JPS5835110A - 徐放性マイクロカプセル - Google Patents

徐放性マイクロカプセル

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JPS5835110A
JPS5835110A JP13403481A JP13403481A JPS5835110A JP S5835110 A JPS5835110 A JP S5835110A JP 13403481 A JP13403481 A JP 13403481A JP 13403481 A JP13403481 A JP 13403481A JP S5835110 A JPS5835110 A JP S5835110A
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JP
Japan
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water
coating
microcapsules
insoluble
sustained
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JP13403481A
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Tetsuo Kato
加藤 哲郎
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は徐放性マイクロカプセルに関する。
医薬品1例えば抗癌剤の副作用を最小限に抑え、しかも
治療効果を十分上げる為には抗癌剤を癌病巣にのみ接触
させ、かつ長時間組織内濃度を有効量に維持して薬効を
発現させる必要がある。この必要を満たす製剤としては
病巣に投与でき、かつ投与初期に薬剤を有効量まで放出
し、以後徐々に薬剤を放出するものが考えられる。
本発明者は以上のような性能を有する徐放性製剤につい
て脈管系から直接病巣に薬剤を投与できるマイクロカプ
セル化製剤を中心に種々研究を行い、先にマイトマイシ
ンCのマイクロカプセル化製剤について出願をした(特
開昭55−24118)。この製剤はマイトマイシンC
などの比較的水への溶解速度の遅い薬剤にあっては十分
な徐放性を有している。しかし、硫酸べプレオマイシン
などの水への溶解速度の早い薬剤にあっては徐放性が未
だ十分でない。このような薬剤の徐放性を増大させるた
めにはマイクロカプセルの被膜を厚くすることなどが考
えられるが、単に膜を厚ぐするだけでは十分な徐放性を
持たせようとすると、初期における薬剤の放出が遅くな
りすぎ、病巣内で有効濃度に達しないため、十分な治療
効果を一ヒげることができない。
そこで本発明者はきらに研究を進めた結果(1)2層の
被膜を有するマイクロカプセルであって第1層の被膜が
水透過性かつ水不溶性の被膜であり、第2層の被膜が水
溶性高分子物質、レシチン類、脂肪酸の水溶性金属塩、
多価アルコール又は水溶性蛋白質の1種又は2種以上か
らなる徐放性マイクロカプセル、(2)水不溶性かつ水
透過性の被膜を有するマイクロカプセルであって、その
被膜中及び表面に脂肪酸、脂肪酸グリセリド、ヒマシ油
脂肪酸エステル及びステロール類から選ばれた1種又は
2種以上を存在させセルロース誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、アミノ酸及びゼラチン
から選ばれた1種又は2種以上及び薬剤からなる細粒を
芯物質とする徐放性マイクロカプセルが初期の放出速度
が適度に大きく、かつ持続性も有することを見い出した
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。本
発明の第1の発明において、第1層で使用する水透過性
かつ水不溶性の被膜としてハ例t i、−1:エチルセ
ルロース、ゼイン、N−ビニャー、−ピエリ1.7重合
体、L−HPc■(3ド■ ロキシブロビルセルロース)、オイドラギノド(ジメチ
ルアミノエチルメタアクリレートーメfヤメ、アクリ、
−1ヨボヮ−?−)、MPr♂(2−メチル−5−ビニ
ルピリジン−メチルメタアクリレート−メタアクリル酸
コポリマー)、■ CAP  (セルロースアセテートフタレート)、ポリ
乳酸、ポリグリコール酸及びポリグリシン。
ポリグルタミン酸、ポリリジンなどのポリアミノ酸など
の高分子物質からなる被膜があげられ又植物油などの可
遡剤を含むパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸な
どの飽和不飽和のC8〜C20の高級脂肪酸や炭素数C
1o〜CI8の植物性脂肪酸のモノノ、トリグリセリド
、及びこれらの混合物からなる被膜があげられる。植物
油としては大豆油、ゴマ油、落花生油などがあげられる
なお、この可遡剤は高分子物質からなる被膜中に含んで
いてもよい。
第2層で使用する水溶性高分子物質としては■ 例工ばTC−5(セルロースメチルプロピルグリコール
エーテル〕、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシプロビルメチルセルロース、酸化セ
ルロースなどの水溶性セルロース類、デキストラン、キ
シラン、コンドロイチン硫酸、アラビアゴムなどの水溶
性多糖類、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ルなどの水溶性合成高分子物質などがレシチン類として
は大豆レシチン、卵黄レシチンなどが、脂肪酸の水溶性
金属塩としては先に例示した脂肪酸のナトリウム塩及び
ステアリン酸アルミニウムなどが多価アルコールとして
は注射用グリセリン、プロピレングリコール、マクロゴ
ール、セチルアルコールなどが、Sけられ、又、水溶性
蛋白質としては人血清アルブミン、コラーゲン及びゼラ
チン、加水分解ゼラチン、コハク酸ゼラチンなどのゼラ
チン類などがあげられる。
本発明の第1の発明のマイクロカプセルを製造するには
例えば被膜剤として第1層用のものを用い相分離法や気
中懸濁被覆法など常法によって原料マイクロカプセルと
し1次に第2層用の被膜剤を用い、気中懸濁被覆法又は
、その被膜剤溶液中に原料マイクロカプセルを浸漬する
などの方法でコーチングすればよいが、大量生産という
観点からすると第1層、第2層とも気中懸濁被覆法によ
るのがよい。ここで、第1層の被膜剤の使用量はマイク
ロカプセルの芯物質100重量部に対し、1〜50重量
部、好まし〈は5〜40重量部であり、第2層以上の被
膜剤の使用量は原料マイクロカプセル100重量部に対
し1〜100重量部、好ましくは3〜30重量部である
原料マイクロカプセルの芯物質は薬剤粉末(例えば粒径
100μm以下、好ましくは30μm以下のもの)、そ
のままでも使用でき、又、薬剤粉末と賦形剤とを含む細
粒(例えば粒径300μm以下好ましくは200μm以
下のものンも使用でき、特に制限はないが、収率の観点
からすると細粒の方が好ましい。ここで使用しうる賦形
剤としては特に制限はないが例えば乳糖、マンニトール
、ソルビトール、テキストラン、コンドロイチン硫酸ナ
トリウム、アルギン酸ナトリウム、デキストリンなどの
糖類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン。
ポリアクリル酸ナトリウム、マクロゴール4000 な
どの水溶性の合成高分子物質、グリシン、アラニン、フ
ェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、L−アルギ
ニン、L−シスチンなどのアミノ酸、コノ・り酸、酒石
酸などの多価カルボン酸及びそのナトリウム塩などの水
溶性塩、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸アルミ
ニウム、ミリスチン酸ナトリウムなどのC8〜C20の
高級脂肪酸の水溶性塩、ニコチン酸アミド、デスオキシ
コール酸ナトリウム、ゼラチン、安息香酸、グリコン酸
カルシウムなどがあげられる。
抗癌剤などの薬剤を病巣に投与するに当り脈管系を経由
して行う場合は投与後病巣に到達するまでは薬剤の放出
がなされず、病巣に到達後急速に放出をはじめ、かつそ
の後薬剤を徐々に放出する徐放性製剤が好ましい。
本発明の第1の発明による徐放性マイクロカプセルの場
合、第1層及び第2層の被膜剤、被覆方法などを適宜選
択することによりそのような展剤を得ることができるも
ので、例えば第1層にエチルセルロース又はポリ乳酸を
、第2層にポリビニルアルコール、卵黄レシチンなどの
レシチン類、パルミチン酸ナトリウム又はステー アリ
ン酸ナトリウムなどの脂肪酸の水溶性塩。
ゼラチン又は水溶性コラーゲンなどの水溶性蛋白を用い
る場合、好ましい結果が得られる。第2層の被覆方法は
いずれでもよいが、気中懸濁被覆法による場合好ましい
結果が得られるようである。又、第2層目の被膜剤とし
てはレシチン類がその放出特性や注射液とする場合の水
への親和性などの観点から特に好ましい。
本発明の第2の発明において脂肪酸及び脂肪酸グリセリ
ドとしては例えば上記(1)の発明において使用するも
のが、ヒマシ油脂肪酸エステルとしては例えば脂肪酸が
C8〜C20のヒマ7油脂肪酸エチルエステルなどがあ
げられ、又、ステロール類トシてはコレステロール、フ
ィトステロールなどがあげられる。
本発明の第2の徐放性マイクロカプセルは相分離法によ
り得ることができる。即ち、相分離誘起剤として上記脂
肪酸、脂肪酸グリセリド又はヒマシ油脂肪酸エステルの
1種又は2種以上を用い、かつその相分離誘起剤をマイ
クロカプセル被膜中及び表面に残留させることによって
得られる。例えばシクロヘキサンなどの有機溶媒中で被
膜剤及び上記に例示した相分離誘起剤を用いて薬剤粉末
又はそれと賦形剤を含む細粒を相分離法によりマイクロ
カプセル化し、次いでそのマイクロカプセルを溶媒から
分離し、その後相分離誘起剤を洗い落とすことなくその
まま乾燥すればよい。ここで用いる相分離誘起剤の使用
量は薬剤粉末と被膜剤の配合割合によって変化するが1
例えば被膜剤の使用量の0.1〜5倍、好ましくは0.
5〜2倍程度が適当である。
被膜剤としては前記第1の発明で使用する水透過性かつ
水不溶性の膜を形成する高分子物質があげられる。
このようにして得られる本発明の第2の発明のマイクロ
カプセルは薬剤粉末又は細粒が被膜剤で被覆され、その
被膜中及び表面に相分離誘起剤が存在する状態で得られ
、初期の放出速度が適度に大きく、かつその後長期にわ
たり放出を持続するものであり、優れた徐放性マイクロ
カプセルである。
なお、このマイクロカプセルを原料として本発明の第1
の発明のマイクロカプセルとすることもできる。
本発明の第3の発明ておいてセルロース誘導体としては
メチルセルロース、カルボキンメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロースなどがあげられ、アミノ酸と
してはグリノン、アラニン、フェニルアラニン、ロイシ
ン、イノロイシン、L−アルギニン、L−シスチンナト
があげられる。
薬剤に添加する好ましい物質としてはメチルセルロース
、フェニルアラニン、マンニトール。
ゼラチン及びポリビニルアルコールがあげられ゛ る。
このマイクロカプセルを製造するには先ず上記の物質の
1種又は2種以上と薬剤を粉末状態で混合し、次に適当
な溶媒(メタノール、エタノール、アセトンなどの揮発
性溶媒が好ましい。)を加えて練合し、さらに造粒、乾
燥、整粒して粒径約300μm以下、好ましくは200
μm以下の細粒を得、その後常法例えば相分離法により
、又は気中懸濁被覆法によりマイクロカプセル化すれば
よいが、溶出性の観点からすると後者の方が好ましい。
ここで用いる被膜剤としては前記第1の発明で使用する
ものがあげられる。
又、ここで用いる薬剤と混合する物質の使用量は薬剤の
種類によって異なるが通常薬剤100重量部に対し10
〜1000重量部、好ましくは20−600重量部が適
当であり、この量を増減させることにより溶出速度を自
由にかえることができる。
このようにして得られる本発明の第3の発明のマイクロ
カプセルは初期の放出速度が適度に大きく、かつその後
長期にわたり放出を持続すルモノであり、優れた徐放性
マイクロカプセルである。
なお、このマイクロカプセルの表面に第】の発明で述べ
た第2層目の被覆を施して本発明の第1の徐放性マイク
ロカプセルとすることもできる。
以上の各方法によって得られる本発明の徐放性マイクロ
カプセルは懸濁注射剤として動脈。
静脈、リンパ管などの脈管系に注入したり、体内の病巣
に直接埋火したりして用いろことが可能である。懸濁注
射剤として使用する場合は例えば粒径50〜300μm
のものにさらに水溶性の界面活性剤を被覆してから又は
界面活性剤とともに使用するのが好ましい。ここで界面
活性剤■ としては例えばHCO−60、ンルピタン脂肪酸エステ
ル、ツウィーン60.ツウィーン80、ポリオキシエチ
レンステアリン酸グリセリド、エムルホールPL−62
0などがあげられる。
又1本発明の徐放性マイクロカプセルは脈管内に注入し
たり、病巣に直接埋入するのみならず、これを任意の基
剤と配合し、製剤操作を加え、硬カプセル剤、錠剤、顆
粒剤等の内服剤としても、まだ軟膏及び生薬の剤型とな
し投与することも可能である。
本発明において使用される薬剤は徐放性を要求されるも
のであれば特に制限はなく1例えばアセチルサリチル酸
、アミノピリン、インドメタシン、オキシフェンブタシ
ン、スルピリン、ビラビタール、ジクロフェナクナトリ
ウム、イブプロフェンなどの解熱鎮痛消炎剤、d−マレ
イン酸クロルフェニラミン、塩酸トリプロリンン、プロ
メタジン、塩酸トンジルアミン、フマル酸りレマスチン
などの抗ヒスタミン剤、ペニシリン類、セファロスポリ
ン類、テトラサイクリン類、エリスロマイシン、ンヨサ
マイシン、スピラマイシンなどの抗生物質、プレオマイ
シン、ペプレオマイシンなどのプレオマイシン類、マイ
トマイシンC1フトラフール、5−フルオロウラシル、
シスプラチン、アドリアマイシン、ヘスタチン、ネオカ
ルチノスタチン、アトレアマイシン、シトシンアラビノ
シドなどの抗癌剤塩酸プロ力イン、テーカイン、ンプヵ
イン、リドカインなどの局所麻酔剤、硫酸フラジオマイ
シン、硫酸ゲンタマイシン、サルファ剤などの化膿性疾
患用剤などがあげられるが、特に脈管系をとおして直接
病巣に適用しうろことから抗癌剤が好ましい。
又、この薬剤には無機成分としてフェライト類、硫酸バ
リウムなどを、有機成分として賦活化、活性化酵素、セ
ンイ素溶解性酵素類などを添加してマイクロカプセルと
することもできろ。
次に実施例及び実験例により本発明を具体的に説明する
実施例1゜ (実験例試料A) エチルセルロース2.51.パルミチン酸5 Pトコレ
スチロール2.51i’及ヒシクロヘキサン250m1
を500 mlのビーカーにとり、室温で十分に混合溶
解する。次に79Cに加温して均一な溶液とする。この
溶液に硫酸ペプレオマイシンの粉末(平均粒子径約10
μm) 10 Fを加え、均等に分散させる。この混合
物を攪拌しながら約1.5時間かけて徐々に25U迄冷
却放置し、沈澱したマイクロカプセルを母液から分離し
、40Cで通風乾燥する。次いで整粒して粒径300μ
m以下のマイクロカプセルを得る。
実施例2゜ (実験例試料B) エチルセルロース5?、グリセリルモノステアレー) 
] OP、ヒマシ油ステアリン酸エチルエステル10p
及びシクロヘキサン10100O!を500m1のビー
カーにとり、室温で十分に混合溶解する。
次に82℃に加温して均一な溶液とする。この溶液に硫
酸ペプレオマイシンの粉末(平均粒子径約5μm) 2
0 fを加え、均等に分散させる。この混合物を攪拌し
ながら約2時間かけて徐々に25C迄冷却放置し、沈澱
したマイクロカプセルを母液から分離し、40Cで通風
乾燥する。次いで整粒して粒径300μm以下のマイク
ロカプセルを得る〇実施例3゜ (実験例試料C) 硫酸ヘフレオマイシン10 p、マンニトール7?、フ
ェニルアラニン10?及びカルボキシメチルセルロース
ナトリウム35’に40%エタノール10m1を加えて
練合し、小型スピードミルにて造粒し、乾燥整粒して、
粒子径300μm以下の細粒を優る。
次に、エチルセルロース2.5SL、ポリエチレン2.
51及びシクロヘキサン250mJを500 mlのビ
ーカーにとり、室温で十分混合し、溶解する。
次に79Cに加温溶解して均一な溶液とする。この溶液
に、上記細粒10?を加え、均等に分散させる。この混
合物を攪拌しながら約1.7時間かけて徐々に25C迄
冷却放置し、沈澱したマイクロカプセルを母液から一分
離し、通風乾燥する。次いで整粒して粒径300μm以
下のマイクロカプセルを得る。
実施例4゜ (実験例試料り、 E、 F ) エチルセルロース10f、ポリエチレン(分子!約7o
oo) 1o yならびにシクロヘキサン]000mA
!をzooomx(容量のビーカーニとり。
78Cに加温して均一な溶液とする。この溶液に硫酸ペ
プレオマイシン粉末(平均粒子径約8顯り401を加え
均等に分散させる。この混合物を攪拌しながら約2時間
かけて徐々に25r迄冷却し沈澱した原料マイクロカプ
セルを母液から分離し通風、乾燥、整粒し粒径300μ
m以下のものを得それに次の処理を施した後整粒して粒
径300μm以下のマイクロカプセルを得る。
1)大豆レシチンをカプセル粒子内に浸透及び表面にコ
ーチングする(実験例試料D):原料マイクロカプセル
10fに50%大豆レシチンクロロホルム溶液15fI
−を混合し、30Cで徐々にかきまぜながら通風乾燥し
、クロロホルムを除去する。
11)卵黄レシチンを用いて1)と同様の処理をする(
実験例試料E) ■ iiD  TC−5トポリビニルアルコールコーチング
C実験例試料F):原料マイクロカプセル1゜1にコー
チング後の全量が12.59−になる様に■ TC−5f5%とポリビニルアルコールを5%の濃度に
混合溶解したイソプロビルアルコール溶液をスプレーコ
ーチンクスル。
実施例5 (実験例試料q) 実施例3で得られた細粒】01に、まずコーチング後の
重量が12Li−になる様に3%エチルセルロースのエ
チルセルソルブ溶液をスプレーコーチングし、さらにそ
の上から、コーチング後の全重量が15?になる様に、
10%卵黄レシチンのクロロホルム溶液をスプレーコー
チングする。次いで乾燥、整粒して粒径300μm以下
のマイクロカプセルを得る。次に実施例1〜5により得
られた試料(A−H)を用い、これらのin vitr
o及びil vivoにおける徐放性に関する実験結果
を説明する。
実験例1.il vitro溶出速度 各試料50rn9を、100m1容量ノビ−カーで37
0の恒温に保ち、かつ25 rpmで攪拌している5 
0 ra1!′の生理食塩液中に分散し、各時間におけ
る硫酸ベプレオマイシンの溶出率を測定した。
なお対照としては特開昭55−24118の実施例クロ
カプセルを用いた。結果を第1図及び第2図に示す。
この図から明らかなように対照品は約45時間で100
%薬剤を放出するのに対し、本発明品は80%以下の溶
出率であり、徐放性のすぐれていることがわかる。特に
試料F及びGは試験開始直後の溶出速度は遅く0.5〜
1時間経過してから溶出速度が増加している。このこと
は用時、マイクロカプセルを注射液に分散させ、投与す
る操作及び1例えば腎動脈に注入して腎組織に到達する
迄(30分位)は、硫酸ベプレオマイシンがマイクロカ
プセルから溶出しに〈<、腎組織に到達してから溶出し
やすくなることを示しており、薬効発現という観点から
きわめて好適なものであることがわかる。
実験例2.成犬の動脈内注入 平均体重2.5 kyの雄性家兎の股動脈から血管カテ
ーテル(内径]朋)を経皮的に腎動脈に挿入しこのカテ
ーテルを通して生理的食塩水10m1に本発明マイクロ
カプセルのaWRペプレオマイシン4m9力価相当量を
浮遊させたものを注入した。注入後各時間毎の硫酸ペプ
レオマイシンの末梢血中濃度及び6時間後の腎組織白濃
度を測定した。結果を次表に示す。表から明らかな様に
1本発明の徐放性製剤は、腎臓において硫酸ペプレオマ
イシンの作用を持続させかつ、末梢血中濃度を低く維持
できることから、副作用の軽減化を達成し得るものであ
る。
表 本発明マイクロカプセルの家兎への緑野動脈投与時
の硫酸ペプレオマイシンの末梢血中
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はともに対照及び本発明品のin vi
troにおける溶出試験結果、即ち、試験時間(横軸)
と溶出率(縦軸)との関係を示す。 A:試料A  B:試料B C: I CD: 〃 D E:  # BP:  # P C,ニーG 特許出願人 加 藤 哲 部 日本化薬株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2層の被膜を有するマイクロカプセルであって、
    第1層の被膜が水透過性かつ水不溶性の被膜であり、第
    2層の被膜が水溶性高分子物質レシチン類、脂肪酸の水
    溶性金属塩、多価アルコールλ又は水溶性蛋白質の1種
    又は2種以上からなる徐放性マイクロカプセル。
  2. (2)水不溶性かつ水透過性の被膜を有するマイクロカ
    プセルであって、その被膜中及び表面に脂肪酸、脂肪酸
    グリセリド、ヒマ7油脂肪酸エステル及びステロール類
    から選ばれた1種又は2種以上を存在させた徐放性マイ
    クロカプセル。 (31マンニトール、セルロース誘導体、ポリビニルア
    ルコール、ポリビニルピロリドン、アミノ酸及びゼラチ
    ンから選ばれた1種又は2種以上及び薬剤からなる細粒
    を芯物質とする徐放性マイクロカプセル。
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