JPS5833952Y2 - 回転調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は支持台の上面に回転自在に支持した調理板の上
面で煮焼きが行える回転調理器に関する。

従来、例えば各種焼き物をしたりするのに用いる調理器
としては板状の鉄板をテフロン加工等を施すことにより
形成した調理板をその下面に装着したシーズヒータ等で
加熱することにより前記調理板にて調理を行うものであ
った。

しかし、この従来品は調理板がその支持台に固定的なも
のである為、自己の欲する調理物を取るにも不便があっ
た。

本考案は上述の如き点に鑑みてなされたもので調理板が
支持台の上面で回転自在となることにより食者の好みに
応じた調理物を手軽に取ることができ又調理板の温度調
節が可能で適正な調理が行える回転調理器を提供するに
ある。

以下、本考案の一実施例を第１図に従って説明する。

１は数個の獅子２をその底板３に固定して支持される支
持台、４は支持台１の上面に回転自在に支持される調理
板、５は調理板４の中央に突設した突子で、この突子５
は支持台１の底板３に螺子６等を用いた適宜固定手段に
て固定し、しかも支持台１の上板７から貫出する受部材
８の収納凹部９内に回動可能に遊挿されている。

１０は調理板４の下面に同心的に固定した略環状のシー
ズヒータで、このシーズヒータ１０の両端部の露出した
導体部１０ ａ 、１０ ｂには集電ブラシｌｌａ、ｌ
ｌｂが固定されている。

１２は環状の接点収納孔１２ ａ 、１２ ｂを同心的
に凹設した絶縁性の接点セット台で、この接点セット台
１２は前記支持台１の上板７に螺子１３を用いて螺子止
めされている。

１４ ａ 、１４ ｂは前記接点収納孔１２ ａ 、１
２ ｂ内に固定した給電リングで、この給電リング１４
ａ 、１４ ｂの上面には前記集電ブラシ１２ ａ
、１２ ｂが摺動接触している。

１５は調理板４の下面の外周傍に獅子１６を介して螺子
１７にて固定した胴カバーで゛ある。

１８は胴カバー１５の下面に形成した環状のガイド凹部
である。

１９は前記上板７に同心的に装着した回転子で、この各
回転子１９に前記環状のガイド凹部１８内に挿入されて
胴カバー１５を回転可能に支承している。

２０は支持台１の内部に設けてバイメタル等を内蔵した
インフニットスイッチで、このインフニットスイッチ２
０は前記シーズヒータ１０のオン・オフの切換を行うと
ともにシーズヒータ１０の温度調節を行うためのもので
ある。

２１はインフニットスイッチ２０の操作つまみである。

本考案の一実施例は上述の如き構成からなるものである
から、調理板４の下面に固定したシーズヒータ１０の導
体部１０ ａ 、１０ ｂに固定している集電ブラシ１
１ ａ、１１ ｂを接点セット台１２の接点収納孔１２
ａ、１２ｂ内に収納した給電リング１４ａ。

１４ｂに摺動接触しているためインフニットスイッチ２
０をオンとしてシーズヒータ１０を介して調理板４を加
熱することにより調理を行う。

そして、支持台１の収納凹部９内に遊挿した突子５を中
心に調理板４は回転する。

この際、調理板４の下面に固定した胴カバー１５のガイ
ド凹部１８内に挿入して支持台１に固定した数個の回転
子１９が調理板４を支承しているため調理板４の回転は
横揺れなく円滑に行える。

調理中に調理板４を加熱するためのシーズヒータ１０の
加熱温度が高かくなると、インフニットスイッチ２０内
のバイメタル及び発熱体等の温度調節機構が作動するこ
とによりシーズヒータ１０の加熱が断たれ、この結果、
シーズヒータ１０の過剰の加熱が防止され、そして一定
間隔後インフニットスイッチ２０のバイメタルか゛旧位
に自己復起することによりシーズヒータ１０に通電され
、調理板４が再び加熱される。

之により調理板４の加熱温度が調節される。

又調理が終了した場合にインフニットスイッチ２０をオ
フにすればシーズヒータ１０の加熱はオフとなる。

第２図に示すものは本考案の他の実施例であり、本実施
例においては調理板４を回転自在に支持する手段として
調理板４の中心下面に支持筒４ａを固着し、この支持筒
４ａ内にシーズヒータ１０にて加熱される調理板４の温
度を調節するための支持台７内に固定されているサーモ
スタット２０Ａの感熱棒２０ ａを挿入することにより
調理板４を支持台１に回転自在に支持している。

そして、支持台１に装着した温度調節化み２１を操作す
ることにより前記シーズヒータ１０のオン・オフの切換
を行うとともに感熱棒２０ ａにより調理板４の温度を
直接感知し、サーモスタツ）２０Ａを介して調理板４の
温度調節を行うほかは前記実施例と同様の構成であり、
しかも支持台１の上面を調理板４を回転自在にすること
により食者の好みにあった調理物を手軽に取ることがで
きる。

尚、図中の同一部分は前記実施例と同一符号で示す。

上述の様に本考案は調理板が支持台の上面で回転自在と
なることにより食者の好みに応じた調理物を手軽に取る
ことができ又加熱板を加熱するための温度調節が可能で
適正な調理が行えるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す縦断側面図、第２図は
同じく本考案の他の実施例を示す縦断側面図である。 １・・・・・・支持台、４・・・・・・調理板、１０・
・・・・・シーズヒータ、２０・・・・・・インフニッ
トスイッチ、２０Ａ・・・・・・サーモスタット、２０
ａ・・・・・・サーモスタット感熱棒。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）シーズヒータを下面に装着した調理板の中央部を
   支持台の上面に互に支承部材を介して支持すると共に支
   持台の上面に設けた回転子を調理板の下面外周部に装着
   した胴カバーの下面に形成した環状ガイド凹部に挿入し
   て調理板を支持台上面に回転自在に支持し、上記シーズ
   ヒータの両端部に設けた集電ブラシが摺動する給電リン
   グを支持台上面に設け、上記給電リングと電源とを支持
   台内に固定したサーモスタットを介して接続したことを
   特徴とする回転調理器。
2. （２）上記支承部材が、調理板の下面中央部に突設した
   突子と、支持台内に固定されて支持台上面を貫出し、先
   端に上記突子を遊挿する収納凹部を形成した受部材とか
   ら成る実用新案登録請求の範囲第（１）項に記載の回転
   調理器。
3. （３）上記支承部材が、調理板の下面中央部に突設した
   支持筒と、支持台内に固定されて支持台上面を貫出し、
   上記支持筒内に遊挿するサーモスタットの感熱棒とから
   成る実用新案登録請求の範囲第（１）項に記載の回転調
   理器。