JPS5838104B2 - 帯状中空体の製造方法 - Google Patents

帯状中空体の製造方法

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JPS5838104B2
JPS5838104B2 JP7874780A JP7874780A JPS5838104B2 JP S5838104 B2 JPS5838104 B2 JP S5838104B2 JP 7874780 A JP7874780 A JP 7874780A JP 7874780 A JP7874780 A JP 7874780A JP S5838104 B2 JPS5838104 B2 JP S5838104B2
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JP
Japan
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shaped
rubber
sheet
band
hollow body
Prior art date
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Expired
Application number
JP7874780A
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English (en)
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JPS574755A (en
Inventor
龍雄 新井
滋泰 田中
英次 鈴木
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は帯状中空体の製造方法に関し、詳しくは、その
加硫時において、シート状成形用中子の少なくとも片面
を中空体内に加硫接着せしめて一体化し得るようにした
帯状中空体の製造方法に関するものである。
従来、この種の帯状中空体の製造においては、ポリエス
テル樹脂フィルムのように両面ともゴムに対して加硫接
着しない材料のシート状成形用中子を用い、この中子に
内層ゴム、補強層、外層ゴムを順次巻き付けて未加硫帯
状成形体を成形した後、加硫プレス等で加硫すると、前
記中子と内層ゴムとは接着しないので、使用に際して内
部に空気等を圧入すると空気室が形成される(第1図参
照)。
しかしながら前記中子は、前記空気室への吸気及び排気
の障害となるので、製造過程で帯状中空体内から取り除
く必要があるが、この中子の除去作業は困難で非常に手
数がかかるばかりでなく、製造中この中子に内層ゴムを
巻き付け成形する際に、前述の如く、中子表面がゴムと
の密着性に欠けるので成形が著しく困難である等の問題
がある。
そこで上述の加く離型紙を取り除く作業を省略スルため
に、中子を用いる代わりに、内層ゴムの中空体内面相当
面に、例えば特開昭54 14882号公報に記載されている如き液状離型剤、低
温溶解型離型剤等中空部形成用離型剤を塗布する方法も
ある。
しかしながらこの方法は、該離型剤の塗布作業に際し、
もし部分的に塗布ムラがあると、加硫後局部的に離型不
良を生じて、中空部が局部的に接着してしまうため、離
型剤塗布に際し、極めて高度の均一性が要求されるばか
りでなく、離型剤が溶剤を含む場合には、溶剤乾燥のた
めの加熱装置を必要とする等やはり問題がある。
本発明は、上述の現状に鑑みなされたもので、前記諸問
題点を一挙に解決した極めて有効適切な帯状中空体の製
造方法を提供することを目的とするものである。
そしてその特徴とするところは、接着性の異なる複数の
未加硫ゴムシ一トを積層したシート状成形用中子を用い
ることにより、帯状中空体の成形時には、該中子が帯状
中空体の構成部材とよく密着して成形作業を容易化する
と共に、加硫後は、該中子の少なくとも一面を帯状中空
体の空気室内壁に一体化できて取り除く必要がなく、帯
状中空体の製造を著しく容易化し得るようにした点にあ
る。
以下本発明に係る帯状中空体の製造方法を実施例により
図面を参照しつつ説明する。
まず本発明の第1実施例について第2図〜第4図を参照
して説明するに、接着性の異なる複数の未加硫ゴムシー
}4a ,4bからなるシート状成形中子4,すなわち
、内層ゴム3とは加硫接着性の良い未加硫ゴムシー}4
aと、該未加硫ゴムシ−}4aとは加硫接着性が悪く、
内層ゴム3とは加硫接着性の良い未加硫ゴムシー}4b
とを積層してなるシート状成形中子4、に、これを包み
込むように未加硫内層ゴム3及び未加硫ゴム引き布シー
}2aをその左右端部を折り返すようにして順次重ね合
わせ(第2図A及びB参照)、さらにこれを覆うように
未加硫ゴム引き布シー}2bをその左右端部を折り返し
重ね合せ(第2図C及びD参照)、つづいてこれを覆う
よう未加硫外層ゴム1で被覆して未加硫帯状成形体E,
a を形成する(第2図E参照)。
この状態で加硫プレス等により加値し第3図に示す如き
加硫ずみ帯状成型体E1A を得る。
しかる後、該加饋ずみの帯状成型体E1Aの加硫ずみシ
ート状成形用中子の各構成層4A,4B間に両端からニ
ツプル(図示しない)を介して空気、液体等加圧媒体を
圧大して各構成層4 A t4Bを剥離せしめ中空部5
を形成することにより第4図に示す本発明第1実施例の
帯状中空体E1を得るものである。
そしてこの帯状中空体E1 の加硫ずみミート状成形用
中子4.0各構成層4A,4Bの各外面は加硫ずみ内層
ゴム3に一体的に加硫接着されており、内層ゴム3から
離脱することはなL−oまた本実施例において、前記未
加硫のシート状成形用中子41 は、布4Fに未加硫ゴ
ムをコーティングして前記未加硫ゴムシ一ト4aを成形
し、この未加硫ゴムシー}4aに前記未加硫ゴムシー}
4bを積層して構威している。
このように布4Fを用いた理由は、シート状成形用中子
41 に剛性を付与することにより、前記未加硫帯状成
形体Era の或形作業を容易化するためである。
従?て適度の剛性を有するものであれば特に布に限定さ
れず、例えば厚さ2關、硬度40HSのゴムを前記布4
Fの替りに用いた所、充分良好な作業性が得られること
が実験により確かめられている。
また前記未加硫帯状成形体Ela の成形に際し、その
両端部のシート状成形用中子4I の各構戒ゴムシー}
4a,4b間に、各端部から1m程度、従来使用されて
いるポリエステルフイルム等の離型紙を介在せしめてお
くと、加硫後、前記中空部5を形成する時、中子41
の各構成層4At4Bを容易に剥離できて、作業性を向
上することができる。
なお本実施例においては、内層ゴム3として後記第1表
に示すNBRとSBRの中間配合物を用い、シート状成
形用中子41 の構成ゴムシート4aとして後記第2
表に示すNRとSBRのポリブレンド配合物を、またゴ
ムシー}4bには後記第3表に示すNBR配合物を用い
ることにより、加硫後内層ゴム3と中子4.0各構成層
4 A ,4Bとは一体的に加硫接着し、中子4、の各
構成層4A?4B間は加硫接着せず、4,At413間
に0. 4 kg/ rstの圧力を加えると内径40
0關の帯状中空体において、1〜5m/分の速度で容易
に剥離し所定の中空部5が得られた。
次に第5図〜第1図に示す本発明の第2実施例について
説明するに、本実施例の大要は、上述した第1実施例と
同様であるから、ここではその相違点のみについて説明
する。
本実施例におけるシート状成形用中子42は、前記第1
実施例とは異なり、シート状成形用中子42の各構成ゴ
ムシー}4c ,4dが相互に充分な加硫接着性を有す
る一方、ゴムシ一ト4cは、内層ゴム3とも充分な加硫
接着性を有するゴムシ一トを用い、前記ゴムシー}4d
は、内層ゴム3とは加硫接着しないゴムシ一トを用いて
いる。
従ってこのシート状戒形用中子4 に各帯状中空体構成
部材3,2a,2b,1を順次積層包囲せしめて未加硫
帯状成形体E2a を成形し(第5図参照)、つづい
て該未加硫帯状成形体E2a を加硫し(第6図参照)
、しかる後該加硫された帯状戒形体E2A の前記シー
ト状或形川中子42 の一方の構成ゴムシ一ト4Dと内
層ゴム3との間に、空気、液体等の加圧媒体を圧入する
と、第1図に示す如く、前記構成ゴムシ一ト4cと4D
とは加?接着され、該構成ゴムシー}4Dと内層ゴム3
とは加硫接着しないので、ゴムシー}4Dと内層ゴム3
との間に中空部5が形成され、帯状中空体E2を得るこ
とができる。
なお本実施例においては、内層ゴム3として後記第2表
に示すNRとSBHのポリブレンド配合物を用い、シー
ト状成形用中子4の構成ゴムシ−}4cとして後記第1
表に示すNBRとSBHの中間配合物を、また構成ゴム
シ一ト4dとして後記第3表に示すNBR配合物を用い
ることにより、加硫後内層ゴム3と構成ゴムシート4c
,4dとは一体的に加硫接着し、構成ゴムシ一ト4dと
内層ゴム3とは加硫接着しない。
以上説明した本発明によれば、下記の如き効果を奏する
すなわち、(1) シート状成形用中子を、接着性の
異なる複数の未加硫のゴムシ一トを積層して構成したか
ら、帯状中空体構成部材の最内層ゴムとの密着性に富み
、従って帯状成形体成形時における前記各構成部材の巻
き取り、巻き戻し作業等が容易で形くずれを起すことが
なく、成形作業を著しく向上することができる。
(2)また加硫後は、前記シート状成形用中子の少なく
とも一面が帯状中空体の最内層に一体的に加硫接着され
るので、使用時に中子が剥離することがないのは勿論、
製造後これを取り除かないので帯状中空体の製造を著し
く容易化でき、前記作業性の向上と相俟って生産性を大
きく向上することができる。
なお本発明の製造方法は、オイルフェンスあるいはマリ
ンホース又はフラットホース等の製造に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製造方法によって製作した帯状中空体の
横断面図、第2図〜第1図は本発明の各実施例を示すも
ので、第2図A−Eはそれぞれ第1実施例における未加
硫帯状成形体の成形過程を示す説明図、第3図は同加硫
後の帯状成形体の一部切欠した横断面図、第4図は同加
硫後の帯状成形体に内圧をかげて帯状中空体とした横断
面図、第5図A−Eはそれぞれ第2実施例における未加
硫帯状成形体の成形過程を示す説明図、第6図は同加硫
後の帯状成形体の一部切欠した横断面図、第7図は同加
硫後の帯状成形体に内圧をかげて帯状中空体とした横断
面図である。 4、,42・・・・・・シート状或形用中子、E,a,
E2a ・・・・・・未加硫の帯状成形体、E,A,E
2A・・・・・・加硫後の帯状成形体、E, , E2
・・・・・・帯状中空体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 接着性の異なる複数の未加硫ゴムシートを積層して
    なるシート状成形用中子に帯状中空体構成部材を順次積
    層包囲せしめて未加硫帯状成形体を成形し、つづいて該
    未加硫帯状成形体を加硫し、しかる後、該加硫された帯
    状成形体の前記シート状成形用中子の層間あるいはシー
    1・状成形用中子の片面と最内層との間に、加圧媒体を
    圧大して前記いずれかの層間な剥離せしめ、中空部を形
    成する帯状中空体の製造方法。
JP7874780A 1980-06-11 1980-06-11 帯状中空体の製造方法 Expired JPS5838104B2 (ja)

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