JPS6042502Y2 - 多電源電力増幅回路の保護装置 - Google Patents

多電源電力増幅回路の保護装置

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JPS6042502Y2
JPS6042502Y2 JP5663280U JP5663280U JPS6042502Y2 JP S6042502 Y2 JPS6042502 Y2 JP S6042502Y2 JP 5663280 U JP5663280 U JP 5663280U JP 5663280 U JP5663280 U JP 5663280U JP S6042502 Y2 JPS6042502 Y2 JP S6042502Y2
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transistor
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和政 酒井
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株式会社ケンウッド
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【考案の詳細な説明】 この考案は、多電源電力増幅回路において、増幅器を負
荷短絡時に保護する多電源電力増幅回路の保護装置に関
するものである。
高効率の電力増幅回路として多電源電力増幅回路がある
この回路は、増幅器に電力を供給する電源として、電圧
の異なる複数の電源を有し、この電源を入力信号電圧に
応じて切換えるようにしたものである。
このような多電源電力増幅回路を第1図により具体的に
説明する。
ただし、第1図ではプッシュプル構成となっているが、
ここでは正の半サイクル側も用いて説明する。
第1図において、1は入力端子、2〜4は出力トランジ
スタ、5,6は電源切換用スイッチングダイオード、7
〜9は電源、10は出力端子、11は接地端子、12は
抵抗Rしの負荷であり、電源7〜9は(電源7の電圧V
、)<(電源8の電圧V2)< (電源9の電圧V3)
に設定されている。
このように構成された多電源電力増幅回路においては、
入力端子1に供給される入力信号電圧が零から増加して
いくと、まず出力トランジスタ2が導通し、電源7(電
圧V1)からスイッチングダイオード5→出力トランジ
スタ2→負荷12と電流11が流れる。
この時、出力トランジスタ3,4はオフとなっている。
次に、入力信号電圧が電圧V1を越えると、出力トラン
ジスタ3が導通する一方、この出力トランジスタ3のエ
ミッタ電位が上昇するためにスイッチングダイオード5
がオフとなり、その結果電源8(電圧V2)からスイッ
チングダイオード6→出力トランジスタ3→出力トラン
ジスタ2→負荷12と電流I2が流れる。
次に、入力信号電圧が電圧V2を越えると、出力トラン
ジスタ4が導通する一方、スイッチングダイオード6が
オフとなり、その結果電源9(電圧V3)から出力トラ
ンジスタ4→出力トランジスタ3→出力トランジスタ2
→負荷12と電流I3が流れる。
このようにして多電源電力増幅回路は、電流を流す(電
力を供給する)電源(電源電圧)を入力信号電圧に応じ
て切換える。
なお、以上の多電源電力増幅回路の動作が第2図に波形
で示されており、Aは入力信号電圧波形、Bは電流11
の波形、Cは電流I2の波形、Dは電流I3の波形、E
は負荷12の総合電流I、の波形である。
上述多電源電力増幅回路において以上の動作は、正常時
の動作である。
これに対して、いま負荷12が短絡された場合は、入力
信号電圧が印加されても出力端子10の電圧が上昇しな
いために、電源8,9のような高電圧側からは電力が供
給されずに、電源7→スイツチングダイオード5−出力
トランジスタ2→出力端子10→接地という経路で、こ
の経路の内部インピーダンスと電源7の電圧で決まる過
大電流が流れる。
そこで、この過大電流を検出して出力トランジスタ2を
保護する必要がある。
従来、保護装置は、負荷に流れる電流により過大電流を
検出して動作するように構成されている。
この従来の保護装置が上記第1図に具体的に示されてい
る。
第1図に示すように、従来の保護装置は、出力トランジ
スタ2のエミッタと出力端子10間に検出用抵抗13を
挿入腰この抵抗13に生じる電圧を分圧抵抗14.15
で分圧し、この分圧された電圧を、出力トランジスタ2
の入力電流制限用のトランジスタ、つまり出力トランジ
スタ2のベースと出力端子10間にコレクタ・エミッタ
が接続されたトランジスタ16のベースに供給するよう
に構成されている。
すなわち、このように構成された装置においては、正常
時はトランジスタ16がオフしているが、負荷12が短
絡されて上述経路で過大電流が流れると、抵抗13の両
端に大きな電圧が発生することによりトランジスタ16
のベース電圧が上昇するので、このトランジスタ16が
導通する。
したがって、このトランジスタ16により出力トランジ
スタの入力を制限し、その結果上記過大電流を抑えるこ
とにより、この出力トランジスタ2を保護することがで
きる。
このような従来の保護装置においては、負荷12に流れ
る電流により過大電流を検出する方式であるから、■3
1RLアンペアを越える電流が流れた時、それを過大電
流として検出するように設定しなければならない。
すなわち、上述多電源電力増幅回路においては、負荷1
2が正常な場合、最大でV3IRLアンペアの電流が負
荷12に流れる。
したがって、もし■3IRLアンペア以下の電流で過大
電流を検出するようにすると、最大出力が得られなくな
る。
しかし、V3IRLアンペアを越える電流というのは極
めて大電流である。
しかも、負荷短絡時は、負荷12が正常な場合と異なり
、第3図の出力トランジスタ2の負荷線で示すように、
出力トランジスタ2のコレクタ・エミッタ間に電圧V□
が印加された状態で電流が流れる。
したがって、上述従来の保護装置を用いた場合は、負荷
12短絡時の出力増幅器2の損失が極めて大きく、出力
トランジスタ2が大きく発熱してしまう欠点があった。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、負荷短絡時
、少ない電流で過大電流を検出することができ、よって
負荷短絡時の出力トランジスタの損失を少なくして、こ
の出力トランジスタの発熱を抑えることができる多電源
電力増幅回路の保護装置を提供することを目的とする。
以下この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第4図はこの考案の第1の実施例を示す回路図である。
この第1の実施例では、多電源電力増幅回路がプッシュ
プル構成となっており、しかも各半サイクル側に保護装
置が設けられている。
しかし、ここでは正の半サイクル側を用いて説明するこ
ととする。
また、多電源電力増幅回路については、従来と同一部分
に同一番号を付してその説明を省略することにし、ここ
では保護装置のみについて説明する。
第4図の第1の実施例では、最も低電圧の電源7と正極
と電源切換用スイッチングダイオード5のアノード間に
検出用抵抗21が挿入される。
さらに、この抵抗21に発生する電圧を分圧するように
分圧抵抗22.23が接続される。
そして、分圧点が電流検出用トランジスタ24のベース
に接続される。
このトランジスタ24はエミッタが上記電源7の正極に
接続される。
一方、コレクタが電流制限用トランジスタ25のベース
に接続されており、このトランジスタは出力トランジス
タ2のベースと出力端子10間にコレクタ・エミッタが
接続される。
このように構成された保護装置においては、負荷12の
短絡時、最も低電圧の電源7からスイッチングダイオー
ド5→出力トランジスタ2→出力端子10→接地という
経路で電流が流れることを利用して、電源7から出力ト
ランジスタ2に流れる電流により負荷12短絡時の過大
電流を抵抗21両端の電圧として検出する。
そして、過大電流が検出されると、すなわち抵抗21の
両端に大きい電圧が発生すると、トランジスタ24が導
通し、さらにトランジスタ25が導通するので、出力ト
ランジスタ2の入力を制限−この出力トランジスタ2を
保護することができる。
ところで、電源7から出力トランジスタ2に流れる電流
は、負荷12が正常な場合、最大でもV11RLアンペ
アである。
したがって、上記保護装置によれば、V11RLアンペ
アを越える電流が流れることにより、それを過大電流と
して検出することができ、従来に比較すれば極めて少な
い電流値で過大電流を検出できる。
その結果、負荷12の短絡時は、負荷12が正常な場合
と異なり、第5図の出力トランジスタ2の負荷線で示す
ように、出力トランジスタ2のコレクタ・エミッタ間に
電圧V1が印加された状態で電流が流れるが、出力トラ
ンジスタ2の損失を極めて少なくし得、発熱を抑えるこ
とができる。
第6図はこの考案の第2の実施例である。
この第2の実施例は、第4図の出力トランジスタ2〜4
からなる増幅器26の出力端と出力端子10間にリレー
の接点27を挿入し、この接点27を過大電流検出時に
開放することにより上記増幅器26を保護するようにし
たものである。
具体的に説明すれば、第1の実施例と同様に検出用抵抗
21、分圧抵抗22,23、電流検出用トランジスタ2
4が設けられるが、このトランジスタ24のコレクタは
抵抗28を介して接地される。
また、トランジスタ24のコレクタがダイオード29を
介してトランジスタ30のベースに接続されており、こ
のベースと接地間にはコンデンサ31が接続される。
トランジスタ30はエミッタが接地される一方、コレク
タが抵抗32を介して電源7の正極に接続される。
また、トランジスタ30のコレクタがトランジスタ33
のベースに接続されており、このトランジスタ33のエ
ミッタは接地される。
そして、トランジスタ3のコレクタとW7の正極間にリ
レーの巻線34が挿入されており、このリレーの接点2
7は増幅器26の出力端と出力端子10間に挿入される
すなわち、このような構成された装置においては、通常
、トランジスタ24がオフのためトランジスタ30がオ
フ、トランジスタ33がオンとなり、その結果リレーの
巻線34が励磁されてリレーの接点27が閉成状態とさ
れるが、第1の実施例と同様にして過大電流が検出され
ると、トランジスタ24がオン、トランジスタ30がオ
ン、トランジスタ33がオフとなってリレーの巻線34
が消磁され、その結果リレー接点27が開放するので増
幅器26を保護できる。
トランジスタ30は、トランジスタ24がオンすること
によってダイオード29を介して供給される電流により
コンデンサ31が所定電圧に充電された時にオンする。
一方、トランジスタ30がオンすると、このトランジス
タ30を介してコンデンサ31の充電電荷が放電される
したがって、トランジスタ30はオンした後、一定時間
後にオフとなり、さらにこれに伴ないトランジスタ33
がオフ状態、リレーの巻線34が消磁状態、リレーの接
点27が閉成状態となる。
すなわち、上記保護装置においては、リレー接点27を
開放して保護状態となった後、一定時間後にリレーの接
点27を再び閉成して復帰状態となる。
そして、この時、やはり負荷短絡状態であって過大電流
が流れる状態であれば、再びトランジスタ30がオン、
トランジスタ33がオフ、リレーの巻線34が消磁状態
、リレーの接点27が開放状態となって保護状態となる
なお、第2の実施例の構成においては、増幅器26のた
とえば正の半サイクル側で過大電流を検出して動作する
1組の装置を設けるだけでよく、第1の実施例のように
各半サイクル側にそれぞれ装置を設ける必要はない。
また、以上の実施例では、増幅器の入力を制限して、あ
るいは増幅器の出力を開放してこの増幅器を保護する方
法であるが、たとえば入力をリレーでショートして増幅
器を保護するなど、その他の方法で増幅器を保護するこ
とができる。
以上詳述したように、この考案の装置では、最も低電圧
の電源より増幅器に流れる電流により負荷短絡時の過大
電流を検出するものである。
したがって、従来に比較して極めて少ない電流値で過大
電流を検出することが可能となり、その結果負荷短絡時
の増幅器の損失を少なくして、増幅器の発熱を抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多電源電力増幅回路および従来の保護装置を示
す回路図、第2図は多電源電力増幅回路の動作を示す波
形図、第3図は従来における出力トランジスタの負荷線
を示す図、第4図はこの考案による多電源電力増幅回路
の保護装置の第1の実施例を示す回路図、第5図はこの
考案による出力トランジスタの負荷線を示す図、第6図
はこの考案の第2の実施例を示す回路図である。 2〜4・・・・・・出力トランジスタ、5,6・・曲電
源切換用スイッチングダイオード、7〜9・・曲電源、
21・・・・・・検出用抵抗、22.23・曲・分圧抵
抗、24・・・・・・電流検出用トランジスタ、25・
曲・トランジスタ、26・・・・・・増幅器、27−−
−−−−リレーの接点、2B、30,33・・・・・・
トランジスタ、34・・・・・・リレーの巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅器に電力供給する電源として、電圧の異なる複数の
    電源を有し、この電源を入力信号電圧に応じて切換える
    ようにした多電源電力増幅回路において、増幅器を保護
    する回路と、最も低電圧の電源より増幅器に流れる電流
    を検出する回路と、この検出回路により上記最も低電圧
    の電源が上側の電源に切換わる時の電流値よりも大きく
    、かつ正常時の最大出力電流値よりも小さい過大電流を
    検出した際、上記保護回路を動作させる回路とを具備し
    てなる多電源電力増幅回路の保護装置。
JP5663280U 1980-04-24 1980-04-24 多電源電力増幅回路の保護装置 Expired JPS6042502Y2 (ja)

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JPS56157812U JPS56157812U (ja) 1981-11-25
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