JPS5834802A - 微結晶セルロ−ス誘導体及びその製造方法 - Google Patents
微結晶セルロ−ス誘導体及びその製造方法Info
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- JPS5834802A JPS5834802A JP13372681A JP13372681A JPS5834802A JP S5834802 A JPS5834802 A JP S5834802A JP 13372681 A JP13372681 A JP 13372681A JP 13372681 A JP13372681 A JP 13372681A JP S5834802 A JPS5834802 A JP S5834802A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は微結晶セルロースの表面をカルボキシメチル化
して得られるセルロース誘導体及びその製法に関するも
のである。ここで云う微結晶セルロースとは、パルプ、
リンター、木綿などのセルロース原料を酸加水分解に付
し、非結晶領域を洗滌、除去した後、磨砕、精製、乾燥
して得られる微粉末セルロースで、通常粒径100μ以
下の粉体である。微結晶セルロースは成形性、分散懸濁
安定性、チキントロピー性、生理的無害性及び無味無臭
、無色性などの特徴のた′め種々の用途に利用されてい
る。即ち、医薬品賦形剤、r過動剤、食品添加剤、分散
剤、粘度改良剤などに用いられている。゛特に食品には
低カロリー増量剤としての機能も重視されるようになっ
て来ている。
して得られるセルロース誘導体及びその製法に関するも
のである。ここで云う微結晶セルロースとは、パルプ、
リンター、木綿などのセルロース原料を酸加水分解に付
し、非結晶領域を洗滌、除去した後、磨砕、精製、乾燥
して得られる微粉末セルロースで、通常粒径100μ以
下の粉体である。微結晶セルロースは成形性、分散懸濁
安定性、チキントロピー性、生理的無害性及び無味無臭
、無色性などの特徴のた′め種々の用途に利用されてい
る。即ち、医薬品賦形剤、r過動剤、食品添加剤、分散
剤、粘度改良剤などに用いられている。゛特に食品には
低カロリー増量剤としての機能も重視されるようになっ
て来ている。
しかし・ながら、微結晶セルロースだけではゾル、ゲル
、コロイドの乳化懸濁安定剤や増粘剤としては実用上充
分でなく、水溶性高分子を併用する必要がある。また、
微結晶セルロースは舌ざわりが悪いので、その添加量が
制限されるか、あるいは水溶性高分子との併用や水溶性
高分子でコーティングした微結晶セルロースが用いられ
ている(特開昭53−72868、特開昭54−157
875、特開昭55−34006など)。これらの水溶
性高分子との併用、あるいはコーティングしたものの使
用でも味覚の点では不充分か、粘度が上りすぎて流動性
が失われるなど利用面で難しいものである。
、コロイドの乳化懸濁安定剤や増粘剤としては実用上充
分でなく、水溶性高分子を併用する必要がある。また、
微結晶セルロースは舌ざわりが悪いので、その添加量が
制限されるか、あるいは水溶性高分子との併用や水溶性
高分子でコーティングした微結晶セルロースが用いられ
ている(特開昭53−72868、特開昭54−157
875、特開昭55−34006など)。これらの水溶
性高分子との併用、あるいはコーティングしたものの使
用でも味覚の点では不充分か、粘度が上りすぎて流動性
が失われるなど利用面で難しいものである。
本発明は微結晶セルロースの表面層だけをカルボキシメ
チル化することにより、分散・懸濁安定性を増大せしめ
る一方、微結晶セルロースに滑らかな舌、ざわり性を賦
与させ、食品添加物として好適なものとすることができ
ることを見出したことにある。微結晶4セルロースの表
面をカルボキシメチル化、する方法−及、びその製品の
繊維用糊剤への応用が特含、昭45−19438に示さ
れそいる。
チル化することにより、分散・懸濁安定性を増大せしめ
る一方、微結晶セルロースに滑らかな舌、ざわり性を賦
与させ、食品添加物として好適なものとすることができ
ることを見出したことにある。微結晶4セルロースの表
面をカルボキシメチル化、する方法−及、びその製品の
繊維用糊剤への応用が特含、昭45−19438に示さ
れそいる。
該明、細書、には水を媒体として水酸化ナトリウム水溶
液で舞結晶セルロ・−スを、処理し、モノクロル酢酸水
溶液を加え、カルボキシメチル化微結晶セルロースを得
る方−法が示されている。しかしながらこの−ように゛
して作製されたカルボキンメチル化微結晶セル9′→ス
・は−皮°膜形成性、アルカリ可溶性などの性能ヲ°有
ビ、むしろカルボギアメチルセルロースに近く、粉体流
動性、崩壊性などの特性が失われ、賦形剤などの用途に
は不適である。特公昭45−19438は微結晶セルロ
ースの表面を主にカルボキシメチル基を導入したもので
あるが、この方法ではそれでも若干内部にまでエーテル
化が浸透してしまう。微結晶セルロースめ特性をかえる
ことなくカルボキシメチルエーテル化スるにはその反応
をごく表面層にのみ止める必要がある。
液で舞結晶セルロ・−スを、処理し、モノクロル酢酸水
溶液を加え、カルボキシメチル化微結晶セルロースを得
る方−法が示されている。しかしながらこの−ように゛
して作製されたカルボキンメチル化微結晶セル9′→ス
・は−皮°膜形成性、アルカリ可溶性などの性能ヲ°有
ビ、むしろカルボギアメチルセルロースに近く、粉体流
動性、崩壊性などの特性が失われ、賦形剤などの用途に
は不適である。特公昭45−19438は微結晶セルロ
ースの表面を主にカルボキシメチル基を導入したもので
あるが、この方法ではそれでも若干内部にまでエーテル
化が浸透してしまう。微結晶セルロースめ特性をかえる
ことなくカルボキシメチルエーテル化スるにはその反応
をごく表面層にのみ止める必要がある。
本発明者らは鋭意研究の結果、微結晶セルロースのコく
表面層のみをカルボキシメチルエーテル化する方法とし
て、有機溶媒を反応媒法としたスラリー法を用い、しか
も反応系つの水の量を極めて制限された範囲で使用する
ことによシ目的とする微結晶セルロース誘導体を得るこ
とに成功した。
表面層のみをカルボキシメチルエーテル化する方法とし
て、有機溶媒を反応媒法としたスラリー法を用い、しか
も反応系つの水の量を極めて制限された範囲で使用する
ことによシ目的とする微結晶セルロース誘導体を得るこ
とに成功した。
即ち、本発明は脂肪族アルコール/水混合溶媒中にモノ
クロル酢酸を溶かし、次いで微結晶セルロースを加えて
スラリー化した後、水酸化ナトリウムを添加してエーテ
ル化する製法において、混合溶媒中の水の濃度を5チ以
下で行うことによりアルセル化の際の膨潤と内部浸透を
抑制しつつ反応させ、且つエーテル化度が全体として0
.05〜0.8となるようにして得られる微結晶セルロ
ースカルボキンメチルエーテル及びその製法に関するも
のである。
クロル酢酸を溶かし、次いで微結晶セルロースを加えて
スラリー化した後、水酸化ナトリウムを添加してエーテ
ル化する製法において、混合溶媒中の水の濃度を5チ以
下で行うことによりアルセル化の際の膨潤と内部浸透を
抑制しつつ反応させ、且つエーテル化度が全体として0
.05〜0.8となるようにして得られる微結晶セルロ
ースカルボキンメチルエーテル及びその製法に関するも
のである。
本発明の微結晶セルロース誘導体は賦形剤、懸濁安定剤
、食品添加剤などの用途に使用することができ、分散安
定性、保形性、舌ざわりなどが原料微結晶セルロースに
比べて改良さ−れたものである。本発明の微結晶セルロ
ース誘導体の用途として好適なものは、例えば乾式打錠
用賦形剤、アイスクリーム、マヨネーズ、サラダドレッ
シング、パン、化粧用クリーム、化粧用乳液などである
。
、食品添加剤などの用途に使用することができ、分散安
定性、保形性、舌ざわりなどが原料微結晶セルロースに
比べて改良さ−れたものである。本発明の微結晶セルロ
ース誘導体の用途として好適なものは、例えば乾式打錠
用賦形剤、アイスクリーム、マヨネーズ、サラダドレッ
シング、パン、化粧用クリーム、化粧用乳液などである
。
以下に実施例をあげて本発明を説明するが、エーテル化
度、粉体としての平均粒径、流動性、水に対する分散性
は次の方法で試験し、数値化した。
度、粉体としての平均粒径、流動性、水に対する分散性
は次の方法で試験し、数値化した。
1) エーテル化度(DS )
乾燥試料約1gを精秤し、定量1紙−に包んで白金ルツ
7又は磁製ルツボ中に入れ、静かに加熱して炭゛化した
後、600・℃を越えない温度で灰化し、冷却後500
rnI!ビーカーにルツボを移し、水約250−を加え
、更にN/10H2SO4−50−を正確に加え30分
間煮沸する。これを冷却し、フェノールフタレイン指示
薬を加え、過剰の酸をN/ION、OH溶液にて滴定す
る。同様に空試験を行ない、次式によりエーテル化度を
求める。
7又は磁製ルツボ中に入れ、静かに加熱して炭゛化した
後、600・℃を越えない温度で灰化し、冷却後500
rnI!ビーカーにルツボを移し、水約250−を加え
、更にN/10H2SO4−50−を正確に加え30分
間煮沸する。これを冷却し、フェノールフタレイン指示
薬を加え、過剰の酸をN/ION、OH溶液にて滴定す
る。同様に空試験を行ない、次式によりエーテル化度を
求める。
B: 空試験に要し九N/1ONaOHの使用量(−)
S: 実試験 〃 F : N/ 10 NaOH溶液の力価性) アル
カリ度の求め方 乾燥試料約1gを精秤し、水約 200−を加えて溶解する。これ にN/ 10 H2S 04 5−を正確に加えて10
分間煮沸し、冷却した後 フェノールフタレイン指示薬を加 えN/1ONaOHにて滴定する。
S: 実試験 〃 F : N/ 10 NaOH溶液の力価性) アル
カリ度の求め方 乾燥試料約1gを精秤し、水約 200−を加えて溶解する。これ にN/ 10 H2S 04 5−を正確に加えて10
分間煮沸し、冷却した後 フェノールフタレイン指示薬を加 えN/1ONaOHにて滴定する。
F: N/10 NαOH溶液の力価F’: N
/ 10 H2S 04 //2) 平均粒径 乾式篩分法によるメディアン径 3) 流動性指数 パウダーテスター(■靴用粉体工学研究所製)を使って
ゆるみ見掛比重、固め見掛比重、安息角、スパチュラ角
、粒度分布を測定しく総合的に指数化したもの、数値が
大きい程流動性が良いことになる。
/ 10 H2S 04 //2) 平均粒径 乾式篩分法によるメディアン径 3) 流動性指数 パウダーテスター(■靴用粉体工学研究所製)を使って
ゆるみ見掛比重、固め見掛比重、安息角、スパチュラ角
、粒度分布を測定しく総合的に指数化したもの、数値が
大きい程流動性が良いことになる。
(参考資料)
「パウダーテスターによる粉粒体の流動特性試験とその
応用」 横山藤平 ■紙用粉体工学研究所 昭和51年6月3日 日本粉体工業協会主催粉体工学講
座(第23回) 4) 水への分散性 乾燥試料30.9をとり、水270−を加え、高速度(
毎分8000回転以上)で5分間混ぜた後、その100
−を100−のメスシリンダーに入れ、6時間放置後の
上澄液の厚みを測定し、分散層の厚みを100として換
算したもの。従って数値が小さい和分散性が良いことに
なる。
応用」 横山藤平 ■紙用粉体工学研究所 昭和51年6月3日 日本粉体工業協会主催粉体工学講
座(第23回) 4) 水への分散性 乾燥試料30.9をとり、水270−を加え、高速度(
毎分8000回転以上)で5分間混ぜた後、その100
−を100−のメスシリンダーに入れ、6時間放置後の
上澄液の厚みを測定し、分散層の厚みを100として換
算したもの。従って数値が小さい和分散性が良いことに
なる。
微結晶セルロースの製造例
市販の亜硫酸木材パルプを細断し、0.5%塩酸溶液中
で125℃、1時間加水分解して得られた酸不溶解残査
を中和・洗滌し、磨砕し、噴霧乾燥した。乾燥物を35
メツシーの篩で粗大2物を除き、平均粒径65μ、重合
度200、結晶化度75の白色の微結晶セルロース囚を
得た。
で125℃、1時間加水分解して得られた酸不溶解残査
を中和・洗滌し、磨砕し、噴霧乾燥した。乾燥物を35
メツシーの篩で粗大2物を除き、平均粒径65μ、重合
度200、結晶化度75の白色の微結晶セルロース囚を
得た。
得られた微結晶セルロース囚の赤外線吸収スペクトラム
を第1図に示す。
を第1図に示す。
比較例−1゜
製造例で得られた微結晶セルロース囚をインプロパツー
ル/水混合溶媒を用い、均一なエーテル化反応生成物が
得られる公知の条件下でカルボキシメチル化した。
ル/水混合溶媒を用い、均一なエーテル化反応生成物が
得られる公知の条件下でカルボキシメチル化した。
微結晶セルロース(A)100.S+をインプロパツー
ル(工PA)xls、opと水100gとNcLOH4
09の混合溶液系に入れ、室温で90分間攪拌した。こ
のスラリー系に50係のモノクロル酢酸(MCA)のI
PA溶液60gを入れ室温で30分間攪拌した後、60
℃に昇温し、2時間継続させた。反応終了後固形分を7
5チメタノール水溶液で洗滌し、エタノールで置換後乾
燥した。得られた白色微粉末を03)とする。
ル(工PA)xls、opと水100gとNcLOH4
09の混合溶液系に入れ、室温で90分間攪拌した。こ
のスラリー系に50係のモノクロル酢酸(MCA)のI
PA溶液60gを入れ室温で30分間攪拌した後、60
℃に昇温し、2時間継続させた。反応終了後固形分を7
5チメタノール水溶液で洗滌し、エタノールで置換後乾
燥した。得られた白色微粉末を03)とする。
CB)の赤外線吸収スペクトラムを第2図に示す。
実施例−1〜5及び比較例−2
製造例で得られた微結晶セルロース(5)を、IPA/
水混合溶媒を用い、且つ水の量が少い条件下でカルボキ
シメチル化した。
水混合溶媒を用い、且つ水の量が少い条件下でカルボキ
シメチル化した。
イソプロパツール(IPA)1180gに所定量の水と
モノクロル酢酸(MCA)を溶がし、次いで(A)10
0pを入れ、スラリー状態にした。
モノクロル酢酸(MCA)を溶がし、次いで(A)10
0pを入れ、スラリー状態にした。
このスラリー系に所定量の水酸化ナトリウム(NaOH
)を顆粒状で少しづつ攪拌状態で加えて後、昇温し反応
させた。反応終了後固形分を75係メタノール水溶液で
洗滌し、エタノールで置換後乾燥した。
)を顆粒状で少しづつ攪拌状態で加えて後、昇温し反応
させた。反応終了後固形分を75係メタノール水溶液で
洗滌し、エタノールで置換後乾燥した。
反応条件を表−1に、エーテル化度及びその他の物性測
定値を表−2に示す。又、実施例−2,4の製品の赤外
吸収スペクトラムをそれぞれ第3図、第4図に示す。
定値を表−2に示す。又、実施例−2,4の製品の赤外
吸収スペクトラムをそれぞれ第3図、第4図に示す。
比較例−3及び4゜
微結晶セルロース囚を特公昭45−’19438に示さ
れた水を溶媒とする方法によりカルボキシ−メチル化し
た。即ち、同公報記載の実施例−1における市販微結晶
セルロースにかえて囚を用いた他は同様にしてカルボキ
シメチル化微結晶セルロースを得た。即ち(4600g
に45チ水酸化す) IJウム水溶液を1.1!加え、
5℃に冷却しながら30分間攪拌した後、46%モノク
ロル酢酸水溶液を0.55及び1.20.6と添加量を
かえ60℃で1時間反応させた。反応が進むに従い生成
物の表面が溶媒に溶けた状態になった。特にモノクロル
酢酸1.201添加の方は糊状になった。冷却後塩酸中
和して遊離とし、メタノール添加による沈澱、遠心分離
、水酸化ナトリウム添加によるナトリウム塩再生、メタ
ノール沈澱、乾燥を行ったが、その過程で粒子同志の溶
着が認められ、原料微結晶セルロースとは異った粒子形
状のものとなった。
れた水を溶媒とする方法によりカルボキシ−メチル化し
た。即ち、同公報記載の実施例−1における市販微結晶
セルロースにかえて囚を用いた他は同様にしてカルボキ
シメチル化微結晶セルロースを得た。即ち(4600g
に45チ水酸化す) IJウム水溶液を1.1!加え、
5℃に冷却しながら30分間攪拌した後、46%モノク
ロル酢酸水溶液を0.55及び1.20.6と添加量を
かえ60℃で1時間反応させた。反応が進むに従い生成
物の表面が溶媒に溶けた状態になった。特にモノクロル
酢酸1.201添加の方は糊状になった。冷却後塩酸中
和して遊離とし、メタノール添加による沈澱、遠心分離
、水酸化ナトリウム添加によるナトリウム塩再生、メタ
ノール沈澱、乾燥を行ったが、その過程で粒子同志の溶
着が認められ、原料微結晶セルロースとは異った粒子形
状のものとなった。
生成物のエーテル化度及び透明度の測定結果を表−3に
示す。透明度は次の方法で試験し、数値化した。
示す。透明度は次の方法で試験し、数値化した。
透明度
高さ250%、内径25%、厚さ2%のガラス円筒の底
に厚さ2鬼の良質ガラス板を密着させ、このガラス円筒
を巾1%、間隔1zの15本の平行線を黒く書いた白紙
の上に置く。このガラス円筒の中に試料の1チ懸濁水溶
液を入れて上部から透視するとき、線が判別でき゛なく
なる1チ懸濁水溶液の高さを透明度とする。
に厚さ2鬼の良質ガラス板を密着させ、このガラス円筒
を巾1%、間隔1zの15本の平行線を黒く書いた白紙
の上に置く。このガラス円筒の中に試料の1チ懸濁水溶
液を入れて上部から透視するとき、線が判別でき゛なく
なる1チ懸濁水溶液の高さを透明度とする。
試料が水に良く溶ける程透明度は大きくなる。
表−3,エーテル、化度・透明度
応用例−1゜
製造例で得た(A)及び実施例−1,2で得た表面カル
ボキシメチル化微結晶セルロースを用いて医薬錠剤打錠
試験を行った。これらを賦形剤とし、アスコルビ′ン酸
49%、賦形剤50チ、ステアリン酸マグネシウム0.
5%、タルク0,5チの混合物を同一条件で直接打錠し
た結果を表−4に示す。
ボキシメチル化微結晶セルロースを用いて医薬錠剤打錠
試験を行った。これらを賦形剤とし、アスコルビ′ン酸
49%、賦形剤50チ、ステアリン酸マグネシウム0.
5%、タルク0,5チの混合物を同一条件で直接打錠し
た結果を表−4に示す。
表−4,打錠結果
但し、硬度・磨損度の測定法は次の通りである。
硬度
モンサンド硬度計を使用して20個の錠剤の各々の硬度
を測定し、その平均値を採用した。
を測定し、その平均値を採用した。
磨損度
直径30cIrLの単翼式錠剤磨損度試験機を使って試
料を50錠仕込み、25回転/分で10分間衝撃を与え
た。衝撃後に錠剤を取り出して破損分離した粉および小
粒子を篩別除去して重量を測定し、重量減をもとの重量
に対する百分率で表示した。
料を50錠仕込み、25回転/分で10分間衝撃を与え
た。衝撃後に錠剤を取り出して破損分離した粉および小
粒子を篩別除去して重量を測定し、重量減をもとの重量
に対する百分率で表示した。
応用例−2゜
製造例で得た(A)及び実施例−2で得た表面カルボキ
シメチル化微結晶セルロースを用いて乳化安定性試験を
行った。
シメチル化微結晶セルロースを用いて乳化安定性試験を
行った。
水200g、砂糖10g、脱脂粉乳15pの混合スラリ
ーを2セツト(腐1と鷹2)準備し、/16.1に(A
) 20 g、腐2に表面カルボキシメチル化微結晶セ
ルロース2゛Ogを加え、ホモミキサーを使って同一条
件で乳化した。乳化後の観察結果を表−5に記載した。
ーを2セツト(腐1と鷹2)準備し、/16.1に(A
) 20 g、腐2に表面カルボキシメチル化微結晶セ
ルロース2゛Ogを加え、ホモミキサーを使って同一条
件で乳化した。乳化後の観察結果を表−5に記載した。
応用例−3゜
微結晶セルロース(^)及び実施例−2で得た表面カル
ボキシメチル化微結晶セルロースを舌の上に乗せて感触
を味わうテストを10人のパネラ−で実施したところ、
10人全員共微結晶セルロース(A)は多少ザラザラし
た感触及び異物感を与えるのに対して、表面カルボキシ
メチル化微結晶セルロースの方はなめらかな感触で全く
異物感を与、えないと解答した。
ボキシメチル化微結晶セルロースを舌の上に乗せて感触
を味わうテストを10人のパネラ−で実施したところ、
10人全員共微結晶セルロース(A)は多少ザラザラし
た感触及び異物感を与えるのに対して、表面カルボキシ
メチル化微結晶セルロースの方はなめらかな感触で全く
異物感を与、えないと解答した。
応用例−4゜
次にこれらの微結晶セルロース及び誘導体を添加したパ
ンを作成した。
ンを作成した。
前種
小麦粉(強力粉) 1400g
イースト 409
イーストフード 4g
水 700gを欅ね、
26〜27℃で2時間保持して1次発−させた。
26〜27℃で2時間保持して1次発−させた。
次に上記前種に下記処方の捏粉を加え本捏した。
本捏
小麦粉(薄刃物) 3oog添加物(微結晶
セルロースなど) 300p砂糖 ’1
00 f1 食塩 50g マーガリン 1 ’00 flドライ
ミルク 40g水
600p捏和、後所定のパ
ンローフを得る大きさに分割し、27℃で10分間熟成
、次いでベーキング用型に入れて37℃で40分間2次
発酵させた。
セルロースなど) 300p砂糖 ’1
00 f1 食塩 50g マーガリン 1 ’00 flドライ
ミルク 40g水
600p捏和、後所定のパ
ンローフを得る大きさに分割し、27℃で10分間熟成
、次いでベーキング用型に入れて37℃で40分間2次
発酵させた。
次いでオーブン巾約230℃で45〜70分間焼き上る
まで加熱した。
まで加熱した。
添加物は次のものである。
/161. 無添加(薄刃物を合計600g使用)−
42製造例の(A) /16.3 市販の微結晶セルロース(アビセルRC
−N−81) 44、 実施例−2の表面カルボキシメチル化微結晶
セルロース 焼き上りの外見と試食結果を表−6に示す〇〇:良 △: やや劣る ×: 劣る
42製造例の(A) /16.3 市販の微結晶セルロース(アビセルRC
−N−81) 44、 実施例−2の表面カルボキシメチル化微結晶
セルロース 焼き上りの外見と試食結果を表−6に示す〇〇:良 △: やや劣る ×: 劣る
図面は微結晶セルロース及び微結晶セルロースのカルボ
キシメチル化物のKBy錠剤法で測定した赤外吸収スペ
クトラムである。 第1図・・・・・・微結晶セルロース 第2図・・・・・・カルボキシメチル化物第3図、第4
図・・・・・・表面カルボキシメチル化物特許出願人 ダイセル化学工業株式会社
キシメチル化物のKBy錠剤法で測定した赤外吸収スペ
クトラムである。 第1図・・・・・・微結晶セルロース 第2図・・・・・・カルボキシメチル化物第3図、第4
図・・・・・・表面カルボキシメチル化物特許出願人 ダイセル化学工業株式会社
Claims (2)
- (1) 微結晶セルロースの粒子表面をグルコース単
位あたり、005以上0.8以下の置換度でカルボキシ
メチルエーテル化したことを特徴とする水不溶性で水分
散性の微結晶セルロース誘導体。 - (2)微結晶セルロースを脂肪族アルコール/水混合溶
媒中でカルボキシメチルエーテル化するにあたシ、水/
脂肪族アルコールの重量比が6/100〜2/100の
範囲で、かつ水/グルコースのモル比を3〜5の範囲で
行うことを特徴とする特許請求範囲第1項記載の微結晶
セルロース誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13372681A JPS5834802A (ja) | 1981-08-25 | 1981-08-25 | 微結晶セルロ−ス誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13372681A JPS5834802A (ja) | 1981-08-25 | 1981-08-25 | 微結晶セルロ−ス誘導体及びその製造方法 |
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JPS5834802A true JPS5834802A (ja) | 1983-03-01 |
JPH032881B2 JPH032881B2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=15111467
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JP13372681A Granted JPS5834802A (ja) | 1981-08-25 | 1981-08-25 | 微結晶セルロ−ス誘導体及びその製造方法 |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1981
- 1981-08-25 JP JP13372681A patent/JPS5834802A/ja active Granted
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JP2013064134A (ja) * | 1999-02-10 | 2013-04-11 | Hercules Inc | 誘導化微小繊維ポリサッカライド |
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ES2177425A1 (es) * | 1999-11-03 | 2002-12-01 | Saint Louis Sucre S A | Microfibrillas de celulosa i que comprenden unos grupos eteres que sustituyen en superficie a unos grupos hidroxilos, su procedimiento de preparacion y su utilizacion. |
JP2008238115A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Paper Chemicals Co Ltd | 気泡含有組成物用添加剤 |
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