JPS5837641Y2 - 通気性の調節された包装材料 - Google Patents

通気性の調節された包装材料

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JPS5837641Y2
JPS5837641Y2 JP6001876U JP6001876U JPS5837641Y2 JP S5837641 Y2 JPS5837641 Y2 JP S5837641Y2 JP 6001876 U JP6001876 U JP 6001876U JP 6001876 U JP6001876 U JP 6001876U JP S5837641 Y2 JPS5837641 Y2 JP S5837641Y2
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JP
Japan
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film
paper
packaging material
gas permeability
thickness
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JP6001876U
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JPS52152079U (ja
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大四郎 藤島
信一郎 藤島
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス透過量の調節された通気性フィルム状包装
材料に関するものである。
最近、包装形態の進歩から、包装材料として用いるプラ
スチックフィルムに対しては、ガス透過度、殊に酸素透
過度の極端に大きなものと、逆に小さなものが要求され
るようになってきた。
ガス透過度を低減させることは、ポリ塩化ビニリデンを
フィルム面にコーティングすることによってほぼ満足す
るところまで到達している。
しかしながら、ガス透過度を増大させることは容易では
なく、現在ではもっばらフィルムの選定によっているが
、その増大には限度がある。
極端に大きなガス透過度が要求される場合、現在ではプ
ラスチックフィルムに細孔を穿設し、多孔プラスチック
フィルムとすることが行なわれている。
しかしながら、この場合にはガス以外に液体をも通すよ
うになり、液体の遮断が要求される包装材としては適用
することができない。
殊に、近年、ハイドロサルファイドを主剤とする粉体の
脱酸素剤が開発されたが、この脱酸素剤を収容する包装
フィルムは、脱酸素剤の用途に応じ、その包装フィルム
のガス透過度を調節する必要がある。
すなわち、この脱酸素剤は、空気中から酸素を吸収固定
化する、いわゆる脱酸素能を有する粉体を紙やプラスチ
ックフィルムの袋状体に収容したものであり、その脱酸
素速度は粉体を収容する包装フィルムのガス浸入量(ガ
ス透過量)を調節することによってコントロールされる
が、包装材が紙の場合には脱酸素速度が大きすぎ、又プ
ラスチックフィルムの場合は脱酸素速度が小さすぎると
いう問題が生じ、その中間の脱酸素速度をいかにして得
るかということが重要になる。
本考案者らは、このような問題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、プラスチックフィルム面にあらかじめ所要
の数と寸法の細孔を均一に穿設したのち、その多孔フィ
ルムを芯材としての紙の一面に積層するとともに、紙の
他方の面にはコーティング剤を塗布し、樹脂の薄膜を形
成することにより、紙や多孔フィルムの場合よりも小さ
くかつプラスチックフィルムよりも著しく増大されたガ
ス透過度を得ることができ、しかもその薄膜の厚さや孔
の数を調節することによって、そのガス透過度を任意に
変化させ得ることを見出し、本考案を完成するに到った
すなわち、本考案によれば、薄紙を芯材とし、その表面
に所要の数と寸法の細孔を穿設したプラスチックフィル
ムを積層するとともに、その裏面には所要ガス透過度に
応じた膜厚のコーティング剤被膜を形成させてなる通気
性の調節された包装材料が提供される。
本考案を図面により説明すると、図面において、1は芯
材としての薄紙、2は芯材1の表面に積層された細孔3
を有するプラスチックフィルム、4は芯材1の裏面に塗
布されたコーティング剤被膜である。
芯材として用いる薄紙(厚さ100μm以下)としては
、クラフト紙、レーヨン紙、和紙などの任意のものがあ
り、この芯材1とプラスチックフィルム2との積層は熱
接着により達成される。
本考案で用いるプラスチックフィルムにおいて、その材
質はいかなるものでもよく、たとえば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブタジェンなどのポリオレフィン
、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナ
イロン6、ナイロン6.6などのポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレンなどのポリビニル化合物などを挙
げることができる。
もちろん、本考案におけるプラスチックフィルムとして
は、前記重合体の他、それらの共重合体、ブレンドなど
のフィルムも適用され、さらに、それらのラミネートフ
ィルムにも適用される。
このフィルムの厚さは、通常、10μ以上、好ましくは
20〜100μである。
本考案においては、このフィルムには細孔を穿設するが
、この場合の細孔は直径0.1〜3mm、好ましくは0
.2〜1mm程度である。
本考案における好ましい穿孔フィルムの例を示すと、厚
さ20〜100μのフィルム10m2に対し、直径0.
1〜0.5mmの細孔1〜10、好ましくは1〜5個穿
孔したものである。
本考案においては、芯材としての薄紙の裏面に対して、
コーティング剤を塗布し、水蜜性の塗膜4を形成するが
、コーティング剤としては、被膜形成成分としてポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポンアクリレート、ポリ酢酸
ビニルなどの樹脂を含む溶液ないしエマルジョンを用い
ることができる。
好ましいコーティング剤はポリエチレンなどのポリオレ
フィンを含む水性エマルジョンである。
このコーティング剤の塗布により、紙の裏面は薄い被膜
により被覆され、紙量体は水密性となるが、この被膜は
未穿孔のプラスチックフィルムに比してそのガス透過度
は著しく大きいため、全体的には相当量のガスが透過す
るようになる。
このフィルムのガス透過度は、被膜の厚さに関係するた
め、この膜厚を変えることにより、従来達成困難であっ
たプラスチックフィルムと紙との中間の任意の値に調節
することができる。
形成する被膜の厚さは、芯材の紙の厚さによっても変る
が、一般には50μ以下、通常20〜5μ程度である。
この被膜材の紙に対する厚さの比率は0.05〜0.5
程度である。
本考案においてフィルムのガス透過度を調節する場合、
コーティング剤被膜4の厚さとともに、フィルム面に穿
設する孔の寸法と数の選定も重要になり、この孔の寸法
や数を調節することによっても通気度を連続的に変化さ
せることができる。
この孔の寸法と数は、コーティング剤被膜の膜厚の調節
によるガス透過度のコントロールを容易にするために、
その有孔面積率Pが4%以下、通常、0゜1〜2%にな
るように選定するのがよい。
この有孔面積が4%より大きくなると、そのガス透過度
は従来のクラフト紙(80g/m2)と同程度になり、
このような大きなガス透過度のフィルムを用いる場合、
紙の裏面に形成するコーティング剤被膜の厚さが必要以
上に大きくなり、好ましくない。
なお、本考案でいう有孔面積率は次の式で示される。
P:有孔面積率 A:フィルム表面積 S:細孔面積 m:フィルム表面積A中に存在する細孔数本考案の包装
材料は、紙とプラスチックフィルムの両者の持つ利点を
備え、従来の紙に比した場合、その機械的強度は大きく
、シかもその表面はプラスチックフィルム層であること
から汚れにくく、清潔であるという特徴を有する。
本考案の包装材料において、プラスチックフィルム層1
として耐熱性(150℃以上)のものを用い、コーティ
ング剤層4として熱シール性のものを用いることにより
、ヒートシーラにより熱接着可能の包装材料を得ること
ができる。
本考案の包装材料は、そのガス透過度をポリフィルムと
紙の中間の値に調節されたもので、このようなものは、
食品包装や脱酸素剤封入用の包装材料として好適である
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の包装材料の断面構造を示し、図中、1は
紙からなる芯材、2は細孔3を有するプラスチックフィ
ルム、4はコーティング剤層を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄紙を芯材とし、その表面に所要の数と寸法の細孔を穿
    設したプラスチックフィルムを積層するとともに、その
    裏面には所要ガス透過度に応じた膜厚のコーティング剤
    被膜を形成させてなる通気性の調節されたフィルム状包
    装材料。
JP6001876U 1976-05-12 1976-05-12 通気性の調節された包装材料 Expired JPS5837641Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001876U JPS5837641Y2 (ja) 1976-05-12 1976-05-12 通気性の調節された包装材料

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JP6001876U JPS5837641Y2 (ja) 1976-05-12 1976-05-12 通気性の調節された包装材料

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Publication Number Publication Date
JPS52152079U JPS52152079U (ja) 1977-11-17
JPS5837641Y2 true JPS5837641Y2 (ja) 1983-08-25

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ID=28520091

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JP6001876U Expired JPS5837641Y2 (ja) 1976-05-12 1976-05-12 通気性の調節された包装材料

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JPS52152079U (ja) 1977-11-17

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