燃料ガスの混合気によって冷却されてい
るから、熱による変形や材質の劣化は防止でき、寿命的
にも信頼性の高いものと威し得る。
入る空気および燃料ガスの混合気によって冷却されてい
るから、熱による変形や材質の劣化は防止でき、寿命的
にも信頼性の高いものと威し得る。
なお、気化部３に第３図の破線Ｃで示す如く、一次空気
孔４より流入する空気流ａの流線方向に対し並行な面を
設けることにより、空気と燃料ガスの接触面積を大きく
するとともに混合気の流れをスムーズならしめ、点火性
能はさらに向上される。
孔４より流入する空気流ａの流線方向に対し並行な面を
設けることにより、空気と燃料ガスの接触面積を大きく
するとともに混合気の流れをスムーズならしめ、点火性
能はさらに向上される。
以上のように本考案の液体燃料燃焼装置は特に補助芯を
有しない点火ヒータを気化室内の気化部近傍に固定し、
同じく気化部に近接する気化室壁面の点火ヒータに対面
する側に、点火ヒータに向う空気流を供給する空気孔を
設けたので、この空気孔からの空気流によって空気と気
化部からの燃料ガスを混合しながら点火ヒータに導け、
着火を確実かつ迅速に行え、しかも点火ヒータ近傍がら
の燃料ガスの気化室外への漏洩やその爆発を防止し、ま
た点火ヒータは定常燃焼時は常に混合気で冷却されるの
で熱劣化がなく、寿命的にも安定した性能を保持できる
。
有しない点火ヒータを気化室内の気化部近傍に固定し、
同じく気化部に近接する気化室壁面の点火ヒータに対面
する側に、点火ヒータに向う空気流を供給する空気孔を
設けたので、この空気孔からの空気流によって空気と気
化部からの燃料ガスを混合しながら点火ヒータに導け、
着火を確実かつ迅速に行え、しかも点火ヒータ近傍がら
の燃料ガスの気化室外への漏洩やその爆発を防止し、ま
た点火ヒータは定常燃焼時は常に混合気で冷却されるの
で熱劣化がなく、寿命的にも安定した性能を保持できる
。
第１図は本考案の一実施例にかかる液体燃料燃焼装置の
要部側面断面図、第２図は同装置の要部拡大断面図、第
３図は本考案の他の実施例にかかる液体燃料燃焼装置の
要部側面断面図である。 １・・・・・・給油管、２・・・・・・吸上げ部、３・
・・・・・気化部、４・・・・・・一次空気孔、５・・
・・・・二次空気孔、６・・・・・・点火ヒータ、７・
・・・・・給気管。
要部側面断面図、第２図は同装置の要部拡大断面図、第
３図は本考案の他の実施例にかかる液体燃料燃焼装置の
要部側面断面図である。 １・・・・・・給油管、２・・・・・・吸上げ部、３・
・・・・・気化部、４・・・・・・一次空気孔、５・・
・・・・二次空気孔、６・・・・・・点火ヒータ、７・
・・・・・給気管。
Claims (1)
- 気化室と、この気化室の下流に設けた燃焼部と、上記気
化室に設けた気化部と、この気化部に液体燃料を供給す
る液体燃料供給部と、上記気化室内の気化部近傍に、こ
の気化部とは非接触状態で設けられた点火ヒータとを備
え、上記気化部の近傍に、この気化部近傍を通過して点
火ヒータに向う空気流を作る空気孔を設け、上記気化部
から気化した燃料ガスを空気孔から流入する空気と混合
して点火ヒータに導くことを特徴とする液体燃料燃焼装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10401282U JPS5838308Y2 (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10401282U JPS5838308Y2 (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5858266U JPS5858266U (ja) | 1983-04-20 |
| JPS5838308Y2 true JPS5838308Y2 (ja) | 1983-08-30 |
Family
ID=29898620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10401282U Expired JPS5838308Y2 (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838308Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-07-08 JP JP10401282U patent/JPS5838308Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5858266U (ja) | 1983-04-20 |
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