JPS5837245Y2 - 植物栽培容器 - Google Patents
植物栽培容器Info
- Publication number
- JPS5837245Y2 JPS5837245Y2 JP12439281U JP12439281U JPS5837245Y2 JP S5837245 Y2 JPS5837245 Y2 JP S5837245Y2 JP 12439281 U JP12439281 U JP 12439281U JP 12439281 U JP12439281 U JP 12439281U JP S5837245 Y2 JPS5837245 Y2 JP S5837245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- water
- soil
- ventilation
- plant cultivation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は側壁に複数の通気孔を設けた植物栽培容器に
関するものである。
関するものである。
側壁に複数の通気孔を設けた植物栽培容器は公知である
。
。
しかし、この容器は側壁に通気孔を設けただけのもので
あって、溶液栽培などの限られた用途にしか使用されて
いなかった。
あって、溶液栽培などの限られた用途にしか使用されて
いなかった。
従って花壇などに置くとすればこの通気孔が見えて見苦
しい、また容器を地中に埋込んで使用する場合、石や砂
がこの通気孔を閉塞して通気孔の目的が達せられなくな
るなどの欠点がある。
しい、また容器を地中に埋込んで使用する場合、石や砂
がこの通気孔を閉塞して通気孔の目的が達せられなくな
るなどの欠点がある。
また、昭和12年実用新案出願公告第228号公報に記
載されたものは容器の側壁の中間部に多数の通気孔を設
け、この通気孔の下部から上向きの樋状の肥料受けを設
け、側壁の外側には多数の縦溝を有する筒状の界壁を設
けて通気孔を開閉するようにしたものである。
載されたものは容器の側壁の中間部に多数の通気孔を設
け、この通気孔の下部から上向きの樋状の肥料受けを設
け、側壁の外側には多数の縦溝を有する筒状の界壁を設
けて通気孔を開閉するようにしたものである。
この公知の容器は通常の植木鉢と同様に底部に孔があり
、通気孔は通気の役目と、肥料受けに注入した肥料を容
器内に流入させる目的を有している。
、通気孔は通気の役目と、肥料受けに注入した肥料を容
器内に流入させる目的を有している。
また、この公知の容器は地中に埋めた場合、肥料受けに
土が入り、界壁の縦溝や通気孔に土が詰まるので地中に
埋込んで使用することはできないなどの問題がある。
土が入り、界壁の縦溝や通気孔に土が詰まるので地中に
埋込んで使用することはできないなどの問題がある。
この考案の目的は、上記のような従来の通気孔付きの植
物栽培容器の欠点をおぎない、従来の通気孔付きの植物
栽培容器および通常の底孔付植木鉢になかった用途を開
発することにある。
物栽培容器の欠点をおぎない、従来の通気孔付きの植物
栽培容器および通常の底孔付植木鉢になかった用途を開
発することにある。
すなわち、この考案は側壁に複数の通気孔を有する植物
栽培容器において、その通気孔を容器本体の側壁上部寄
りとするとともに容器本体の底部は孔無しとし、前記の
通気孔形成部上から外方に向けて張出部を設け、この張
出部の外側から下方へ向かう防護壁を形成したもので、
容器を地中に埋めたときも通気孔が石や砂で閉塞されな
いようにするとともに通気孔からオーバーフローした水
が遠く、に飛ばないようにし、容器内に溜めた水の蒸発
により容器の上方の土をしめらせるようにした植物栽培
容器を提供するものである。
栽培容器において、その通気孔を容器本体の側壁上部寄
りとするとともに容器本体の底部は孔無しとし、前記の
通気孔形成部上から外方に向けて張出部を設け、この張
出部の外側から下方へ向かう防護壁を形成したもので、
容器を地中に埋めたときも通気孔が石や砂で閉塞されな
いようにするとともに通気孔からオーバーフローした水
が遠く、に飛ばないようにし、容器内に溜めた水の蒸発
により容器の上方の土をしめらせるようにした植物栽培
容器を提供するものである。
第1図、第2図において、1は底に孔のない容器本体で
、その上部には上部容器2を設けであるが、第1図の場
合は本体1と上部容器2とは一体であり、第2図の場合
は別体である。
、その上部には上部容器2を設けであるが、第1図の場
合は本体1と上部容器2とは一体であり、第2図の場合
は別体である。
3は本体1の上部に形成した複数の通気孔であり、本体
1の上縁から外向きの張出部4を全周に亘り一体に設け
、この張出部4の外側から上方へ向かう防護壁5を一体
に設ける。
1の上縁から外向きの張出部4を全周に亘り一体に設け
、この張出部4の外側から上方へ向かう防護壁5を一体
に設ける。
第1図の場合はこの防護壁5の上方へ上部容器2を一体
に形成し、第2図の場合は防護壁5の上方に形成した全
周に亘る受縁6に上部容器2の下部を着脱自在にはめ込
んである。
に形成し、第2図の場合は防護壁5の上方に形成した全
周に亘る受縁6に上部容器2の下部を着脱自在にはめ込
んである。
7は簀の子で、第1図の場合は別体の簀の子7を張出部
4に着脱自在にはめであるが、第2図の場合、簀の子7
は上部容器2と一体である。
4に着脱自在にはめであるが、第2図の場合、簀の子7
は上部容器2と一体である。
また、防護壁5の下縁を第1図のような波形にして装飾
を兼ねる場合もある。
を兼ねる場合もある。
この他に第2図のような別体の上部容器2の下部に防護
壁5を一体に形成して防護壁5や受縁6のない張出部4
上に容器2を載せて防護壁5を張出部4の外側に被せる
ようにしたものもある。
壁5を一体に形成して防護壁5や受縁6のない張出部4
上に容器2を載せて防護壁5を張出部4の外側に被せる
ようにしたものもある。
第3図、第4図は地中埋込用として上部容器を省略した
ものを示し、第3図は本体1に1個の簀の子7を設けた
もの、第4図は複数の本体1上に横長の共通の簀の子7
を載せたものを示している。
ものを示し、第3図は本体1に1個の簀の子7を設けた
もの、第4図は複数の本体1上に横長の共通の簀の子7
を載せたものを示している。
簀の子7は各図に平面状のものを示しであるが、その他
に簀の子Iの中央部を下方へ凹ませて本体1内に溜った
水に浸かるようにしたものもある。
に簀の子Iの中央部を下方へ凹ませて本体1内に溜った
水に浸かるようにしたものもある。
この考案は上記の構成であり、花壇などに置く場合、上
部容器2内に土を入れてこの土に植物の根を埋め込む。
部容器2内に土を入れてこの土に植物の根を埋め込む。
この場合、上部容器2内の土に施した水或は栽培液は土
をうるおしたのち、簀の子7を通過して本体1内に溜る
。
をうるおしたのち、簀の子7を通過して本体1内に溜る
。
この溜った水の余分のものは通気孔3からオーバフロー
し、残りの水は徐々に蒸発して容器2内の土をうるおす
ので、水やりを2〜3日忘れても水分不足で枯らすよう
なおそれはない。
し、残りの水は徐々に蒸発して容器2内の土をうるおす
ので、水やりを2〜3日忘れても水分不足で枯らすよう
なおそれはない。
また、植物が成長すればその根は本体1の底部に達する
。
。
従来の通気孔のない植物鉢では底に孔があって水をやっ
たときにこの孔から排水されるので受皿で受けるように
する場合もあるが、水が多すぎると受皿に水が溜り、そ
のままにしておくと植木鉢の下部が水につかったままと
なり根かくさるおそれがある。
たときにこの孔から排水されるので受皿で受けるように
する場合もあるが、水が多すぎると受皿に水が溜り、そ
のままにしておくと植木鉢の下部が水につかったままと
なり根かくさるおそれがある。
しかしこの考案の場合は、通気孔3がオーバフロ一孔と
なって、簀の子7より上の土が水びたしになるようなお
それがなく、また、根を水につけた方がよい植物の場合
は簀の子7の中央を下方へ凹入させて水につかるように
したものを用いればよい。
なって、簀の子7より上の土が水びたしになるようなお
それがなく、また、根を水につけた方がよい植物の場合
は簀の子7の中央を下方へ凹入させて水につかるように
したものを用いればよい。
また、通気孔3があるため、外気が通気孔3から入り、
簀の子7の下部から上部容器2内の土に入るので通気が
良好となり植物の成長・に好結果を与える。
簀の子7の下部から上部容器2内の土に入るので通気が
良好となり植物の成長・に好結果を与える。
しかも防護壁5があるため、外部の塵埃などで通気孔3
が詰ってしまうおそれもない。
が詰ってしまうおそれもない。
街路樹などを植える場合は第3図のように上部容器2の
ない容器本体1を土8中に埋め込み、そのさい、本体1
の周囲に小石9を配置してこれを地面10にまで達する
ようにしておき植物11は容器本体1のほぼ直上に植え
込む。
ない容器本体1を土8中に埋め込み、そのさい、本体1
の周囲に小石9を配置してこれを地面10にまで達する
ようにしておき植物11は容器本体1のほぼ直上に植え
込む。
上記のようにして本体1を±8中に埋め込んだ場合、雨
水は±8を通って根12を湿らし簀の子7を通り本体1
内に溜り、余分な水は通気孔3をオーバフローする。
水は±8を通って根12を湿らし簀の子7を通り本体1
内に溜り、余分な水は通気孔3をオーバフローする。
従って好天が続き土8が乾燥状態となっても本体1内の
水の蒸発により根12に水分が与えられるので水不足に
より植物が枯れることが防止される。
水の蒸発により根12に水分が与えられるので水不足に
より植物が枯れることが防止される。
また、好天が続き、土8の乾燥が激しいときは従来では
水をやっても土8が水を吸収してしまい植物11の根1
2に対する水分の供給効果は少ないがこの考案の場合は
、やった水が本体1内に溜るので潅水の効果が十分に発
揮される。
水をやっても土8が水を吸収してしまい植物11の根1
2に対する水分の供給効果は少ないがこの考案の場合は
、やった水が本体1内に溜るので潅水の効果が十分に発
揮される。
また、小石9などは防護壁5で阻止されて通気孔3に直
接当らないから、通気孔3が詰るおそれがない。
接当らないから、通気孔3が詰るおそれがない。
第4図の場合は、簀の子7が横長の共通式となった点が
異るだけでその他の作用効果は第3図の場合と同様であ
り、図示省略しであるが、本体1の周囲から植物11の
根12の周囲に小石の層を設けることは第3図の場合と
同じである。
異るだけでその他の作用効果は第3図の場合と同様であ
り、図示省略しであるが、本体1の周囲から植物11の
根12の周囲に小石の層を設けることは第3図の場合と
同じである。
前記各実施例は何れも簀の子7を用いる場合を示したが
、実際の農業や林業においては簀の子を用いない場合も
ある。
、実際の農業や林業においては簀の子を用いない場合も
ある。
すなわち、第5図のように地上で使用する場合、あるい
は第6図、第7図のように地下に埋めて使用する場合の
何れの場合においても簀の子かわりに本体1内にミズゴ
ケ、川砂、農業用ウレタンスポンジを入れたり、通気性
や保水性のよい鹿沼土や赤玉土などの充填材13を入れ
る場合もある。
は第6図、第7図のように地下に埋めて使用する場合の
何れの場合においても簀の子かわりに本体1内にミズゴ
ケ、川砂、農業用ウレタンスポンジを入れたり、通気性
や保水性のよい鹿沼土や赤玉土などの充填材13を入れ
る場合もある。
このような鹿沼土や赤玉土は粒の粗い土なので、本体1
に入れても隙間ができて通気孔3により空気の流通がで
き、本体1内に入れた場合、容土を構成する粒子が水を
十分に含み、しかも粒子間の隙間にも水が溜るので他の
普通の土よりも保水性が良好である。
に入れても隙間ができて通気孔3により空気の流通がで
き、本体1内に入れた場合、容土を構成する粒子が水を
十分に含み、しかも粒子間の隙間にも水が溜るので他の
普通の土よりも保水性が良好である。
また、第6図のように本体1内に前記のような充填材1
3を入れ、さらに上部に竹、笹、ワラ、板、塩化ビニル
パイプや網などの層14を載せたりこれを土で覆う場合
もある。
3を入れ、さらに上部に竹、笹、ワラ、板、塩化ビニル
パイプや網などの層14を載せたりこれを土で覆う場合
もある。
この考案は上記のように側壁の上部寄りに複数の通気孔
3を設けた底部に孔のない容器本体1の側壁外側に張出
部4を設け、この張出部4の外側から下方へ向かう防護
壁5を設けることにより外部から通気孔3が見えなくな
り、体裁がよいとともに、室内において、受皿上に載せ
て水をやったときに通気孔3からオーバーフローした水
が防護壁5に当って落下し、受皿内に入るので受皿の外
を水でぬらすおそれがなく、本体1を地中に埋込んだと
きは通気孔3が塵埃や小石などでつまるおそれがなく、
良好な通気性を保持でき、また潅水時は通気孔3がオー
バフロ一孔となって必要以上の水が溜ることを防止する
。
3を設けた底部に孔のない容器本体1の側壁外側に張出
部4を設け、この張出部4の外側から下方へ向かう防護
壁5を設けることにより外部から通気孔3が見えなくな
り、体裁がよいとともに、室内において、受皿上に載せ
て水をやったときに通気孔3からオーバーフローした水
が防護壁5に当って落下し、受皿内に入るので受皿の外
を水でぬらすおそれがなく、本体1を地中に埋込んだと
きは通気孔3が塵埃や小石などでつまるおそれがなく、
良好な通気性を保持でき、また潅水時は通気孔3がオー
バフロ一孔となって必要以上の水が溜ることを防止する
。
従って、潅水を忘れても植物が早期に枯死することを防
止するから、花壇などに置く場合は勿論、街路樹や山林
などの植林のように潅水が毎日行なえないような場所に
植物を植える場合にも適するものである。
止するから、花壇などに置く場合は勿論、街路樹や山林
などの植林のように潅水が毎日行なえないような場所に
植物を植える場合にも適するものである。
第1図ないし第7図はこの考案の各実施例を示す一部縦
断側面図である。 1・・・・・・容器本体、3・・・・・・通気孔、4・
・・・・・張出部、5・・・・・・防護壁、7・・・・
・・簀の子。
断側面図である。 1・・・・・・容器本体、3・・・・・・通気孔、4・
・・・・・張出部、5・・・・・・防護壁、7・・・・
・・簀の子。
Claims (1)
- 側壁に複数の通気孔を有する植物栽培容器において、そ
の通気孔を容器本体の側壁上部寄りとするとともに容器
本体の底部は孔無しとし、前記の通気孔形成部上から外
方へ向けて張出部を設け、この張出部の外側から下方へ
向かう防護壁を形成した植物栽培容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12439281U JPS5837245Y2 (ja) | 1981-08-21 | 1981-08-21 | 植物栽培容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12439281U JPS5837245Y2 (ja) | 1981-08-21 | 1981-08-21 | 植物栽培容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5829247U JPS5829247U (ja) | 1983-02-25 |
JPS5837245Y2 true JPS5837245Y2 (ja) | 1983-08-22 |
Family
ID=29918258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12439281U Expired JPS5837245Y2 (ja) | 1981-08-21 | 1981-08-21 | 植物栽培容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837245Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-08-21 JP JP12439281U patent/JPS5837245Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5829247U (ja) | 1983-02-25 |
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