JPS5834643Y2 - ランプユニツトとリムとの組付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ランプユニットとリムの組付構造に関する
。

ランプユニットは通常、リフレクタとレンズとの合着部
の外周にリムが装着され、合着部が外部に露呈しないよ
うになっている。

二輪車の前照灯として用いられるランプユニットは、従
来第１図に示すようにランプユニツ）ａの下位に相当す
る部分のりフレフタｂの一部に取付片Ｃが形成され、こ
の取付片Ｃとリムｄとがスプリングｅを介してねじｆで
結合され、一方これと対向するりフレフタの他側（ラン
プユニツ）ａの上位に相当する部分）は係合片ｇが前向
きに突設され、この保合片をリムｄの内側に固定された
ステーｈに係合し、かつサポータスプリングｉをリフレ
クタｂとツムｄとの間に嵌入して係合片ｇをステーｈに
圧接保持しである。

この場合、前記ねじｆをスプリングｅに抗して前進又は
後退させると、ランプユニツ）ａを上下方向に光軸調整
ができるようになっている。

このような組付構造によると、前記サポータスプリング
ｉの嵌入作業が困難であり、また作業時にサポータスプ
リングが飛び出して思わぬ径孔をする等の欠点か゛ある
。

この考案は、サポータスプリングを用いずにランプユニ
ットとリムとを組付けられるようにしたものであり、即
ちランプユニットの上位にあたるリフレクタとレンズと
の合着部に弾性片を嵌着しこの弾性片がリムの内面に取
付けられたステーに圧接受止されるようにしてランプユ
ニットをリムに挿入保持したことを要旨とする。

以下、図示の実施例に基づいてこの考案を具体的に説明
すると、１はランプユニットのりフレフタであり、その
前端部はレンズ２と合着されており、ランプユニットの
上位に相当する部分に突起１ａが後向きに形成されてい
る。

３はリム４の内側に固着されたステーで、下方への張出
片３ａを有しその先端部は後方に折曲されている。

５はゴム等からなる弾性片であり、下面に嵌合用の溝５
ａが長さ方向に沿って設けられ、かつ上面の後縁部には
切欠き５ｂが形成されている。

この弾性片５は嵌合用の溝５ａに前記突起１ａ部を嵌入
することによりリフレクタ１とレンズ２との合着部に嵌
着することができる。

つぎに、嵌着した弾性片５が前記ステー３とリム４との
間に嵌入するようにしてランプユニットをリム４に挿入
すると、弾性片５はステー３及びリム４に圧接すると共
にステー３の張出片３ａが前記切欠き５ｂに嵌入するこ
とによって受止され、これによりランプユニツＩ・の上
位部分をリム４に組付けることができる。

この場合、ランプユニットの下位部分は図示を省略した
が第１図の従来例と全く同様に取付けられ、ランプユニ
ットの光軸調整ができるようになつている。

光軸調整の際に、ランプユニツ１への上位部分は若干前
後方向に動かされるが、前記弾性片５の弾性作用によっ
て円滑になされ、しかも弾性片５はステー３により受止
されているので妄りに外れることはない。

一方、第４図に示すのは、この考案の他の実施例であり
、弾性片５′を介して組付ける構造は前記の実施例と同
じであるが、前記突起１ａの代りに突出片１’ａをリフ
レクタ１′に取付けたことが前記の実施例の場合と異な
っている。

作用・効果の点においては、前記実施例の場合と同様で
ある。

以上のようにこの考案はランプユニットの下位部が光軸
調整できる方式で取付けられる場合において、ランプユ
ニットの上位部に弾性片を嵌着し、この弾性片がリムの
内側に固定されたステーに圧接受止されるようにして挿
入保持した構造であるから、従来のサポータスプリング
に比して組付作業がきわめて容易であり、また作業時の
径孔を未然に防止できる等のすぐれた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の組付構造を示す概略断面図、第２図はこ
の考案の実施例を示す組付前の要部の斜視図、第３図は
組付けた状態での要部の断面図、第４図はこの考案の他
の実施例を示す要部の断面図である。 １・・・・・・リフレクタ、１ａ・・・・・・突起、２
・・・・・・レンズ、３・・・・・・ステー、３ａ・・
・・・・張出片、４・・・・・・リム、５・・・・・・
弾性片、５ａ・・・・・・溝、５ｂ・・・・・・切欠き
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ランプユニットにおけるリフレクタとレンズとの合着部
   の一部に弾性片を嵌着し、この弾性片がツムの内側に取
   付けられたステーに圧接受止されるようにしてランプユ
   ニットをリムに挿入保持したことを特徴とするランプユ
   ニットとリムとの組付構造。