JPH0332471Y2 - - Google Patents

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JPH0332471Y2
JPH0332471Y2 JP14862884U JP14862884U JPH0332471Y2 JP H0332471 Y2 JPH0332471 Y2 JP H0332471Y2 JP 14862884 U JP14862884 U JP 14862884U JP 14862884 U JP14862884 U JP 14862884U JP H0332471 Y2 JPH0332471 Y2 JP H0332471Y2
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JP
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threaded rod
guide
hatch
rope
support
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、船舶特にポンツーンのハツチに被装
されるハツチカバのハツチ開口縁に立設され、作
業者のハツチ開口内への墜落を防止する墜落防止
ロープを張設するための墜落防止ロープ用支柱に
関するものである。
従来の技術 第6図に示す如く、貨物輸送用の船舶1の甲板
には大きな開口のハツチ2が設けられ、貨物の積
卸作業に必要な範囲で、前記ハツチ2にはハツチ
カバ3,3が被装されている。該ハツチカバ3の
ハツチ2の開口縁には作業者の該ハツチ2内への
墜落を防止するため墜落防止用ロープが張設され
る。
従来のロープ用支柱としては、第7図に示す如
く、ハツチカバ3のハツチ2開口側端にねじ止め
式に支柱30がクランプ螺着立設され、該支柱3
0,30間に墜落防止用のロープ31が張設され
る構造のものが用いられているが、支柱30のハ
ツチカバ3への取付,取外しは、ハツチカバ3の
縁迄作業員が赴いて行わなければならず、この際
のハツチ2の開口部への墜落の危険があり、また
ハツチカバ3の形状が船によつてまちまちである
ため支柱30のハツチカバ3端へのクランプ螺着
取付が不完全となることがあり、取付強度不足
で、作業員がロープ31にもたれかかつた際、支
柱30が外れ、作業員がハツチ2内へ墜落する恐
れがあつた。
また第8図に示す如く、ハツチ2の両側の通路
4上に支索32を張設したり、適当な錘(図示せ
ず)や楔33を介してダンネージの如き板材の支
柱34を立設し、該支柱34,34間にロープ3
5を張設したものも用いられているが、この場合
は支柱34およびロープ35の取付,取外しが面
倒で時間がかかり、また支索32等を通路4上に
設置するため、通路4での往来に邪魔になり、引
掛つて転倒する恐れがあり、却つて危険な場合す
らあつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、前述の従来例の安全上や取付取外し
の取扱上の不備,不便な諸点を有しない、取付,
取外が容易,確実で、作業員の誰でも支柱の立
設、ロープの張設,撤去ができしかも安全上の問
題のない墜落防止ロープ用支柱を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段 本考案は、吊上用金具の設けられている船舶の
ハツチカバ上に立設されうる支脚が下方へ延設さ
れており、かつねじ棒が緩挿される中心孔が貫設
されているガイドと、前記吊上用金具に係止され
うるところの先端にフツクの装着されているチエ
ンと前記フツクを鉤止しうるリングとが下端に取
付けられており、前記ガイドの中心孔に軸方向に
のみ進退可能に緩挿されるねじ棒と、該ねじ棒に
螺装される螺締具とよりなり、前記ガイドにロー
プ取付用リングが突設されている構成とする墜落
防止ロープ用支柱を提供することにより、前述の
問題点を解決し得たものである。
作 用 本考案の支柱は、ハツチカバの上面、4隅附近
に設けられている吊上用金具を利用することによ
り、該吊上用金具上に支脚を立て、ガイドの中心
孔にねじ棒を緩挿し、該ねじ棒下端のチエン吊上
用金具のステーに引掛け、螺締具をガイド上から
前記ねじ棒に螺着し、螺締具を回動することによ
りねじ棒を上昇せしめ、前記チエンが張設された
位置で支脚がハツチカバ上に係止固着されること
により、支柱をハツチカバ上面に容易,確実に立
設し、ガイドのロープ取付用リングに墜落防止用
ロープを張設するものであり、安全上、取付上、
不備不便のないものである。
実施例 以下図面に示される実施例につき詳述する。
第1図,第2図,第4図に示す如く、船舶1の
ハツチに被装されるハツチカバ3上には、図示例
で、4隅寄りに吊上用金具5,5が設けられてい
る。本考案の墜落防止ロープ用の支柱6はガイド
7と、ねじ棒8と、螺締具9とよりなる。
前記ガイド7は、図示例では、円筒部10とフ
ランジ部11とよりなり、軸心に前記ねじ棒8が
緩挿される中心孔12が貫設されており、前記フ
ランジ部11にはロープ13の取付のためのロー
プ取付用リング14が突設され、また前記ハツチ
カバ3上に立設されうる支脚15が下方へ延設さ
れている。図示例では支脚15は3脚であり、各
支脚15間は支脚補助材16により係止されてい
る。
前記支脚15は3脚に限られないことは勿論で
ある。前記ねじ棒8は外径が前記中心孔12に緩
挿される大きさの雄ねじ18が形成され、下端に
チエン17が取付けられ、該チエン17の先端に
はフツク19が装着されている。また前記ねじ棒
8の下端には前記フツク19が鉤止されうるリン
グ20も突設されている。
尚前記ガイド7の円筒部10下端にはU字状の
ねじ棒21が軸方向に溶着延設され、前記ねじ棒
8に突設されているガイド片22を挾持摺動案内
可能とされ、前記ねじ棒8がガイド7の中心孔1
2内を昇降するに際し、前記ねじ棒8が軸心回り
に回動せず、軸方向にのみ進退可能とされてい
る。該ねじ棒8の軸方向にのみ進退可能な案内装
置としては、図示の構成のものに限らないことは
勿論である。
また、前記螺締具9には、前記ねじ棒8の雄ね
じ18に螺合される雌ねじ23が穿設され、また
半径外方へ向けてハンドル24,24が突設さ
れ、前記ガイド7のフランジ部11の上面に螺着
可能とされている。
支柱6のハツチカバ3上の固定は以下の如くし
て行われる。
支柱6を、ハツチカバ3の吊上用金具5のうち
ハツチ2の開口縁に近い吊上用金具5の直上にね
じ棒8が位置するように支脚15の位置を定めて
載置する。ハンドル24により、螺締具9の下面
がガイド7のフランジ部11に当接した状態で前
記螺締具9を回動し、ねじ棒8を中心孔12内で
降下せしめる。この際ガイド棒21とガイド片2
2との係合により、ねじ棒8は回動することなく
自重により降下する。次いでねじ棒8の先端のチ
エン17を、第2図,第3図に示す如く、ハツチ
カバ3上面に埋設されている吊上用金具5のステ
ー25の下を通し、フツク19をリング20に鉤
止し、ハンドル24を介して螺締具9を逆に回動
し、ねじ棒8を上昇せしめ、チエン17を次第に
展張せしめる。チエン17がいつぱいに展張され
るまで螺締具9を回動せしめると、この位置で支
柱6はハツチカバ3上に固定せしめられる。前記
固定された支柱6の間にロープ取付用リング14
を介してロープ13を張設し、墜落防止用とす
る。
前記ねじ棒8の上端に、第2図に示す如く、保
護カバ26を冠装してあればより安全である。
尚フツク19はステー25に直接鉤止せしめる
こともできる。
考案の効果 本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載され
た構成とすることにより、ハツチカバ端の吊上用
金具を利用して、支柱を、ハツチ開口縁のハツチ
カバ上に、人力により容易確実に固着することが
でき、墜落防止のためのロープを張設することが
でき、支柱はガイドとねじ棒と螺締具とよりのみ
なる軽量な構成のものであるので、取外し,運
搬,取付が極めて容易であり、船種如何に拘らず
取付可能であり、ハツチカバ上からハツチ開口内
への作業員の墜落が防止される墜落防止ロープ張
設用の支柱としての役目を果し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のロープの張設状態を示す斜視
図、第2図は同上支柱の拡大斜視図、第3図は同
上ねじ棒及びガイド下端の係合状態を示す部分拡
大斜視図、第4図は同上ハツチカバとの係合状態
を示す部分縦断面図、第5図は同上支柱上部の部
分拡大縦断面図、第6図は船舶のハツチ部分斜視
図、第7図,第8図は従来例斜視図である。 1……船舶、3……ハツチカバ、5……吊上用
金具、6……支柱、7……ガイド、8……ねじ
棒、9……螺締具、12……中心孔、13……ロ
ープ、14……ロープ取付用リング、15……支
脚、17……チエン、19……フツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊上用金具の設けられている船舶のハツチカバ
    に用いられる墜落防止ロープ用支柱であつて、ガ
    イドとねじ棒と螺締具とが設けられ、前記ガイド
    には船舶のハツチカバ上に立設されうる支脚が下
    方へ延設され、ねじ棒が緩挿される中心孔が貫設
    され、またロープ取付用リングが突設されてお
    り、前記ねじ棒は前記ガイドの中心孔に軸方向に
    のみ進退可能に緩挿され、また前記ねじ棒の下端
    には前記吊上用金具に係止されうるところの先端
    にフツクの装着されているチエンと前記フツクを
    鉤止しうるリングとが取付けられており、前記螺
    締具は前記ガイドの上端面において前記ねじ棒に
    螺装されていることを特徴とする墜落防止ロープ
    用支柱。
JP14862884U 1984-10-01 1984-10-01 Expired JPH0332471Y2 (ja)

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JP14862884U JPH0332471Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JP14862884U JPH0332471Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JPS6163247U JPS6163247U (ja) 1986-04-28
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JP14862884U Expired JPH0332471Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JP5608517B2 (ja) * 2010-11-11 2014-10-15 大和コンクリート工業株式会社 コンクリート二次製品用親綱張設治具

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Publication number Publication date
JPS6163247U (ja) 1986-04-28

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