JPS6157027B2 - - Google Patents

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JPS6157027B2
JPS6157027B2 JP53040186A JP4018678A JPS6157027B2 JP S6157027 B2 JPS6157027 B2 JP S6157027B2 JP 53040186 A JP53040186 A JP 53040186A JP 4018678 A JP4018678 A JP 4018678A JP S6157027 B2 JPS6157027 B2 JP S6157027B2
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JP
Japan
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weight
carrageenan
deodorant
gel
agent
Prior art date
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Expired
Application number
JP53040186A
Other languages
English (en)
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JPS54135229A (en
Inventor
Juichiro Uda
Michio Uno
Akira Sakai
Mitsuyo Suzuki
Masako Yoshicho
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Franchise Co Ltd
Original Assignee
Duskin Franchise Co Ltd
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Publication date
Application filed by Duskin Franchise Co Ltd filed Critical Duskin Franchise Co Ltd
Priority to JP4018678A priority Critical patent/JPS54135229A/ja
Publication of JPS54135229A publication Critical patent/JPS54135229A/ja
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はゲルタイプ消臭剤に関するものであつ
て、さらに詳しくは、耐熱性を向上させるために
通常のゲル化剤に寒天を特定の割合で用いたゲル
タイプ消臭剤に関する。 近年、各種のゲルタイプ消臭剤が市販され、例
えば水ゲル、油性ゲル、アルコールゲル、プラス
チツクゲルなど家庭、レストラン、喫茶店、遊技
場、職場等において広範に多数の人の出入りする
場所で愛用されている。しかしながら、これらの
消臭剤は使用中や輸送中で比較的高温、例えば、
暖房箇所や炎天下において60℃以上になると型く
ずれして容器からはみだしたり、ゲル中の揮発成
分が凝縮し、開封と同時にこれらが滴出して家具
調度品、床、衣服などに悪影響を及ぼす等の欠点
があつた。 本発明の消臭剤は、これらの事項を改良したも
のであつて、しかも従来のゲルタイプ消臭剤の保
有する優れた諸性質を損なうことなく保有するも
のであつて、しかも既存する素材を特定条件で特
定の割合で配合することによつて容易に製造し得
るという経済的な利点をも有している。 一般にゲルタイプ消臭剤に用いるゲル化剤とし
て、カラギーナン、ローストビーンガム、ゼラチ
ン、ペクチン、デンプン類、石鹸、ポリビニルア
ルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロース
(CMC)などが知られている。特に最近では、カ
ラギーナンが他のゲル化剤よりも透明で弾力のあ
るゲルを形成しやすく溶解温度が50℃前後である
ため製造しやすいため広く用いられている。 ローストビーンガムはカラギーナンとの組合せ
で利用されることが多く、ゲル体の硬さ補強に用
いられ、離しよう水とのかね合いからメチルセル
ロース(MC)、CMCなどが併用されている。 これらのカラギーナンを主体とするゲル体は、
比較的高温、例えば60℃で融解してしまうという
熱可逆性をもつており、このことは製品にした場
合、前述した種々の不都合をもたらす。例えば、
輸送中の車内などは密閉された状態になるため、
夏場は特に温度が高くなり、日光の当たる部分に
なると60〜80℃近くまで上昇することがある。ま
た、ストーブで暖房された部屋のような局所的な
条件下でも同様の現象がおこる。そのため、高温
に十分耐えうる耐熱性ゲルが必要とされている
が、これは全く未解決の問題であつた。これらの
問題を解決するため、前記ゲル体が溶解しても大
丈夫なように容器を改良して用いられてきたが、
抜本的な対策には程遠いのが現状であつた。 前述した如く、ゲル化剤として、カラギーナン
そのものを用いたのでは効果に乏しく、しかも類
縁のゲル化剤を配合しても経済的に有効でしかも
耐熱性のあるゲルタイプ消臭剤をつくることはむ
つかしかつた。 ところが、本発明者は、以下に詳記する様に寒
天をカラギーナンに特定の配合割合で加えること
によつて耐熱性を有する所望のゲルタイプ消臭剤
を形成することを見出し、本発明を完成するに到
つた。 本発明によれば、ゲル体中に、カラギーナン或
いはカラギーナンと他のゲル化剤の組み合わせで
ある主要芳香ゲル化剤1.5乃至4.0重量%、アガロ
ースを主構成成分とする寒天を0.1乃至1.0重量
%、消臭芳香剤を1.0乃至10.0重量%、及び無機
塩0.2乃至0.5重量%を含有することを特徴とする
耐熱性に優れた消臭剤が提供される。 本明細書において、以下%及び部は特記しない
限り重量基準である。 本発明において主要ゲル化剤としては、前に例
示したものが全て使用できるが、カラギーナン或
いはカラギーナンと他のゲル化剤との組合せを用
いることが望ましい。 本発明に使用するカラギーナンは紅藻植物のツ
ノマタ属(アイリツシユ・モス)及びスギノリ
属、ミリン科キリンサイ属を水で抽出したもの
で、ガラクトース及び3,6−アンヒドロガラク
トースを主成分とする多糖類の硫酸エステルの塩
類であつて、カツパ型とイオタ型のものがゲル剤
を固めるには好適である。概してカラギーナンは
芳香剤に製品重量に対し1.0〜4.5%、好ましくは
1.5〜3.0%の量で用いられる。ゲル体消臭剤に要
求される事項としては、ゲル体の強度で硬さと弾
力性があげられ、30×16g/cm2〜60×16g/cm2
離水度7〜10であり、使用条件下において消臭並
びに芳香の効果を有し、設置場所における基盤に
変色、浸蝕などの害を及ぼさないことである。 カラギーナンとの組合せで用いられるガム類、
例えばアラビアガム、グアーガム、ロコストビー
ンガム、トラガントガムなどがあげられるが、こ
れらを主体とするゲル体は一般に弾力に乏しく、
さくい物性を示し、圧縮や落下による外的要因に
弱い傾向があるので、ガム類単体で使用するのを
避け、カラギーナンとの組合せで0.1〜0.3重量%
の割合で使用するのが好ましい。勿論これらを
0.3%以上加えても硬さは変らない。 本発明に使用する寒天はアガロース、即ち式
〔C12H14O5(OH4)〕oの単位を主構成成分とするも
のであつて、市販の天然及び化学寒天類として容
易に入手できる。これらは特にグレードを要求す
るものではないが、精製度のよい食品用又は苛性
ソーダで中和した化学寒天がよい。 カラギーナンとの組合せでは0.1〜1.0%、特に
0.3〜0.5%の配合割合が耐熱性ゲル体をつくるの
に好適な組成である。通常のゲル消臭剤は10℃付
近で融け始める。暖房した部屋や夏場の車内部で
は80℃になることがあり、耐熱性ゲルは80℃以上
が要求される。寒天の少量添加によつて融ける温
度が大幅に向上し、添加量をさらにふやすとゲル
強度が上がり、芳香消臭効果が劣るので好ましく
ない。さらに、ゲル化剤として用いられるもの
に、デキストリン、ゼラチン、CMC、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン(PVP)、PVA、アルギン酸など
0.5〜1.0%の範囲で使用出来、粘着性、離水度の
改良に用いられる。 つぎにゲル体の構成に重要なのは無機塩類であ
つて、塩化カリウム、塩化カルシウムであつて
0.2〜0.5%の範囲で使用する。少量のとき離水度
が極小で0.5%以上では大きすぎ、泣き現象を起
こすので良くない。これらの無機塩類はゲル体の
硬さを増し、離水度の調整をする役割をもつてお
り、塩化アンモニウム、食塩、リン酸水素カリウ
ム、水酸化カリウムなどでも使えるが塩化カリウ
ムが耐熱性ゲル体には効果がある。 消臭剤は香料並びに天然物より抽出された例え
ば針葉樹木よりの抽出液、クロロフイル抽出液、
酵母エキス抽出液を含むものであつて、香料は天
然植物精油、ラベンダー、レモン油など、動物性
香料、ムスク、シベツトなどと合成香料及び調合
香料であつて、芳香性のアルデヒド、エステル、
ケトン類を含み、精油としてはレモン油、ローズ
油、スペアミント油、グリーン油が用いられる。
使用量は種類によつて差異が認められるが大概
1.0〜10.0%、好ましくは3.0〜6.0%である。 しかしながら、これらの消臭剤はそのもの自体
では水又は温湯に分散することはむつかしく、乳
化剤としてノニルフエノールやソルビタンエステ
ルなどの活性剤、特に非イオン活性剤を適時組合
せて用い、ゲル体中へ消臭剤をエマルジヨン化し
て分散を助長させる。添加量は0.1〜5.0重量%用
いる。 また、希釈剤としてアルコール類例えばエター
ル、イソプロピルアルコール(IPA)などを用い
ることができ、また湿潤作用を有するエチレング
リコール(EG)、プロピレングリコール(PPG)
などのグリコール類やグリセリン、プルロニツク
型活性剤を全体の2〜10%使用することができ
る。その他、安息香酸、デヒドロ酢酸のような保
存料、染料、顔料などの着色剤などを適時配合し
て使用し得る。 一般的な製造法は先づゲル化剤と無機塩類を粉
状混合撹拌機で混合するか、又は無機塩類水溶液
をあらかじめ調整しておき、それにゲル化剤を少
量づつとかし込むかして30℃以下の条件でまた粉
状にならない様によくとかしこんでから60〜75℃
まで昇温し透明な液体と為し、これにあらかじめ
別に寒天を透明状にとかした溶液を注加したの
ち、さらに撹拌を続けておき、残量の水を加えて
温度65乃至60℃と為した後消臭組成物を加えて3
〜5分十分よく撹拌後別に用意した容器へ投入す
る。ゾル状組成物は通常40〜45℃で凝固する。投
入方式は手動式液体投入法又は自動式投入法でも
よい。これらは箱容器に収納されて製品となる。
このようにして製造された製品は自動車用消臭剤
として利用する他温暖地方や暖房の行き届いた部
屋などに好適に使用され、ゲル体収納容器の如何
にかかわらず好都合に使用できる。 以下実施例によつて具体的に説明する。 実施例 1 第1表の配合組成割合で、それぞれA及びBを
別として溶解する。Aは水にKCl、安息香酸ソー
ダをとかしこれにカラギーナンを徐々にとかした
のち60〜70℃にする。Bは沸騰水中に寒天を入れ
2〜3分加熱して融かす。この両者を混ぜ合わし
撹拌を続け65℃まで冷却したらCを添加する。C
はEGと顔料をよくまぜ合せ、さらに香料ノニル
フエノール活性剤を加えたものである。これに残
留水で洗い流し撹拌後容器に充填して成型品を得
る。別に比較としてBを加えないものと比較す
る。
【表】
【表】 離水の測定はNo.5A東洋紙製に20℃65RHにお
いて50φのゲル体を30分間置き、離水したその距
離φでゲル強度はカードメーター(飯尾電機製)
400g荷重で20℃65RHで測定した三点法による結
果平均である。溶解温度は温湯中でゲル体がとけ
出す温度であつて試験管の底部にはりついたゲル
体が逆さにして垂直にしたとき加温上昇と共に下
降をたどるときの温度を測定し、とけておち出し
たときを溶解温度として示した。 いずれにおいても寒天を入れた場合は耐熱効果
のあることがわかる。 実施例 2 実施例1と同様に各種原料配合割合をかえたも
のについて試験した結果は第2表の通りであつ
た。この試験結果より耐熱性良好なゲル消臭組成
物は ゲル化剤 1.5〜4.5重量部 寒 天 0.1〜1.0 〃 消臭芳香組成物 1.0〜10.0 〃 無機塩 0.2〜0.5 〃 希釈剤 2〜10 〃 活性剤 0.1〜5重量部 防カビ剤着色剤 微 量 残 量 水 が条件を満す範囲であることがわかる。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゲル体中に、カラギーナン或いはカラギーナ
    ンと他のゲル化剤の組み合わせである主要芳香ゲ
    ル化剤1.5乃至4.0重量%、アガロースを主構成成
    分とする寒天を0.1乃至1.0重量%、消臭芳香剤を
    1.0乃至10.0重量%、及び無機塩0.2乃至0.5重量%
    を含有することを特徴とする耐熱性に優れた消臭
    剤。 2 無機塩が塩化カリウムである特許請求の範囲
    第1項の消臭剤。 3 前記ゲル体は非イオン活性剤を0.1乃至5.0重
    量%の量で含有する特許請求の範囲第1項の消臭
    剤。 4 前記ゲル体は少量の抗カビ剤及び着色料を含
    有する特許請求の範囲第1項の消臭剤。 5 カラギーナン或いはカラギーナンと他のゲル
    化剤の組み合わせである主要芳香ゲル化剤1.5乃
    至4.0重量%、 アガロースを主構成成分とする寒天0.1乃至1.0
    重量%、 消臭芳香剤1.0乃至10.0重量%、 無機塩0.2乃至0.5重量%、 をゲル体中に含有して成る消臭剤の製造法におい
    て、 主要芳香ゲル化剤の無機塩水溶液と寒天の水溶
    液を混合し、この混合溶液に消臭芳香剤を60乃至
    65℃の温度において添加混合し、次いでこの組成
    物を容器に充填することから成ることを特徴とす
    る製造法。
JP4018678A 1978-04-07 1978-04-07 High temperature stable deodorant and production thereof Granted JPS54135229A (en)

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JPS54135229A JPS54135229A (en) 1979-10-20
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