JPS5838165B2 - クツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天板の窓孔にコンロを設けて必要に応じて加熱
調理を可能とするとともに、上記窓孔を蓋で閉じれば一
般のテーブルとして使用できるクッキングテーブルに関
し、加熱調理時の蓋の開き忘れによる事故を防止したも
のである。

クッキングテーブルにあって、天板の窓孔を蓋体で閉じ
たままコンロの熱源を動作すると、上記蓋体が焼損し、
時として火災などにつながる問題がある。

しかるに、これまで上記対応策として考えられていたも
のは、蓋体を外さないと熱源制御用の開閉器が操作でき
ないよう構戒する消極的な手段であった。

本発明はこれを一歩進めて熱源始動時に万一蓋体が閉設
されていると、それを使用者に積極的に知せるようにし
たもので、以下その実施例を添附図面とともに説明する
。

図において、１は四隅に脚２を立設したテーブルの天板
で、その中央部にはコンロ３を臨ませるとともに、蓋体
４で開閉される方形状の窓孔５が設けてある。

上記コンロ３は、コンロケース６、バーナ７および五徳
８を載置した汁受皿９より構成され、途中にコツク１０
を接続した燃料パイプ１１が先のバーナ７に導ひかれて
いる。

１２は窓孔５の孔縁に取付具１３を介して取付けた開蓋
機構にして、スプリング１４により上方へ附勢された上
下摺動自在なる押上体１５と、この押上体１５に連係す
る軸杆１６とよりなるもので、斜面１７をもつ鉤部１８
が上記軸杆１６の下端に形戒してある。

１９は天板１の下面に装着した一対の支持具２０に摺動
自在に支持されたロック杆を示し、その先端部には半円
状の係止部２１が、またその手前側には切欠き２２がそ
れぞれ形威してある。

上記開蓋機構１２において、押上体１５はこれと連係す
る軸杆１６の鉤部１８がロツク杆１９の係止部２１に係
止することによって降下状態にロックされるものである
。

そして今、この状態よりロツク杆１９が前進すると切欠
き２２に鉤部１８が臨んで前記のロックが解除され、そ
の結果、押上体１５がスプリング１４の作用で上方へ附
勢されるようにしてある。

降下時に上端が蓋体４の下面と間隔をおいて位置してい
る押上体１５は、ロック解除に伴って蓋体４と衝突する
とともに、これを押し上げるものであった。

２３は天板１の幕板２４およびこれに固定した軸支具２
５に回動、かつ軸方向摺動自在に貫通させた操作軸で、
その一端にはコツク１０の軸２６に形成した凹条２７と
対応する凸条２８が、他端には操作つまみ２９がそれぞ
れ設けてある。

３０は上記操作軸２３をコツク１０より離反する方式に
附勢するスプリング、３１は周縁近くに円孤状の溝３２
を穿設した円板で、操作軸２３に固定してある。

そして先のロツク杆１９の一端が上記溝３２内を移行で
きるごとく円板３１に係止してある。

３３ ．３４はコック１０の閉成点を設定すべく軸支具
２５および操作軸２３に形威した凹切部と突起である。

上記の構或において、今、操作つまみ２９を介して操作
軸２３を押動すると、凹欠部３３を突起３４が通過し、
最終的には先端の凸条２８が凹条２７と係合してコツク
１０を回動し開成でき得る状態とする。

また上記操作軸２３の前進に応動してロツク杆１９も前
進するため、それまでその係止部２１にロックされてい
た軸杆１６の鉤部１８は切欠き２２まで相対的に移行し
て前記ロックが解除されることとなる。

しかるに、軸杆１６と連係する開蓋機構１２の押上体１
５はスプリング１４の作用で勢いよく上昇する。

ここで、窓孔５に今だ蓋体４が装着されていると、上記
押上体１５は、この下面に衝突音を発して衝突し、これ
を押し上げるものである。

したがって、使用者は上記衝突音および蓋体４の動きを
もって、確実に蓋体４の取忘れを知ることができ、それ
に的確に対応し得るものである。

もちろん、蓋体４が外されている場合も開蓋機構１２は
前記と同様の作動をする。

次に操作つまみ２９を介して操作軸２３を回転すると、
凹、凸条２７，２Ｂの係合で軸２６にその回転が伝わり
コツク１０が開或される。

そのため、コンロ３のバーナ７に燃料が供給されて燃焼
が開始されるものである。

このとき、ロツク杆１９の一端は円板３１の溝３２を相
対的に摺動する。

また、コンロ３の使用を停止する場合は操作軸２３を上
記と逆に回転する。

するとコック１０が閉威し六時点で凹切部３３と突起３
４とが対向し、これより操作軸２３はスプリング３０の
作用で、コツク１０と反対方向に附勢される。

したがって凹、凸条２７ ，２８が離反してコック１０
は操作軸２３と切離され、またそれに伴ってロツク杆１
９も摺動し、その係止部２１の上方に軸杆１６の鉤部１
８が対向する。

ここで、窓孔５に蓋体４を覆設し、押圧すればスプリン
グ１４に抗して押上体１５および軸杆１６が降下し、つ
いには、斜面１７を介して鉤部１８が係止部２１に係合
する。

なお、鉤部１８の係合は軸杆１６およびロツク杆１９の
弾性を利用したものである。

また上記実施例ではバーナを熱源としたコンロを用いた
が、もちろん電気式のコンロでも同様のことが云えるも
のである。

このように本発明によれば、コンロ始動時に蓋体の存在
が自動的にチェックされるため、蓋体の外し忘れによる
その焼損および火災などの事故を防止でき、安全面にお
いてすぐれたクッキングテーブルを提供し得るものであ
る。

また蓋体の存在を音とその動き、すなわち、聴覚と視覚
にうったえて知らせるため、使用者への報知が大変的確
となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すクッキングテーブルの斜
視図、第２図は断面図、第３図は機構部の斜視図、第４
図はロック機構部の断面図である。 １・・・・・・天板、３・・・・・・コンロ、４・・・
・・・蓋体、５・・・・・・窓孔、７・・・・・・熱源
（バーナ）、１０・・・・・・開閉器、（コック）、１
２・・・・・・開蓋機構、１９・・・・・・ロック機構
（ロック杆）、２３・・・・・・操作体（操作軸）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 窓孔を穿設する天板と、この天板の窓孔に臨ませた
   コンロと、前記窓孔に着脱自在に覆設した蓋体と、前記
   窓孔部に設けられ、前記蓋体を押上げる方向に附勢し、
   通常は蓋体と間隙をおいて位置する開蓋機構と、前記コ
   ンロ用熱源の発熱制御を行う開閉器と、この開閉器の開
   閉操作を行う操作体と、この操作体の開閉操作と連係し
   、前記開蓋機構を非動作状態にロックするロック機構と
   を備え、前記ロック機構は前記操作体の開戒操作時にロ
   ック解除してなるクッキングテーブル。