JP3070403B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JP3070403B2 JP3070403B2 JP6210700A JP21070094A JP3070403B2 JP 3070403 B2 JP3070403 B2 JP 3070403B2 JP 6210700 A JP6210700 A JP 6210700A JP 21070094 A JP21070094 A JP 21070094A JP 3070403 B2 JP3070403 B2 JP 3070403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- side wall
- inner lens
- leg
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用信号灯等に使
用されるアウタレンズとインナレンズとを備えた車両用
灯具に関するものである。
用されるアウタレンズとインナレンズとを備えた車両用
灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具にあっては、例えば
図2に示す如く、ハウジングaの開口部周縁に溝部eを
設けて、その溝部eに接着剤iを介してインナレンズb
の接合脚gを接着し、さらに、その外周の溝部fに接着
剤iを介してアウタレンズcの接合脚hを接着して形成
された灯室内に光源バルブdが配設されている。尚、符
号jはインナレンズbを接着した際、インナレンズbが
上方に浮き上るのを防止するためにアウタレンズcの内
面に設けられた押えリブである。
図2に示す如く、ハウジングaの開口部周縁に溝部eを
設けて、その溝部eに接着剤iを介してインナレンズb
の接合脚gを接着し、さらに、その外周の溝部fに接着
剤iを介してアウタレンズcの接合脚hを接着して形成
された灯室内に光源バルブdが配設されている。尚、符
号jはインナレンズbを接着した際、インナレンズbが
上方に浮き上るのを防止するためにアウタレンズcの内
面に設けられた押えリブである。
【0003】しかしながら、かかる従来の車両用灯具に
あっては、インナレンズbとアウタレンズcとはそれぞ
れの接合脚g,hをハウジングaの溝部e,fに接着剤
iを介して2重接着タイプなので灯室が大きく構成する
ことが出来ないので発光面が小さくなり視認性が悪いな
どの問題があるばかりか、特にインナレンズbが接着固
定する際に接合脚gが溝部eから浮き上りを防止するた
めにアウタレンズcの内面に押えリブjを設ける必要が
生じ、その押えリブjが配光上好ましくなく、見栄えが
悪いなどの問題点が生じている。
あっては、インナレンズbとアウタレンズcとはそれぞ
れの接合脚g,hをハウジングaの溝部e,fに接着剤
iを介して2重接着タイプなので灯室が大きく構成する
ことが出来ないので発光面が小さくなり視認性が悪いな
どの問題があるばかりか、特にインナレンズbが接着固
定する際に接合脚gが溝部eから浮き上りを防止するた
めにアウタレンズcの内面に押えリブjを設ける必要が
生じ、その押えリブjが配光上好ましくなく、見栄えが
悪いなどの問題点が生じている。
【0004】本発明の目的は、アウタレンズとインナレ
ンズとを備えた2重レンズ構造の灯具であって、簡単か
つ容易にインナレンズを組付けることが出来て、しかも
配光上問題にならない車両用灯具を提供することにあ
る。
ンズとを備えた2重レンズ構造の灯具であって、簡単か
つ容易にインナレンズを組付けることが出来て、しかも
配光上問題にならない車両用灯具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ハウジングの開口部用縁に固着された
アウタレンズと、その内面にインナレンズとを備えた灯
具であって、前記インナレンズは一端に突片部を、他端
に一端よりも長く形成された脚部を設けて略L字状に形
成し、前記突片部をハウジングの一方の側壁に設けた嵌
合部に嵌入すると共に、前記脚部をハウジングの他方の
側壁内面に設けた凹部に収容したことを特徴とする。
達成するために、ハウジングの開口部用縁に固着された
アウタレンズと、その内面にインナレンズとを備えた灯
具であって、前記インナレンズは一端に突片部を、他端
に一端よりも長く形成された脚部を設けて略L字状に形
成し、前記突片部をハウジングの一方の側壁に設けた嵌
合部に嵌入すると共に、前記脚部をハウジングの他方の
側壁内面に設けた凹部に収容したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、上記した構成により略L字状に形成
されたインナレンズの一端に設けた突片部をハウジング
の一方の側壁に設けた嵌合部に嵌入しこの嵌合部位を支
点として、さらに他端に設けた脚部をハウジングの他方
の側壁内面に沿わせて下方に移動すると、脚部はハウジ
ングの他方の側壁内面で撓められた後、該他方の側壁内
面に設けた凹部に収容されることとなる。この結果、イ
ンナレンズを回転させるだけでハウジングへの組付けが
完了する。あるいは、先にインナレンズの脚部側をハウ
ジングの他方の側壁内面に沿わせて下方に移動させた
後、インナレンズの突片部をハウジングの一方の側壁に
設けた嵌合部にパッチン嵌合することによっても、イン
ナレンズの組付けが完了する。この様にして組付けられ
たインナレンズは、インナレンズに上向きの力が作用す
ると、前記嵌合部位を支点として脚部側が凹部から持上
がろうとするが、嵌合部位からハウジングの他方の側壁
までの長さよりも、嵌合部位から脚部先端までの長さの
方が長いため、脚部先端がハウジングの他方の側壁に当
接したところで、インナレンズの持上がりが阻止され
る。その結果、インナレンズを簡単にハウジングに組付
けられると共に、インナレンズの持上がりも阻止するこ
とが可能となる。
されたインナレンズの一端に設けた突片部をハウジング
の一方の側壁に設けた嵌合部に嵌入しこの嵌合部位を支
点として、さらに他端に設けた脚部をハウジングの他方
の側壁内面に沿わせて下方に移動すると、脚部はハウジ
ングの他方の側壁内面で撓められた後、該他方の側壁内
面に設けた凹部に収容されることとなる。この結果、イ
ンナレンズを回転させるだけでハウジングへの組付けが
完了する。あるいは、先にインナレンズの脚部側をハウ
ジングの他方の側壁内面に沿わせて下方に移動させた
後、インナレンズの突片部をハウジングの一方の側壁に
設けた嵌合部にパッチン嵌合することによっても、イン
ナレンズの組付けが完了する。この様にして組付けられ
たインナレンズは、インナレンズに上向きの力が作用す
ると、前記嵌合部位を支点として脚部側が凹部から持上
がろうとするが、嵌合部位からハウジングの他方の側壁
までの長さよりも、嵌合部位から脚部先端までの長さの
方が長いため、脚部先端がハウジングの他方の側壁に当
接したところで、インナレンズの持上がりが阻止され
る。その結果、インナレンズを簡単にハウジングに組付
けられると共に、インナレンズの持上がりも阻止するこ
とが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具の実施例を図
1を参照して説明する。図1は、車両用灯具の断面図で
あって、1は合成樹脂製のハウジングで、このハウジン
グ1の開口部周縁に形成した溝部11にホットメルト等
の接着剤5を介してアウタレンズ3の接合脚31が接着
固定され、さらにアウタレンズ3の内面にインナレンズ
2が前記ハウジング1に取付けられて、灯室が画成され
る。この灯室内に光源バルブ4が配設されているもので
ある。
1を参照して説明する。図1は、車両用灯具の断面図で
あって、1は合成樹脂製のハウジングで、このハウジン
グ1の開口部周縁に形成した溝部11にホットメルト等
の接着剤5を介してアウタレンズ3の接合脚31が接着
固定され、さらにアウタレンズ3の内面にインナレンズ
2が前記ハウジング1に取付けられて、灯室が画成され
る。この灯室内に光源バルブ4が配設されているもので
ある。
【0008】インナレンズ2は一端に突片部21が設け
られており、他端には前記一端よりも長く形成された脚
部22が設けられて、略L字状をなして形成されている
ものである。ハウジング1は、一方の側壁12に孔を穿
設されて嵌合部14が設けられている。また、他方の側
壁13の下部内面には上方に突設した規制突部15が設
けられており、側壁13の内面と規制突部15とにより
画成されて凹部16を構成している。尚、規制突部15
は複数個が凹部16の適宜箇所に設けられているもので
ある。
られており、他端には前記一端よりも長く形成された脚
部22が設けられて、略L字状をなして形成されている
ものである。ハウジング1は、一方の側壁12に孔を穿
設されて嵌合部14が設けられている。また、他方の側
壁13の下部内面には上方に突設した規制突部15が設
けられており、側壁13の内面と規制突部15とにより
画成されて凹部16を構成している。尚、規制突部15
は複数個が凹部16の適宜箇所に設けられているもので
ある。
【0009】かくして、前記インナレンズ2の一端に設
けた突片部21はハウジング1の一方の側壁12に設け
た嵌合部14に嵌入して、この嵌合部位を支点として、
さらにインナレンズ2の他端に設けた脚部22の先端
を、ハウジング1の他方の側壁13の内面に沿わせ、こ
の脚部22を撓ませた状態で下方に移動すると規制突部
15に当って、脚部22はハウジング1の側壁13の内
面と規制突部15とにより画成された凹部16に収容さ
れて組付けが完了する。尚、この時、脚部22の撓みは
復帰している。
けた突片部21はハウジング1の一方の側壁12に設け
た嵌合部14に嵌入して、この嵌合部位を支点として、
さらにインナレンズ2の他端に設けた脚部22の先端
を、ハウジング1の他方の側壁13の内面に沿わせ、こ
の脚部22を撓ませた状態で下方に移動すると規制突部
15に当って、脚部22はハウジング1の側壁13の内
面と規制突部15とにより画成された凹部16に収容さ
れて組付けが完了する。尚、この時、脚部22の撓みは
復帰している。
【0010】上記の如く取付けられたインナレンズ2
に、例えば車両走行時の振動が作用して、インナレンズ
2に上向きの力が作用し、嵌合部位を支点としてインナ
レンズ2が持上がろうとしても、嵌合部位からハウジン
グ1の他方の側壁13までの長さよりも、嵌合部位から
脚部22の先端までの長さLの方が長いため、脚部22
の先端がハウジング1の他方の側壁13に当接する部位
(図中E点)でインナレンズ2の持上がりが阻止され
る。この時の脚部22の先端が側壁13のE点に当接す
るまで脚部22が移動する際の移動距離は可及的に少な
い方が好ましい。
に、例えば車両走行時の振動が作用して、インナレンズ
2に上向きの力が作用し、嵌合部位を支点としてインナ
レンズ2が持上がろうとしても、嵌合部位からハウジン
グ1の他方の側壁13までの長さよりも、嵌合部位から
脚部22の先端までの長さLの方が長いため、脚部22
の先端がハウジング1の他方の側壁13に当接する部位
(図中E点)でインナレンズ2の持上がりが阻止され
る。この時の脚部22の先端が側壁13のE点に当接す
るまで脚部22が移動する際の移動距離は可及的に少な
い方が好ましい。
【0011】上記したインナレンズ2の組付けに当り、
先にインナレンズ2の脚部22側をハウジング1の他方
の側壁13内面に沿わせて下方に移動させた後、インナ
レンズ2の突片部21をハウジング1の一方の側壁12
に設けた嵌合部14にパッチン嵌合することによって
も、インナレンズ2の組付けが完了する。尚、インナレ
ンズ2の持上がりが阻止される作用については、上記と
同様である。
先にインナレンズ2の脚部22側をハウジング1の他方
の側壁13内面に沿わせて下方に移動させた後、インナ
レンズ2の突片部21をハウジング1の一方の側壁12
に設けた嵌合部14にパッチン嵌合することによって
も、インナレンズ2の組付けが完了する。尚、インナレ
ンズ2の持上がりが阻止される作用については、上記と
同様である。
【0012】尚、上記実施例にあってはハウジング1の
一方の側壁12に設けた嵌合部14を孔を穿設したもの
であるが、これに限定することなく例えば、溝を設けて
も良いものである。さらには、上記の規制突部15はハ
ウジング1の内面に複数個を適宜箇所に設けたものにつ
いて説明したが、規制突部15を帯状に連続して設けて
も良いものである。この場合、凹部16に接着剤を塗布
し、脚部22を接着固定して、インナレンズ2をハウジ
ング1に強固に取付けることが出来るものである。
一方の側壁12に設けた嵌合部14を孔を穿設したもの
であるが、これに限定することなく例えば、溝を設けて
も良いものである。さらには、上記の規制突部15はハ
ウジング1の内面に複数個を適宜箇所に設けたものにつ
いて説明したが、規制突部15を帯状に連続して設けて
も良いものである。この場合、凹部16に接着剤を塗布
し、脚部22を接着固定して、インナレンズ2をハウジ
ング1に強固に取付けることが出来るものである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用灯
具は、特にインナレンズをハウジングに取付ける場合、
インナレンズはその一端に突片部を他端に一端よりも長
く形成された脚部を設けて略L字状に形成し、例えば前
記突片部をハウジングの一方の側壁に設けた嵌合部に嵌
入すると共に、この嵌合部位を支点として、さらに前記
脚部をハウジングの他方の側壁内面に沿って下方に移動
させると、インナレンズの脚部はハウジングの側壁内面
と、その内面に設けられた凹部に収容されて取付けられ
るものであるから、構成が簡単で、しかも容易に取付可
能である。さらに、アウタレンズに押えリブを設ける必
要がないから見栄えが向上すると共に、配光パターンの
均一化が図れる。
具は、特にインナレンズをハウジングに取付ける場合、
インナレンズはその一端に突片部を他端に一端よりも長
く形成された脚部を設けて略L字状に形成し、例えば前
記突片部をハウジングの一方の側壁に設けた嵌合部に嵌
入すると共に、この嵌合部位を支点として、さらに前記
脚部をハウジングの他方の側壁内面に沿って下方に移動
させると、インナレンズの脚部はハウジングの側壁内面
と、その内面に設けられた凹部に収容されて取付けられ
るものであるから、構成が簡単で、しかも容易に取付可
能である。さらに、アウタレンズに押えリブを設ける必
要がないから見栄えが向上すると共に、配光パターンの
均一化が図れる。
【図1】本発明に係る車両用灯具の断面図である。
【図2】従来の車両用灯具の断面図である。
1 ハウジング 12 一方の側壁 13 他方の側壁 14 嵌合部 16 凹部 2 インナレンズ 21 突片部 22 脚部 3 アウタレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 5/00 F21V 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの開口部周縁に固着されたア
ウタレンズと、その内面にインナレンズとを備えた灯具
であって、前記インナレンズは一端に突片部を、他端に
一端よりも長く形成された脚部を設けて略L字状に形成
し、前記突片部をハウジングの一方の側壁に設けた嵌合
部に嵌入すると共に、前記脚部をハウジングの他方の側
壁内面に設けた凹部に収容してなることを特徴とする車
両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210700A JP3070403B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210700A JP3070403B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0855504A JPH0855504A (ja) | 1996-02-27 |
JP3070403B2 true JP3070403B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=16593653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6210700A Expired - Lifetime JP3070403B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070403B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6210700A patent/JP3070403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0855504A (ja) | 1996-02-27 |
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