JP2841779B2 - 半導体遮断器 - Google Patents

半導体遮断器

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JP2841779B2 JP21136190A JP21136190A JP2841779B2 JP 2841779 B2 JP2841779 B2 JP 2841779B2 JP 21136190 A JP21136190 A JP 21136190A JP 21136190 A JP21136190 A JP 21136190A JP 2841779 B2 JP2841779 B2 JP 2841779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,直流電力ラインの過電流を検出して高速
で遮断する半導体遮断器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の半導体遮断器として,第7図の構成の
ものがあつた。
第7図において,(1)は被遮断ライン,(2)はト
ランジスタ,(3)はFET,(6)は電流検出器,(7)
はコンパレータ,(8)は駆動回路,(11)は第1の抵
抗,(12)はスナバ回路,(13)はスナバ回路を構成す
る第2の抵抗,(14)はスナバ回路を構成するキヤパシ
タ,(15)は還流ダイオード,VREFは基準電圧,ILは被遮
断ライン(1)を流れる電流である。
次に動作について説明する。被遮断ライン(1)に
は,ダーリントン接続を構成するトランジスタ(2)と
FET(3)がオン状態のとき,電流(IL)が流れてい
る。その電流値は電流検出器(6)によりその値が検出
され,電圧信号に変換されてコンパレータ(7)の負端
子に入力される。コンパレータ(7)の正端子には基準
電圧(VREF)が入力されており,電流(IL)が定められ
た定格値の範囲内にあるときは,電流検出器(6)の出
力電圧よりも基準電圧(VREF)の方が高い値になる。こ
の時,コンパレータ(7)の出力はハイレベルとなり,
駆動回路(8)はFET(3)のゲート・ソース間にオン
電圧を供給し続けるので,FET(3)はオン状態を保つ。
そしてFET(3)の出力電流がトランジスタ(2)のベ
ース電流を供給するので,トランジスタ(2)もオン状
態を保つ。
次に電流(IL)が上昇し,定格値を越えて遮断すべき
電流値に達した場合,電流検出器(6)の出力電圧が基
準電圧(VREF)よりも高い値となり,コンパレータ
(7)の出力は反転してローレベルとなる。その結果,
駆動回路(8)がオン電圧の供給を止めるため,FET
(3)はオフし,従つてトランジスタ(2)もオフ状態
となるので電流(IL)は遮断される。なお,コンパレー
タ(7)はヒステリシス特性を持つており,電流(IL
が遮断された後もローレベレルを維持し続けるので,ト
ランジスタ(2)およびFET(3)のオフ状態は継続す
る。
なお,第1の抵抗(11)は,遮断時にトランジスタ
(2)のベース蓄積電荷を放電させる役目を持つてい
る。
また高速で電流を遮断する場合,遮断時の大きなdI/d
tと遮断ライン(1)の持つ浮遊インダクタンスのため
高いサージ電圧が発生し,トランジスタ(2)およびFE
T(3)を破壊する恐れがある。そこでサージ電圧を吸
収してトランジスタ(2)およびFET(3)を保護する
ために,第2の抵抗(13)とキヤパシタ(14)から成る
スナバ回路(12)を用いている。
また還流ダイオード(15)は,トランジスタのコレク
タ・エミツタ間に逆電圧が加わつた場合にオンして,ト
ランジスタを逆電圧破壊から保護する役目を持つ。
以上の動作を第8図および第9図を用いて説明する。
第8図は短絡負荷をもつ電力系統図であり,(1)は被
遮断ライン,(16)は定電圧源,(17)は半導体遮断
器,(18)は短絡負荷である。第9図は負荷短絡におけ
る動作波形である。図において,電流値(Ith)は電流
遮断レベルである。これは,半導体遮断器が遮断動作に
移る電流レベルであり,基準電圧(VREF)に相当する電
流値である。また時間(to)は,負荷短絡が発生した時
間である。
さて時間(to)に短絡負荷(18)が短絡すると,被遮
断ライン(1)のもつラインインダクタンスと定電圧源
(16)の電圧値で決まる一定の増加率で電流(IL)が増
加する。そして電流(IL)が電流遮断レベル(Ith)に
達すると遮断器(17)は遮断動作を行う。以上から明ら
かなように,従来の半導体遮断器は,ピーク・カツト方
式の遮断器である。
ここで,従来の半導体遮断器の負荷として容量性負荷
を接続した場合を,第10図および第11図に示す。第10図
は容量負荷をもつ電力系統図であり,(1)は被遮断ラ
イン,(16)は定電圧源,(17)は半導体遮断器,(1
9)は負荷抵抗,(20)は容量性負荷,(21)はスイツ
チ,(IL)は被遮断ライン(1)を流れる電流である。
第11図およびスイツチ(21)により容量性負荷(20)を
接続した場合の動作波形を示している。ここでIPは容量
性負荷(20)の充電電流のピーク値,Ith1,Ith2はそれぞ
れピーク値(IP)り大きな電流遮断レベルおよび小さい
電流遮断レベルである。そして,半導体遮断器(17)の
電流遮断レベルが(Ith1)の場合の電流(IL)の波形を
実線で,電流遮断レべルが(Ith2)の場合の電流(IL
の波形を破線で示している。また時間(t1)は,スイツ
チ(21)により容量性負荷(20)を接続した時間であ
る。
第11図より明らかなように,電流遮断レベルが
(Ith1)でピーク値(IP)より大きい場合,容量性負荷
(20)の充電中に半導体遮断器(17)遮断動作は行わ
ず,充電終了後も,負荷抵抗(19)に電流(IL)は供給
され続ける。しかし電流遮断レベルが(Ith2)でピーク
値(IP)より小さい場合,電流(IL)が容量性負荷(2
0)の充電に伴つて上昇していき,電流遮断レベル(I
th2)に達したところで半導体遮断器(17)は遮断動作
を行うことがわかる。この後者の場合は,電力系統に短
絡事故などの異常が発生していないのに遮断動作をして
おり,電力系統から見れば半導体遮断器(17)の誤動作
が発生しているということになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の半導体遮断器は以上のようにピーク・カツト方
式で構成されているため,容量性負荷を接続する誤動作
する場合があつた。また,この誤動作を避けるためには
電流遮断レベルを大きな値に設定しなければならないの
で,それだけ大きな電流容量を持つ半導体素子が必要に
なるなどの課題があつた。
この発明は,上記のような課題を解消するためになさ
れたもので,容量性負荷の接続にも対応できて誤動作し
ない半導体遮断器を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明における半導体遮断器は,トランジスタのコ
レクタにドレインが接続された第2のFETと,第2のFET
のソースとトランジスタのベースの間に接続された第3
の抵抗と,コンパレータの信号を入力とし,電流検出器
の出力は基準電圧を越えているという信号をコンパレー
タが出力し続ける時間を計測して,第2のFETのオン・
オフ信号を発生する時計測回路と,時計測回路の信号を
入力とし,出力のホツト側が第2のFETのゲートに接続
され,出力のリターン側がトランジスタのベースに接続
された第2の駆動回路とを備えたものである。
また,この発明におけるもう1つの半導体遮断器は,
第1のトランジスタのコレクタにコレクタが接続された
第3のトランジスタと,第3のトランジスタのエミツタ
と第1のトランジスタのベースの間に接続された第3の
抵抗と,コンパレータの信号を入力とし,電流検出器の
出力は基準電圧を越えているという信号をコンパレータ
が出力し続ける時間を計測して,第3のトランジスタの
オン・オフ信号を発生する時計測回路と,時計測回路の
信号を入力とし,出力のホツト側が第3のトランジスタ
のベースに接続され,出力のリターン側が第1のトラン
ジスタのベースに接続された第2の駆動回路とを備えた
ものである。
〔作用〕
この発明における半導体遮断器は,電流検出器の出力
が基準電圧を越えた場合,第1のFETはオフ状態とな
り,第2のFETのみがトランジスタにベース電流を供給
することになる。しかし第2のFETのドレイン電流は,
そのソースとトランジスタのベースの間に接続された第
3の抵抗による電圧負帰還のため定電流となる。従つて
ベース電流が一定になるのでトランジスタの出力電流す
なわち被遮断ラインを流れる電流は一定値に制限される
ことになる。(以後,この一定値を限流値と呼ぶ。)そ
して時計測回路は,電流検出器の出力が基準電圧を越え
た時を起点として時間を計測しており,ある規定時間に
達すると第2の駆動回路は第2のFETをオフし,電流は
遮断される。(以後,この規定時間のことを限流時間と
呼ぶ。) また,この発明におけるもう1つの半導体遮断器は,
電流検出器の出力が基準電圧を越えた場合,第2のトラ
ンジスタはオフ状態となり,第3のトランジスタのみが
第1のトランジスタにベース電流を供給することにな
る。しかし第3のトランジスタの出力電流は,そのエミ
ツタと第1のトランジスタのベース間に接続された第3
の抵抗による電圧負帰還のため定電流となる。従つてベ
ース電流が一定になるので第1のトランジスタの出力電
流すなわち被遮断ラインを流れる電流は一定値(限流
値)に制限させることになる。そして時計測回路は,電
流検出器の出力が基準電圧を越えた時を起点として時間
を計測しており,ある規定時間(限流時間)に達すると
第2の駆動回路は第3のトランジスタをオフし,電流は
遮断される。
以上のようにこの発明における半導体遮断器は,電流
検出器の出力が基準電圧を越えた場合即座に遮断するの
ではなく,ある限流時間の間は被遮断ラインを流れる電
流を限流値になるよう制御をかけて流し続けるので,電
流遮断レベルを大きくすることなく容量性負荷に対応す
ることができる。
〔実施例〕
以下,この発明の一実施例を説明する。第1図におい
て,(1)は被遮断ライン,(2)は半導体遮断素子と
してのトランジスタ,(3)は第1のFET,(4)は第2
のFET,(5)は第3の抵抗,(6)は電流検出器,
(7)はコンパレータ,(8)は第1の駆動回路,
(9)は時計測回路,(10)は第2の駆動回路,(11)
は第1の抵抗,(12)はスナバ回路,(13)はスナバ回
路を構成する第2の抵抗,(14)はスナバ回路を構成す
るキヤパシタ,(15)は還流ダイオード,VREFは基準電
圧,ILは被遮断ライン(1)に流れる電流,ID1は第1のF
ET(3)のドレイン電流,ID2は第2のFET(4)のドレ
イン電流,IBはトランジスタ(2)のベース電流であ
る。
次に動作について説明する。なお,第1の抵抗(1
1),スナバ回路(12),スナバ回路を構成する第2の
抵抗(13),スナバ回路を構成するキヤパシタ(14),
還流ダイオード(15),基準電圧(VREF)の動作は,従
来の構成と同じである。
まず,被遮断ライン(1)には,定格以下の電流
(IL)が流れているとする。この時,ダーリントン接続
を構成するトランジスタ(2)と第1のFET(3)およ
び第2のFET(4)はすべてオン状態になつている。電
流(IL)は電流検出器(6)によりその値が検出され,
電圧信号に変換されてコンパレータ(7)の負端子に入
力される。コンパレータ(7)の正端子には基準電圧
(VREF)が入力されており,電流(IL)が定められた定
格値の範囲内にあるときは,電流検出器(6)の出力電
圧よりも基準電圧(VREF)の方が高い値になる。今,電
流(IL)は定格以下なので,コンパレータ(7)の出力
はハイレベルとなり,第1の駆動回路(8)は第1のFE
T(3)のゲート・ソース間にはオン電圧を供給し続
け,第1のFET(3)はオン状態を保つ。また,時計測
回路(9)はコンレータ(7)がハイレベルの時はその
ままハイレベルを出力し,第2の駆動回路(10)は第2
のFET(4)のゲートにオン電圧を供給し続け,第2のF
ET(4)はオン状態を保つ。従つて第1のFET(3)の
ドレイン電流(ID1)および第2のFET(4)のドレイン
電流(ID2)がトランジスタ(2)にベース電流(IB
を供給するので,トランジスタ(2)もオン状態を保
つ。
次に電流(IL)が上昇し,定格値を越えて遮断すべき
電流値に達した場合,電流検出器(6)の出力電圧が基
準電圧(VREF)よりも高い値となり,コンパレータ
(7)の出力は反転してローレベルとなる。その結果,
第1の駆動回路(8)は即座にオン電圧の供給を停止
し,第1のFET(3)はオフ状態となる。しかし,時計
測回路(9)はコンパレータ(7)の出力がハイからロ
ーへ反転したときを起点として時間を計測し,限流時間
に達するまではハイレベルを出力し続ける。従つて第2
の駆動回路(10)は第2のFET(4)をオン状態に保ち
続け,第2のFET(4)のドレイン電流(ID2)がトラン
ジスタ(2)にベース電流(IB)を供給するので,トラ
ンジスタ(2)もオン状態を保ち続ける。そして限流時
間に達すると,時計測回路(9)の出力は反転してロー
レベルとなり,第2のFET(4)はオフ状態となるの
で,トランジスタ(2)もオフ状態となり,電流(IL
は遮断される。
さて,第1のFET(3)がオフして,第2のFET(4)
のみでトランジスタ(2)を駆動している,限流時間中
の場合を考える。第2のFET(4)は,そのソースに直
列に第3の抵抗(4)が接続されている。そして,この
第3の抵抗(4)にドレイン電流(ID2)が流れると電
圧降下を発生する。ここで,第3の抵抗(4)の抵抗値
を(R),第2のFET(4)のゲート・ソース間電圧を
(VGS),第2の駆動回路(10)のハイレベル時の出力
電圧を(VGB)とすると, VGS=VGB−ID2・R ・・・・・・(1) である。上式から明らかなように,ドレイン電流
(ID2)が大きくなると,第3の抵抗(4)に発生する
電圧降下により,ゲート・ソース間電圧(VGS)が小さ
くなる。しかし,ゲート・ソース間電圧(VGS)が第2
のFETのスレツシヨルド電圧以下になるようなドレイン
電流(ID2)は流れ得ない。すなわち,第3の抵抗
(4)に発生する電圧降下の電圧負帰還により,ドレイ
ン電流(ID2)は一定値となる。そして,ドレイン電流
(ID2)が一定であれば,トランジスタ(2)のベース
電流(IB)も一定である。ここで,トランジスタ(2)
の直流電流増幅率を(hFE)とすると, IL=hFE・IB(=ILLIM) ・・・・・(2) であるので,ラインに流れる電流(IL)は,限流時間中
は,一定値になる。以後,この一定の電流値を限流値
(ILLIM),限流値(ILLIM)に制限する動作を限流動作
と呼ぶ。
なお,限流値(ILLIM)は,コンパレータ(7)の出
力が反転する電流遮断レベル(Ith)よりも大きな値に
設定されている。そして,限流動作中に電流(IL)が限
流値(ILLIM)より減少してきて電流遮断レベル(Ith
以下になつた場合,コンパレータ(7)は再びハイレベ
ルを出力し,第1の駆動回路(8)は第1のFET(3)
をオン状態にするとともに,時計測回路(9)の時間測
定をリセツトする。
以上の動作について,負荷短絡が起こつた場合を第2
図および第3図に示す。第2図は短絡負荷をもつ電力系
統図であり,(1)は被遮断ライン,(16)は定電圧
源,(17)は半導体遮断器,(18)は短絡負荷である。
第3図は負荷短絡における各部の動作波形である。ここ
で,時間(to)は負荷短絡が起こつた時間,時間
(tLIM)は,あらかじめ規定されている限流時間を示
す。図より,時間(to)に負荷短絡が起こり,電流
(IL)が被遮断ライン(1)のラインインダクタンスと
定電圧源(16)の電圧値で決まる増加率で増加してい
く。電流遮断レベル(Ith)を越えても,限流動作中は
限流値(ILLIM)に制限された電流(IL)が流れ,限流
時間(tLIM)に達すると,遮断動作を行うことがわか
る。
次に,半導体遮断器の負荷として,容量性負荷を接続
した場合を第4図および第5図に示す。第4図は容量性
負荷をもつ電源系統図であり,(1)は被遮断ライン,
(16)は定電圧源,(17)は半導体遮断器,(19)は負
荷抵抗,(20)は容量性負荷,(21)はスイツチ,
(IL)は被遮断ライン(1)を流れる電流である。第5
図はスイツチ(21)により容量性負荷(20)を接続した
場合の電流(IL)の波形を示している。また時間(t1
は,スイツチ(21)により容量性負荷(20)を接続した
時間である。図より,容量性負荷(20)の充電電流が電
流遮断レベル(Ith)を越えると,半導体遮断器は限流
動作に移行し,限流値(ILLIM)による定電流充電が行
われる。そして,充電が進み,充電電流が限流時間(t
LIM)内に電流遮断レベル(Ith)以下になると,遮断動
作は行われず,負荷抵抗(19)に電流(IL)が供給され
続けることがわかる。このことは。充電電流のピーク値
が電流遮断レベル(Ith)を越える容量性負荷(20)の
場合でも,限流値(ILLIM)と限流値(tLIM)を選べば
従来の半導体遮断器のような誤動作をせず,また,トラ
ンジスタの電流容量も限流値(ILLIM)を保証すれば良
いことを意味する。
また,この発明におけるもう1つの半導体遮断器の一
実施例を第6図に示す。第6図において,(1)は被遮
断ライン,(2)は半導体遮断素子としての第1のトラ
ンジスタ,(5)は第3の抵抗,(6)は電流検出器,
(7)はコンパレータ,(8)は第1の駆動回路,
(9)は次計測回路,(10)は第2の駆動回路,(11)
は第1の抵抗,(12)はスナバ回路,(13)はスナバ回
路を構成する第2の抵抗,(14)はスナバ回路を構成す
るキヤパシタ,(15)は還流ダイオード,(22)は第2
のトランジスタ,(23)は第3のトランジスタ。VREF
基準電圧,ILは被遮断ライン(1)を流れる電流であ
る。
これは,第1図における第1のFET(3)を第2のト
ランジスタ(22)に,第2のFET(4)を第3のトラン
ジスタ(23)に置換したものに等しく,動作についても
第1図の実施例の場合と同様である。
この場合,第1図の実施例における式(1)に対して
は,第2の駆動回路(10)のハイレベル時の出力電圧を
VH,第3のトランジスタ(23)のベース・エミツタ間電
圧および出力電流をそれぞれVBE,IOUTとすると VBE=VH−IOUT・R ・・・・・・(3) となる。従つて,電圧負帰還により,第3のトランジス
タ(23)の出力電流(IOUT)は定電流となり,限流遮断
動作が可能となる。
〔発明の効果〕
以上のように,この発明によれば,遮断方式として,
ピーク・カツト方式ではなく,限流動作を行うように構
成したので,電流遮断レベルを越える充電電流を必要と
する容量性負荷にも対応でき,誤動作をしない半導体遮
断器が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による半導体遮断器を示す
接続図,第2図は短絡負荷をもつ電力系統図,第3図は
この発明の一実施例における負荷短絡時の各部の動作波
形図,第4図は容量性負荷をもつ電力系統図,第5図
は,この発明の一実施例における容量性負荷接続時の各
部の動作波形図,第6図はこの発明の他の実施例による
半導体遮断器を示す接続図,第7図は従来の半導体遮断
器を示す接続図,第8図は短絡負荷をもつ電力系統図,
第9図は従来例における負荷短絡時の動作波形図,第10
図は容量性負荷をもつ電力系統図,第11図は,この発明
の一実施例における容量性負荷接続時の動作波形図であ
る。 (1)は被遮断ライン,(2)は半導体遮断素子として
のトランジスタ,(3)は第1のFET,(4)は第2のFE
T,(5)は第3の抵抗,(6)は電流検出器,(7)は
コンパレータ,(8)は駆動回路,(9)は時計測回
路,(10)は第2の駆動回路,(11)は第1の抵抗,
(12)はスナバ回路,(13)はスナバ回路を構成する第
2の抵抗,(14)はスナバ回路を構成するキヤパシタ,
(15)は還流ダイオード,(16)は定電圧源,(17)は
遮断器,(18)は短絡負荷,(19)は抵抗負荷,(20)
は容量性負荷,(21)はスイツチ,(22)は第2のトラ
ンジスタ,(23)は第3のトランジスタ,(VREF)は基
準電圧,(IL)は被遮断ライン(1)を流れる電流,
(ID1)は第1のFET(3)のドレイン電流,(ID2)は
第2のFET(4)のドレイン電流,(IB)はトランジス
タ(2)のベース電流,(ILLIM)は限流値,(tLIM
は限流時間,(IP)は容量性負荷の充電電流のピーク
値,(Ith)は電流遮断レベル,(to)は負荷短絡が発
生した時間,(t1)は容量性負荷を接続した時間であ
る。 なお,図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体遮断素子としてのトランジスタと,
    そのトランジスタのコレクタにドレイン,ベースにソー
    スが接続された第1のFETと,上記トランジスタの出力
    電流を検出する電流検出器と,電流検出器の出力信号と
    基準電圧を比較してその大小関係より上記第1のFETの
    オン・オフ信号を発生するコンパレータと,コンパレー
    タの信号を入力とし,出力のホツト側が上記第1のFET
    のゲートに接続され,出力のリターン側が上記第1のFE
    Tのソースに接続された第1の駆動回路と,上記トラン
    ジスタのベース・エミツタ間に接続された第1の抵抗
    と,第2の抵抗とキヤパシタの直列接続により構成さ
    れ,上記トランジスタのコレクタとエミツタに並列に接
    続されたスナバ回路と,上記トランジスタのコレクタに
    カソード,エミツタにアノードが接続された還流ダイオ
    ードからなる半導体遮断器において,上記トランジスタ
    のコレクタにドレインが接続された第2のFETと,第2
    のFETのソースと上記トランジスタのベースの間に接続
    された第3の抵抗と,上記コンパレータの信号を入力と
    し,上記電流検出器の出力は基準電圧を越えているとい
    う信号を上記コンパレータが出力し続ける時間を計測し
    て,上記第2のFETのオン・オフ信号を発生する時計測
    回路と,時計測回路の信号を入力とし,出力のホツト側
    が上記第2のFETのゲートに接続され,出力のリターン
    側が上記トランジスタのベースに接続された第2の駆動
    回路とを備えたことを特徴とする半導体遮断器。
  2. 【請求項2】半導体遮断素子としての第1のトランジス
    タと,その第1のトランジスタのコレクタとベースにそ
    れぞれコレクタ,エミツタが接続された第2のトランジ
    スタと,上記第1のトランジスタの出力電流を検出する
    電流検出器と,電流検出器の出力信号と基準電圧を比較
    してその大小関係より上記第2のトランジスタのオン・
    オフ信号を発生するコンパレータと,コンパレータの信
    号を入力とし,出力のホツト側が上記第2のトランジス
    タのベースに接続され,出力のリターン側が上記第2の
    トランジスタのエミツタに接続された第1の駆動回路
    と,上記第1のトランジスタのベース・エミツタ間に接
    続された第1の抵抗と,第2の抵抗とキヤパシタの直列
    接続により構成され,上記第1のトランジスタのコレク
    タとエミツタに並列に接続されたスナバ回路と,上記第
    1のトランジスタのコレクタにカソード,エミツタにア
    ナードが接続された還流ダイオードからなる半導体遮断
    器において,上記第1のトランジスタのコレクタにコレ
    クタが接続された第3のトランジスタと,第3のトラン
    ジスタのエミツタと上記第1のトランジスタのベースの
    間に接続された第3の抵抗と,上記コンパレータの信号
    を入力とし,上記電流検出器の出力は基準電圧を越えて
    いるという信号を上記コンパレータが出力し続ける時間
    を計測して,上記第3のトランジスタのオン・オフ信号
    を発生する時計測回路と,時計測回路の信号を入力と
    し,出力のホツト側が上記第3のトランジスタのベース
    に接続され,出力のリターン側が上記第1のトランジス
    タのベースに接続された第2の駆動回路とを備えたこと
    を特徴とする半導体遮断器。
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