JPS5836208B2 - 2物体の取付構造 - Google Patents

2物体の取付構造

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JPS5836208B2
JPS5836208B2 JP12049578A JP12049578A JPS5836208B2 JP S5836208 B2 JPS5836208 B2 JP S5836208B2 JP 12049578 A JP12049578 A JP 12049578A JP 12049578 A JP12049578 A JP 12049578A JP S5836208 B2 JPS5836208 B2 JP S5836208B2
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JP
Japan
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elastic
locking
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hole
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啓造 伊藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、2物体の組付構造、特にプラスチック製の
取付部材を、金属製の被取付部材に組付けるのに適した
取付構造で、さらに詳しくは熱的性質の異なるプラスチ
ック製品を被取付側の金属体に組付けるのにきわめて有
効な取付構造に関する。
プラスチック、金属は各々熱に対する膨張率が相違する
ため、プラスチック取付部材を金属製被取付部材にねじ
、ボルト等を介して完全止着した場合、熱の影響を受け
ると、プラスチック製部材が膨張または収縮する時、ね
じ、ボルトの完全止着によって伸びまたは縮みを逃がす
ことができないため、変形したり、割れたりする場合が
ある。
たとえばこれを、第1図、第2図に示すように、自動車
のプラスチック製ラジエータグリル1を金属製の車体ブ
ラケット2に取付ける場合、従来はねじ3を介して取付
けるのが一般的な手段であった。
このため上記のように、熱の影響を受けると、プラスチ
ック製ラジエータグリル1は長さ方向に延びようとする
が、ねじによる完全止着のために、延びを逃がすことが
できず、止着部間においては第2図に示すように、下方
または上方へ変形1Aとする。
またねじ等手段による完全止着構造の場合には、経時と
共にねじがさびてきてグリルを外す必要が生じたような
場合には、ねじ回しのような工具ではもはやねじを外す
ことが不可能となり、ドリル等工具によってねじを切断
しなげればならなくなる。
さらに、取付けに際しては、グリルが大型化して《ると
取付ねじの使用数も多くなり、従って、それだけ組付け
に工数を要し、作業性も悪かった。
この発明は上記にかんがみて、プラスチック製の取付部
材の熱による伸縮量を吸収し得るように金属製の被取付
部材に容易に取付けられるようにした2物体の取付構造
を提供することを目的とする。
この発明の他の目的は、上記プラスチック製の取付部材
と金属製の被取付部材の組付に限定されず2物体を特殊
クリップと止着機構を介して、きわめて容易に取付けら
れ、衝撃があってもはずれない2物体の取付構造を提供
することにある。
この発明のさらに他の目的は、取付部材を被取付部材に
取り付けるに際して、被取付部材の肉厚に関係なく同一
クリップで取り付けることのできる2物体の取付構造を
提供する.ことにある。
以下、この発明の実施例を、自動車のプラスチック製ラ
ジェータグリル(取付部材)を金属製の車体ブラケット
(被取付部材)に取り付ける場合を例に採り、図例に基
づいて説明するがこれらに限られるものではない。
第3〜9図にこの発明の一実施例を示す。
ラジエータグリル1には開口裏面の適所に、グリルと同
材質の係止体10が一体成形されている。
この係止体10は、元部11に係止孔12が形成され、
係止孔12の左右両側裏面に一対の支持板13,13が
その面を垂直にして隙間14を隔てて突設されている。
係止孔には略中央両側に係止片15.15を有し該係止
孔12は工字形状を呈している。
また、支持板13,13は先端部がテーパ状に形或され
、元部が肉厚に形成され上下にストツパ段部16,16
を有すると共に、先端部中央内側に水平前方に向って案
内溝17,17が形成されている。
係止体10が一体化されたラジエータグリル1は、ブラ
ケット2にクリップ20を介して取り付けられる。
すなわち、クリップ20は、係止体10の隙間14に挿
入できる幅をもち、弾性頭部21、弾性頭部210元部
から上下に突出する弾性翼部22,22、及び弾性頭部
210元部中央から前方へ(元部に向って)突設された
一対の弾性腕部23,24からなる。
弾性頭部21は、上下が前方に末広がり状に形成され内
側へたわみ可能な錨型であり、元部上下端部は自由端で
薄肉の係着段部21a,21aが形成されており、中央
両側には前記案内溝17,17に嵌合可能な案内突条2
5が形成されている。
弾性翼部22 ,22は、先端がそれぞれ弾性頭部21
側に湾曲して形戒されると共に弾性腕部23,24側内
湾曲中央部に支持凸部22a ,22aが形成されてい
る。
また弾性腕部23,24の一方の弾性腕部23は中間部
両側に係止凹部26を有し先端部に爪部27を有する。
車体ブラケット2には、第3図に示すようにラジエータ
グリル1の後方で、前述のラジエータグリル1と一体化
された係止体10に対向する位置に被取付孔4が配設さ
れ、該被取付孔4は、係止体10の支持板13を挿入可
能で、支持板10の高さと略同一高さのHと、少な《と
もこの高さHよりは長い横幅Wがらなる。
次に、この実施例の取付けについて説明する。
まず、クリップ2J)を、その弾性腕部23,24側よ
り、ラジエータグリル1と一体化された係止体10の隙
間14に挿入する。
このとき、当初、弾性腕部23 ,24はその先端部が
係止片15,15のテーパ面に沿って強制的に拡開され
ながら移動するが、先端部(爪部27)が係止片15,
15を超えると、拡開された先端部はばね弾性的に復元
して係止凹部26,26が係止片15,15と嵌着され
ると共に案内溝17に案内突条25が嵌合され、また、
弾性翼部22の支持凸部22a ,22aがストッパ段
部16,16に当接した状態でクリップ20は前後移動
不可に係止体10にしっかりと装着される。
次は、この状態で、クリップ200弾性頭部21を、車
体ブラケット2の被取付孔4の上下線に当接させた状態
で強制的に押し込むと、弾性頭部21が内側へたわみ、
被取付孔4内に入り込む。
このとき弾性翼部22,220先端部が車体ブラケット
2の前面に当接して、クリップ20の被取付孔4への押
し込みを阻害しようとするが、さらに力を加えて押し込
めば、被取付孔4の上下線に係着段部21aが係着し弾
性頭部21は原形に復する。
こうして、係止体10及びクリップ20は、係着段部2
1a,21aと被取付孔4の係着と、被取付孔40表側
からの弾性翼部22 ,22の押圧により前後移動不能
に、また、支持板13,13が被取付孔4に挿入されて
、ラジエータグリル1が係止体10に上下移動不町に係
止され、ラジエータグリル1は車体ブラケット2に確実
に保持される。
このとき、車体ブラケット2に厚みに相違があっても、
ブラケット2は、係着段部21aと弾性翼部22によっ
て、弾性的に挾着されるようになっているので、ブラケ
ットの厚みの相違は吸収可能である。
また、クリップ20の案内突条25が係止体10の案内
溝17に嵌着しているので、激しい衝撃を受けても、ク
リップ20ががたつくことなく、クリップ20の折損が
防止される。
取付後は、弾性頭部21又は弾性腕部23を強制的に変
形させない限り、ラジエータグリル1は、最早、車体ブ
ラケット2から外れることはない。
すなわち、ラジエータグリル1を手前方向へ引張った場
合、一方の弾性腕部23の爪部27が係止片15,15
と中心部で係止しているため、弾性腕部22が引張り荷
重に対して上方向に変形するか、又は爪部27若しくは
係止片15,15が破損しない限り、爪部27が係止片
15,15から外れることはない。
また、熱によってラジエータグリル1が長手方向に膨張
または収縮しようとする場合は、係止体10はクリップ
20と共に、被取付孔4内を長手方向に移動し変位量だ
け逃げることができるので、ねじ等による完全止着時の
ように変形したり、破損することはない。
ラジエータグリル1を車体ブラケット2かも取外す必要
のある場合は、第6図に示すように、弾性腕部23,2
4間にマイナスドライバ5等の工具を挿入して左右いず
れの方向にか回すことにより、弾性腕部23,24間を
拡開してラジエータグリル1を手前に引張り、各係止体
10において、係止片15と係止凹部26との嵌着を解
除すればラジエータグリル1を取外すことができる。
車体ブラケット2に残ったクリップ20は、弾性頭部2
1を内側へたわめて被取付孔4より抜き出すか、又は、
第9図に示すようにクリップ20を900回転させて倒
せば、被取付孔4の横幅Wは弾性頭部21の上下幅のよ
り大きく形威されているため、被取付孔4から容易に抜
き取ることができる。
ラジエータグリル1を車体ブラケット2に再装着する場
合は、前述と同じ要領でクリップ20を係止体10に装
着してから取付けるか、又は、クリップ20を被取付孔
4に取付けた状態で係止体10をクリップ20に嵌合す
るようにしてもよい。
なお、後者の場合には、各クリップ20の位置を調整し
ておく必要がある。
なお、上記実施例において、第10図に示すように、弾
性腕部23,24の双方に爪部27を設けてもよく、第
11図に示すように、係止片15を一側にのみ設けて係
止孔12Aをコ字形としてもよい。
また、第12図に示すように、クリップ20Aを、爪部
27をもつ弾性腕部23一本とし、係止体10の係止孔
12BをT字形としてもよい。
なお、第10〜12図において係止孔12,12A,1
2Bとして点線で示された形状は、係正体100元部端
位置における孔形状である。
この発明の2物体の取付構造は、上記のような構成なの
で、下記のような効果を奏する。
(a) プラスチック製取付部材を金属性被取付部材
に対して、熱による伸縮作用を考慮したクリップ手段で
取り付けられているので、熱による変形破損を生じる虞
れがない。
(b) 取付部材の被取付部材への取付け、取外しを
ワンタッチで行なうことができ、装着後の固定力は金属
製ねじを用いる場合と何等変らず、金属製ねじのように
錆びついて脱着不可となったり、さらには、美感を損ね
ることもない。
(e) 被取付部材を係着段部と弾性翼部で弾性的に
挾着するので、被取付部材のある程度の厚みの相違は、
同一クリップで吸収可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスチック製ラジエータグリルの金属製ブラ
ケットへの従来の取付構造を示す断面図、第2図は第1
図の部分正面図、第3図はラジエータグリルの車体ブラ
ケットとの分離斜視図、第4図はこの発明の一実施例を
示す分離背面斜視図、第5図は同じく係正体の部分切欠
正面斜視図、第6図は同じく取付状態断面図、第7図は
同じくクリップと係止体基部の取付斜視図、第8図は第
6図のB−B線断面図、第9図は第4図のクリップの取
外し説明用斜視図、第10図はこの発明の別の実施例を
示すクリップと係正体の斜視図、第11図はこの発明の
さらに別の実施例を示すクリップと係正体の斜視図、第
12図はまたさらに別の実施例を示すクリップと係正体
の斜視図、第13図は第4図のクリップの拡大側面図、
第14図は第12図のクリップの拡大側面図である。 1・・・・・・ラジエータグリル(取付部材)、2・・
・・・・車体ブラケット(被取付部材)、4・・・・・
・被取付孔、10・・・・・・係止体、11・・・・・
・元部、12,12A,12B・・・・・・係止孔、1
4・・・・・・隙間、15・・・・・・係止片、16・
・・・・・ストツパ段部、20・・・・・・クリツパ2
1・・・・・・弾性頭部、21a・・・・・・係着段部
、22・・・・・・弾性翼部、22a・・・・・・支持
凸部、23,24・・・・・・弾性腕部、26・・・・
・・係止凹部、27・・・・・・爪部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記係正体が一体化された取付部材を、横長矩形の
    被取付孔が設けられた被取付部材に、下記クリップを介
    して取り付けることを特徴とする2物体の取付構造。 (a) 前記係正体は、元部に係止孔が形成され、係
    止孔の左右両側裏面に一対の支持板がその面を垂直にし
    て隙間を隔てて突設されている。 前記係止孔は内側両側又は一側に係止片を有し、また、
    前記一対の支持板は先端部がテーパ状に形成され、元部
    が肉厚かつ上下に幅広に形成され、上下にストッパ段部
    を有する。 (b) 前記クリップは、前記支持板間に挿入可能な
    横幅をもち、弾性頭部、弾性頭部の元部から上下に突出
    する一対の弾性翼部、及び弾性頭部の元部の中央から前
    方に突設される一対又は一本の弾性腕部かもなる。 前記弾性頭部は、上下が前方へ末広がり状に形成され内
    側にたわみ可能な錨型であり、元部上下端は薄肉の係着
    段部が形成され、前記一対の弾性翼部は先端がそれぞれ
    弾性頭部側に湾曲して形成される。 また、前記弾性腕部の少なくとも中間部に係止凹部を有
    する。 (e) 取付け状態において、前記被取付孔の上下端
    が前記係着段部と前記弾性翼部間で弾性的に挾着されて
    、前記クリップが前後移動不可に前記被取付孔に取付け
    られ、前記被取付孔に前記支持板が挿入されて、前記被
    取付部材が前記係正体に上下移動不可に支持され、また
    、前記弾性腕部の係止凹部が前記係止片と嵌着されて、
    前記クリップが前記係止体に、支持板間に挾まれた状態
    で前後移動不可に係止される。
JP12049578A 1978-09-30 1978-09-30 2物体の取付構造 Expired JPS5836208B2 (ja)

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US06/024,522 US4261151A (en) 1978-09-30 1979-03-28 Structure for combining two bodies
FR7908626A FR2437518A1 (fr) 1978-09-30 1979-04-05 Dispositif pour assembler deux corps differents, notamment pour fixer la grille en matiere plastique d'un radiateur de vehicule automobile sur un support metallique
DE2914317A DE2914317C2 (de) 1978-09-30 1979-04-09 Steckverbindungsvorrichtung
GB7914947A GB2031506B (en) 1978-09-30 1979-04-30 Structure for attaching together two bodies
IT48885/79A IT1116053B (it) 1978-09-30 1979-04-30 Dispositivo elastico per l'accoppiamento di due corpi
ES1979254551U ES254551Y (es) 1978-09-30 1979-04-30 Dispositivo de fijacion mejorado para combinar dos cuerpos. .

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH032742B2 (ja) * 1982-01-27 1991-01-16 Tokyo Kontena Kogyo Kk

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JPS6343012A (ja) * 1986-08-07 1988-02-24 豊田合成株式会社 二物体の取付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032742B2 (ja) * 1982-01-27 1991-01-16 Tokyo Kontena Kogyo Kk

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JPS5547009A (en) 1980-04-02

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