JPS5836625Y2 - オ−トバイ等のステ−取着装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイの車体に横方向に突出させて取
着するステップ用ステー等のオートバイ等のステー取着
装置の改良に関する。

一般に、オートバイの足置き用のステーば、車体に左右
が側方に突出するようにして取着する。

一般には、ステー〇中央左右に腕片を溶着し、この腕片
を車体に設けたボスに合せ、ボルトを貫通させて締着し
ている。

この場合、ボスの長さと、二つの腕片間の長さに製作誤
差があると、締付けによって、腕片の根元部に大きい応
力が生じ、溶接部が亀裂を起すことがある。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

二つの半円状の保持金具１の一端を重ねて、ボルト孔２
に車体締着ボルト３を通し、該車体締着ボルト３を車体
４のボス５に通し、先端に、ステー６に溶着した腕片７
のボルト孔８を通し、ナツト９を螺合して締着する。

法持金具１ば、半内部分でステー６を挾むようにし、他
端のボルト孔１０に、ボルト１１を挿通して、ナツト１
２で締着する。

この場合、腕片γがステー６の位置決めになるが、位置
決めが不用の場合は、腕片７側にも保持金具１を用いて
もよい。

作用について説明する。

保持片１ば、ステー６を挾持して、車体締着ボルト３に
よって車体４に取着されるので、保持片１がステー６を
挾持する位置力咄由にでき、車体４のボス５の長さに合
せて締着できるので、保持片１のステー６の挟持部分に
、締付は応力が加わることがない。

これにより腕片７のステー６への溶接部に亀裂が生ずる
ことがなく耐久性が向上できる。

以上説明したように、この考案は、二つの半円状の保持
金具の一端を重ねて、車体締着ボルトを挿通し、保持金
具の半内部分でステーを挾持し、他端のボルト孔にボル
トを挿通して締合せるようにしたので、保持金具の位置
が、車体のボス長さに合せて自由にでき、締付は応力が
発生しないので、耐久性を高くできる。

又、二つの保持片は、同一のものを裏返して一対にして
使用でき、量産性が高く安価にできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は正面図、第２図
は第１図Ａ矢視側面図、第３図は第１図Ｂ矢視側面図で
ある。 １・・・保持金具、３・・・車体締着ボルト、６・・・
ステ１０・・・ボルト孔、１１・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二つの半円状の保持金具の一端を重ねて、車体締着ボル
   トを挿通し、保持金具の半内部分でステーを挾持し、他
   端のボルト孔にボルトを挿通して締合せるようにしたこ
   とを特徴とするオートバイ等のステー取着装置。