JPS5834142B2 - コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ - Google Patents

コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ

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JPS5834142B2
JPS5834142B2 JP50022673A JP2267375A JPS5834142B2 JP S5834142 B2 JPS5834142 B2 JP S5834142B2 JP 50022673 A JP50022673 A JP 50022673A JP 2267375 A JP2267375 A JP 2267375A JP S5834142 B2 JPS5834142 B2 JP S5834142B2
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JP
Japan
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fragrance
gel
solid
water
agent
Prior art date
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Expired
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JP50022673A
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English (en)
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JPS5198337A (en
Inventor
映子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Seiyaku KK
Original Assignee
Kobayashi Seiyaku KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、長時間にわたって均一な芳香を発散できる
固形消臭芳香剤の製造法に関するものである。
固形芳香消臭剤は、芳香剤中含丑れる芳香性物質例えば
各種の精油等の昇華または揮発による芳香で、便所、台
所その他多数の人の出入する場合の悪臭をマスキングす
る目的で広く用いられてきた。
そして固形消臭芳香剤には、大別して次の2種類がある
(1)パラジクロールペンゾールを主体とする昇華固形
体: これはパラジクロールペンゾール自身′が昇華性
、殺虫性を有し、かつ底形が容易であり、使用後残渣が
残らない等の優れた特徴を有シているが、一方パラジク
ロールベンゾール自体が強い独得の臭気を有するため任
意の香料の有する香気およびマスキング効果を低下させ
る欠点もある。
さらに、最近塩素化合物であるパラジクロールペンゾー
ルの人体に対する有害性の問題が検討され始めている。
(2)ゲル化剤を用いた固体形:香料をカラギーナン、
寒天等のゲル化剤中に分散させたものであり、香料の有
する芳香、マスキング効果はその11利用できる点で(
1)のパラジクロールペンゾールを主体としたものより
は優れている。
しかし、製造に際し、精油系香料の廖解および分散剤と
して低級−価アルコールを用いているので、その低沸点
のために、短時間で相当量のアルコールが蒸発し、これ
に伴って香料が揮散するので、使用中の初期と後期とで
は芳香の強寧に大きな差が生ずるという致命的な欠陥が
あった。
さらに、この種の固体消臭、芳香剤の製造には、必然的
に加熱処理を含むので低級−価アルコールの引火性も、
その製造に際しては大きな問題である。
(例えば特開昭49−12046)また、従来、固形消
臭剤の離水を最小限度に防ぐために各種のゲル化剤を併
用して離水を防ぐことが行なわれていたが満足のゆく結
果は得られなかった。
この発明は、上記のような欠点のない固形消臭剤、即ち
香料の有する芳香およびマスキング効果を何ら阻害する
ことなく、しかもその使用中一定の香気と消臭力を維持
できる所謂パたち″の経時変化のない固形消臭剤を提供
することを目的としている。
この発明の第2の目的は固形消臭剤に用いる増粘剤とし
てポリビニルアルコールおよびローカストピーンガムを
使用することにある。
ポリビニルアルコールを添加することにより、ゲル化剤
に対して増粘剤として作用するとともに離水の量を少な
くするという効果を有する。
離水とはゲルの保持している水の追出し現象で、ゲルの
内部相の表面積の減少に由来し、ミセル間隙間の水を除
くためにおこると考えられる。
離水というのはゲルの表面あるいはゲルと容器の間に出
る水であり、離水量が多いと、実際に製品化して使用す
る場合、その水が流れ出て衣類等をよごすことも考えら
れるのでできるだけ少ない方が望ましい。
その他、ポリビニルアルコールの添加によりゲルの色が
淡褐色から白色に近づき、着色剤を添加した時のゲルの
色が美しくなるという利点も認められた。
またローカストビーンガムはゲル化剤に強度を与える増
粘剤の1つである。
本発明はポリビニルアルコールにローカストビーンガム
を併用することによって離水の少ない、かつ、強度面で
安全性のある固形消臭剤を提供することを目的としてい
る。
本発明はゲル化剤として、カラギーナン、寒天またはそ
れらの混合物を含み、かつ、増粘剤としてローカストビ
ーフンガムおよびポリビニルアルコールを含む水性ゲル
に、精油系香料およびノニオン系および/またはアニオ
ン系界面活性剤からなる分散剤を混合し、加温下に容器
に充填することにより固形消臭剤を製造する。
この場合、製品の保形性、安全性を向上するために、上
記増粘剤以外に、各種の増粘剤、ゼリー強度増強剤、例
えば、ヒドロキシプロピルセルロース、塩化カリウム、
グアーガム、アラビアゴム等、さらには着色剤、殺菌、
防パイ剤等を併用することもできる。
この発明によれば、ゲル化剤、増粘剤、ゼリー強度増加
剤さらには着色剤、殺菌、防パイ剤等を水とともに攪拌
機中で攪拌、混合してから加温して酵解させて水性ゲル
を調製する。
−芳香料と界面活性剤とを攪拌機を用いて均等に分散さ
せ、これを予しめ調製し55〜60℃に冷却した水性ゲ
ル中に攪拌下に徐々に添加して均一な分散物を得る。
これを所定の容器に50〜55℃で充填し、冷却または
放冷、成形して製品を製造する。
そして、上記のように各種成分を配合する場合、製品の
重量当9ゲル化剤は1.4〜3.5%、増粘剤、ゼリ強
度増加剤等も加えても1.6〜5.0%の範囲が好まし
い。
一方界面活性剤としては、香料成分を効果的に分散、可
酸化するとともにゲル化剤に悪影響を及ぼさないものを
選択すべきである。
カチオン系界面活性剤は、カラギーナン、寒天中のアニ
オン成分と作用してそのゲル化能力を阻害するのでその
使用は避けねばならない。
また可及的少量で香料を充分に分散、可酸化できるもの
でなければならない。
以上を考慮すると、この発明で用いる界面活性剤として
ノニオン系界面活性剤、特にポリオキシエチレン系およ
びソルビタン脂肪酸エステルを単独筐たは複数混合して
用いるのが好筐しく、さらにはアニオン系活性剤中上記
の条件に適合するもの、例えばリン酸エステル型特にポ
リオキシエチレン高級脂肪酸エーテルリン酸エステルま
たはポリオキシエチレン高級脂肪酸エーテルリン酸塩が
用いられる。
界面活性剤および精油系香料は、それぞれ0Ω5〜5.
0%および数多ないし最高15%位1での量で使用する
界面活性剤の量が0.05φ以下では香料が充分に組成
物中に分散、可酸化せず、一方大量の界面活性剤の使用
は、得られる組成物からの香料の昇華、発散を阻害する
ので好1しくなく、しかも、使用後の残渣量を大きくす
る欠点もある。
そして、界面活性剤と精油系香料とは充分に攪拌、混合
して、引き続き水性ゲルに添加して香料を水に分散、可
酸化する。
この発明の消臭剤は、前記のような組成であるので、水
以外の成分中で香料の占める割合は極めて高いことと、
揮発性成分としてはアルコールより蒸気圧の高い水しか
用いないため、香料の急激な揮発発散は防止され1〜1
.5ケ月の使用期間中一定のパため”が保持てれる。
また、その製品は非常に離水が少なく、かつゲルの色が
白色に近く、着色剤を添加したときにゲルが美しくなる
さらに製品消臭剤中の香料および大部分を占める水が揮
発した後の残留物は極めて小容積であることもこの発明
の一つの利点である。
なおこの発明の固形消臭剤の成分に、凍結防止剤例えば
プロピレングリコールを添加すれば寒冷地においても凍
結することなく使用できる。
次にこの発明を実施例で説明する。
実施例においては、何れも下記の割合でカラギーナンま
たは寒天および増粘剤である。
ポリビニルアルコールおよびローカストビーンガムを他
の添加成分、着色剤、防腐・保存剤等とともに水に添加
し、ホモ□キサ−で充分に攪拌したのち、加温酵解して
から55〜60℃に冷却する。
一方、界面活性剤および香料を混合、攪拌した混合物を
作り、これを徐々に攪拌しながら前記水醇液に添加する
次いで、得られる生成物を50〜55℃の温度で容器に
充填し、冷却または放冷して成型品を得る。
実施例1による成形品と比較例1による成形品の物性を
比較したところ、ポリビニルアルコールの添加の有無に
よるゲルの融点、ゼリー強度等には大きな差は認められ
なかったが、離水量には著しい差が認められた。
その実測1直はその他、 ポリ ビニルアルコ ールの添加によりゲルの色が淡褐色から白色に近づき、
着色剤を添加した時のゲルの色が美しくなるという利点
も認められた。
尚離水量の測定は本発明の方法で得られた生成物を10
0 m、tのビーカーに100g充填し密閉した後、室
温で24時間放置した後、ゲルを取り出して、そのゲル
の表面及びビーカーの内面に付着している水分をろ紙に
吸収させそ°の重量を測定した(5個平均)。
この発明で得た固形芳香消臭剤の持続性を添付図面に示
す。
縦軸は組成物の残存率を、横軸は使用期間(日数)を示
す。
テストは屋内便所を使用して行い、テスト期間は8月お
よび12月から45日間行った。
この結果、この発明の消臭剤は夏季、冬期の気温の変化
にかかわらず、持続性には大きな影響はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の固形芳香消臭剤の組成物残存率と使
用期間の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゲル化剤としてカラギーナン、寒天またはそれらの
    混合物を含み、かつ増粘剤としてローカストビーンガム
    およびポリビニルアルコールを含む水性ゲルに精油系香
    料およびノニオン系および/またはアニオン系界面活性
    剤からなる分散物を混合し、加温下に容器に充填するこ
    とよりなる固形消臭剤の製造法。
JP50022673A 1975-02-24 1975-02-24 コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ Expired JPS5834142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50022673A JPS5834142B2 (ja) 1975-02-24 1975-02-24 コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ

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JP50022673A JPS5834142B2 (ja) 1975-02-24 1975-02-24 コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ

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JPS5198337A JPS5198337A (en) 1976-08-30
JPS5834142B2 true JPS5834142B2 (ja) 1983-07-25

Family

ID=12089362

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JP50022673A Expired JPS5834142B2 (ja) 1975-02-24 1975-02-24 コケイシヨウシユウザイノ セイゾウホウ

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JPS54143351U (ja) * 1978-03-30 1979-10-04
WO1998022152A1 (en) * 1996-11-20 1998-05-28 Teeteeoh Research Group Pty. Ltd. Essential oil solid compositions
JP5694000B2 (ja) * 2011-02-25 2015-04-01 住江織物株式会社 消臭組成物及びその消臭組成物を付着した消臭布帛

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