JPS5838009Y2 - 覆工板開口部養生金物 - Google Patents
覆工板開口部養生金物Info
- Publication number
- JPS5838009Y2 JPS5838009Y2 JP8791478U JP8791478U JPS5838009Y2 JP S5838009 Y2 JPS5838009 Y2 JP S5838009Y2 JP 8791478 U JP8791478 U JP 8791478U JP 8791478 U JP8791478 U JP 8791478U JP S5838009 Y2 JPS5838009 Y2 JP S5838009Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular member
- hip bone
- hole
- plate
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、コンクリート覆工板上の開口部養生材とし
ての金物に関する。
ての金物に関する。
地下鉄工事等が行なわれている路面を覆工するために、
コンクリート製の覆工板が多用されているが、これで覆
工されたところに開口部を設ける場合、その開口部を養
生するために、第1図に示すように、開口部1の囲りに
支柱2を立て、この支柱2を使ってロープ3を張り回ら
す必要がある。
コンクリート製の覆工板が多用されているが、これで覆
工されたところに開口部を設ける場合、その開口部を養
生するために、第1図に示すように、開口部1の囲りに
支柱2を立て、この支柱2を使ってロープ3を張り回ら
す必要がある。
ところで、このような開口部の養生に使用される金物と
しては、同図に示すように、支柱2の下端にクランプ部
2aを設けて、このクランプ部2aを開口部1の縁に衝
えさせることによって上記支柱2を立設するようにした
ものが従来から使用されていた。
しては、同図に示すように、支柱2の下端にクランプ部
2aを設けて、このクランプ部2aを開口部1の縁に衝
えさせることによって上記支柱2を立設するようにした
ものが従来から使用されていた。
しかしながら、このものは、先に覆工板4を開口してか
らでないと取りつけることができないので、その取付作
業の安全性に大きな問題があった。
らでないと取りつけることができないので、その取付作
業の安全性に大きな問題があった。
また、支柱2を支えているクランプ部2aは、同図に示
すように、開口部1の縁を内方がら挾んで衝えるだけで
、横方向特に内方向への移動に対しては特に係止される
ものがないため、そこにわずがの弛みが生じても外れや
すくなり、きわめて危険でもあった。
すように、開口部1の縁を内方がら挾んで衝えるだけで
、横方向特に内方向への移動に対しては特に係止される
ものがないため、そこにわずがの弛みが生じても外れや
すくなり、きわめて危険でもあった。
この考案は、以上のような問題点を鑑みてなされたもの
で゛、その目的とするところは、コンクリート製の覆工
板を開口するよりも前に取りつけることができ、これに
より取付作業の安全性が確保され、また取付状態も確実
で、取付作業および取外作業が簡単に行なえる一方、一
旦取りつけた状態では容易に外れないようにした安全性
の高い覆工板開口部養生金物を提供することにある。
で゛、その目的とするところは、コンクリート製の覆工
板を開口するよりも前に取りつけることができ、これに
より取付作業の安全性が確保され、また取付状態も確実
で、取付作業および取外作業が簡単に行なえる一方、一
旦取りつけた状態では容易に外れないようにした安全性
の高い覆工板開口部養生金物を提供することにある。
一般に、コンクリート覆工板には、運搬および作業上の
必要性から、吊り上げ用のフックが埋設されているが、
この考案は、この吊フックに着目してなされたもので、
これを有効に使用することにより、上述した目的を達成
することができるようにした覆工板開口部養生金物を提
供することを目的とする。
必要性から、吊り上げ用のフックが埋設されているが、
この考案は、この吊フックに着目してなされたもので、
これを有効に使用することにより、上述した目的を達成
することができるようにした覆工板開口部養生金物を提
供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この考案は、中央に透孔を
有するベースプレートと、このペースプレ−トの上記透
孔と同軸位置に載置・立設された腰骨と、この腰骨内に
上下動自在に遊貫挿される支柱と、上記腰骨と上記支柱
との間に上下動可能に介挿される管状部材と、上記腰骨
の上端部に回動可能な状態で設けられた環状摺動盤と、
上記支柱と上記管状部材とを間隔をおいて設けられた複
数の係止個所の任意の個所にて互いに系脱可能に係止す
る手段とを設けるとともに、上記支柱には、その上部に
ロープ案内具が設けられ、またその下方にコンクリート
覆工板の吊りフックに係止されるべく形成されたフック
が連結され、また、上記管状部材の外周囲と上記環状摺
動盤の内層間には互いに螺合するネジ部がそれぞれ形成
されていて、上記摺動盤を回動操作することにより上記
管状部材を上記支柱とともに、上記腰骨に対して上下移
動させるようにしたことを特徴とする。
有するベースプレートと、このペースプレ−トの上記透
孔と同軸位置に載置・立設された腰骨と、この腰骨内に
上下動自在に遊貫挿される支柱と、上記腰骨と上記支柱
との間に上下動可能に介挿される管状部材と、上記腰骨
の上端部に回動可能な状態で設けられた環状摺動盤と、
上記支柱と上記管状部材とを間隔をおいて設けられた複
数の係止個所の任意の個所にて互いに系脱可能に係止す
る手段とを設けるとともに、上記支柱には、その上部に
ロープ案内具が設けられ、またその下方にコンクリート
覆工板の吊りフックに係止されるべく形成されたフック
が連結され、また、上記管状部材の外周囲と上記環状摺
動盤の内層間には互いに螺合するネジ部がそれぞれ形成
されていて、上記摺動盤を回動操作することにより上記
管状部材を上記支柱とともに、上記腰骨に対して上下移
動させるようにしたことを特徴とする。
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第2図は、この考案による覆工板開口部養生金物の一実
施例を示したもので、先ず、中央に透孔5aを有するベ
ースプレート5に腰骨6が立設されている。
施例を示したもので、先ず、中央に透孔5aを有するベ
ースプレート5に腰骨6が立設されている。
この腰骨6は、その開口が上記ベースプレート5の透孔
5aと重なり合うように位置決めされて立設されている
。
5aと重なり合うように位置決めされて立設されている
。
この腰骨6内には、支柱7が上下動自在な状態で挿入さ
れている。
れている。
支柱7は、その上部にリング状のロープ案内具7aが設
けられ、またその下方にコンクリート覆工板4の吊フッ
ク4aに係止されるべく形成された錠状フック7bが連
結されている。
けられ、またその下方にコンクリート覆工板4の吊フッ
ク4aに係止されるべく形成された錠状フック7bが連
結されている。
さら−に、支柱7の外周囲には、管状部材8が遊嵌合さ
れている。
れている。
この管状部材8は、その外周囲にネジ8aが切られてい
るとともに、その上部に、直径方向に貫通する孔8bが
設けられている。
るとともに、その上部に、直径方向に貫通する孔8bが
設けられている。
上記支柱7には、この貫通孔8bと合致する貫通孔7c
、7c・・・・・・がその長手方向に間隔を置いて配列
されている。
、7c・・・・・・がその長手方向に間隔を置いて配列
されている。
ここで、上記管状部材8には、支持ピン8Cが鎖8dで
係留されている。
係留されている。
この支持ピン8Cは、上記管状部材8の貫通孔8bと、
この管状部材8の上記支柱7に対する位置を調節するこ
とにより任意に選ばれる上記支柱7の貫通孔7Cとに、
共通に差し込まれるようになっている。
この管状部材8の上記支柱7に対する位置を調節するこ
とにより任意に選ばれる上記支柱7の貫通孔7Cとに、
共通に差し込まれるようになっている。
そして、この支持ピン8Cが、第2図に示すように、管
状部材8と支柱7の各貫通孔8bと7Cに共通に差し込
まれることにより、上記管状部材8は、上記支柱7の任
意の貫通孔の位置に拘束されて、上下方向および回転方
向への移動が規制される。
状部材8と支柱7の各貫通孔8bと7Cに共通に差し込
まれることにより、上記管状部材8は、上記支柱7の任
意の貫通孔の位置に拘束されて、上下方向および回転方
向への移動が規制される。
上記腰骨6の上端には、上記支柱7に拘束された管状部
材8のネジ8aに螺合する環状摺動盤9が設けられてい
る。
材8のネジ8aに螺合する環状摺動盤9が設けられてい
る。
この環状摺壌盤9には、上下方向に回転自在なナックル
ヒンジ9aを介してバンドル9bが取りつけである。
ヒンジ9aを介してバンドル9bが取りつけである。
このバンドル9bを操作して上記摺動盤9を回動させる
と、その回動方向によって、上記支柱7は、上記管状部
材8とともに、上記腰骨6に対して上方あるいは下方に
移動させられるようになっている。
と、その回動方向によって、上記支柱7は、上記管状部
材8とともに、上記腰骨6に対して上方あるいは下方に
移動させられるようになっている。
さて、以上のように構成された養生金具の使用方法は、
先ず、上記環状摺動盤9を回動させることにより上記支
柱7を上記腰骨6内の下方へ移動させて、その下方に連
結しているフック7bを上記ベースプレート5の透孔5
aから大きく飛び出させる。
先ず、上記環状摺動盤9を回動させることにより上記支
柱7を上記腰骨6内の下方へ移動させて、その下方に連
結しているフック7bを上記ベースプレート5の透孔5
aから大きく飛び出させる。
そして、この飛び出したフック7bを、開口予定部周辺
のコンクリート覆工板4の吊フック4aに引っ掛ける。
のコンクリート覆工板4の吊フック4aに引っ掛ける。
なお、この種の吊フック4aは、普段はコンクリート覆
工板4面よりもわずかに埋設しているが、ある程度まで
上に引っ張り出せるようになっている。
工板4面よりもわずかに埋設しているが、ある程度まで
上に引っ張り出せるようになっている。
フック7bが引っ掛かったならば、腰骨6を真っ直ぐに
起立させるとともに、上記環状摺動盤9を先の場合とは
反対方向へ回動させて、上記フック7bを上方へ引し張
り上げる。
起立させるとともに、上記環状摺動盤9を先の場合とは
反対方向へ回動させて、上記フック7bを上方へ引し張
り上げる。
すると、フック7bが上記吊ラック4aに係止されてい
るため、上記ベースプレート5は、上記管状部材8と環
状摺動盤9間で作用する強いネジトルクでもってコンク
リート覆工板4面に押しつけられる。
るため、上記ベースプレート5は、上記管状部材8と環
状摺動盤9間で作用する強いネジトルクでもってコンク
リート覆工板4面に押しつけられる。
これにより、上記支柱7は腰骨6とともに安定な直立状
態で固定させられる。
態で固定させられる。
このようにして、養生金具が所要個所に取りつけられた
ならば、上記ロープ案内具7aを使って安全ロープ等を
張り回らして養生設備を完成させる。
ならば、上記ロープ案内具7aを使って安全ロープ等を
張り回らして養生設備を完成させる。
そして、この後で、そのロープで囲まれた中の覆工板を
レッカー等を使って取り外すのである。
レッカー等を使って取り外すのである。
このとき、上記養生金具の取付作業は、上述したように
、開口を設ける前に行なうことができるので、きわめて
安全に行なうことができる。
、開口を設ける前に行なうことができるので、きわめて
安全に行なうことができる。
また、その取付状態は、上記ベースプレート5がコンク
リート覆工板4面を面状に押すため、支柱7の傾倒が確
実に阻止されるようになる。
リート覆工板4面を面状に押すため、支柱7の傾倒が確
実に阻止されるようになる。
これとともに、上記フック7bが吊フック4aに係止さ
れることにより横方向への移動も確実に阻止されて、た
とえ上記管状部材8と環状摺動盤9間がわずかに弛んで
も、その程度では容易に外れず、確実な取付状態が約束
される。
れることにより横方向への移動も確実に阻止されて、た
とえ上記管状部材8と環状摺動盤9間がわずかに弛んで
も、その程度では容易に外れず、確実な取付状態が約束
される。
また、上述の実施例においては、前記支持ピン8Cを抜
くことにより、支柱7の高さを前記貫通孔7Cの配列ピ
ッチを移動単位として自由に調節することもできる。
くことにより、支柱7の高さを前記貫通孔7Cの配列ピ
ッチを移動単位として自由に調節することもできる。
そして、腰骨6.支柱7および管状部材8は、これらを
分解組立自在に構成することができるから、現場への運
搬、取付および撤去等の作業能率を向上させる上で非常
に有利である。
分解組立自在に構成することができるから、現場への運
搬、取付および撤去等の作業能率を向上させる上で非常
に有利である。
以上のように、この考案による覆工板開口部養生金物は
、コンクリート製の覆工板を開口するよりも前に養生設
備を安全に取りつけることができ、またその取付状態も
確実で、取付作業および取外作業が行なえる一方、一旦
取りつけた状態では容易に外れることがなく、従って開
口部を安全な状態で養生することができる。
、コンクリート製の覆工板を開口するよりも前に養生設
備を安全に取りつけることができ、またその取付状態も
確実で、取付作業および取外作業が行なえる一方、一旦
取りつけた状態では容易に外れることがなく、従って開
口部を安全な状態で養生することができる。
第1図は従来の覆工板養生金物の一例を示す斜視図、第
2図はこの考案による覆工板養生金物の一実施例を示す
側面図である。 4・・・・・・コンクリート覆工板、4a・・・・・・
吊フック、5・・・・・・ベースプレート、5a・・・
・・・透孔、6・・・・・・腸管、7・・・・・・支柱
、7a・・・・・・ロープ案内具、7b・・・・・・フ
ック、8・・・・・・管状部材、8a・・・・・・ネジ
、9・・・・・・環状摺動盤。
2図はこの考案による覆工板養生金物の一実施例を示す
側面図である。 4・・・・・・コンクリート覆工板、4a・・・・・・
吊フック、5・・・・・・ベースプレート、5a・・・
・・・透孔、6・・・・・・腸管、7・・・・・・支柱
、7a・・・・・・ロープ案内具、7b・・・・・・フ
ック、8・・・・・・管状部材、8a・・・・・・ネジ
、9・・・・・・環状摺動盤。
Claims (1)
- 中央に透孔を有するベースプレートと、このベースプレ
ートの上記透孔と同軸位置に載置・立設された腰骨と、
この腰骨内に上下動自在に遊貫挿される支柱と、上記腰
骨と上記支柱との間に上下動可能に介挿される管状部材
と、上記腰骨の上端部に回動可能な状態で設けられた環
状摺動盤と、上記支柱と上記管状部材とを間隔をおいて
設けられた複数の係止個所の任意の個所にて互いに系脱
可能に係止する手段とを設けることともに、上記支柱に
は、その上部にロープ案内具が設けられ、またその下方
にコンクリート覆工板の吊りフックに係止されるべく形
成されたフックが連結され、また、上記管状部材の外周
囲と上記環状摺動盤の内層間には互いに螺合するネジ部
がそれぞれ形成されていて、上記摺動盤を回動操作する
ことにより上記管状部材を上記支柱とともに上記腰骨に
対して上下移動させるようにしたことを特徴とする覆工
板開口部養生金物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8791478U JPS5838009Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 覆工板開口部養生金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8791478U JPS5838009Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 覆工板開口部養生金物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS558706U JPS558706U (ja) | 1980-01-21 |
JPS5838009Y2 true JPS5838009Y2 (ja) | 1983-08-27 |
Family
ID=29013888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8791478U Expired JPS5838009Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 覆工板開口部養生金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838009Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-28 JP JP8791478U patent/JPS5838009Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS558706U (ja) | 1980-01-21 |
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