JPS5837477A - 電気炉のスクラツプ予熱装置 - Google Patents
電気炉のスクラツプ予熱装置Info
- Publication number
- JPS5837477A JPS5837477A JP13719481A JP13719481A JPS5837477A JP S5837477 A JPS5837477 A JP S5837477A JP 13719481 A JP13719481 A JP 13719481A JP 13719481 A JP13719481 A JP 13719481A JP S5837477 A JPS5837477 A JP S5837477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- temperature
- duct
- scrap
- electric furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気炉からの高温排ガスを用いてスクラップを
予熱する装置に関する。
予熱する装置に関する。
従来、電気炉の高温排ガスを用いてスクラップを予熱す
る装置においては、スクラップに混在している油、塗料
、ゴム等の有機物が気化し、悪臭を伴う排ガスが大気に
放出されるので環境汚染の原因となり操業中止の己むな
きに至っているものもある。
る装置においては、スクラップに混在している油、塗料
、ゴム等の有機物が気化し、悪臭を伴う排ガスが大気に
放出されるので環境汚染の原因となり操業中止の己むな
きに至っているものもある。
これを解決するために、例えば第１図に示すような装置
がある。これはスクラップ予熱器１から排出される悪臭
ガスをダクト２を介して電気炉３の直後の高温ダクト４
に帰還させ、そこで再燃焼させることによって脱臭し除
塵器５を経て煙突６より大気に放出するものである。
がある。これはスクラップ予熱器１から排出される悪臭
ガスをダクト２を介して電気炉３の直後の高温ダクト４
に帰還させ、そこで再燃焼させることによって脱臭し除
塵器５を経て煙突６より大気に放出するものである。
しかし、スクラップ予熱後の低温排ガスを帰還させると
、スクラップ予熱器に導入される排ガス温度が低下し、
所望のスクラップ予熱温度が得られず電気炉排ガスの持
つ熱量を有効に利用できなく、加えて悪臭成分の燃焼も
阻害される欠点がある。
、スクラップ予熱器に導入される排ガス温度が低下し、
所望のスクラップ予熱温度が得られず電気炉排ガスの持
つ熱量を有効に利用できなく、加えて悪臭成分の燃焼も
阻害される欠点がある。
詳述すると、電気炉８からの排ガス温度は、予熱済みの
スクラップを電気炉３に装入する度に大気が混入し、第
２図の線Ａで示すごとく大きく変動する。その排ガス温
度が高過ぎるときは、スクラップの溶着や予熱バスケッ
トの変形を来たすし、低過ぎるときはスクラップ予熱器
１での予熱が不十分となる。また、電気炉３の直後の排
ガス温度が悪臭成分の燃焼温度以下である場合には脱臭
効果もなくなり、悪臭を大気に放出する等の問題が生ず
る。
スクラップを電気炉３に装入する度に大気が混入し、第
２図の線Ａで示すごとく大きく変動する。その排ガス温
度が高過ぎるときは、スクラップの溶着や予熱バスケッ
トの変形を来たすし、低過ぎるときはスクラップ予熱器
１での予熱が不十分となる。また、電気炉３の直後の排
ガス温度が悪臭成分の燃焼温度以下である場合には脱臭
効果もなくなり、悪臭を大気に放出する等の問題が生ず
る。
さらに、電気炉排ガス中のダストがスクラップに付着す
るので、このダストがスクラップと共に電気炉に装入さ
れる結果 鋼の品質低下を来たす。
るので、このダストがスクラップと共に電気炉に装入さ
れる結果 鋼の品質低下を来たす。
また、予熱されたスクラップを電気炉に装入する際、上
述のダストが粉塵となって周囲に飛散し、建屋集塵等の
強化が余儀なくされる。
述のダストが粉塵となって周囲に飛散し、建屋集塵等の
強化が余儀なくされる。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、その第１の目的はスクラップを予熱した後の悪臭排ガ
スを新たな燃料消費を伴うことなく脱臭するため、スク
ラップ予熱排ガスを電気炉直後の高温部に帰還させ、か
つ温度変化の大きい電気炉排ガスと低温のスクラップ予
熱排ガスとの混合ガス温度を常に６００°〜６５０°Ｃ
の均一な温度に維持し、かつスクラップ予熱ガスの高温
時に発生するスクラップの溶着、装入バスケットの変形
を防止し、低温時に効果的にスクラップを予熱すること
であり、その第２の目的は予熱器内でスクラップに付着
したダストが電気炉に戻ることによる鋼の品質低下なら
びに電気炉に予熱スクラップを装入するときに生ずる粉
塵の飛散を防止することテアリ、その第３の目的は均温
された排ガスのうち大気に放出されるものが保有する残
余熱量を有効に回収することである。
、その第１の目的はスクラップを予熱した後の悪臭排ガ
スを新たな燃料消費を伴うことなく脱臭するため、スク
ラップ予熱排ガスを電気炉直後の高温部に帰還させ、か
つ温度変化の大きい電気炉排ガスと低温のスクラップ予
熱排ガスとの混合ガス温度を常に６００°〜６５０°Ｃ
の均一な温度に維持し、かつスクラップ予熱ガスの高温
時に発生するスクラップの溶着、装入バスケットの変形
を防止し、低温時に効果的にスクラップを予熱すること
であり、その第２の目的は予熱器内でスクラップに付着
したダストが電気炉に戻ることによる鋼の品質低下なら
びに電気炉に予熱スクラップを装入するときに生ずる粉
塵の飛散を防止することテアリ、その第３の目的は均温
された排ガスのうち大気に放出されるものが保有する残
余熱量を有効に回収することである。
その特徴とするところは、電気炉から発生する含塵高温
排ガスをその排出口と間隙調整リングを介して吸引する
高温排ガスダクトと、このダクトに直列に接続された燃
焼塔、蓄熱体を充填した均温化器と、この均温化器のガ
ス排出口にある分岐ダクトの一方に接続された除塵器と
、前記分岐ダクトの他・方に接続された並列または直列
配置の予熱バスケットを有するスクラップ予熱器と、こ
のスクラップ予熱器を流過した悪臭の低温排ガスを誘引
ファンを介して前記高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰
還させるダクトを有することであり、加えて、電気炉か
ら発生する含塵高温排ガスをその排出口と間隙調整リン
グを介して吸引する高温ガスダクトと、このダクトに直
列に接続された燃焼塔、高温ガス除塵器、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された切換え自在の複数の蓄熱器を
有する熱交換器と、この熱交換器の排出口に接続された
除塵器と、前記分岐ダクトの他方に接続された並列また
は直列配置の予熱バスケットを有するスクラップ予熱器
と、このスクラップ予熱ガス を 熱器に切換に自在に送るダクトと、この蓄熱器を流過し
た排ガスを誘引ファンを介して前記高温排ガスダクトま
たは燃焼塔に帰還させるダクトを有することである。
排ガスをその排出口と間隙調整リングを介して吸引する
高温排ガスダクトと、このダクトに直列に接続された燃
焼塔、蓄熱体を充填した均温化器と、この均温化器のガ
ス排出口にある分岐ダクトの一方に接続された除塵器と
、前記分岐ダクトの他・方に接続された並列または直列
配置の予熱バスケットを有するスクラップ予熱器と、こ
のスクラップ予熱器を流過した悪臭の低温排ガスを誘引
ファンを介して前記高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰
還させるダクトを有することであり、加えて、電気炉か
ら発生する含塵高温排ガスをその排出口と間隙調整リン
グを介して吸引する高温ガスダクトと、このダクトに直
列に接続された燃焼塔、高温ガス除塵器、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された切換え自在の複数の蓄熱器を
有する熱交換器と、この熱交換器の排出口に接続された
除塵器と、前記分岐ダクトの他方に接続された並列また
は直列配置の予熱バスケットを有するスクラップ予熱器
と、このスクラップ予熱ガス を 熱器に切換に自在に送るダクトと、この蓄熱器を流過し
た排ガスを誘引ファンを介して前記高温排ガスダクトま
たは燃焼塔に帰還させるダクトを有することである。
以下に、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する
。
。
第３図は本発明の全体図で、スクラップを精錬する電気
炉１１のガス排出口１１ａには、直列に配置された間隙
調整リング１２、燃焼塔１３、高温除塵器１４を経て均
温化器１５に至る高温排ガスダクト１６が施設され、前
記均温化器１５の排出口に接続された分岐ダクト１７の
一方のダクト１７ａには、例えば開閉弁を介して並列ま
たは直列に配置された複数の予熱バスケット１８ａ、１
８ｂからなるスクラップ予熱器１８が接続され、ている
。
炉１１のガス排出口１１ａには、直列に配置された間隙
調整リング１２、燃焼塔１３、高温除塵器１４を経て均
温化器１５に至る高温排ガスダクト１６が施設され、前
記均温化器１５の排出口に接続された分岐ダクト１７の
一方のダクト１７ａには、例えば開閉弁を介して並列ま
たは直列に配置された複数の予熱バスケット１８ａ、１
８ｂからなるスクラップ予熱器１８が接続され、ている
。
このスクラップ予熱器１８からは誘引ファン′１９を介
して電気炉１１の直後の前記高温排ガスダクト１６また
は燃焼塔１３に悪臭排ガスを帰還させるダクト２０が施
設されている。
して電気炉１１の直後の前記高温排ガスダクト１６また
は燃焼塔１３に悪臭排ガスを帰還させるダクト２０が施
設されている。
一方、前記分岐ダクト１７の他方のダクト１７ｂを
には、除塵器２１および煙突２２ｍ経て排ガスを大気に
放出するダクト２８が施設されている。
放出するダクト２８が施設されている。
ところで、前記間隙調整リング１２は電気炉１１の排出
口１１ａに装着され、電気炉排ガスに所望量の外気を混
入させ、排ガス中の未燃物の燃焼と温度を調整すると共
に排ガスダクト１６との接続を図るものである。
口１１ａに装着され、電気炉排ガスに所望量の外気を混
入させ、排ガス中の未燃物の燃焼と温度を調整すると共
に排ガスダクト１６との接続を図るものである。
前記燃焼塔１３は例えば重力沈降式の除塵器であり、排
ガス流速を低下させると共に隔壁１８ａにより排ガス流
を偏向させて重力でもって除塵し、かつ排ガス流速の低
下によって未燃物をその保有熱でもって燃焼させるもの
である。
ガス流速を低下させると共に隔壁１８ａにより排ガス流
を偏向させて重力でもって除塵し、かつ排ガス流速の低
下によって未燃物をその保有熱でもって燃焼させるもの
である。
前記高温除塵器１４は例えばサイクロンであって前記燃
焼塔１３で除塵しえないダストを除去するものである。
焼塔１３で除塵しえないダストを除去するものである。
前記均温化器１５は第４図に示すように多数の蓄熱体・
例えば鋼や煉瓦１５ａが充填されていて、これらの間隙
を流過する排ガスと熱交換して蓄熱させるものである。
例えば鋼や煉瓦１５ａが充填されていて、これらの間隙
を流過する排ガスと熱交換して蓄熱させるものである。
この均温化器１５の目的は、第１に電気炉１１にスクラ
ップを一定時間間隔で投入することにより変動する電気
炉排ガス温度を、スクラップ予熱器１８に供給する前に
第２図線Ｂで示すようにはゾ均−化させるもので、排ガ
ス温度の高いときには前記蓄熱体１５ａに受熱させ、温
度の低いときには放熱させて排ガス温度を高めるもので
ある。
ップを一定時間間隔で投入することにより変動する電気
炉排ガス温度を、スクラップ予熱器１８に供給する前に
第２図線Ｂで示すようにはゾ均−化させるもので、排ガ
ス温度の高いときには前記蓄熱体１５ａに受熱させ、温
度の低いときには放熱させて排ガス温度を高めるもので
ある。
したがって、電気炉排ガス温度が高すぎる場合でもその
排ガスはスクラップの予熱に適した温度に降下されるの
で、スクラップの溶着が防止される。また、排ガス温度
が低ずぎる場合Ｉこは昇温されて所望温度の排ガスがス
クラップ予熱器１８に供給される。
排ガスはスクラップの予熱に適した温度に降下されるの
で、スクラップの溶着が防止される。また、排ガス温度
が低ずぎる場合Ｉこは昇温されて所望温度の排ガスがス
クラップ予熱器１８に供給される。
均温化器１５の第２の目的は、その中の温度あるいは均
温化器１５を出た後の排ガスが悪臭成分を燃焼させるに
十分な温度に常時維持されているので、ダクト２０で帰
還されるスクラップ予熱器１８からの悪臭成分を燃焼除
去することである。
温化器１５を出た後の排ガスが悪臭成分を燃焼させるに
十分な温度に常時維持されているので、ダクト２０で帰
還されるスクラップ予熱器１８からの悪臭成分を燃焼除
去することである。
本発明のスクラップ予熱装置は以上述べたように構成し
たので、次にその作動を第３図に基づいて説明する。
たので、次にその作動を第３図に基づいて説明する。
先ず、スクラップが装入されたバスケット１８ａの前後
の弁を開くと共に、他方のバスケット１８ｂの弁を閉じ
ておく。このときバスケット１８ｂは予熱済みのスクラ
ップを排出したり新しいスクラップが装入されたりまた
待機する状態にあったりする。電気炉１１が稼動してい
るとき、その高温排ガスは間隙調整リング１２を経て燃
焼塔１３に導入され、そこで未燃物が燃焼されると共に
粗いダストが除塵される。
の弁を開くと共に、他方のバスケット１８ｂの弁を閉じ
ておく。このときバスケット１８ｂは予熱済みのスクラ
ップを排出したり新しいスクラップが装入されたりまた
待機する状態にあったりする。電気炉１１が稼動してい
るとき、その高温排ガスは間隙調整リング１２を経て燃
焼塔１３に導入され、そこで未燃物が燃焼されると共に
粗いダストが除塵される。
次に、高温除塵器１４でさらに除塵された後、均温化器
１５に導入され、蓄熱体１５ａとの熱父換により昇温ま
たは降温される。このとき高温排ガスダクト１６または
燃焼塔１３に帰還されたスクラップ予熱排ガス中の悪臭
成分が燃焼されて脱臭が行われる。
１５に導入され、蓄熱体１５ａとの熱父換により昇温ま
たは降温される。このとき高温排ガスダクト１６または
燃焼塔１３に帰還されたスクラップ予熱排ガス中の悪臭
成分が燃焼されて脱臭が行われる。
この排ガスが分岐ダクト１７ａを経て上述の予熱バスケ
ット１８ａに導入され、スクラップが所望温度に予熱さ
れる。この予熱排ガスはスクラップとの熱交換により例
えば１００°〜２００°Ｃ程度になるので、スクラップ
中の悪臭成分の気化により悪臭を伴う。この悪臭排ガス
は誘引ファン１９によりダクト２０を経て電気炉１１の
直後の高温排ガスダクト１６または燃焼塔１３に帰還さ
れる。
ット１８ａに導入され、スクラップが所望温度に予熱さ
れる。この予熱排ガスはスクラップとの熱交換により例
えば１００°〜２００°Ｃ程度になるので、スクラップ
中の悪臭成分の気化により悪臭を伴う。この悪臭排ガス
は誘引ファン１９によりダクト２０を経て電気炉１１の
直後の高温排ガスダクト１６または燃焼塔１３に帰還さ
れる。
この悪臭排ガスと電気炉の高温排ガスが混合されて、上
述の課程をたどり均温化器１５で未燃物が燃焼し脱臭さ
れる。
述の課程をたどり均温化器１５で未燃物が燃焼し脱臭さ
れる。
なお、分岐ダクト１７ｂからの余剰の排ガスは除塵器２
１で除塵された後煙突２２から大気に放出されるや したがって、スクラップの予熱による悪臭を大気に放出
することはないし１、変動する電気炉排ガス温度を均温
し常時最適な排ガス温度でもってスクラップを予熱でき
るので、新たな燃料を消費することもない。
１で除塵された後煙突２２から大気に放出されるや したがって、スクラップの予熱による悪臭を大気に放出
することはないし１、変動する電気炉排ガス温度を均温
し常時最適な排ガス温度でもってスクラップを予熱でき
るので、新たな燃料を消費することもない。
加えて、スクラップに付着するダストを燃焼塔１３およ
び高温除塵器１４で除去するので、スクラップ予熱装置
１８に流入するダストが少くなり、予熱スクラップを電
気炉■１に装入する際のダストの一飛散が防止されるし
、品質の高い鋼を得ることができる。
び高温除塵器１４で除去するので、スクラップ予熱装置
１８に流入するダストが少くなり、予熱スクラップを電
気炉■１に装入する際のダストの一飛散が防止されるし
、品質の高い鋼を得ることができる。
さらにこれに加うるに、電気炉高温排ガスの持つ熱量を
有効に利用できるスクラップ予熱装置を第５図に基づい
て説明する。この発明において上述の発明と異ならない
部分については同一の符号を付して説明を省く。この発
明の注目すべき点は分岐ダクト１７ｂと除塵器２１の間
に切換え自在の温度を高めた後、電気炉１１の高温排ガ
スダクト１６または燃焼塔１３に帰還させることである
。
有効に利用できるスクラップ予熱装置を第５図に基づい
て説明する。この発明において上述の発明と異ならない
部分については同一の符号を付して説明を省く。この発
明の注目すべき点は分岐ダクト１７ｂと除塵器２１の間
に切換え自在の温度を高めた後、電気炉１１の高温排ガ
スダクト１６または燃焼塔１３に帰還させることである
。
詳述すると、前記熱交換器２４は前記均温化器１５と同
一の構造を有する蓄熱器２４ａ、２４ｂが例えば並列に
配置され、これら蓄熱器２４ａ、２４ｂには均温化器１
５からの排ガスを切換え自在の弁を経て供給するダクト
２５と、スクラップ予熱器１８の排ガスを切換え自在の
弁を経て送るダクト２６が設けられている。
一の構造を有する蓄熱器２４ａ、２４ｂが例えば並列に
配置され、これら蓄熱器２４ａ、２４ｂには均温化器１
５からの排ガスを切換え自在の弁を経て供給するダクト
２５と、スクラップ予熱器１８の排ガスを切換え自在の
弁を経て送るダクト２６が設けられている。
この構成によれば、先ず蓄熱器２４ａに均温化器１５か
らの排ガスが導入され、その残余熱量を蓄熱器２４ａに
与えた後除塵器２１、煙突２２を経て大気に放出される
経路と、スクラップ予熱器１８からの排ガスが上述の要
領で蓄熱された蓄熱器２４ｂに導入され、誘引ファン１
９でもって電気炉１１の直後の高温排ガスダクト１６ま
たは燃焼塔１８に帰還させる経路が形成される。
らの排ガスが導入され、その残余熱量を蓄熱器２４ａに
与えた後除塵器２１、煙突２２を経て大気に放出される
経路と、スクラップ予熱器１８からの排ガスが上述の要
領で蓄熱された蓄熱器２４ｂに導入され、誘引ファン１
９でもって電気炉１１の直後の高温排ガスダクト１６ま
たは燃焼塔１８に帰還させる経路が形成される。
前者の経路では大気に放出される残余熱量を回収するこ
とができるし、後者の経路では帰還される悪臭排ガス温
度が高められ、燃焼塔１３における未燃物の燃焼が促進
される。また均温化器１５で蓄熱される熱量を増大させ
ることができる。
とができるし、後者の経路では帰還される悪臭排ガス温
度が高められ、燃焼塔１３における未燃物の燃焼が促進
される。また均温化器１５で蓄熱される熱量を増大させ
ることができる。
次に本発明の実施例を下記に示す。使用した電気炉は７
０Ｔ炉で３回装入（籾袋３０Ｔ、追装（１）３０Ｔ１追
装（２）１０Ｔ）の内籾袋と追装（１）のみを予熱した
。またこの電気炉の粗鋼１ ｔｏｎ当りの電力消費量は
平均で約４５ 文ＫＷ）［／Ｔ であった。
０Ｔ炉で３回装入（籾袋３０Ｔ、追装（１）３０Ｔ１追
装（２）１０Ｔ）の内籾袋と追装（１）のみを予熱した
。またこの電気炉の粗鋼１ ｔｏｎ当りの電力消費量は
平均で約４５ 文ＫＷ）［／Ｔ であった。
以上の条件のもとて
■予熱装置なし
■熱交換器なしの均温化器付スクラップ予熱装置〔本願
特許請求の範囲第１項の発明〕■熱交換器および均温化
器付きスクラップ予熱装置〔同第２項の発明〕 の３ケースについて比較すると以下の表のように本発明
は以上詳細に述べたように、電気炉の排ガスを用いてス
クラップを予熱する装置に燃焼塔、均温化器を配置し、
均温化器からの排ガスでスクラップを予熱するようにし
たので、スクラップを新たな燃料消費を伴うことなく常
時予熱できると共に、その予熱排ガス中の悪臭成分を燃
焼除去することができるので、悪臭を大気に放出するこ
とを回避できる。
特許請求の範囲第１項の発明〕■熱交換器および均温化
器付きスクラップ予熱装置〔同第２項の発明〕 の３ケースについて比較すると以下の表のように本発明
は以上詳細に述べたように、電気炉の排ガスを用いてス
クラップを予熱する装置に燃焼塔、均温化器を配置し、
均温化器からの排ガスでスクラップを予熱するようにし
たので、スクラップを新たな燃料消費を伴うことなく常
時予熱できると共に、その予熱排ガス中の悪臭成分を燃
焼除去することができるので、悪臭を大気に放出するこ
とを回避できる。
さらには熱交換器を上記構成に加えたので、排ガスの残
余熱量が回収でき、これによってスクラップ予熱排ガス
中凌を高め未燃物の燃焼を助長し、かつスクラップ予熱
装置に供給される排ガス温度の低下を回避することがで
き、かつスクラップに付着するダストを減少させ精錬さ
れた鋼の品質低下を防止すると共に、電気炉へのスクラ
ップ装入時の粉塵飛散を防止できる等省エネルギーや公
害防止の観点から多大の効果が発揮される。
余熱量が回収でき、これによってスクラップ予熱排ガス
中凌を高め未燃物の燃焼を助長し、かつスクラップ予熱
装置に供給される排ガス温度の低下を回避することがで
き、かつスクラップに付着するダストを減少させ精錬さ
れた鋼の品質低下を防止すると共に、電気炉へのスクラ
ップ装入時の粉塵飛散を防止できる等省エネルギーや公
害防止の観点から多大の効果が発揮される。
第１図は従来の電気炉排ガスを用いたスクラップ予熱装
置の系統図、第２図は時間の経過に伴う電気炉の稼動状
況とその排ガスならびに均温化器排ガスの温度変動を示
すグラフ、第８図は本発明の電気炉のスクラップ予熱装
置の系統図、第４図は均温化器の断面図、第５図は異な
る発明の系統図である。 １１・・・電気炉、ｌｌａ・・・ガス排出口、１２・・
・間隙調整リング、１３・・・燃焼塔、１４・・・高温
除塵器、１５・・・均温化器、１５ａ・・・蓄熱体、１
６・・・高温排ガスダクト、１７・・・分岐ダクト、１
８・・・スクラップ予熱器、１８ａ 、 １８ｂ・・・
予熱バスケット、１９・・・誘引ファン、２０．２３．
２５．２６・・・ダクト、２１・・・除塵器、２４・・
・熱交換器、２４ａ、２４ｂ・・・蓄熱器 代理人 弁理士 吉 村 勝 俊（ほか１名）パ１シ
１１′１ ↑ ６ ０口 １００〇 ２日 廣 Ａ−１、 一氏℃ ＼ ℃ 、 Ｖ ００８ ’；’ｉ ２ ｉｚｌ 手続補正書（自発） 昭和５６年１１月２日 特許庁長官 殿 １、事件の表示 昭和５６年特許願第１８７１９４号 ２、発明の名称 電気炉のスクラップ予熱装置８、 補
正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 長谷用謙浩 住 所 大阪府大阪市北区梅田２丁目８番２４号名
称 合同製鉄株式会社 代表者 大橋冨士夫 ４、代理人 住 所野５０大阪府大阪市西区西本町１丁目１３番８８
号新興産ビル８階 ５、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明
」の欄 ６、補正の内容 （１）特許請求の範囲を別紙の通り補正いたします。 （２）第６頁第３行目 「高温ガス除塵器、」とあるのを削除いたします。 （３）第６頁第５行目〜第６行目 「切換え自在の複数の蓄熱器を有するＪとあるのを削除
いたします。 （４）第６頁第１０行目〜第１１行目 「の蓄熱器に切換え自在」とあるのを削除いたします。 （５）第６頁第１１行目 「蓄熱器」とあるのを「熱交換器」と訂正いたします。 （６）第１１頁第■行目 「切換え自在の」とあるのを削除いたします。 （７）第１項第１行目 「２４は」の後に「その−例として」を挿入いたします
。 以上 特許請求の範囲 （１）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直列に接続された燃焼塔、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された除塵器と、前記分岐ダクトの
他方に接続された並列または直列配置の予熱ノ（スケソ
トを有するスクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器
を流過した悪臭の低温排ガスを誘引ファンを介して前記
高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰還させるダクトを有
することを特徴とする電気炉のスクラップ予熱装置。 （２）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直列に接続された燃焼塔、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された熱交換器と、この熱交換器の
排出口に接続された除塵器と、前記分岐ダクトの他方に
接続された並列または直列配置の予熱バスケットを有す
るスクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器を流過し
た悪臭の低温排ガスを前記−、’９．＊’ｌｊｔｃＭ。 るダクトと、この−Ｕζ潰」１を流過した排ガスを誘引
ファンを介して前記高温排ガスダクトまたは燃る電気炉
のスクラップ予熱装置。 代理人弁理士吉村勝俊（１）か１石）
置の系統図、第２図は時間の経過に伴う電気炉の稼動状
況とその排ガスならびに均温化器排ガスの温度変動を示
すグラフ、第８図は本発明の電気炉のスクラップ予熱装
置の系統図、第４図は均温化器の断面図、第５図は異な
る発明の系統図である。 １１・・・電気炉、ｌｌａ・・・ガス排出口、１２・・
・間隙調整リング、１３・・・燃焼塔、１４・・・高温
除塵器、１５・・・均温化器、１５ａ・・・蓄熱体、１
６・・・高温排ガスダクト、１７・・・分岐ダクト、１
８・・・スクラップ予熱器、１８ａ 、 １８ｂ・・・
予熱バスケット、１９・・・誘引ファン、２０．２３．
２５．２６・・・ダクト、２１・・・除塵器、２４・・
・熱交換器、２４ａ、２４ｂ・・・蓄熱器 代理人 弁理士 吉 村 勝 俊（ほか１名）パ１シ
１１′１ ↑ ６ ０口 １００〇 ２日 廣 Ａ−１、 一氏℃ ＼ ℃ 、 Ｖ ００８ ’；’ｉ ２ ｉｚｌ 手続補正書（自発） 昭和５６年１１月２日 特許庁長官 殿 １、事件の表示 昭和５６年特許願第１８７１９４号 ２、発明の名称 電気炉のスクラップ予熱装置８、 補
正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 長谷用謙浩 住 所 大阪府大阪市北区梅田２丁目８番２４号名
称 合同製鉄株式会社 代表者 大橋冨士夫 ４、代理人 住 所野５０大阪府大阪市西区西本町１丁目１３番８８
号新興産ビル８階 ５、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明
」の欄 ６、補正の内容 （１）特許請求の範囲を別紙の通り補正いたします。 （２）第６頁第３行目 「高温ガス除塵器、」とあるのを削除いたします。 （３）第６頁第５行目〜第６行目 「切換え自在の複数の蓄熱器を有するＪとあるのを削除
いたします。 （４）第６頁第１０行目〜第１１行目 「の蓄熱器に切換え自在」とあるのを削除いたします。 （５）第６頁第１１行目 「蓄熱器」とあるのを「熱交換器」と訂正いたします。 （６）第１１頁第■行目 「切換え自在の」とあるのを削除いたします。 （７）第１項第１行目 「２４は」の後に「その−例として」を挿入いたします
。 以上 特許請求の範囲 （１）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直列に接続された燃焼塔、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された除塵器と、前記分岐ダクトの
他方に接続された並列または直列配置の予熱ノ（スケソ
トを有するスクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器
を流過した悪臭の低温排ガスを誘引ファンを介して前記
高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰還させるダクトを有
することを特徴とする電気炉のスクラップ予熱装置。 （２）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直列に接続された燃焼塔、蓄熱体を充填
した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分岐
ダクトの一方に接続された熱交換器と、この熱交換器の
排出口に接続された除塵器と、前記分岐ダクトの他方に
接続された並列または直列配置の予熱バスケットを有す
るスクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器を流過し
た悪臭の低温排ガスを前記−、’９．＊’ｌｊｔｃＭ。 るダクトと、この−Ｕζ潰」１を流過した排ガスを誘引
ファンを介して前記高温排ガスダクトまたは燃る電気炉
のスクラップ予熱装置。 代理人弁理士吉村勝俊（１）か１石）
Claims (2)
- （１）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直゛列に接続された燃焼塔、蓄熱体を充
填した均温化器と、この均温化器のガス排出口にある分
岐ダクトの一方に接続された除塵器と、前記分岐ダクト
の他方に接続された並列または直列配置の予熱バスケッ
トを有するスクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器
を流過した悪臭の低温排ガスを誘引ファンを介して前記
高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰還させるダクトを有
することを特徴とする電気炉のスクラップ予熱装置。 - （２）電気炉排ガスを利用したスクラップ予熱装置にお
いて、電気炉から発生する含塵高温排ガスをその排出口
と間隙調整リングを介して吸引する高温排ガスダクトと
、このダクトに直列に接続された燃焼塔、高温ガス除塵
器、蓄熱体を充填した均温化器と、この均温化器のガス
排出口にある分岐ダクトの一方に接続された切換え自在
の複数の蓄熱器を有する熱交換器と、この熱交換器の排
出口に接続された除塵器と、前記分岐ダクトの他方に接
続された並列または直列配置の予熱バスケットを有する
スクラップ予熱器と、このスクラップ予熱器を流過した
悪臭の低温排ガスを前記熱交換器の蓄熱器に切換え自在
に送るダクトと、この蓄熱器を流過した排ガスを誘引フ
ァンを介して前記高温排ガスダクトまたは燃焼塔に帰還
させるダクトを有することを特徴とする電気炉のスクラ
ップ予熱装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13719481A JPS5926870B2 (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 電気炉のスクラツプ予熱装置 |
| DE8282304463T DE3267305D1 (en) | 1981-08-31 | 1982-08-24 | Scrap preheating system for electric furnace |
| EP19820304463 EP0074214B1 (en) | 1981-08-31 | 1982-08-24 | Scrap preheating system for electric furnace |
| US06/410,890 US4478574A (en) | 1981-08-31 | 1982-08-24 | Scrap preheating system for an electric furnace |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13719481A JPS5926870B2 (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 電気炉のスクラツプ予熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5837477A true JPS5837477A (ja) | 1983-03-04 |
| JPS5926870B2 JPS5926870B2 (ja) | 1984-07-02 |
Family
ID=15192989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13719481A Expired JPS5926870B2 (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 電気炉のスクラツプ予熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926870B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614143U (ja) * | 1984-06-09 | 1986-01-11 | 川崎重工業株式会社 | 電気炉排ガスによるスクラップ予熱系における脱臭装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412253U (ja) * | 1990-05-23 | 1992-01-31 |
-
1981
- 1981-08-31 JP JP13719481A patent/JPS5926870B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614143U (ja) * | 1984-06-09 | 1986-01-11 | 川崎重工業株式会社 | 電気炉排ガスによるスクラップ予熱系における脱臭装置 |
| JPH0241459Y2 (ja) * | 1984-06-09 | 1990-11-05 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5926870B2 (ja) | 1984-07-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4478574A (en) | Scrap preheating system for an electric furnace | |
| JPS5837477A (ja) | 電気炉のスクラツプ予熱装置 | |
| US20020072020A1 (en) | Regnerative burner | |
| US4280836A (en) | Method of preheating iron scraps in steel-making by the electric arc furnace | |
| JP3092083B2 (ja) | 鉄系スクラップの予熱装置および予熱方法 | |
| CN103898326B (zh) | 贵重金属回收设备 | |
| JPS6155579A (ja) | 電気製鋼炉排ガスによるスクラツプの予熱方法 | |
| JPS6229711B2 (ja) | ||
| JPS59107183A (ja) | 電気炉用スクラツプ予熱装置 | |
| JP3575785B2 (ja) | 二次燃焼室の落下灰処理方法及びその装置 | |
| JPS6149597B2 (ja) | ||
| JP3037097B2 (ja) | 電気式灰溶融炉のメタル排出方法および装置 | |
| CN107461747A (zh) | 一种热解气化系统 | |
| JPS6347996B2 (ja) | ||
| JPH0631686B2 (ja) | 溶解炉の排ガス熱回収方法及びその装置 | |
| JP3470353B2 (ja) | スクラップの予熱溶解方法及び装置 | |
| JPH10110922A (ja) | 廃棄物の熱分解残渣又は燃焼性固体炭素を含む焼却残渣の溶融処理方法 | |
| JPS58145886A (ja) | 蓄熱装置 | |
| JPH10251653A (ja) | コークス炉付着カーボンの除去装置および除去方法 | |
| JPH07180915A (ja) | 蓄熱式バーナー装置 | |
| JPH08121736A (ja) | 含油スラッジの焼却方法 | |
| JP2736210B2 (ja) | 溶融炉 | |
| JP3212663B2 (ja) | 灰溶融処理装置 | |
| JPH05271812A (ja) | 非鉄金属の熔融方法 | |
| JP2007085562A (ja) | シャフト炉式ガス化溶融炉 |