JPS5837326A - デイスクブレ−キ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自転車などの二輪車に適したディスクブレー
キの改良に関する。さらに詳しくは、車体への取付時や
パッド摩耗時にパッドとディスク板との角度を調整して
パッドの片当たりを防止し、安全で確実な制動をするサ
ーボアーム付きディスクブレーキに関する。

以下、本発明さ実施例により説明する。

第１図はブレーキの解放状態を示す。１はホイールシリ
ンダ２を設けたブレーキ本体である。シリンダ２のシリ
ンダ室３は図示しないマスターシリンダと油道により連
通し、ピストン４を内装している。ピストン４は後部に
カップリング６を装着し、前部にはシリンダ室３の開口
側に設けた止め輪６に当接させた座７との間にピストン
戻しば３　、、、−ニー ね８を介在させている。

９はねじ１ｏによりパッド１１を固定したパッドホルダ
、１２は矢印Ｘ方向へ回転するディスク板、１３はパッ
ド１１と対向した位置に設けた固定パッド、１４は本体
１に固定されてパッド１３を支持するパッドホルダであ
る。

１６はパッドホルダ９がピストン４により加圧されたと
きディスク板１２の回転方向側へ移動させる働きをする
サーボアームである。このす〜ボアームラ６は、本体１
にシリンダ２に対してディスク板１２の回転方向側に設
けた支持板１６に軸１７により一端を軸支させ、他端は
軸１８によシパッドホルダ９の端部に設けた腕１９に軸
支させている。２ｏはサーボアーム１６より支持板１６
に対して垂直方向に切り起こした突片で、ここには先端
をパッドホルダ９の端面９ａに当接させた調節ねじ２１
を螺合している。２２はねじ２１のゆるみ止めのための
スプリングである。また、ねじ２１の当接するホルダ９
の端面９ａは、軸１９の中心線を含む平面上に形成しで
ある。２３はサーボアーム１６の回動を規制するばねで
、一端はサーボアーム１６に、また他端は支持板１６の
孔１６ａに装着されている。

第３図は上記のディスクブレーキを自転車へ取シ付けた
状態を示゛す。ブレーキ本体１はディスク板１２の外周
近く、においてシートステー２４とチェーンステー２６
との間に固定され、ねじ２１を設けたサーボアーム１６
の突片２Ｑは車軸２６に対し外周側に突出している。

第４図はサーボアーム１６の展開図を示す。上片１６ａ
、下片１６ｂおよび両者を連結する連結片１６ｃを有す
る略Ｈ字状の金属板を折り目イ。

口でコ字形に折シ曲げてサーボアーム１６を形成する。

また、ねじ２１を螺合するねじ孔２０ａを有する突片２
ｏは、上記の金属板に切り目・・を設け、折り目二で直
角に折り曲げて形成する。なお、突片２０を切り起こし
た連結片１５ｃの一方の残部によシ形成−ｄ””−Ｈる
橋部１６Ｃ′はスプリング２３の端部を装着する部分と
なる。１６ｄ、１６ｄ′および１５ｅ、１５ｅ’はそれ
ぞれ軸１８および１７オ、８□１１ｎ’ああ。　　　　
　　５、、−、。

第６〜６図はサーボアームの他の例を示すもので、突片
２０は連結片１５ｃと切り離して、２つの折り目ホ、へ
で折り曲げる点、および連結片１６ｃにスプリング２３
の端部を装着する孔１６ｆを設ける点が上記の例と異な
るが、４電は同様である。

このディスクブレーキは、ブレーキ操作をすると、図示
しない油道を通してマスターシリンダからシリンダ室３
に加えられる油圧によシ、ピストン４はばね８の力に抗
して前進する。これによりパッド１１がディスク板１２
側に移動し、パッド１１と１３によシディスク板１２を
加圧して制動する。この場合、サーボアーム１６は軸１
８側が軸１７を支点として矢印Ｙで示すように回転する
ため、パッド１１はディスク板１２に向かって前進する
時、ディスク板１２の回転方向へ移動し、くさび効果が
生じて強い制動力を発揮するのである。

次にパッド１１が摩耗したときは、第３図に状態を示す
が、初期ではパッド１１はディスク板１２に平面で当接
したものが、ピストン４はパッド１１の摩耗分だけ余分
に前進するので、サーボアーム１６の矢印Ｙで示す円弧
運動がより大きく、そのためパッド１１はディスク板１
２に対して斜めにセットされるか、またはパッド１１の
一端部がディスク板１２に接触して片尚たりの状態にな
る。

この場合、調節ねじ２１をさらになじ込んでホルダ９の
端面９ａを押し、図矢印Ｚで示すようにこのように構成
したサーボアーム付きディスクブレーキにおいては、デ
ィスク板１２のＸ方向への回転運動に対してサーボアー
ム１６のＹ方向への動きはほぼ直線運動をするように設
計されるのであるが、パッド１１がディスク板１２に接
したときは、パッドホルダ９はディスク板によりＸ方向
への回転運動となシ、従ってサーボアーム１６に対して
はその軸１７．１８を揺動させるようなこじり作用をし
、サーボアームによるパッドホル７　　ニー； ダの支持部を著しく損ねる不都合がある。

本発明によればこのような不都合を解消することができ
る。すなわち、サーボアーム１６はコ字形に形成し、そ
の上下片１６ａ、１５ｂにより本体１の支持板１６を挾
んでいるので、支持板１６がアーム１５のＹ方向への円
弧運動の案内板の役目をし、前記のようなとじシに対し
て強い支持構造となっている。また、制動時に軸１７に
かかる軸１８よりの押圧力に対しても強度向上を果たし
ている。

また、コ字形のサーボアーム１５は、その上下片１５ａ
、１６ｂをつなぐ連結片１５ａで形成される橋部に、ば
ね２３の端部を係止するようにしているので、サーボア
ーム１６の回動規制をバランスよく行うことができると
ともに、この橋部は、突片２ｏの切り起こし残部を利用
するので、アーム１６を金属平板から容易に作ることが
できる。

さらに、突片２０は車軸２６に対してアーム１６の外側
へ切り起こしているので、調節ねじ２１の操作も容易で
ある。また、ねじの当接するホルダ９の端面９ａは、軸
１８の中心線を含む面内に形成し、軸１８の半径方向に
あるので、ねじによるホルダ９の角度調整を効率よく行
える。

以上のように、本発明によれば、サーボアームは簡単な
構造であるが、パッドホルダに対して強固な支持構造と
することができ、しかもパッドをディスク板に平行に接
触させる調節作用を容易に行うことができ、常に安全で
確実な制動を発揮させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のディスクブレーキの実施例における要
部を断面にした平面図、第２図はその動作状態を示す図
、第３図はディスクブレーキの車体への取付状態を示す
側面図、第４図はサーボアームの展開図、第６図はサー
ボアームの他の実施例を示す展開図、第６図は同サーボ
アームの斜視図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・ホイールシリンダ
、４・・・・・・ピストン、９・・・・・・パッドホル
ダ、９ａ・・・・・・・端面、１１・・・・・・パッド
、１２・・・・・・ディ９−　、− スフ板、１６・・・・・サーボアーム、１７・・・・・
・支持板、２０・・・・・突片、２１・・・・・・調節
ねじ、２３・・・・・ばね。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 悟 ／′／ 第２図 ご 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ディスク板加圧用のパッドを装着したパッド
   ホルダと、パッドホルダをディスク板側へ加圧するピス
   トンを内装したホイールシリンダと、前記ホイールシリ
   ンダを内蔵するとともにそのディスク板の回転方向側に
   伸びた支持板を有する本体と、一端を前記パッドホルダ
   の端部に軸支するとともに他端を前記支持板に軸支して
   パッドホルダをディスク板の回転方向へ移動するよう支
   持したサーボアームとを備え、前記サーボアームが、前
   記本体の支持板を挾むコ字形をなし、かつ支持板に対し
   て垂直方向に切り起こした突片に先端をパッドホルダの
   端面に当接させた調節ねじを設けていることを特徴とす
   るディスクブレーキ。
2. （２）前記調節ねじの当接するパッドホルダの端面が、
   パッドホルダとサーボアームとの軸支部を含む平面内に
   形成された特許請求の範囲第１項記載のディスクブレー
   キ。
3. （３）サーボアームにおける前記突片切り起こし部の残
   部で形成される橋部に、サーボアームの回動を規制する
   ばねの一端を装着した特許請求の範囲第１項記載のディ
   スクブレーキ。