JPS5836853Y2 - 内燃機関の無接点点化装置 - Google Patents
内燃機関の無接点点化装置Info
- Publication number
- JPS5836853Y2 JPS5836853Y2 JP1977089741U JP8974177U JPS5836853Y2 JP S5836853 Y2 JPS5836853 Y2 JP S5836853Y2 JP 1977089741 U JP1977089741 U JP 1977089741U JP 8974177 U JP8974177 U JP 8974177U JP S5836853 Y2 JPS5836853 Y2 JP S5836853Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- circuit
- ground
- current
- detection resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、無接点点火装置に関し、特に、信号増中部を
モノリシックIC(以後MICと記す)で構成した無接
点点火装置に関する。
モノリシックIC(以後MICと記す)で構成した無接
点点火装置に関する。
MICのアースと外部アースとの間には、0.5Ω程度
のインピーダンスが生じ、MIC内部に大電流が交流的
に流れる場合には、MIC内部のアス電位が安定せず、
MIC内回路に悪影響を及ぼす、この共通インピーダン
スによる悪影響をなくする為に、MIC内に別系統のア
ースパッドを設け、大電流と小電流を分離させる方式が
従来用いられてきた。
のインピーダンスが生じ、MIC内部に大電流が交流的
に流れる場合には、MIC内部のアス電位が安定せず、
MIC内回路に悪影響を及ぼす、この共通インピーダン
スによる悪影響をなくする為に、MIC内に別系統のア
ースパッドを設け、大電流と小電流を分離させる方式が
従来用いられてきた。
MICで構成した無接点点火装置に釦いては、入力信号
検出トランジスタは、数十mVの電圧を検出できる機能
が必要であり、又、パワートランジスタのドライバーに
は、数十mAの電流が流れるため、MIC内部で入力信
号検出トランジスタのアースと、ドライバーのアースと
を共通にした場合には、ドライバー電流により、MIC
内部アースが外部アースに対して不安定となり、従って
数十mVの電圧を検出する入力信号検出トランジスタの
誤動作を誘起する原因となる。
検出トランジスタは、数十mVの電圧を検出できる機能
が必要であり、又、パワートランジスタのドライバーに
は、数十mAの電流が流れるため、MIC内部で入力信
号検出トランジスタのアースと、ドライバーのアースと
を共通にした場合には、ドライバー電流により、MIC
内部アースが外部アースに対して不安定となり、従って
数十mVの電圧を検出する入力信号検出トランジスタの
誤動作を誘起する原因となる。
大電流と小電流のアースパッドを二系統設ければ、この
問題は、解決するが、アースパッドを二系統用いた場合
には、MICのコストが大巾に増すことと、信頼度が減
少する事、又、MIC内部の異なるアース間に生ずる電
位差により悪影響がないように部品配置を考慮する必要
がある等、種棒の問題がある。
問題は、解決するが、アースパッドを二系統用いた場合
には、MICのコストが大巾に増すことと、信頼度が減
少する事、又、MIC内部の異なるアース間に生ずる電
位差により悪影響がないように部品配置を考慮する必要
がある等、種棒の問題がある。
以上の事より、コストアップのない、アースパッドが一
系統の方式で、回路に悪影響を及さない方式を考える必
要がある。
系統の方式で、回路に悪影響を及さない方式を考える必
要がある。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくした無
接点点火装置を提供するにある。
接点点火装置を提供するにある。
MICのアースと外部アース間の共通インピーダンスに
よる悪影響を、電流検出抵抗に生ずる電圧効果を入力信
号検出トランジスタのコレクタに交流的に帰還させ、共
通インピーダンスによる悪影響をなくす。
よる悪影響を、電流検出抵抗に生ずる電圧効果を入力信
号検出トランジスタのコレクタに交流的に帰還させ、共
通インピーダンスによる悪影響をなくす。
第1図は、本考案の一実施例であり、ピックアラフコイ
ル24、抵抗7,8,9,10,15、ダイオード21
.22、コンデンサー2、トランジスタ16より、ピッ
クアップコイル発生電圧波形整形回路が構成され、抵抗
lL12,13、トランジスタ17,18により信号増
巾回路が構成され、パワートランジスタ20、電流検出
抵抗4、抵抗5,6、トランジスタ19により、電流制
限回路が構成され、抵抗14、ツェナーダイオード23
により、定電圧回路が構成され、点火コイル25、点火
栓26により高電圧発生回路が構成されている。
ル24、抵抗7,8,9,10,15、ダイオード21
.22、コンデンサー2、トランジスタ16より、ピッ
クアップコイル発生電圧波形整形回路が構成され、抵抗
lL12,13、トランジスタ17,18により信号増
巾回路が構成され、パワートランジスタ20、電流検出
抵抗4、抵抗5,6、トランジスタ19により、電流制
限回路が構成され、抵抗14、ツェナーダイオード23
により、定電圧回路が構成され、点火コイル25、点火
栓26により高電圧発生回路が構成されている。
点線内の素子は、MICで構成され、MICのアースと
、外部アースとの間に共通インピーダンス3が接続され
ている。
、外部アースとの間に共通インピーダンス3が接続され
ている。
第2図は、各部の動作波形であり、ピックアップコイル
発生電圧波形が負の時点で、トランジスタ16が0FF
L、トランジスタ17がONL、トランジスタ18がO
FFし、パワートランジスタ20がONして、点火コイ
ル25が通電される。
発生電圧波形が負の時点で、トランジスタ16が0FF
L、トランジスタ17がONL、トランジスタ18がO
FFし、パワートランジスタ20がONして、点火コイ
ル25が通電される。
コンデンサ2は、入力信号に乗るノイズ対策コンデンサ
ーである。
ーである。
トランジスタ18は、パワートランジスタのドライバー
であり、トランジスタ16がONの時点で数十mAの電
流が流れる。
であり、トランジスタ16がONの時点で数十mAの電
流が流れる。
一方、共通インピーダンス3の値は、0.5Ω程度であ
るので、MIC内アース電位A点は、外部アースに対し
て、数十mV持ち上がった電位になっている。
るので、MIC内アース電位A点は、外部アースに対し
て、数十mV持ち上がった電位になっている。
今、ピックアップコイル発生電圧波形が正から負に切替
わろうとすると、トランジスタ16がOFFし、トラン
ジスタ18がOFFする、この時点でA点電位は、外部
アースとほぼ同電位となる。
わろうとすると、トランジスタ16がOFFし、トラン
ジスタ18がOFFする、この時点でA点電位は、外部
アースとほぼ同電位となる。
この動作により、トランジスタ16のベース電圧は、コ
ンデンサー2の端子電堕に対して、低くなったのと同じ
動きとなり、従って、A、a電位が下がると、トランジ
スタ16のベース電圧が、コンデンサー2の端子電圧よ
り下がり、トランジスタ16には、コンデンサー2より
、電流が流れ込み、トランジスタ16をONさせようと
する。
ンデンサー2の端子電堕に対して、低くなったのと同じ
動きとなり、従って、A、a電位が下がると、トランジ
スタ16のベース電圧が、コンデンサー2の端子電圧よ
り下がり、トランジスタ16には、コンデンサー2より
、電流が流れ込み、トランジスタ16をONさせようと
する。
即ち、トランジスタ16がOFFの動作を開始すると、
共通インピーダンス3により、正帰還がかかり、トラン
ジスタ16のOFFが不安定となり、発振現象が生ずる
。
共通インピーダンス3により、正帰還がかかり、トラン
ジスタ16のOFFが不安定となり、発振現象が生ずる
。
ところで、コンデンサー1の片側を、電流検出抵抗に接
続することにより、トランジスタ16が0FFL、トラ
ンジスタ18が0FFL、パワートランジスタ20がO
Nすると、電流検出抵抗4には、電圧が生じ、コンデン
サー1を通して、トランジスタ16のコレクタに帰還さ
れるため、トランジスタ16がOFFした直後の不安定
な状態をコンデンサー1による交流帰還で、安定化でき
る。
続することにより、トランジスタ16が0FFL、トラ
ンジスタ18が0FFL、パワートランジスタ20がO
Nすると、電流検出抵抗4には、電圧が生じ、コンデン
サー1を通して、トランジスタ16のコレクタに帰還さ
れるため、トランジスタ16がOFFした直後の不安定
な状態をコンデンサー1による交流帰還で、安定化でき
る。
本実施例によれば、アースパッドを二系統用いずに共通
インピーダンスによる悪影響を防止できるため、コスト
ダウンに効果がある。
インピーダンスによる悪影響を防止できるため、コスト
ダウンに効果がある。
本考案によれば、MICを使用した場合に必らず問題と
なる共通インピーダンスの問題を、アスパツドを増す事
なく解決できるため、MICのコストを大巾にダウンす
ることができると同時に、性能的にも良好な特性を得ら
れる効果がある。
なる共通インピーダンスの問題を、アスパツドを増す事
なく解決できるため、MICのコストを大巾にダウンす
ることができると同時に、性能的にも良好な特性を得ら
れる効果がある。
第1図は、本考案の一実施例回路図、第2図aは、ピッ
クアップコイル発生電圧波形図、第2図すは、トランジ
スタ16のコレクタ電圧波形図、第2図cは、トランジ
スタ18のコレクタ電圧波形図、・第2図dは、点火コ
イル1次電流波形図、第2図eは、電流検出抵抗4に生
ずる電圧波形図である。 1・・・コンデンサ、2・・・コンデンサ、3・・・共
通インピーダンス、4・・・電流検出抵抗、5〜15・
・・抵L 16〜19−bランジスタ、20・・・パ
ワートランジスタ、21,22・・・ダイオード、23
・・・ツェナーダイオード、24・・・ピックアップコ
イル、25・・・点火コイル、26・・・点火栓。
クアップコイル発生電圧波形図、第2図すは、トランジ
スタ16のコレクタ電圧波形図、第2図cは、トランジ
スタ18のコレクタ電圧波形図、・第2図dは、点火コ
イル1次電流波形図、第2図eは、電流検出抵抗4に生
ずる電圧波形図である。 1・・・コンデンサ、2・・・コンデンサ、3・・・共
通インピーダンス、4・・・電流検出抵抗、5〜15・
・・抵L 16〜19−bランジスタ、20・・・パ
ワートランジスタ、21,22・・・ダイオード、23
・・・ツェナーダイオード、24・・・ピックアップコ
イル、25・・・点火コイル、26・・・点火栓。
Claims (1)
- 点火コイル1次電流を開閉するパワートランジスタ、該
パワートランジスタを流れる一次電流を検出する電流検
出抵抗、点火信号を検出して波形整形を行なう波形整形
トランジスタ、波形整形された信号を増巾する増巾トラ
ンジスタ、及び前記電流検出抵抗の電圧降下が所定値以
上にならない様に該電圧降下に応じて一次電流を制御す
る電流制限回路を備え、且つ前記波形整形トランジスタ
と前記増巾トランジスタとが共通のアース点を備えたモ
ノリシックIC回路として構成され、前記モノリシック
IC回路のアース点と外部回路のアス点とを接続する共
通インピーダンスを有するものにむいて、前記電流検出
抵抗の反接地側端をコンデンサを介して前記波形整形ト
ランジスタの出力端に接続したことを特徴とする内燃機
関の無接点点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977089741U JPS5836853Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | 内燃機関の無接点点化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977089741U JPS5836853Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | 内燃機関の無接点点化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5416941U JPS5416941U (ja) | 1979-02-03 |
JPS5836853Y2 true JPS5836853Y2 (ja) | 1983-08-19 |
Family
ID=29017425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977089741U Expired JPS5836853Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | 内燃機関の無接点点化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836853Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49101741A (ja) * | 1973-01-09 | 1974-09-26 |
-
1977
- 1977-07-08 JP JP1977089741U patent/JPS5836853Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49101741A (ja) * | 1973-01-09 | 1974-09-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5416941U (ja) | 1979-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5836853Y2 (ja) | 内燃機関の無接点点化装置 | |
US4499888A (en) | Ignition system for internal combustion engine | |
JPS5836854Y2 (ja) | 内燃機関の無接点点火装置 | |
JP2539463B2 (ja) | 無接点式点火装置 | |
JPS6014208Y2 (ja) | 回転体の回転速度検出装置 | |
JPS5934868B2 (ja) | 無接点点火装置 | |
JPS6013476U (ja) | 接点信号線の断線検知回路 | |
JPS6010882U (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
JPS6042502Y2 (ja) | 多電源電力増幅回路の保護装置 | |
JPS6017176B2 (ja) | 結合回路 | |
JPH0365050B2 (ja) | ||
JPS5828425B2 (ja) | 内燃機関用半導体式点火装置 | |
JPS58177560U (ja) | 無接点点火装置用混成集積回路 | |
JPS5930908B2 (ja) | 無接点点火装置 | |
JPS589430A (ja) | 負荷を接続および遮断する終段トランジスタを有する回路装置 | |
JPS5851071U (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPS6053181B2 (ja) | 点火装置 | |
JPS6018272U (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS63246917A (ja) | 波形整形回路 | |
JPS6040114U (ja) | ショック音防止回路 | |
JPS5934870B2 (ja) | 無接点点火装置 | |
JPS5914426U (ja) | 入力回路 | |
JPS6147532U (ja) | 雑音信号抑圧回路 | |
JPS58150332U (ja) | サ−ジ電圧ブランキング回路 | |
JPH06223027A (ja) | 切替回路 |